Administrator Guide

予想されるデータ削減の動作のシナリオ
両方のストレージコンテナのデータ削減オプションと VMware ストレージプロファイルの両方で指定した設定が、VM および VVol 作成の結果を左右しま
す。ストレージコンテナのデータ削減設定が VM ストレージプロファイル内の設定と競合する場合は、VM と仮想ボリュームの作成に失敗する可能性があ
ります。
次の表は、圧縮 オプションを使用した新しい VM の作成で予想される動作を示しています。
5. 圧縮を使用した新しい VM の作成で予想される動作
VM ストレージポリシー = 指定なし VM ストレージポリシー = 圧縮が
有効
VM ストレージポリシー = 圧縮が
無効
ストレージコンテナの圧縮が有効 ストレージコンテナからのデフォルトの
データ削減プロファイル値を使用し
て作成されたボリューム
圧縮 データ削減プロファイルを使用
して作成されたボリューム
データ削減プロファイルで作成された
ボリュームを なし に設定
ストレージコンテナの圧縮が無効 ストレージコンテナからのデフォルトの
データ削減プロファイル値を使用し
て作成されたボリューム
ユーザーが、サポートされていない機
能を設定しようとしているため、VM
の作成に失敗
データ削減プロファイルで作成された
ボリュームを なし に設定
次の表は、重複排除 オプションを使用した新しい VM の作成で予想される動作を示しています。
6. 重複排除を使用した新しい VM の作成で予想される動作
VM ストレージポリシー = 指定なし VM ストレージポリシー = 重複排
除が有効
VM ストレージポリシー = 重複排
除が無効
ストレージコンテナの重複排除が有
ストレージコンテナからのデフォルトの
データ削減プロファイル値を使用し
て作成されたボリューム
重複排除と圧縮 データ削減プロフ
ァイルを使用して作成されたボリュー
データ削減プロファイルで作成された
ボリュームを なし に設定
ストレージコンテナの重複排除が無
ストレージコンテナからのデフォルトの
データ削減プロファイル値を使用し
て作成されたボリューム
ユーザーが、サポートされていない機
能を設定しようとしているため、VM
の作成に失敗
データ削減プロファイルで作成された
ボリュームを なし に設定
次の表は、vCenter ユーザーが、関連付けられている VM ポリシーを変更するときに、既存の VM に予期される動作を示しています。この表は、圧縮と
重複排除の両方がストレージコンテナで有効になっていることを前提としています。
7. 既存の VM での VM ストレージポリシーアップデートで予想される動作
古い VM ストレージポリシ
新しい VM ストレージポリ
シー
予想される動作
圧縮が有効 圧縮が無効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 圧縮 から なし に変わります。デー
タは次のデータ移動サイクルで圧縮解除されます。
圧縮が無効 / なしを指定 圧縮が有効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが なし から 圧縮 に変わります。デー
タは次のデータ移動サイクルで圧縮されます。
重複排除が無効 重複排除が有効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 重複除外と圧縮 に変わります。デ
ータは次のデータ移動サイクルで圧縮解除されます。
重複排除が有効 重複排除が無効 関連付けられている VVol のデータ削減プロファイルが 重複除外と圧縮 から なし に変
わります。データは次のデータ移動サイクルで元に戻されます。
Storage Center の管理
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