Administrator Guide
図 65. 災害復旧のアクティブ化 ダイアログボックス
4. (Live Volume、Storage Center 6.5 以降のみ)Live Volume の保持 チェックボックスにチェックを付けて、Live Volume を削除せ
ずに IO リクエストをセカンダリボリュームに送信します。Live Volume がレプリケーションを管理している場合、管理されたレ
プリケーションを後の復元プロセスで保持するため、Live Volume の保持 を選択する必要があります。
• Live Volume の保持 を選択している場合、Storage Center は、セカンダリボリュームをプライマリに昇格することによって
IO リクエストをセカンダリボリュームに送信します。Live Volume は削除されず、元のプライマリ Storage Center がオンラ
インに戻ったときに修復される可能性があります。ボリューム ID が維持されるため、ボリュームにマップされたサーバに対
して管理者が介入する必要はありません。レプリケーションが Live Volume によって管理されている場合、レプリケーション
は新たに昇格したプライマリボリュームに従って移動します。既存の Live Volume 設定が使用されるので、使用できるボリ
ューム設定は少なくなります。
• Live Volume の保持 が選択されていない場合、Storage Manager により Live Volume が削除され、ビューボリュームが作成さ
れてサーバにマップされます。復元プロセス中に、Live Volume が再作成されます。レプリケーションが Live Volume によっ
て管理される場合、管理されたレプリケーションは後の復元プロセスで削除されます。
5. Name(名前)フィールドに、リカバリボリュームの名前を入力します。
6. サーバ ラベルの横にある 変更 をクリックして、リカバリボリュームをマップするサーバを選択します。
• Live Volume の維持 チェックボックスがオンでない場合は、各復元ポイントに対してサーバが必要です。
• 詳細マッピング をクリックして、LUN の設定、マッピングパスの制限、またはボリュームの読み取り専用としての保持を行
います。
7. アクティブ化されたボリュームに使用するスナップショットを選択します。
• Live Volume の保持 が使用できないか、または選択されていない場合、アクティブなスナップショットの使用 を選択して
ボリュームの現在の状態を使用するか、スナップショット の横にある 変更 をクリックして凍結されたスナップショットを
選択します。デフォルトでは、最後に凍結されたスナップショットが使用されます。
• Live Volume の保持 が選択されている場合は、アクティブなスナップショットの使用 が選択されていない限り、最後に凍
結された スナップショットが使用されます。
メモ: 現行の高整合性モードの同期レプリケーションでは、アクティブなスナップショットの使用 チェックボックスが
自動的に選択されます。
8. (オプション)Live Volume の保持 が使用できない、または選択されていない場合、スナップショットプロファイルリスト の
横にある 変更 をクリックして、アクティブ化されたボリュームに関連付けるスナップショットプロファイルを指定します。
9. OK をクリックします。
• Storage Manager により、リカバリボリュームがアクティブ化されます。
• リカバリの進捗状況 タブを使用して、DR のアクティブ化を監視します。
関連概念
復元ポイントの保存と検証
DR アクティブ化後の元のプライマリボリューム上のデータへのアクセス
Live Volume の保存 オプションを使用して、Live Volume に対する DR がアクティブ化されている場合、元のプライマリ Storage
Center は、Live Volume が復元されるまで元のプライマリボリュームがアクティブ化されることを防止します。Live Volume が復元
される前に元のプライマリボリュームのデータにアクセスする必要がある場合は、プライマリコピーをオンライにする オプション
を使用して、元のプライマリボリュームのビューボリュームを作成し、それを同じサーバーにマップします。
532 Storage Center DR の準備とアクティブ化