Administrator Guide
このタスクについて
内蔵システム診断プログラムでは、次のことが可能です。
• テストを自動的に、または対話モードで実行
• テストの繰り返し
• テスト結果の表示または保存
• 詳細なテストで追加のテストオプションを実行し、障害の発生したデバイスに関する詳しい情報を得る
• テストが問題なく終了したかどうかを知らせるステータスメッセージを表示
• テスト中に発生した問題を通知するエラーメッセージを表示
システム内の主要コンポーネントまたはデバイスが正しく動作しない場合は、内蔵システム診断プログラムを実行すると、コンポ
ーネントの障害が示される可能性があります。内蔵システム診断プログラムを実行するには、NAS コントローラをオフラインにす
る必要があります(つまり、このデータを処理しないようにします)。
以下の表に、内蔵システム診断プログラムのメニューオプションの概要を示します。
メニュー 説明
設定 検知された全デバイスの設定およびステータス情報が表示されます。
結果 実行された全テストの結果が表示されます。
システム正常性 システムパフォーマンスの現在の概要が表示されます。
イベントログ システムで実行された全テストの結果のタイムスタンプ付きログが表示されます。少なくとも 1 つの
イベントの説明が記録されていれば、このログが表示されます。
手順
1. NAS コントローラの背面にある埋め込み式電源ボタンを押して離すことにより、NAS コントローラをシャットダウンします。
メモ: 内蔵システム診断プログラムを実行している NAS コントローラの電源のみをオフにします。それ以外の NAS コン
トローラの電源はオフにしないでください。NAS コントローラの電源をオフにすると、クライアントの接続は切断されま
すが、クライアントはほかの NAS コントローラへ転送されます。その後、クライアントは自動的に FluidFS クラスタに再
接続します。
2. NAS コントローラの背面にある埋め込み式電源ボタンを押して離すことにより、NAS コントローラの電源をオンにします。
3. F10 = Dell 内蔵診断モジュールの起動 プロンプトが表示されたら、 を押してください。ePSA 起動前システムアセスメント ウ
ィンドウが表示され、システム内で検出された全デバイスがリストされます。診断プログラムにより、検知された全デバイス
のテストが開始されます。
4. 内蔵システム診断プログラムの実行が終了したら、終了 を選択して診断を終了し、NAS コントローラを再起動します。
BMC ネットワークの設定
ベースボード管理コントローラ(BMC)のローカルエリアネットワーク(LAN)ポートは、FluidFS コントローラシリアルコンソール
I/O に KVM(キーボード、ビデオ、マウス)サービスを提供するように設定することができます。BMC KVM サービスは、管理者ま
たはサポートエンジニアがコンピュータネットワーク経由で FluidFS コンソール I/O にアクセスし、さまざまな問題のトラブルシュ
ーティングを行うことを可能にします。
FluidFS アプライアンスハードウェアには、Lights-Out Management(LOM)ポートと呼ばれる特別な物理ポートが装備されていま
す。このポートは、スイッチに対して標準 TCP 接続を提供します。
FluidFS v4 の時点では、相互接続ネットワークは IPv6 限定ネットワークです。BMC ネットワーク設定は、相互接続サブネットに依
存しなくなりました。
クラスタ中の各コントローラに対して異なる IP アドレスを設定することができます。ただし、ネットワークとデフォルトゲートウ
ェイは、すべてのコントローラ間で共有されます。「有効」チェックボックスにチェックを入れる / 外すと、すべてのコントローラ
での BMC ネットワークを有効化 / 無効化することになります。
BMC ネットワーク設定手順
BMC ネットワークを設定するには、次の手順に従ってください。
手順
1. ストレージ ビューで、設定する FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
FluidFS 管理 463