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シンボリックリンクの使い方
シンボリックリンクとは、絶対パスまたは相対パスの形式で他のファイルやディレクトリへの参照が含まれており、パス名の解決に影響を与える特別
な種類のファイルです。シンボリックリンクは、ほとんどの動作で透過的に機能し、シンボリックリンクで名前を付けられたファイルの読み取りや書き込
みを行うプログラムは、ターゲットファイルで直接動作しているかのように機能します。シンボリックリンクには、別のファイルまたはディレクトリへのパスと
してオペレーティングシステムが自動的に解釈し、従う文字列が含まれています。
ローカルファイルシステムのシンボリックリンクは、Windows Vista Windows Server 2008 で起動する NTFS で使用可能ですが、SMB 経由の
シンボリックリンクは
SMB2 でのみ使用できます。
シンボリックリンクを使用する場合の制限
シンボリックリンクを使用する場合は、次の制限に注意してください。
SMB1FTP、および NFS はシンボリックリンクをサポートしません。
シンボリックリンクは 2,000 バイトに制限されています。
ユーザーおよびディレクトリクォータはシンボリックリンクに適用されません。
FluidFS スペースカウントは、シンボリックリンクデータを通常のファイルデータとしてカウントしません。
スナップショットビューからアクセスした場合、シンボリックリンクは無効であり、通常のファイルまたはフォルダとして表示されます。
相対シンボリックリンクが別の場所に移動された場合は、無効になることがあります。
SMB シンボリックリンクのクローン作成はサポートされていません。
ファイルアクセス
シンボリックリンクはデフォルトで有効になります。FluidFS でシンボリックリンクを設定することはできませんが、次の Microsoft のツールを使用してア
クセスすることができます。
mklink - シンボリックリンクとハードリンクの両方を作成するために使用される基本的なユーティリティハードリンクは SMB 上ではサポートされ
ず、ローカルでのみサポートされます
fsutil - 再解析ポイントでの作業とシンボリックリンクポリシーの変更が可能になるファイルシステムユーティリティ
シンボリックリンクの詳細については、https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/aa365680%28v=vs.85%29.aspx にア
クセスしてください。
クォータルールの管理
クォータルールを利用して、ユーザーまたはグループが使用できる NAS ボリュームの容量を制御できます。クォータは NAS ボリューム単位で設定し
ます。
ユーザーが指定されたクォータサイズソフトクォータ制限に達すると、ストレージ管理者にアラートが送信されます。クォータの最大サイズハー
ドクォータ制限に達すると、ユーザーは NAS ボリューム上の SMB 共有および NFS エクスポートにデータを書き込むことができなくなりますが、ア
ラートは生成されます。
データ削減について
FluidFS クラスタでは 2 種類のデータ削減がサポートされます。
データの重複除外アルゴリズムを使用して冗長データを除外し、データのコピーが 1 つだけ保存されるようにします。FluidFS クラスタでは、フ
ァイルレベルの重複除外とは対照的な可変サイズのブロックレベルの重複除外または固定サイズのブロックレベルの重複除外が使用されま
す。
データの圧縮アルゴリズムを使用して、保存されたデータのサイズを削減します。
FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート
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