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圧縮
圧縮を実行すると、データをエンコーディングすることで、ボリュームが使用する容量を削減します。圧縮は、Data Compression とともに毎日実行されま
す。Storage Center で使用できます。圧縮が実行される時間を変更するには、Data Progression を再スケジュールします。圧縮はオンデマンドの Data
Progression とともには実行されません。
圧縮データは、読み取られるときに、読み取りが完了するまで一時的にメモリ内で解凍されます。圧縮が無効の場合、ページは次の圧縮サイクル中に
永続的に解凍され、時間とリソースを節約するために元の圧縮ページは削除されます。ボリュームが削除されるか、スナップショットが統合された場合も、
関連する圧縮データが削除されます。
データの削除によって圧縮ページにギャップが生じる場合があり、このギャップは新規の圧縮データで埋めることができます。また、ギャップを削除し、容量を
より効率的に使用するよう、Data Progression 時に圧縮ページの最適化が行われます。
圧縮節約量は、すべての圧縮ページから節約された合計容量と使用中の圧縮可能な合計容量の比較によって決定します。たとえば、圧縮によって使
用中の圧縮可能な容量 10 GB のボリュームのうち 1 GB が節約された場合、節約量は 10 パーセントになります。
ボリュームへのデータ圧縮の適用
ボリュームのディスク容量の使用量を削減するために、データ圧縮をボリュームに適用します。
1 Data Collector に接続している場合、左のナビゲーションペインのドロップダウンリストから Storage Center を選択します。
2 ストレージ メニューから ボリューム を選択します。
ボリューム ビューが表示されます。
3 ボリューム ビューで、変更するボリュームを選択します。
4 編集をクリックします。
ボリュームの編集 ダイアログボックスが開きます。
5 データ削減 を展開します。
6 データ削減プロファイル ドロップダウンリストから、圧縮 を選択します。
7 OK をクリックします。
関連するリンク
ボリュームの作成
ボリュームの変更
重複排除
重複排除では、重複するページを特定して削除することにより、ボリュームが使用する容量を削減します。重複排除には SSD ドライブが必要です。
ボリュームへの圧縮と重複排除の適用
重複排除と圧縮を適用すると、ボリュームのサイズが減少します。重複排除と圧縮は、毎日の Data Progression 中に実行されます。
前提条件
Storage Center の設定の編集 ダイアログボックス内にある 環境設定 タブで、データ削減選択を許可する が有効になっている必要があります。
このタスクについて
メモ
: データ削減によって節約される容量は、データ削減後のディスク内のデータによって使用される容量の合計と比較し、ボリュームでのデー
タ削減の対象となるデータの量によって決まります。
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Storage Center の管理