Administrator Guide

Storage Center には、ディレクトリサービスのクエリが許可され、かつバインド操作を実行する十分な権限を持つディレクトリサービスユーザーの資格
情報が必要です。
Active Directory のみコントローラをドメインに参加させるには、管理者であり、ディレクトリにコンピュータレコードを作成する十分な権限を持つデ
ィレクトリサービスユーザーの資格情報が必要です。
Active Directory のみコントローラをドメインに参加させるには、Storage Center の順引きおよび逆引き DNS レコードをドメイン内に作成する必
要があります。シングル
コントローラの Storage Center システムでは、コントローラ IP アドレスの DNS レコードを作成します。デュアルコントローラの
Storage Center システムでは、管理 IP アドレスの DNS レコードを作成します。
OpenLDAP のみOpenLDAP でパスワード認証を使用するには、SSL/TLS を使用してディレクトリサービスと通信するために SSL 証明書が必要
です。
ディレクトリサービス設定の自動検出
ディレクトリサービス自動検出の設定ウィザードを使用して、Storage Center が利用可能なディレクトリサービスを自動的に検出できるようにします。
1 Data Collector に接続している場合、左のナビゲーションペインのドロップダウンリストから Storage Center を選択します。
2 サマリをクリックします。
サマリ ビューが表示されます。
3 設定をクリックします。
Storage Center 設定 ダイアログボックスが開きます。
4 ディレクトリサービス タブをクリックします。
5 ディレクトリサービス自動検出の設定 をクリックします。
Storage Center がディレクトリサーバ設定を自動的に検出し、ディレクトリサービス自動検出 ウィザードに設定が表示されます。
6 変更する任意の設定のフィールドに新しい値を入力します。
URI フィールドに、Storage Center が接続する 1 つまたは複数のサーバの Uniform Resource IdentierURIを入力します。
メモ: サーバの完全修飾ドメイン名FQDNを使用します。
2 つのサーバの URI の例
ldap://server1.example.comldap://server2.example.com:1234
メモ: 複数のサーバを追加することにより、リソースが不足した場合にもユーザーの認証を継続することができます。Storage Center
1 台目のサーバとの接続を確立できない場合、Storage Center はリストに記載された順序で残りのサーバへの接続を試行します。
ディレクトリサーバ接続タイムアウト フィールドに、Active Directory サーバに接続する場合に Storage Center が待機する最大時間分単
を入力します。この値はゼロよりも大きくする必要があります。
ベース DN フィールドに、LDAP サーバのベース識別名を入力します。ベース DN は、ユーザー検索の開始点です。
Storage Center のホスト名フィールドに、Storage Center の完全修飾ドメイン名FQDNを入力します。
シングルコントローラ Storage Center システムでは、コントローラの IP アドレスの完全修飾ホスト名を入力します。
デュアルコントローラ Storage Center システムでは、管理 IP アドレスの完全修飾ホスト名を入力します。
LDAP ドメイン フィールドに、検索する LDAP ドメインを入力します。
7 オプションサーバのテスト をクリックし、Storage Center が選択したプロトコルを使用して、指定されたディレクトリサーバと通信できることを確認し
ます。
8 オプションTransport Layer SecurityTLSが有効な場合は、認証局 PEM ファイルをアップロードします。
a 証明書のアップロード をクリックします。
b PEM ファイルの場所を参照し、ファイルを選択して、開く をクリックします。TLS 証明書のアップロード ダイアログボックスが表示されます。
メモ: PEM ファイルを間違えて選択した場合は、TLS 証明書のアップロード ダイアログボックスで 証明書のアップロード をクリック
して新しいファイルを選択します。
c OK をクリックして証明書をアップロードします。
9 次へ をクリックします。
130
Storage Center のメンテナンス