Administrator Guide

フェールオーバー動作
レガシーモード、ALUA ポートモード、および仮想ポートモードでは、フォールトトレランスを実現するために異なるメカニズムを使用しているため、不具合の
状況における動作が異なります。
11. フロントエンド I/O ポートのフェールオーバー動作
シナリオ 仮想ポートモード レガシーモード ALUA ポートモード
通常の動作状況 すべてのポートがアクティブで、I/O
渡している。
プライマリポートが I/O を渡してい
る。
予約ポートは、コントローラに障
害が発生するまでスタンバイモー
ドのままとなる。
アクティブ / 最適化されたポート
は、
I/O を渡します。
スタンバイポートは、コントローラま
たはポートに障害が発生するまで
スタンバイモードのままとなる。
デュアルコントローラの コントロ
ーラ Storage Center に障
害が発生
障害の発生したコントローラの仮想ポ
ートが、正常なコントローラ上の物理
ポートに移動する。
障害の発生したコントローラのプライマ
リポートが、正常なコントローラ上の予
約ポートにフェールオーバーする。
障害が発生したコントローラのアクティ
/ 最適化ポートは、機能しているコ
ントローラ
のスタンバイポートにフェール
オーバーする。
単一ポートに障害が発生
ングルまたはデュアルコントロー
ラの Storage Center
個々のポートが同じフォールトドメイン
内の同じコントローラ上の別のポート
にフェールオーバーする。
メモ: ポートレベルのフェール
オーバーをサポートするには、
FC または iSCSI などの同じ
転送メディアを使用して、コン
トローラが同じフォールトドメ
イン内に
2 つ以上のポートを
持つ必要があります。
コントローラの不具合がなかったため、
ポートはフェールオーバーしない。2
目のパスが使用可能であれば、サー
バー上の MPIO ソフトウェアがフォール
トトレランスを提供する。
ポートは正常に機能しているコントロ
ーラのスタンバイポートにフェールオーバ
ーする。
フロントエンド I/O ポートのハードウェアの管理
フロントエンド FC および iSCSI ポートの名前を変更し、しきい値の定義を使用して監視することができます。iSCSI ポートはネットワーク設定を割り当
て、ネットワーク接続をテストすることができます。
メモ
: ユーザーインタフェースの参照情報については、ヘルプ をクリックしてください。
フロントエンド I/O ポートの名前変更
物理または仮想 I/O ポートの表示名を識別しやすい名前に設定します。
1 Data Collector に接続している場合、左のナビゲーションペインのドロップダウンリストから Storage Center を選択します。
2 システム メニューから ポート を選択します。
ポート ビューが表示されます。
3 フロントエンドポート タブをクリックします。
4 I/O ポートを選択し、 編集 をクリックします。
ポートの編集 ダイアログボックスが開きます。
5 名前 フィールドに、I/O ポートの説明的な名前を入力します。
6 OK をクリックします。
ポートの編集 ダイアログボックスが閉じます。
Storage Center のメンテナンス
143