Administrator Guide

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利点
NAS ボリュームは論理的に設定されるため、管理が容易である、
部署ごとの要求にぴったりとマッチした NAS ボリュームを作成できる。
短所組織内の部署の数が増えると、NAS ボリュームの管理が困難になる。
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セキュリティ要件が類似している部署を NAS ボリュームにグループ化します。管理者は 3 つの NAS ボリュームを作成します。UNIX 用に 1 つ、
NTFS 用に 1 つ、混合用に 1 つです。
長所NAS ボリュームが Windows Linux で別々に動作します。
短所一部の部署に対して不要なサービスが提供される可能性があります。たとえば、SMB ボリュームが管理部門と経理部門に対して毎週
バックアップが実行される場合に、不要であっても、広報部門とマーケティング部門のバックアップが行われます。
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NAS ボリュームは機能スナップショット、レプリケーション、NDMP バックアップなどに基づいて作成できます。
長所 NAS ボリュームが、各機能のニーズに的確に合うように作成されます。
短所 ユーザーマッピングが必要になります。ユーザーはセキュリティ方式NTFS または UNIX のいずれか 1 のを選択する必要があり、そ
のセキュリティ方式に基づいて、他のユーザー用に正しいマッピングが設定されます。
NAS ボリュームストレージ容量の用語
Storage Manager は、個々の NAS ボリュームおよびすべての NAS ボリューム全体についてストレージ容量の詳細を表示します。次の表に、
Storage Manager で使用される NAS ボリュームストレージ容量関連の用語を定義します。
用語 説明
サイズ ストレージ管理者によって定義される NAS ボリュームの最大サイズ
使用容量 NAS ボリュームへの書き込みユーザーデータとスナップショットによって占有されているストレージ容量
予約容量 Thin Provisioning された NAS ボリュームの NAS ボリューム専用の領域ほかのボリュームはこの領域を使用
できません。予約容量はストレージ管理者によって指定されます。予約容量は未予約容量の前に使用さ
れます。
未予約容量 シンプロビジョニングされた NAS ボリュームの予約されていない領域ほかのボリュームがこの領域を使用でき
ますNAS ボリュームの未予約容量を計算するには、NAS ボリュームサイズ-NAS ボリューム予約容
を使用します。
未使用の容量 NAS ボリュームで物理的に現在使用できるストレージ容量。NAS ボリュームに使用可能な容量を計算する
には、未使用の NAS ボリューム予約容量+NAS ボリュームの未予約容量を使用します。
過剰コミット容量 実際に利用可能な NAS プールの物理容量を超えて、シンプロビジョニングされたボリュームに割り当てられて
いるストレージ容量。NAS ボリュームの過剰コミット容量を計算するには、合計ボリューム容量 - NAS
プール容量を使用します。
シンプロビジョニングを使用した場合、ストレージ容量は、データが NAS ボリュームに物理的に書き込まれたと
きにのみ消費されます。NAS ボリュームが最初に割り当てられたときには消費されません。NAS ボリュームに
は、NAS プール自体に割り当てられている容量を超えるストレージ容量を割り当てることができます。
スナップショット容量 NAS ボリュームのスナップショットによって占有されているストレージ容量
データ削減節約容量 データ削減処理の結果として回収されたストレージ容量
NAS クラスタまたはプールのストレージプロファイルの管理
Storage Center のストレージプロファイルにより、Storage Center でボリュームデータを管理する方法が制御されます。選択したストレージプロファ
イルは、最初の書き込みを受け入れるストレージティアと、パフォーマンスとコストのバランスを維持するために Data Progression によりストレージテ
ィア間でページを移動する方法を決定します。
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FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート