Administrator Guide

故障したディスクの交換
故障したディスクの交換 ウィザードは、ディスクを識別し、そのディスクを交換するための手順を提供します。
前提条件
ディスクは停止状態である必要があります。
手順
1 Data Collector に接続している場合、左のナビゲーションペインのドロップダウンリストから Storage Center を選択します。
2 システム メニューから ハードウェア を選択します。
ハードウェア ビューが表示されます。
3 システム タブをクリックします。
4 システム タブのナビゲーションペインで、Storage Center を展開し、ディスク を選択します
ディスク ビューが表示されます。
5 ディスクの表で障害ディスクを選択し、ディスクの交換 をクリックします。
ディスクの交換 ウィザードが開きます。
6 障害ディスクを指定して、次へ をクリックします。
7 指示に従って、障害ディスクをエンクロージャから物理的に取り外します。次へ をクリックします。
8 すべての指示に従って、新しいディスクをエンクロージャに挿入します。次へ をクリックします。
Storage Center によって、交換用ディスクの認識が試行されます。
9 ディスクの交換が正常に完了した場合、Storage Center によって確認されます。また、新しいディスクに関する情報も表示されます。
10 終了 をクリックしてウィザードを終了します。
Secure Data の管理
Secure Data は、自己暗号化ドライブSED用のキー管理を使用した保存データの暗号化を可能にします。Secure Data を使用するには、自己暗
号化ドライブ機能のライセンスが必要です。
Secure Data の動作
Secure Data を使用して SED を管理するには、外部キー管理サーバが必要です。キー管理サーバが設定されていないか、利用できない場合、
Storage Center SED を管理できますが、キー管理サーバが使用可能になり、設定されるまで SED はセキュリティ保護されず、この時点で保護され
ます。
メモ
: SED の取り外す前と SED を管理する後で、キー管理サーバのバックアップを作成します。
Storage Center の各 FIPS ディスクには、内部のメディア暗号化キーMEKが設定されています。このキーはディスクに常駐し、ディスクに書き込まれ
たデータの暗号化と、ディスクから読み取られるデータの復号化を提供します。キーが破壊されると、ディスク上のデータがただちに永続的に読み取り不可
になる場合があり、このプロセスを crypto erase と呼びます。Secure Data フォルダに対して SED を追加したり、解放したりすると、MEK が破壊され、新
しいキーが生成されます。新しいキーを作成すると以前のデータはすべて失われますが、ディスクの再使用が可能になります。
警告
: FIPS SED を管理し、Secure Data フォルダに割り当てると、ディスク上の暗号化キーが破壊され、ディスク上の以前のデータが読み取
り不能になります。
MEK と混同しないよう、Storage Center では、保存データの暗号化を提供するために独立した一連のキーを管理します。これらのキーは認証局の資
格情報と呼ばれます。これらのキーの目的は、任意の数のドライブを盗難から保護することです。Secure Data フォルダのセキュアドライブがシステムから
取り外され、電源が切れると、ドライブがロックされカスタマデータは読み取り不能になります。
警告
: Storage Center は、キーがドライブまたはキー管理サーバから削除された場合は、SED としての以前の管理対象ドライブを管理でき
ません。
166
Storage Center のメンテナンス