Administrator Guide
回避策
• 手動リクエストエラーの場合は、1~2 分後にスナップショットの取得または削除を再試行します。
• スナップショットスケジューラからのリクエストの場合は、1~2 サイクル待ちます。エラーが解消さ
れない場合は、同じ NAS ボリュームでスナップショットの取得または削除を手動で実行します。
• システムに高い負荷がかかっている場合、負荷が低下するまで待ち、スナップショットリクエスト
を再発行します。
• スナップショットのスケジュールを確認します。過密なスナップショットスケジュールは、システム
の全体的なパフォーマンスに悪影響を与えます。1 台のシステムで、スナップショットの累積回数が
1 時間あたり 20 スナップショットを超えてはいけません。
• システムのスナップショットの合計数を確認します。合計数が数千単位になる場合は、いくつかの
スナップショットを削除し、再試行します。
• バックアップジョブで、クライアント VIP を正確に指定します。
• 大規模なボリューム(TB)の削除が最近実行されたかどうかを確認します。実行されている場合は、
しばらく待ってからアクティビティを再試行します。
NDMP 内部エラーのトラブルシューティング
説明 内部エラーが発生してバックアップまたは復元が失敗します。
原因 NDMP 内部エラーは、ファイルシステムへのアクセスができなくなっているか、NAS ボリュームが使用
できなくなっていることを示します。
回避策 バックアップアプリケーションを FluidFS クラスタに接続できない場合は、次の手順を実行します。
1. NDMP が有効であることを確認します。
2. NDMP でバックアップアプリケーションの IP アドレスが設定されていることを確認します。
バックアップアプライアンスを FluidFS クラスタに接続できるものの、ログインできない場合は、次の
手順を実行します。
1. NDMP クライアントに対して Storage Manager で設定されたデフォルトユーザー名「backup_user」を
使用しながら、バックアップアプリケーションで NDMP バックアップ / 復元を設定します。
2. NDMP クライアントに対して Storage Manager で設定されたパスワードを使用しながら、バックアッ
プアプリケーションで NDMP バックアップ / 復元を設定します。
バックアップアプリケーションが FluidFS クラスタにログインできるものの、バックアップに使用できる
NAS ボリュームがない場合、FluidFS に NAS ボリュームが作成されていることを確認します。
SMB
の問題のトラブルシューティング
本項には、一般的な SMB 問題の考えられる原因と解決策が記載されています。
AV サーバーが使用できないため、SMB ファイルへのアクセスが拒否される
説明 クライアントアプリケーションによって SMB 共有上のファイルが開かれると、FluidFS クラスタはスキ
ャンのためにファイルをアンチウイルスサーバーに送信します。
アンチウイルスサーバーを使用できない場合、ファイルおよび SMB 共有全体へのアクセスが禁止されま
す。
原因 FluidFS クラスタでアンチウイルスサーバーが使用できないため、アンチウイルスが有効な SMB 共有で
ファイルを開くことができません。
回避策 アンチウイルスが有効になっている SMB 共有でのみこの問題が発生しており、他の SMB 共有にアクセ
スしているクライアントには同じ問題が生じていないことを確認します。
アンチウイルスサーバーのステータス、および FluidFS クラスタとアンチウイルスサーバー間のネットワ
ークパスを確認します。
アクセス許可の問題で SMB ファイル / フォルダへのアクセスが拒否される
説
明
SMB によるファイルまたはフォルダへのアクセスが拒否されます。
原因 十分なパーミッションを持たないクライアントがファイルまたはフォルダで操作を実行しています。
回避策 ファイルまたはフォルダのパーミッションを確認し、必要なパーミッションを設定します。
466 FluidFS 管理