Administrator Guide

Data Progression およびスナップショット
Storage Center では、スナップショットの移動に Data Progression も使用します。スケジュール通り、または手動によってスナップショットが作成されると、
データが凍結し、
スナップショットを保持するようにストレージプロファイルで指定されたティアに移動されます。
スナップショットは、Storage Center プロファイルに準じてスケジュールされたイベントとして、スナップショットを手動で作成することによって、または Storage
Center がフラッシュ最適化ストレージタイプのティア 1 からデータを移動させるためにオンデマンドで行われる場合があります。
低容量モード
Storage Center は、空き容量が著しく低下すると節約モードに入り、空き容量が不足してシステムがディスクに書き込めなくなる場合は、緊急モードに
入ります。
節電モードに入る前に、Storage Center はディスク容量が不足していることを示すアラートを表示します。アラートには、システムが動作を停止するまで
に残されている合計容量が 10 % から示されます。アラートは、残りの容量が 1 % 減少するごとにアップデートされます。
節約モード
Storage Center は、空き容量が著しく低下すると節約モードに入ります。緊急モードに入るのを防ぐためには迅速なアクションが必要です。
メモ
: 節約モードのしきい値が緊急モードの値に近くなっているため、これをツールとして使用してストレージを管理したり、Storage Center にデ
ィスクを追加することを計画したりすることはできません。
節約モードでは、Unisphere は次のアクションで対応します。
節約モードのアラートを生成します。
新しいボリュームの作成を禁止します。
通常より速いレートでスナップショットの有効期限が切れますStorage Center バージョン 7.2 以前
緊急モード
Storage Center は、空き容量が不足してシステムが動作できなくなると緊急モードに入ります。
緊急モードでは、Storage Center は次のアクションで対応します。
緊急モードのアラートを生成します。
通常よりも早くスナップショットを期限切れにします。
新しいボリュームの作成を禁止します。
ボリュームがアクセス不能、または読み取り専用になります。
再起動またはシャットダウン操作を防止します。
注意
: 緊急モードでは、ストレージコントローラの電源をオフにしないでください。緊急モードからの回復については、テクニカルサポートにお問い
合わせください。
注意: 緊急モードではすべてのサーバ I/O が防止されるので、緊急モードはサービスに影響します。管理者は、Storage Center 上の空き容
量を継続的に監視し、必要に応じて容量を追加または解放することで、緊急モードのしきい値に達しないよう特に気を付ける必要があります。
節約モードまたは緊急モードのトラブルシューティング
節約モードまたは緊急モードを解消するには、消費されるディスク容量を再利用します。
このタスクについて
各手順を実行し、数分待ってから使用可能なディスク容量を確認します。
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Storage Center の概要