Administrator Guide
割り当てられている NAS コントローラへのクライアントのフェールバッ
ク
ダウンした NAS コントローラが使用可能になった場合に、クライアント接続を元の NAS コントローラにフェールバックする必要が
あります。クライアント接続をフェールバックすると、元の NAS コントローラの障害が原因でフェールオーバーしたクライアント
接続だけが切断されます。これらのクライアントは、割り当てられた NAS コントローラに自動的に再接続します。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタ接続 を選択します。
4. フィルタ パネルで、フェールバック をクリックします。クライアントのフェールバック ダイアログボックスが開きます。
5. OK をクリックします。
NAS コントローラ間でのクライアント接続の再バランス
クライアント接続を再バランスすると、利用可能なすべての NAS コントローラ間で接続が均等に分散されます。
このタスクについて
次の場合に、クライアント接続の再バランスを行う必要があります。
• FluidFS クラスタハードウェアの変更後(NAS アプライアンスの追加後など)
• ダウンした NAS コントローラが利用できるようになった場合
クライアント接続を再分散すると、すべてのクライアント接続が切断されます。クライアントは FluidFS クラスタに自動的に再接
続します。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタ接続 を選択します。
4. フィルタ パネルで、再バランス をクリックします。クライアントの再バランス ダイアログボックスが開きます。
5. OK をクリックします。
NAS コントローラのシャットダウンおよび再起動
場合によっては、FluidFS クラスタを一時的にシャットダウンするか、NAS コントローラを再起動する必要があります。
FluidFS クラスタのシャットダウン
場合によっては、FluidFS クラスタ内のすべての NAS コントローラを一時的にシャットダウンする必要があります。たとえば、こ
れは、NAS ハードウェアを別の場所に移動する場合にコントローラをシャットダウンする必要があります。FluidFS クラスタがシャ
ットダウンされると、クライアントは NAS ボリュームデータを利用できなくなり、クライアントの接続は切断されます。
前提条件
メンテナンスウィンドウをスケジュールし、FluidFS クラスタによってホストされたリソースが利用できないことをクライアントに
通知します。
注意: データの整合性を維持するため、次の手順に確実に従ってください。
手順
1. FluidFS クラスタの動作モードを サービスなし に変更します。
a) ファイルシステム ビューで、クラスタメンテナンス を選択します。
b) 内部 タブをクリックします。
c) 詳細設定 パネルで、動作モードの変更 をクリックします。動作モードの変更 ダイアログボックスが開きます。
d) サービスなし を選択し、OK をクリックします。
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