Administrator Guide
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
FluidFS NAS プールのステータス パネルにデータ削減量が表示されます。
NAS ボリュームに対するデータ削減量の表示
データ削減処理の結果として得られた NAS ボリュームのストレージ容量(MB 単位)を表示します。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、NAS ボリューム を展開して NAS ボリュームを選択します。
NAS ボリュームのステータス パネルにデータ削減量が表示されます。
FluidFS データプロテクション
本項には、FluidFS クラスタデータの保護に関する情報が記載されています。データ保護はあらゆるストレージインフラストラクチ
ャにおいて重要であり、不可欠な役割を担います。この作業は、Storage Manager Client を使用して実行されます。
アンチウイルスの管理
FluidFS クラスタのアンチウイルスサービスは、SMB 共有に保存されたファイルのリアルタイムアンチウイルススキャンを提供し
ます。このアンチウイルスサービスは、SMB 共有にのみ適用されます。NFS はサポートされません。スキャン操作は、アンチウイ
ルスサーバーの可用性を前提として、クライアントに対して透過的に行われます。
ファイルは、クライアントがファイルの読み取りまたは実行を試みるときにスキャンされます。
アンチウイルスサービスは、次の 2 つのコンポーネントで構成されています。
• アンチウイルスサーバー - サポートされているサードパーティの ICAP 有効アンチウイルスアプリケーションを実行して、FluidFS
クラスタにアンチウイルススキャンサービスを提供している、1 つ、または複数のネットワークアクセス可能コンピュータ。
• スキャンから除外するファイル拡張子およびディレクトリ、アンチウイルススキャンのファイルサイズしきい値、およびファ
イルサイズしきい値よりも大きいファイルを許可または拒否するかどうかを指定する、FluidFS クラスタのアンチウイルススキ
ャンポリシー。
SMB 共有クライアントが FluidFS クラスタからのファイルを要求すると、クラスタはファイルをアンチウイルスサーバーに渡して
スキャンし、次のいずれかの処置を取ります。
• ファイルがウイルスに感染していなければ、FluidFS クラスタはクライアントのアクセスを許可します。FluidFS クラスタは、最
後のチェック以降に修正されていない限り、そのファイルを再びスキャンすることはありません。
• ファイルが感染している場合は、FluidFS クラスタはクライアントのアクセスを拒否します。クライアントにはファイルが感染
していることはわかりません。したがって、次のように処理されます。
• ファイルにアクセスしようとした場合にファイルが欠落していると、クライアントのコンピュータによっては、システム固
有の file not found 状態が返されます。
• アクセス拒否は、ファイル権限の問題として解釈される可能性があります。
図 41. アンチウイルススキャン
感染していないファイルを回復したり、感染したファイルにアクセスして処理したりできるのは、ストレージ管理者のみです。感
染したファイルにアクセスするには、アンチウイルスサービスが無効になっている別の SMB 共有を介して、SMB 共有に接続する
必要があります。そうしないと、FluidFS クラスタはファイルが感染していると認識し、アクセスを拒否します。また、NFS はア
ンチウイルスをサポートしていないので、NFS エクスポートを介してファイルにアクセスすることもできます。
FluidFS 管理 415