Deployment Guide

しかし、ジャンボフレームを使用する場合は、以下に注意してください。
初期導入のトラブルシューティングを簡略化するため、ジャンボフレームを有効にする前に、すべてのサーバ、スイッチ、およびストレージが完全に動作
可能であることを確認してください。
iSCSI で接続されるすべてのデバイスは、9K 以上のジャンボフレームをサポートしている必要があります。
iSCSI デバイスの接続に使用されるすべてのデバイスは、9K ジャンボフレームをサポートする必要があります。iSCSI トラフィックを処理するすべてのス
イッチ、ルーター、WAN アクセラレータ、およびその他のネットワークデバイスが9K ジャンボフレームに対応している必要があります。iSCSI ネットワーク
内のすべてのデバイスが
9K ジャンボフレームをサポートしているかどうか不明な場合は、ジャンボフレームをオンにしないでください
ジャンボフレームは両側サーバーと SANのデバイスで有効になっている必要があります。ジャンボフレームの有効 / 無効の設定変更は、メンテナ
ンスウィンドウで行うことをお勧めします。
データパスで MTU フレームが正しく設定されていないと、デバイスは通信することができません。MTU サイズよりも大きいパケットは破棄され、宛先に
到達しません。
QLogic 4010 シリーズカードはジャンボフレームをサポートしません。
iSCSI I/O カードのモデル番号を表示するには、Storage Manager で次の手順を実行します。
1 Storage Manager を使用して、Storage Center に接続します。
2 ハードウェア タブをクリックします。
3 ハードウェア タブのナビゲーションペインで、コントローラ ノードをクリックします
4 右ペインで IO ポート タブをクリックします。
5 IO ポート タブの iSCSI 領域にある 説明 列に、iSCSI I/O カードのモデル番号が表示されます。
その他の iSCSI 設定
次の表は、Dell が推奨する iSCSI の設定とベストプラクティスのリストです。
22. 推奨 iSCSI HBA 設定
設定 iSCSI のベストプラクティス
全二重方式
全二重方式を使用して接続先ポートの最高速度1 GbE または 10 GbEでネゴシエートするすべてのインタフェー
スに自動ネゴシエートを使用します。
スイッチが全二重方式または接続の最高速度で正しく自動ネゴシエートできない場合は、全二重方式および接続
されているポートの最高速度1 GbE または 10 GbEでハードセットする必要があります。
MTU
レプリケーションに最適な MTU 設定を確認します。デフォルトは 1500 ですが、WAN 回線や VPN によってオーバーヘッ
ドが増加することで、パケットが断片化される場合があります。パケットの断片化は、iSCSI レプリケーションの失敗やパフ
ォーマンス低下の原因となります。Storage Manager を使用して MTU の設定を調整してください。
スイッチ
サーバまたはストレージシステムに直接接続するスイッチインタフェースで、PortFast または Edgeport を使用してデ
ータを転送するように設定します。
Switch Conguration Guidesスイッチ設定ガイド wiki ページに移動して
最新のスイッチの説明を参照してください。
iSCSI に使用するスイッチが非ブロッキング設計であることを確認します。
使用するスイッチを決定する場合は、スイッチ経由で iSCSI トラフィックを実行していることを考慮します。高品質かつ
適切に管理されているエンタープライズクラスのネットワーキング装置だけを使用してください。ラボ / テスト環境以外
SBHO小規模ビジネス / ホームオフィスクラスの装置を使うことはお勧めしません。『Dell EMC Compatibility
Matrix for SC, PS, and FS Series ArraysSCPSFS シリーズアレイの Dell EMC 互換性マトリックスで、その
装置に対して
SAN での動作確認が十分に行われていることを確認してください。
VLAN
VLAN のベストプラクティスについては、『Switch Conguration Guidesスイッチ設定ガイド wiki ページに移動
して最新のスイッチの説明を参照してください。
マルチパス iSCSI を使用する場合は、別個の VLAN 2 つ用意します。
iSCSI トラフィックを処理するすべてのスイッチでユニキャストストームコントロールを無効にします。
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iSCSI 設定