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メモ: Linux マルチパスドライバは文字デバイスをサポートしていないため、テープデバイスをマルチパス構成にすることはできません。各
バックアップジョブに特定の
HBA ポートを使用する、特定の SCSI デバイスを選択する必要があります。
テープデバイスの追加
1. ストレージ ビューをクリックし、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタ接続 をクリックします。
4. バックアップ タブをクリックし、テープデバイス まで下方向にスクロールします。
5. テープデバイスの作成 をクリックします。
テープデバイスの作成 ダイアログボックスが開きます。
6. 物理 ID ID を選択し、名前 フィールドにテープデバイスの名前を入力します。必要に応じて、再スキャンします。
7. OK をクリックします。
ハードリンクの処理
NDMP バックアップは、デフォルトで最も効率的な方法でハードリンクファイルを処理します。つまり、ハードリンクファイルのデータコンテンツがバックア
ップされるのは、一回限りです。バックアップ操作で最初のハードリンクファイルが検出され、コンテンツがバックアップされると、バックアッププロセスによ
り、そのファイルの
i ノード番号が記憶されます。その結果、バックアップ操作で同じ i ノード番号のファイルが検出された場合は、ヘッダーのみがバッ
クアップされます。このバックアップデータストリームが復元されると、ハードリンクファイルはハードリンクファイルとして回復されます。
このバックアップモードでは、復元対象として選択したファイルまたはディレクトリ内にバックアップ時に検出された最初のインスタンスではないハードリ
ンクファイルが含まれているときに選択的復元を実行すると問題が生じる場合があります。この場合、復元が失敗し、選択的復元にも含まれる
必要のあるファイルの最初のインスタンスを示す NDMP メッセージが DMA サーバーに送信されます。
この問題を回避するには、バックアップ中における動作を変更します。バックアップが Y に設定されている環境変数 DEREF_HARD_LINK で始ま
る場合、ハードリンクファイルの最初のインスタンスだけをバックアップするのではなく、ハードリンクファイルのすべてのインスタンスが通常のファイルであ
るかのようにバックアップされます。この場合、選択的復元には常にファイルデータが含まれます。このオプションの欠点は、バックアップに時間がかか
り、ハードリンクファイルを伴うデータセットのバックアップ用に必要な容量が増えることです。
NDMP を使用した NAS ボリュームデータのバックアップ
FluidFS クラスタでは、バックアップ操作専用の IP アドレスを使用しません。設定済みのクライアントネットワークアドレスは使用できます。データは
Ethernet を介して送信されます。複数の NDMP バックアップ / 復元セッションは、NAS コントローラ 1 台あたり、最大 48 セッションで同時に実
行できます。システムパフォーマンスに対する NDMP バックアップ処理の影響を最小限にするため、NDMP 操作はオフピーク時にスケジュールして
ください。
このタスクについて
FluidFS クラスタで NDMP を設定した後、NDMP サーバはクライアントネットワークで DMA サーバからのバックアップ要求を監視します。その後、
DMA サーバは、バックアップを目的とし、バックアップ操作を開始する NAS ボリュームにアクセスマウントします。
50. NDMP バックアップ
NDMP を使用して NAS ボリュームデータをバックアップする場合は、次の考慮事項に注意してください。
NDMP は高可用性HAを提供しません。接続損失によってバックアップセッションが中断されると、セッションは終了します。
現在のバックアップセッションの一時的なスナップショットを手動で削除することはできず、実行するとただちにセッションが終了します。
FluidFS データプロテクション
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