Administrator Guide

Storage Manager を使用した仮想ボリュームの
管理
VVol は、VMware のストレージ管理 / 統合フレームワークであり、接続されたストレージのために、より効率的な運用モデルを提供
するように設計されています。このフレームワークは、仮想マシン（VM）を構成するファイルをカプセル化し、オブジェクトとし
てアレイにネイティブで格納します。
VVols アーキテクチャでは、基礎となっているストレージにより、詳細なストレージ機能をアドバタイズできます。また vSphere ス
トレージのポリシー ベースの管理のために、利用可能なストレージ機能を定義したストレージ コンテナを作成できます。
トピック：
• Storage Manager での VVol の設定
• VMware 仮想ボリュームの概念
• Storage Manager での VVols 動作のセットアップ
• VASA プロバイダ
• ストレージコンテナの管理
• VVol データストアの作成
• データストアの作成と VMware ESX Server へのマッピング
• VVol およびデータストア情報の表示
• プロトコルエンドポイントの監視
Storage Manager での VVol の設定
Storage Manager を使用するストレージ環境で VVol を実行するには、VMware vSphere 6 以降が必要です。
Storage Manager で VVol を設定するための要件および推奨事項
次の要件および推奨事項は Storage Manager を設定して VVol を使用する場合に適用されます。
● Storage Manager は、高可用性（HA）を有効にした場合、クラスタ化されたハイパーバイザー上にインストールする必要があり
ます。
● フォールトトレランスが推奨されます。
● Storage Manager は、管理対象 Storage Center 上にある VVol データストアに展開または移動することはできません。Storage
Manager は従来の SAN ボリューム上にインストールし、そこに残っている必要があります
● Storage Manager は、別の管理クラスタにインストールする必要があります。
● VVol は、iSCSI および Fibre Channel のインタフェースでのみサポートされます。FCoE とフロントエンド SAS は VVol ではサポ
ートされていません。
● ネットワーク カードは、セカンダリー LUNID 機能をサポートしている必要があります。詳細については、http://
www.vmware.com/resources/compatibility/search.php の『VMware Compatibility Guide』でセカンダリー LUNID を搭載した I/O デ
バイスを検索してください。
VVol データの保護
総合 VVols ソリューションの重要コンポーネントは、VM メタデータです。VMware の ESXi は、制御プレーン動作中（電源オン、電
源オフ、スナップショットなど）にこのメタデータを VVol ごとに読み取りならびに書き込みします。
Data Collector は、VASA プロバイダによって書き込まれた VVols メタデータをデータベースに格納します。
Data Collector の導入中（インストール時または移行時）および VASA プロバイダーの登録時には、生産ユーザーは外部データベース
を使用する必要があります。
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