Administrator Guide

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容量リカバリのためのガイドライン
最良の結果を得るためには、次のガイドラインに従って容量リカバリを実行してください。
1 回業務時間外に容量リカバリが実行されるようにスケジュールします。
容量リカバリを任意のボリュームで即時実行する代わりに、1 週間に 1 回実行するようにスケジューリングすると、復元される容量を最大化で
きます。これよりも高い頻度で実行する場合は、容量リカバリの前に
Storage Center Data Progression 実行し、未使用領域を復元
する必要があります。
容量リカバリを実行しているボリュームのストレージの傾向を表示すると、結果の経過を確認できます。
容量リカバリを定期的に実行することで、復元される容量が段階的に増加していきます。容量リカバリの進捗結果を確認するには、容量リカ
バリを実行しているボリュームのストレージの傾向を表示します。
一般的な容量リカバリの要件
次の表に、Windows サーバで容量リカバリを行う場合の要件を示します。
コンポーネント 要件
オペレーティングシステム 次のいずれかのオペレーティングシステム最新のサービスパックが必
Windows Server 2008 R2フルまたはコアインストール
Windows Storage Server 2008 R2
Windows Server 2012フルまたはコアインストール
Windows Server 2012 R2フルまたはコアインストール
Windows Server 2016フルまたはコアインストール
ソフトウェア
Storage Manager Server Agent
ディスクとボリューム
ベーシックディスクとして初期化したディスクMBR または GPT
みがサポート対象となります。ダイナミックディスクはサポートされませ
ん。
NTFS ファイルシステムのみがサポート対象となります。
クラスタ共有ボリュームや、Windows ミラーリングユーティリティでス
トライピングやミラーリングを実施しているボリュームはサポート対象
外です。
メモ: Live Volumes はサポートされていません。
関連リンク
Server Agent の要件
仮想環境での容量リカバリの要件
次の表では、容量リカバリを実行できる仮想環境を示します。
環境 Windows 仮想マシンでサポートされている構成
VMware
仮想マシンでは、サポート対象の Windows Server オペレーティングシ
ステムが動作し、次のいずれかの方法で
Storage Center ボリュームへ
のアクセスが設定されている必要があります。
Microsoft iSCSI Software Initiator を使用した直接マッピング
LUN
176
Storage Center サーバー管理