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ディスクの管理
Storage Center は、物理的なディスクと仮想ディスクプール内のデータ移動の両方を管理します。ディスクは物理的、論理的、および仮想的に整理さ
れます。
物理的 エンクロージャ フォルダに表示されているとおり、ディスクはそれが配置されているエンクロージャごとに分類されます。
論理的 ディスクはディスクフォルダでクラス別に分類されます。Storage Center のエンクロージャには、任意の組み合わせのディスククラスを含めるこ
とができます。
仮想的 すべてのディスク容量が各ティアに割り当てられます。最も高速なディスクはティア 1 に、パフォーマンスが低い低速ドライブはティア 3 に配置
されます。頻繁にアクセスされるデータはティア 1 に残り、過去 12 回のプログレッションサイクルでアクセスされなかったデータはティア 2、その後ティア 3
へと段階的に移行されます。アクティビティが 3 日間続行した後に、データは高いティアに昇格されます。ストレージタイプを選択すると、ディスクティア
が表示されます。
SC7020SC5020、および SCv3000 では、Storage Center 自動ドライブ配置 機能を使用して、自動的にドライブを管理します。ストレージシステ
ムを設定する際、
Storage Center は、ディスクの機能に基づいてディスクをフォルダに整理します。FIPS 準拠の自己暗号化ドライブSEDは、他のデ
ィスクとは別に個別のフォルダで管理されます。Storage Center によって新しいディスクが検出されると、そのディスクは適切なフォルダで管理されます。
Storage Center バージョン 7.3 以降では、Storage Center のストレージ 設定を使い、すべての Storage Center の自動ドライブ配置 機能をオンまたは
オフに設定できますSCv2000 シリーズ以外。詳細については、以下の SCv2000 シリーズ ディスク管理を参照してください。
SCv2000 シリーズコントローラでのディスク管理
SCv2000 シリーズコントローラを使用する Storage Center はディスクを自動的に管理し、ディスク管理オプションが制限されます。ディスクの追加後、
Storage Center が新しいディスクを認識し、必要に応じて新しいディスクフォルダを作成してから、そのディスクフォルダ内のディスクを管理します。ディスク
がテスト目的で意図的にダウン状態にされた後で削除された場合は、そのディスクを復元し、再びディスクフォルダで管理することができます。
次のディスク管理オプションは、SCv2000 シリーズコントローラでは使用できません。
ディスクフォルダの作成
ディスクのディスクフォルダへの追加
ディスクスペアの管理
ディスクフォルダ
ディスクフォルダには、管理対象ドライブとスペアディスク容量の両方が格納されます。管理対象ドライブはデータストレージに使用されます。スペアディスク
容量は、ドライブが故障した場合に自動的にドライブを交換するための予備として保持されます。デフォルトでは、すべてのドライブの親ディスクフォルダは
割り当て済み ディスクフォルダです。下位フォルダでは、ドライブがクラス別に分類されます。
ディスククラス
ディスクはパフォーマンス特性に基づいて分類されます。各クラスは、割り当て済み ディスクフォルダ内の別個のフォルダに表示されます。
ハードディスクドライブHDD HDD の場合、ディスクの分類はスピンドル速度を示し、次の 3 つのディスクタイプのいずれかになります。
7KRPM
10KRPM
15KRPM
ソリッドステートドライブSSD SSD は読み取りまたは書き込みの最適化によって区別されます。
書き込み多用向けSLC SSD
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Storage Center の概要