Deployment Guide

Dell では、ラックへのストレージシステムの取り付けは、ラック取り付けの経験者のみが行うことを推奨しています。
静電気放出による損傷を防ぐため、ストレージシステムが常に完全に接地されていることを確認してください。
ストレージシステムハードウェアを取り扱うときは、静電気防止用のリストバンド同梱されていません、または同様の保護用具を使用してください。
シャーシはラック内に取り付ける必要があります。シャーシを取り付ける時には次の安全要件を考慮してください。
ラックの構造は、取り付けられたシャーシの総重量をサポートする必要があります。その設計には取り付け時や通常使用時にラックが傾いたり、押し
倒されたりすることを防ぐ、固定機能が組み込まれているようにしてください。
シャーシをラックに取り付けるときは下段から上段の順に、取り外すときは上段から下段の順に行ってください。
ラックが倒れる危険を回避するため、ラックから引き出すシャーシは、一度につき 1 台のみにしてください。
電気取り扱い時の安全に関する注意
けがを防ぎ、Storage Center 機器への損傷を避けるため、常に電気に関する安全上の注意に従ってください。
警告: ホットスワップ対応ではないコンポーネントの取り外し、または取り付けを行うときは、ストレージシステムを電源から取り外してください。
電源から外す時は、まず
Storage Manager を使用してストレージシステムの電源を切り、ストレージシステム内のすべての電源装置ユニットか
ら電源ケーブルを外します。
電気過負荷保護機能が備わった適切な電源を提供します。すべての Storage Center コンポーネントは、電源を投入する前に接地する必要があ
ります。電源ケーブルに対して安全のための電気的な接地接続ができることを確認します。電源を投入する前に接地をチェックしてください。
電源装置ケーブルのプラグは、主な切断デバイスとして使用されます。コンセントが装置の近くにあり、簡単にアクセスできることを確認してください。
装置の電源スイッチ、部屋の緊急電源切断スイッチ、切断スイッチ、またはコンセントの位置を把握しておきます。
高電圧コンポーネントで作業するときは、1 人で作業しないでください。
電気絶縁体として特別に設計されたゴム製マットを使用してください。
電源装置ユニットからカバーを取り外さないでください。ストレージシステムの取り外しは、電源接続を切断してから行ってください。
故障した電源装置は、挿入準備の整った正しいタイプの交換用モデルがある場合以外は取り外さないでください。故障した電源装置は、24 時間
以内に完全に動作可能なモジュール電源装置と交換する必要があります。
ストレージシステムシャーシを移動する前、または何らかの損傷があると思われる場合は、シャーシから電源を抜いてください。複数の AC 電源から電
力が供給されている場合は、完全な絶縁のためにすべての電源を切断します。
静電気放出に関する注意
けがを防ぎ、Storage Center 機器への損傷を避けるため、常に静電気放電ESDの注意事項に従ってください。
静電気放出 (ESD) は、、2 つの異なる電荷の物体が接触することによって発生します。その結果として生じる静電放電は、電子コンポーネントやプリン
ト基板を損傷する場合があります。お使いの機器を ESD から保護するため、次のガイドラインに従ってください。
Dell では、シャーシ内部にあるコンポーネントの作業を行う間は、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めしています。
プラグインモジュールとコンポーネントの取り扱い時には、ESD に関する通常の注意事項のすべてに従うようにしてください。
適切な ESD 防止用のリストストラップまたはアンクルストラップを使用してください。
バックプレーンコンポーネントおよびモジュールコネクタとの接触を避けてください。
すべてのコンポーネントとプリント基板PCBは、使用準備が整うまで静電気防止バッグ内に保管するようにしてください。
一般的な安全に関する注意
けがを防ぎ、Storage Center 機器への損傷を避けるため、常に一般的な安全に関する注意事項に従ってください。
ストレージシステムシャーシ周辺は清潔に保ち、整理整頓された状態にしておいてください。
ストレージシステムシャーシから取り外されたシステムコンポーネントは、他の人の妨げにならないようにテーブルの上に置きます。
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Storage Center ハードウェアの取り付け