Administrator Guide
Progression によるフラッシュ最適化(ティア 1 からティア 2)
フラッシュのみの Progression ストレージプロファイルは、ハイパフォーマンスなティア 1 ドライブで初回の書き込みを行います。アクティブでないデー
タはティア 2 に移動されますが、SSD 上にはそのまま留め置かれます。このプロファイルは、ゴールデンイメージ、リンクされたクローン、一部のデータ
ベースなど最適な読み取りパフォーマンスを必要とするデータがあるボリュームを保存するのに役立ちます。
Progression による低優先度(ティア 3 からティア 2)
Progression による低優先度 ストレージプロファイルは、低価なティア 3(RAID 10)ドライブに初回の書き込みを行います。その後、頻繁にアク
セスされるデータをティア 2 に移動することができます。このプロファイルは、ティア 1 SSD をオーバーロードさせずに大量のデータを Storage Center
へ移行する場合に役立ちます。
SCv2000 シリーズコントローラのストレージ仮想化
SCv2000 シリーズコントローラは、多くのストレージ仮想化オプションを自動的に管理します。
SCv2000 ストレージシステムでのディスク管理
SCv2000 シリーズコントローラを使用する Storage Center はディスクを自動的に管理し、ディスク管理オプションが制限されます。ディスクの追
加後、Storage Center が新しいディスクを認識し、必要に応じて新しいディスクフォルダを作成してから、そのディスクフォルダ内のディスクを管理し
ます。ディスクがテスト目的で意図的にダウン状態にされた後で削除された場合は、そのディスクを復元し、再びディスクフォルダで管理することがで
きます。
次のディスク管理オプションは、SCv2000 ストレージシステムでは使用できません。
• ディスクフォルダの作成
• ディスクのディスクフォルダへの追加
• ディスクスペアの管理
SCv2000 シリーズコントローラのストレージタイプ
SCv2000 シリーズコントローラは、各ディスククラス用にストレージタイプを作成し、ストレージタイプを自動的に管理します。
SCv2000 シリーズコントローラは、次の方法でストレージタイプを自動的に管理します。
• 各ディスククラスに対してストレージタイプが自動的に作成されます。
• ストレージタイプのページサイズは 2 MB です。
• ストレージタイプを変更することはできません。
• 冗長性のないストレージタイプは使用できません。
SCv2000 シリーズコントローラの RAID 階層化
SCv2000 シリーズコントローラの RAID 階層化は、データを RAID 10 と RAID 5/6 間で移動させます。ストレージティア間でのデータの移動は行
いません。RAID 階層化は、毎日午後 7 時に行われます。Data Progression は、完了するか、最大実行時間に達するまで実行されます。
SCv2000 シリーズコントローラのストレージプロファイル
次の表は、SCv2000 シリーズコントローラに使用できるストレージプロファイルの概要です。
名前 初期書き込みティア ティア(T)および RAID レベル RAID 階層化
バランス
1
書き込み:T1 RAID 10
スナップショット:T1 RAID 5/6
RAID タイプ間でのみ
パフォーマンスの最大化
1
書き込み:T1 RAID 10
スナップショット:T1 RAID 10
いいえ
24
Storage Center の概要