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Storage Center レプリケーションと Live Volume
レプリケーションは Storage Center から別の Storage Center にボリュームデータをコピーして、局所的および地域的なデータ障害からデータを保
護します。Live Volume はソースおよび宛先の Storage Center で同時にマッピングし、アクティブにすることができる、複製を行うボリュームです。
Storage Center のレプリケーション
Storage Center は、ボリュームをリモート Storage Center に複製すると同時に、リモート Storage Center からのレプリケーションのターゲットとな
ることができます。管理者は Storage Manager を使用して、総合的な災害復旧プランをサポートする Storage Center に対してレプリケーション
プランを設定できます。
次の例で、サーバはソースボリュームを変更する I/O 要求を送信します。ソースボリュームに対する変更は、Fiber Channel または iSCSI 経由で
宛先
Storage Center に複製されます。
68. レプリケーション設定の例
1. サーバ 2. Fiber Channel または iSCSI 経由のソースボリュームへのサーバ
IO 要求
3. ソースボリューム 4. Fibre Channel または iSCSI を介したレプリケーション
5. 宛先ボリューム
レプリケーションタイプ
レプリケーションには、非同期および同期の 2 つのタイプがあります。非同期レプリケーションは、スナップショット凍結後、定期的にスナップショットデ
ータを宛先ボリュームにコピーします。同期レプリケーションは、ソースボリュームと宛先ボリュームの両方に対し、同時にデータを書き込み、常に同
期されている状態を維持します。
次の表は、それぞれのレプリケーションタイプの機能を比較しています。
レプリケーションタイプ
Storage Center
スナップショットのサポート アクティブなスナップショッ
トのサポート
重複排除のサポート
非同期 バージョン 5.5 以降 はい はい はい
同期 バージョン 6.3 以降 はい はい はい
非同期レプリケーション
非同期レプリケーションは、ソースボリュームから宛先ボリュームにスナップショットを、それらが凍結されてからコピーします。
Storage Center レプリケーションと Live Volume
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