Backup Exec™ System Recovery 2010 ユーザーズガ イド Windows Edition
Symantec Backup Exec System Recovery 2010 ユー ザーズガイド 本書で説明するソフトウェアは、使用許諾契約に基づいて提供され、その内容に同意する場合にの み使用することができます。 Documentation version: 9.0 法的通知と登録商標 Copyright © 2009 Symantec Corporation. All rights reserved.
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目次 第1章 Symantec Backup Exec™ System Recovery 2010 の 概要 .................................................................................. 13 Symantec Backup Exec System Recovery について .............................. Backup Exec System Recovery 2010 の新機能 .................................... [詳細]ページの非表示または表示 ..................................................... Backup Exec System Recovery の詳細情報の入手 ................................ 第2章 Backup Exec System Recovery のインストール ............. 17 インストールの前に ...........
目次 デフォルトのトレイアイコン設定の調整 ............................................ ファイルの種類の管理 ............................................................... 外部ドライブでのニックネームの使用 ............................................. オフサイトコピーで使用する FTP のデフォルト設定 ............................ Backup Exec System Recovery メッセージのログへの記録 ................. 製品(イベント)メッセージの電子メール通知の有効化 ......................... 第5章 データバックアップのベストプラクティス .......................... 51 データのバックアップについて ...........................................................
目次 オフサイトコピー先としての FTP サーバーの使用について ................... 88 第7章 ファイルとフォルダのバックアップ ..................................... 91 ファイルおよびフォルダのバックアップの定義 ......................................... 91 ファイルおよびフォルダのバックアップからデフォルトで除外されるフォルダ について ............................................................................... 93 第8章 バックアップジョブの実行と管理 ....................................... 95 既存のバックアップジョブを今すぐ実行 ................................................. 95 オプションを指定してバックアップを実行 .........................................
目次 異なるユーザー権限での Backup Exec System Recovery の実 行 ................................................................................ 118 第 10 章 バックアップの状態の監視 ............................................... 121 バックアップの監視について ............................................................ コンピュータのハードディスクの再スキャン ..................................... [ホーム]ページからのバックアップ保護の監視 ..................................... [状態]ページからのバックアップ保護の監視 ....................................... SNMP トラップについて ..............................
目次 仮想変換ジョブの編集 ............................................................. 仮想変換ジョブの削除 ............................................................. ファイルおよびフォルダのバックアップデータの管理について .................... 保存されているファイルおよびフォルダのバックアップデータの表 示 ................................................................................ 保存するファイルのバージョン数を制限する ................................... ファイルおよびフォルダのバックアップからの手動によるファイルの削 除 ................................................................................ ファイルまたはフォルダのバージョンの確認 ....
目次 ネットワークサービスの起動 ....................................................... リモート修復での pcAnywhere Thin Host の使用 .......................... Symantec Recovery Disk 内からのネットワークドライブのマッピン グ ................................................................................ ネットワーク接続の設定 ............................................................ リカバリポイントとドライブのプロパティの表示について ............................. リカバリポイントのプロパティの表示 .............................................. リカバリポイント内のドライブのプロパティの表示 ............................
目次 付録 B VSS 対応データベースのバックアップについて ............ 223 VSS 対応データベースのバックアップについて ..................................... Exchange データベースで Backup Exec System Recovery を使う場 合に推奨される方法 .......................................................... VSS 非対応データベースのバックアップについて .................................. VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントの手動作成 .......... VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントの自動作成 .......... VSS 非対応データベースのホットリカバリポイントの作成 .................... 付録 C 223 224 224 224 225 226 Active Directory について ..............................
目次
1 Symantec Backup Exec™ System Recovery 2010 の概 要 この章では以下の項目について説明しています。 ■ Symantec Backup Exec System Recovery について ■ Backup Exec System Recovery 2010 の新機能 ■ [詳細]ページの非表示または表示 ■ Backup Exec System Recovery の詳細情報の入手 Symantec Backup Exec System Recovery について Symantec Backup Exec System Recovery 2010 は、Windows® システム修復におけ るグローバルスタンダードです。この製品を使用すると、企業や IT 部門は、時間をかけ ず数分でシステム損失または災害から修復することができます。Backup Exec System Recovery 2010 の高速で使いやすいシステム復元機能は、IT 管理者が修復時間目標 を達成するのに役立ちます。異なるハードウェアへの完全ベアメタルリカバリも実行でき、 サーバー
第 1 章 Symantec Backup Exec™ System Recovery 2010 の概要 Backup Exec System Recovery 2010 の新機能 Backup Exec System Recovery 2010 の別のライセンスコピー、または Backup Exec System Recovery 2010 Management Solution(別売り)を使用して、Backup Exec System Recovery 2010 をリモート管理することもできます。Backup Exec System Recovery 2010 Management Solution は、組織全体のシステム修復ジョブを IT 管理 者が簡単に表示できる集中管理アプリケーションです。ローカルおよびリモートシステム の修復処理、ジョブ、ポリシーを集中的に配備、変更および維持することができます。ま た、状態をリアルタイムに監視して、特定された問題を迅速に解決できます。 Backup Exec System Recovery 2010 は、Google™ デスクトップおよび Backup
第 1 章 Symantec Backup Exec™ System Recovery 2010 の概要 [詳細]ページの非表示または表示 機能 説明 Backup Exec System Recovery 2010 への Granular Restore Option の実装 Backup Exec System Recovery の以前のバー ジョンでは、別のプロダクトとして Granular Restore Option を購入するように要求されまし た。Backup Exec System Recovery に Granular Restore Option が含まれるようになり ました。追加の購入は必要ありません。 p.
第 1 章 Symantec Backup Exec™ System Recovery 2010 の概要 Backup Exec System Recovery の詳細情報の入手 [ヘルプとサポート]へのアクセス方法 1 Backup Exec System Recovery を起動します。 2 [ホーム]ページで、[ヘルプ]、[ヘルプとサポート]の順にクリックします。
2 Backup Exec System Recovery のインストール この章では以下の項目について説明しています。 ■ インストールの前に ■ Backup Exec System Recovery のインストール ■ Backup Exec System Recovery の更新 ■ Backup Exec System Recovery のアンインストールについて インストールの前に 作業環境および選択するインストールオプションによってインストール手順が変わる場合 があります。この章では、インストール CD からの製品版の Backup Exec System Recovery のインストールに重点を置いて説明します。 Backup Exec System Recovery をインストールする前に、お使いのコンピュータがシス テム要件を満たしていることを確認してください。既知の問題については、インストール CD の Readme ファイルを確認してください。 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option は、Backup Ex
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール インストールの前に 表 2-1 最小システム要件 コンポーネント 最小要件 オペレーティングシステム 次の 32 ビットまたは 64 ビットの Windows オペレーティングシス テムがサポートされます。 RAM ■ Windows 7 ■ Windows Vista Ultimate ■ Windows Vista Business ■ Windows Vista Enterprise ■ Windows XP Professional/Home(SP2 以降) ■ Windows XP Media Center(SP2 以降) ■ Windows Server 2003 ■ Windows Small Business Server 2003 ■ Windows Server 2008 (SP1 を含む) ■ Windows Server 2008 R2 ■ Windows Essential Business Server 2008 ■ Window
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール インストールの前に コンポーネント 最小要件 CD-ROM ドライブまたは DVD-ROM ドライブ ドライブの速度は任意ですが、BIOS からの起動ドライブとして使 用できる必要があります。 Backup Exec System Recovery は Gear Software の技術を使 います。CD ライターか DVD ライターに互換性があることを検証 するには、Gear Software の Web サイトを参照します。 http://www.gearsoftware.com/support/recorders/index.cfm お使いのライターの製造元の名前と型番がわかる場合、そのライ ターに関する情報を確認できます。 ソフトウェア Microsoft .NET Framework 2.0 以降は、Backup Exec System Recovery を実行するために必要です。 .
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール インストールの前に サポートされるファイルシステム Backup Exec System Recovery は次のファイルシステムをサ ポートします。 ■ FAT16、FAT16X ■ FAT32、FAT32X ■ NTFS ■ GUID Partition Table (GPT) ■ ダイナミックディスク ■ Linux Ext2、Linux Ext3 ■ Linux スワップパーティション メモ: NTFS ドライブは、復元する前に暗号化を解読する必要が あります。暗号化された NTFS ドライブのリカバリポイントに含ま れるファイルは表示されません。 リムーバブルメディア リカバリポイントはローカル(つまり、Backup Exec System Recovery がインストールされるのと同じコンピュータ)に保存でき ます。または、ほとんどの Blu-ray、DVD-R(W)、DVD+RW、 CD-R、CD-RW レコーダーにリカバリポイントを保存できます。サ ポートされているドライ
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール インストールの前に 表 2-2 無効な機能 無効な機能 動作の概要 集中管理 Backup Exec System Recovery 2010 Management Solution で、ネットワーク内にインストールされている Backup Exec System Recovery をリモートで監視および管理できます。リモートでデー タのバックアップや修復を行う機能も含まれています。 リカバリポイントセット ドライブの初回の完全バックアップを取得します。その後のバック アップでは、完全バックアップ実行以降のドライブ上のデータに 対する変更のみが取得されます。この機能を使用しない場合は、 ドライブの単体リカバリポイント(完全バックアップ)のみを作成で きます。 ハードディスクドライブをコピー ハードディスクドライブのすべての内容を 2 台目のハードディス するウィザード クドライブにコピーします。 Blu-ray/DVD/CD のサポート コンピュータを Blu-ray、DVD、または CD メディアに直接バ
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール インストールの前に ライセンス認証を延期する場合 ライセンスキーのインストールを先延ばしする場合でも、60 日の評価期間中、Backup Exec System Recovery のすべての機能を使用できます。 Backup Exec System Recovery のコンポーネントである Symantec Recovery Disk は、 評価版の有効期限が切れたり評価版がなくても利用可能です。ただし、Symantec Recovery Disk の次の機能を使用するには、有効なライセンスキーが必要です。 ■ コンピュータのバックアップウィザード p.80 の 「Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について」 を参照してください。 ■ [Restore Anyware を使用して別のハードウェアに修復]を使用して、仮想ディスク (.vmdk または .vhd)を物理コンピュータに復元する、コンピュータの修復ウィザード p.
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のインストール 開始する前に、Backup Exec System Recovery のインストールの要件とシナリオを確認 してください。 p.
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のインストール インストールオプションには次のオプションが含まれます。 Backup and Recovery Service コンピュータのバックアップまたは修復に必要な基本 サービスです。 Recovery Point Browser リカバリポイントを使用して、ファイルやフォルダの参照、 マウント、コピー、検証、復元を行うことができます。 ユーザーインターフェース Backup Exec System Recovery サービスとの対話に 必要な製品のユーザーインターフェースをインストール します。 Agent の配備 - Backup Exec System Recovery をイ ンストールしたコンピュータで、リモート修復管理のため に他のコンピュータに Backup Exec System Recovery Agent を配備できます。 Granular Restore Option リカバリポイントを開き、 Microsoft Exchang
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のインストール インストールを完了する方法 1 [ようこそ]の画面で、[次へ]をクリックします。 コンピュータ製造元によって製品がインストールされている場合、Backup Exec System Recovery の初回実行時に、[ようこそ]のページが表示される場合がありま す。 2 次のいずれかを実行します。 ■ [製品をすでに購入済みで、ライセンスキーを持っている]をクリックします。 メモ: ライセンスキーは、製品 CD ジャケットの裏面に記載されています。ライセン スキーは大切に保管してください。Backup Exec System Recovery をインストー ルするときに使用する必要があります。 ■ ライセンスのアクティブ化を延期するには、[後でアクティブ化する]をクリックしま す。評価版の有効期限が終了すると、製品は動作しなくなります。 p.
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery の更新 メモ: このオプションは、Google デスクトップがすでにコンピュータにインストール されている場合にのみ利用できます。Google デスクトップを後でインストールす る場合、インストール後に検索エンジンのサポートを有効にできます。 5 [終了]をクリックします。 Backup Exec System Recovery のアクティブ化を後で行う 評価版の有効期限が終了する前に Backup Exec System Recovery のアクティブ化を 行わなかった場合は、ソフトウェアが動作しなくなります。ただし、評価版の有効期限の終 了後は、いつでも製品をアクティブ化することができます。 Backup Exec System Recovery を後でアクティブ化する方法 1 ヘルプメニューの[ライセンスキーの入力]をクリックします。 2 画面の指示に従います。 最初のバックアップの設定について セットアップウィザードで[簡単セットアップを
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のアンインストールについて Backup Exec System Recovery を更新する方法 1 ヘルプメニューの[LiveUpdate を実行]をクリックします。 2 [LiveUpdate]ウィンドウで、[開始]をクリックして更新プログラムを選択します。 画面の指示に従います。 3 インストールが完了したら、[閉じる]をクリックします。 一部のプログラムの更新では、変更を反映するために、コンピュータの再起動が必 要な場合があります。 Backup Exec System Recovery のアンインストールにつ いて Backup Exec System Recovery を以前のバージョンの製品からアップグレードする場合 は、インストールプログラムによって自動的に以前のバージョンがアンインストールされま す。必要に応じて、手動でアンインストールすることもできます。 ソフトウェアのアンインストール方法については各オペレーティングシステムの手順に従
第 2 章 Backup Exec System Recovery のインストール Backup Exec System Recovery のアンインストールについて
3 コンピュータの修復の確認 この章では以下の項目について説明しています。 ■ コンピュータの修復の確認について ■ Symantec Recovery Disk のテスト ■ ドライバの検証が失敗した場合 ■ カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成 コンピュータの修復の確認について Windows が正常に起動または実行しない場合、Symantec Recovery Disk CD を使用 して、コンピュータを修復できます。コンピュータのネットワークカードとハードディスクの実 行に必要なドライバが、リカバリディスクに含まれている必要があります。 コンピュータを修復するのに必要なドライバがあることを確認するために、Symantec Recovery Disk で利用可能な [ドライバの検証の実行]ツールを使うことができます 。ド ライバ検証ツールでは、Symantec Recovery Disk CD 上のハードウェアドライバと、コン ピュータのネットワークカードとハードディスクの実行に必要なドライバが比較されます。 コンピュータのネットワークインターフェースカー
第 3 章 コンピュータの修復の確認 Symantec Recovery Disk のテスト Symantec Recovery Disk のテスト Symantec Recovery Disk CD をテストして、修復環境がコンピュータ上で正常に実行さ れることを確認しておく必要があります。 メモ: Symantec Recovery Disk は、購入した製品のバージョンに応じて、製品 CD に含 まれるか、または別の CD として提供されます。Symantec Recovery Disk が含まれてい る CD は安全な場所に保管してください。 Symantec Recovery Disk CD をテストすると、次のような問題を識別して解決できます。 ■ Symantec Recovery Disk を起動できない p.
第 3 章 コンピュータの修復の確認 カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成 適切なドライバにアクセスできないと、Symantec Recovery Disk の実行中にデバイスを 使用できません。そのため、コンピュータの修復に必要なリカバリポイントがネットワークま たはローカルハードディスクドライブに保存されている場合は、リカバリポイントにアクセス できない場合があります。 その場合、ドライバを検索して CD またはフロッピーディスクにコピーするか、カスタム Symantec Recovery Disk CD を作成します。 p.
第 3 章 コンピュータの修復の確認 カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成 6 次を指定します。 ディスクラベル Symantec Recovery Disk のラベルに使う名 前を入力します。 Symantec Recovery Disk を CD/DVD に書 カスタマイズした Symantec Recovery Disk き込む をメディアに保存する場合は、このオプション を選択して、使用するメディア書き込み装置 をリストボックスで選択します。 Symantec Recovery Disk のコピーを保存す カスタマイズした Symantec Recovery Disk る (ISO ファイル) を .
第 3 章 コンピュータの修復の確認 カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成 Symantec pcAnywhere を自動的に開始 Symantec Recovery Disk を起動するときに、 Symantec pcAnywhere Thin Host を自動 的に起動させるには、このオプションを選択し ます。 [設定]をクリックして、pcAnywhere のログオ ン資格情報と次の省略可能なパラメータを指 定します。 ホスト名 [ホスト名]フィールドに、ホストに対して使 用する名前を入力します。 ホスト名をコンピュータと同じ名前に設定 する場合は、このボックスを空白にしてお くことができます。 ■ 暗号化レベル ホストとリモートコンピュータ間のデータス トリームを暗号化するには、[暗号化レベ ル]リストで次のいずれかを選択します。 ■ なし ホストとリモートコンピュータ間で、デー タストリームの暗号化が行われません。 ■ pcAnywhere 第三者が容易に解読できないように、 数学アルゴリズムを使用してデータを スクランブル処理します。 このオプションは、pcAny
第 3 章 コンピュータの修復の確認 カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成 13 [ライセンス]設定ペインで、カスタマイズした Symantec Recovery Disk 内でライセ ンスを付与された機能(「コンピュータのバックアップ」と呼ばれるコールドイメージ機 能など)を有効にする方法を指定します。 14 [終了]をクリックします。 警告: 新しいカスタム Symantec Recovery Disk CD は必ずテストしてください。テス トでは、その CD を使ってコンピュータを起動できること、およびリカバリポイントを含 んでいるドライブにアクセスできることを確認します。 p.
4 始めましょう この章では以下の項目について説明しています。 ■ 主な製品コンポーネントについて ■ Backup Exec System Recovery の使用方法 ■ Symantec Backup Exec System Recovery の起動 ■ Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 主な製品コンポーネントについて Backup Exec System Recovery には、プログラム本体と Symantec Recovery Disk CD の 2 つの主要コンポーネントが含まれます。 表 4-1 主なコンポーネント 主な製品コンポーネント 説明 Backup Exec System Recovery プログラ Backup Exec System Recovery プログラムでは、コンピュータのバックアップを ム (ユーザーインターフェース) 定義、スケジュール、実行できます。バックアップを実行すると、コンピュータのリ カバリポイントが作成されます。このリカバリポイントを使用して、コンピュータ全体 または個別のドライブ、フ
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery の使用方法 主なコンポーネント 説明 Symantec Recovery Disk CD Symantec Recovery Disk CD を使用すると、修復環境でコンピュータを起動で きます。コンピュータのオペレーティングシステムにエラーが発生した場合、 Symantec Recovery Disk を使用してシステムドライブ(オペレーティングシステ ムがインストールされているドライブ)を修復します。 メモ: Symantec Recovery Disk は、購入した製品のバージョンに応じて、製品 CD に含まれるか、または別の CD として提供されます。Symantec Recovery Disk が含まれている CD は安全な場所に保管してください。 p.
第 4 章 始めましょう Symantec Backup Exec System Recovery の起動 図 4-1 Backup Exec System Recovery の使用 Symantec Backup Exec System Recovery の起動 Backup Exec System Recovery は、デフォルトでは Windows の Program Files フォ ルダにインストールされます。インストール時に、プログラムアイコンが Windows のシス テムトレイにインストールされます。このアイコンから Backup Exec System Recovery を 開くことができます。Windows のスタートメニューで Backup Exec System Recovery を 開くこともできます。 Symantec Backup Exec System Recovery を起動する方法 ◆ 実行している Windows のバージョンによって、次のいずれかの方法を使用します: ■ Windows のクラシックタスクバーで、[スタート]、[プログラム]、[Symantec
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 ■ Windows のシステムトレイで、Symantec Backup Exec System Recovery 2010 のトレイアイコンをダブルクリックします。 ■ Windows のシステムトレイで Backup Exec System Recovery のトレイアイコン を右クリックして、[Symantec Backup Exec System Recovery 2010 を開く]を クリックします。 フィードバックの送信 Backup Exec System Recovery 2010 に関するフィードバックや考えをシマンテック社 にお送りください。 フィードバックを送信する方法 ◆ 次のいずれかを実行します。 ■ [Backup Exec System Recovery 2010]ウィンドウの右上の [意見を送信]をク リックします。 ■ [ヘルプ]>[意見を送信]をクリックします。 Backup Exec System Recovery のデフォルトオプショ
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 オプション 説明 パフォーマンス バックアップまたは修復処理のデフォルトの速度を指定します。ス ライダを[高速]の方に移動すると、コンピュータのバックアップまた は修復が高速になります。特にバックアップまたは修復中にコン ピュータで作業している場合は、低い速度を選択した方がコンピュー タのパフォーマンスが向上します。 メモ: バックアップまたは修復中に、そのときのニーズに合わせてデ フォルト設定を変更することもできます。 また、ネットワークスロットルを設定して、バックアップによるネットワー クパフォーマンスへの影響を制限することもできます。 p.41 の 「コンピュータパフォーマンスに対するバックアップの影響 の調整」 を参照してください。 p.
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 オプション 説明 FTP の設定 オフサイトコピーで使用する FTP のデフォルト設定を指定します。 p.46 の 「オフサイトコピーで使用する FTP のデフォルト設定」 を参 照してください。 ログファイル ログに記録する製品メッセージの種類(エラー、警告、情報)や、ロ グファイルの保存場所を指定したり、ログファイルの最大ファイルサ イズを設定できます。 p.47 の 「Backup Exec System Recovery メッセージのログへの記 録」 を参照してください。 イベントログ Windows のイベントログに記録する製品メッセージの種類(エラー、 警告、情報)を指定できます。 p.
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 3 [バックアップデータのファイル名の先頭にコンピュータ名を追記]を選択します。 これは、複数のコンピュータを同じドライブにバックアップする場合に特に役立ちま す。たとえば、ラップトップコンピュータとデスクトップコンピュータを同じ USB ドライブ またはネットワークドライブにバックアップする場合です。各バックアップデータファイ ル名の先頭にコンピュータ名が追加されていると、より簡単に、どのバックアップデー タファイルがどのコンピュータのものであるかを特定できます。 4 バックアップ先として使用する新しいサブフォルダを Backup Exec System Recovery で作成する場合は、[バックアップファイルを一意なサブフォルダに保存する]を選 択します。 メモ: 新しいサブフォルダにはコンピュータと同じ名前が付けられます。たとえば、コ ンピュータ名が「MyLaptop」である場合、新しいサブフォルダは「¥MyLaptop」とい う名前になります。 5 リカバリポイントやファイルお
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 4 バックアップをより短時間で終了する場合は、スライダバーを[高速]の方へ移動しま す。 5 [OK]をクリックします。 メモ: バックアップまたは修復中に、そのときのニーズに合わせてデフォルト設定を変更す ることもできます。 p.
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 4 [最大ネットワークスロットル]フィールドに、Backup Exec System Recovery が 1 秒 間に送信可能な最大ネットワークスループット(KB)を入力します。 5 [OK]をクリックします。 デフォルトのトレイアイコン設定の調整 システムトレイアイコンのオンとオフを切り替えて、発生したエラーメッセージのみを表示 するか、エラーメッセージとその他の情報(バックアップの完了など)の両方を表示するか を指定できます。 デフォルトのトレイアイコン設定を調整する方法 1 Backup Exec System Recovery のメニューバーで、[タスク]、[オプション]の順に クリックします。 2 [トレイアイコン]をクリックし、次のいずれかを選択します。 システムトレイアイコンを表示 システムトレイに Backup Exec System Recovery のアイコンを表示します。 その他のオプションを有効または無効にするに は、このオプションを選択する必要がありま
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 タの音楽ファイルを保存する場合、ファイルおよびフォルダのバックアップを設定して、す べての音楽ファイル(.mp3、.wav など)を処理対象にできます。 最も一般的なファイルの種類と拡張子は、デフォルトで定義されています。必要に応じ て、ファイルの種類のカテゴリをさらに定義して、いつでもそのカテゴリを編集できます。 たとえば、2 つの新しいファイルの拡張子(.pft と .ptp)を使用する必要がある新しいプロ グラムをインストールした場合、新しいファイルの種類を定義して、そのカテゴリにこの 2 つのファイルの拡張子を定義できます。その後、ファイルおよびフォルダのバックアップを 定義するときに、この新しいカテゴリを選択できます。バックアップを実行すると、拡張子 が .pft と .
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 注意: 設定したファイルの種類と拡張子がすべて削除されます。これらは、再度 手動で追加する必要があります。 4 [OK]をクリックします。 ファイルの種類(とそのすべての拡張子)を削除する方法 1 Backup Exec System Recovery のメニューバーで、[タスク]、[オプション]の順に クリックします。 2 [ファイルの種類]列で、ファイルの種類を選択します。 デフォルトのファイルの種類は削除できません。拡張子は、デフォルトのファイルの 種類の拡張子以外、すべて削除できます。デフォルトのファイルの種類に拡張子を 追加することもできます。 3 [ファイルの種類を削除]([-])ボタンをクリックして、[OK]をクリックします。 同じ手順を使用して、[拡張子]リストからファイルの拡張子を削除します。 外部ドライブでのニックネームの使用 バックアップ先またはオフサイトコピー先として Backup Exec System Recovery で使用 するドライブに外部ドラ
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 p.
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 オフサイトコピーで使用する FTP のデフォルト設定を行う方法 1 Backup Exec System Recovery のメニューバーで、[タスク]、[オプション]の順に クリックします。 2 [ターゲット]の下の[FTP の設定]をクリックします。 3 次の表を参照して設定を変更します。 接続モード: パッシブ パッシブ(「PASV」と記述される場合もある)モードを使用すると、セ (推奨) キュリティシステムとの競合を回避できます。パッシブモードを使用す ると、FTP クライアントは FTP サーバーによって提供される IP アドレ スおよびポートへの接続を開くため、一部のファイアウォールおよび ルータではこのモードが必要です。 接続モード: アクティブ パッシブモードで接続または転送の試行に失敗した場合、またはデー タソケットエラーが発生した場合は、アクティブモードを使用します。 FTP クライアントがアクティブモードを使用して接続する場合、サー バーは FTP クライアントに
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 Backup Exec System Recovery メッセージをログに記録する方法 1 Backup Exec System Recovery のメニューバーで、[タスク]、[オプション]の順に クリックします。 2 [通知]で[ログファイル]をクリックします。 3 [優先度およびメッセージの種類の選択]リストをクリックし、メッセージをログに記録 する優先レベルを選択します。 4 5 すべてのメッセージ 優先レベルにかかわらず、すべてのメッセージ が送信されます。 優先度が中および高のメッセージ 優先順位が中程度のメッセージと高いメッセー ジのみが送信されます。 優先度の高いメッセージのみ 優先順位が高いメッセージのみが送信されます。 メッセージなし 優先レベルにかかわらず、どのメッセージも送信 されません。 次のオプションを 1 つ以上選択します。 ■ エラー ■ 警告 ■ 情報 [ログファイルの場所]フィールドで、ログファイルを作成して
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 3 4 5 [優先度およびメッセージの種類の選択]リストをクリックし、メッセージをログに記録 する優先レベルを選択します。 すべてのメッセージ 優先レベルにかかわらず、すべてのメッセージ が送信されます。 優先度が中および高のメッセージ 優先順位が中程度のメッセージと高いメッセー ジのみが送信されます。 優先度の高いメッセージのみ 優先順位が高いメッセージのみが送信されます。 メッセージなし 優先レベルにかかわらず、どのメッセージも送信 されません。 次のオプションを 1 つ以上選択します。 ■ エラー ■ 警告 ■ 情報 [OK]をクリックします。 製品(イベント)メッセージの電子メール通知の有効化 バックアップの実行中にエラーまたは警告が発生した場合に、電子メール通知を指定し たメールアドレスに送信できます。 メモ: SMTP サーバーがない場合は、この機能は利用できません。 通知は、システムイベントログとカスタムログファイルにも送られます。カスタムログファ
第 4 章 始めましょう Backup Exec System Recovery のデフォルトオプションの設定 3 4 [優先度およびメッセージの種類の選択]リストをクリックし、電子メールを送信する優 先レベルを選択します。 すべてのメッセージ 優先レベルにかかわらず、すべてのメッセージ が送信されます。 優先度が中および高のメッセージ 優先順位が中程度のメッセージと高いメッセー ジのみが送信されます。 優先度の高いメッセージのみ 優先順位が高いメッセージのみが送信されます。 メッセージなし 優先レベルにかかわらず、どのメッセージも送信 されません。 次のオプションを 1 つ以上選択します。 ■ エラー ■ 警告 ■ 情報 5 [送信先アドレス]テキストボックスに、通知の送信先電子メールアドレスを入力しま す(例: admin@domain.
5 データバックアップのベスト プラクティス この章では以下の項目について説明しています。 ■ データのバックアップについて ■ バックアップの種類の選択について ■ バックアップのベストプラクティス ■ バックアップに関する追加のアドバイス ■ バックアップジョブの定義後 ■ バックアップ先の選択について ■ デュアルブートコンピュータのバックアップについて データのバックアップについて コンピュータまたは個々のファイルやフォルダをバックアップするには、次の手順を実行 します。 ■ バックアップの定義 ■ バックアップの実行 p.
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップの種類の選択について ■ バックアップを実行するタイミング(自動または手動) ■ リカバリポイントに指定する圧縮レベルと、セキュリティ設定(暗号化とパスワード保護) を有効にするかどうか ■ 使用するその他のオプション(必要に応じて各バックアップをカスタマイズ可能) バックアップの種類の選択について バックアップには、次の 2 種類があります。 ■ ドライブベースのバックアップ: ハードディスクドライブ全体をバックアップします。 ■ ファイルおよびフォルダのバックアップ: 選択したファイルおよびフォルダだけをバック アップします。 次のガイドラインを参考にして、選択するバックアップの種類を判断できます。 ドライブベースのバックアップ このバックアップの種類を使用すると、次の作業を実行できます。 コンピュータのシステムドライブ(通常はオペレーティングシス テムを含む C ドライブ)のバックアップおよび修復 ■ セカンダリドライブ(オペレーティングシステムがインストール されているシステムドライブ以外のドライブ)など、
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップのベストプラクティス ■ 「バックアップの終了後」 バックアップについて コンピュータをバックアップする場合、2 種類のバックアップから選択します。 ■ ドライブベースのバックアップ: ハードディスクドライブ全体をバックアップします。 ■ ファイルおよびフォルダのバックアップ: 選択したファイルおよびフォルダだけをバック アップします。 どちらのバックアップの種類を選択するかは、保護するデータとバックアップデータ(リカ バリポイントとファイルおよびフォルダのバックアップデータ)に必要な保存領域によって 異なります。 次の表に、各バックアップの種類の主な使用方法を示します。 バックアップの種類 使用方法 ドライブベースのバックアッ プ ■ ファイルおよびフォルダの バックアップ ■ コンピュータのバックアップおよび修復(システムドライブ、通常 は C ドライブ) ■ 特定のハードディスクドライブのバックアップおよび修復(セカン ダリドライブ、システムドライブ以外のドライブ) ■ 消失または破損したファイルまたはフォルダの、
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップのベストプラクティス セカンダリハードディスクをバックアッ プ先として使用する。 リカバリポイントは、プライマリハードディスク(C ドライブ)以 外のハードディスクに保存してください。これにより、プライ マリハードディスクで障害が発生した場合にも、システムを 確実に修復できます。 p.58 の 「バックアップ先の選択について」 を参照してくだ さい。 バックアップ先として外部ドライブを使 外部ドライブを使用すると、バックアップデータの移動がよ 用することを検討する。 り簡単になります。重要なデータを特定の場所から移動す る必要がある場合、外部ドライブを取り外して持ち出すこと ができます。 p.
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップのベストプラクティス 定期的な間隔で頻繁にバックアップを バックアップを定義する際に、頻繁に実行するようにスケ 実行する。 ジュールを設定して、少なくとも最近 2 か月間のリカバリポ イントを保存します。 p.101 の 「バックアップスケジュールの編集」 を参照してく ださい。 p.64 の 「ドライブベースのバックアップの定義」 を参照し てください。 個人用データは、 Windows や他のソ オペレーティングシステムやソフトウェアのプログラムは、 フトウェアプログラムをインストールした 個人用のデータとは別に保管してください。これにより、リ ドライブとは別のドライブに保存する。 カバリポイントを作成する速度が上がり、復元する情報の 量も少なくなります。たとえば、 Windows の実行やソフト ウェアプログラムのインストールと実行には、C ドライブを使 用してください。個人用ファイルやフォルダの作成、編集、 保存には、D ドライブを使用してください。 ドライブを管理するための他のヒントについては、 www.symantec.
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップのベストプラクティス リカバリポイントとファイルおよびフォル リカバリポイントの内容を定期的にチェックして、重要なデー ダのバックアップデータの内容を確認 タのみがバックアップされていることを確認します。 する。 ファイルおよびフォルダのバックアップを使用する場合、 [ホーム]または[タスク]ページで[ファイルを修復]をクリッ クします。次に、[検索]をクリックし、バックアップに含まれ るすべてのファイルの最新バージョンを表示します。 p.
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップに関する追加のアドバイス バックアップに関する追加のアドバイス 定義したバックアップを実行する場合、次のアドバイスを参考にしてください。 ■ スケジュールされたバックアップを開始するのに、Backup Exec System Recovery が実行中である必要はありません。バックアップを定義した後で、Backup Exec System Recovery を終了できます。 ■ バックアップ対象のコンピュータは、電源が入っており、Windows が起動している必 要があります。 ■ 定義したバックアップは、後で編集または実行できるように自動的に保存されます。 ■ バックアップ中は、ディスクのデフラグプログラムを実行しないでください。リカバリポイ ントの作成に要する時間が大幅に延び、予期しないシステムリソースの問題が発生す ることがあります。 ■ 相互に依存する複数のドライブがある場合、そのようなドライブは同一のバックアップ に含めてください。これにより、最大限の保護を行うことができます。 ■ 複数のドライブを定義した同一の
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップ先の選択について ルされたバックアップは行われません。その後、未処理のバックアップの実行を求めるメッ セージが表示されます。 バックアップジョブのプロパティの表示 バックアップジョブを開かずに、定義済みのバックアップの設定および構成を確認するこ とができます。 バックアップジョブのプロパティの表示方法 1 [ホーム]ページで、[バックアップの実行または管理]をクリックします。 2 [バックアップの実行または管理]ウィンドウでバックアップジョブを選択し、[タスク]、 [プロパティ]の順にクリックします。 バックアップ先の選択について リカバリポイントとファイルおよびフォルダのバックアップデータの保存先は、以下の情報 を考慮して決めてください。 メモ: バックアップ先として CD または DVD を使用する場合(非推奨)は、ディスク上のサ ブフォルダにバックアップすることはできません。CD や DVD のルートにバックアップデー タを作成する必要があります。 次の表に、バックアップ先を選択するときに考慮する必要がある情報を示しま
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップ先の選択について 表 5-1 バックアップ先 バックアップ先の選択 考慮する項目 ローカルハードディスクドライ この方法のメリットは次のとおりです。 ブ、USB ドライブ、FireWire ド ■ 高速にバックアップおよび修復できる ライブ ■ 無人バックアップをスケジュールできる (推奨) ■ ディスク領域に繰り返し上書きが可能で低コストである ■ 別の場所で保管できる ■ ハードディスクドライブ領域を他の用途のために確保できる リカバリポイントをバックアップ対象と同じドライブに保存すること は可能ですが、次の理由からお勧めできません。 リカバリポイントの数またはサイズが大きくなると、通常の用途 に使用できるディスク容量が少なくなる。 ■ リカバリポイントはそれ以降のそのドライブのリカバリポイント に含まれることになるため、リカバリポイントのサイズが増大す る。 ■ 致命的なエラーがそのコンピュータに発生した場合は、同じ ハードディスク上の別のドライブにリカバリポイントを保存して ある場合でも、必要なリカバリポイントを修復できない
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス バックアップ先の選択について バックアップ先 考慮する項目 CD-RW/DVD-RW バックアップデータをリムーバブルメディアに保存する際、バック アップするのに複数のメディアが必要な場合は、ファイルが自動 的に正しいサイズに分割されます。 複数のドライブのバックアップでは、同じメディア上に複数のドラ イブのリカバリポイントを保存する領域を確保できる場合でも、各 ドライブのリカバリポイントはメディア上に単体で保存されます。 この方法を使用する場合は、バックアップをスケジュールできま せん。 メモ: CD-RW または DVD-RW をリカバリポイントの保存場所と して使用すると、処理中にディスクを交換する必要があるため、 最適な方法とはいえません。 次の表に、バックアップ先の種類と、それぞれの長所と短所を示します。 表 5-2 バックアップ先の長所と短所 バックアップ先 長所 ハードディスクドライブ ■ (推奨) ネットワークドライブ 短所 高速にバックアップおよび ■ 他の用途で使用できるドラ 修復できる イブ領域が減
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス デュアルブートコンピュータのバックアップについて バックアップ先 長所 短所 リムーバブルメディア(ローカル) ■ ハードディスクドライブが故 障した場合にデータを保護 できる ■ 別の場所での保管に最適 である ■ ハードディスクドライブ領域 を他の用途のために確保で きる デュアルブートコンピュータのバックアップについて デュアルブートコンピュータでもバックアップは可能です。Backup Exec System Recovery を実行しているオペレーティングシステムに隠しドライブ(パーティション)があっても、問 題なくバックアップできます。 ドライブのバックアップを実行すると、各ドライブの内容全体がリカバリポイントで取得され ます。ドライブを復元すると、修復されたドライブからブートできるようになります。 メモ: コンピュータを復元したシステムから元の構成と同じようにブートするには、オペレー ティングシステムのブート情報を含むすべてのドライブをバックアップしてから復元する必 要があります。 Backup Exec System Recovery
第 5 章 データバックアップのベストプラクティス デュアルブートコンピュータのバックアップについて
6 ドライブ全体のバックアップ この章では以下の項目について説明しています。 ■ ドライブベースのバックアップの定義について ■ ドライブベースのバックアップの定義 ■ ドライブベースのバックアップの圧縮レベル ■ Backup Exec System Recovery からのワンタイムバックアップの実行 ■ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について ■ オフサイトコピーについて ■ オフサイトコピーの仕組み ドライブベースのバックアップの定義について ドライブベースのバックアップは、ハードディスクドライブ全体のスナップショットを取得し、 保存されているすべての情報を後で取得できるように取り込みます。ファイル、フォルダ、 デスクトップ設定、プログラム、およびオペレーティングシステムのすべてがリカバリポイン トに取り込まれます。これによって、リカバリポイントを使用して個々のファイルやフォルダ、 またはコンピュータ全体を復元できます。 データを確実に保護するには、ドライブベースのバックアップを定義し、定期的にバック アップを実行してくださ
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 ドライブベースのバックアップの定義 ハードディスクドライブ全体のスナップショットを作成するようにドライブベースのバックアッ プを定義してください。 ドライブベースのバックアップを定義する方法 1 [ホーム]ページまたは[タスク]ページで、[バックアップの実行または管理]をクリッ クします。 2 [バックアップの実行または管理]ウィンドウで、[新しく定義]をクリックします。 バックアップをまだ定義していない場合は、[簡単セットアップ]ダイアログボックスが 表示されます。 3 [コンピュータのバックアップ]をクリックし、[次へ]をクリックします。 4 バックアップするドライブを 1 つ以上選択し、[次へ]をクリックします。 複数のドライブを選択する場合は、Ctrl キーを押しながら選択します。 目的のドライブが表示されない場合、[隠しドライブを表示]を選択します。 5 [関連するドライブ]ダイアログボックスが表示されたら、適切なオプションを設定し、 次に[次へ]をクリックします。それ以外の場合は次の手順にスキ
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 ■ 2 つ目のコピー先を追加する場合は、[オフサイトコピー先を追加]をクリックし、 コピー先のパス(ローカルフォルダ、ネットワークパス、FTP アドレスなど)を指定 します。 ■ [OK]をクリックします。 p.85 の 「オフサイトコピーについて」 を参照してください。 10 [次へ]をクリックします。 11 [オプション]パネルで、目的のリカバリポイントオプションを設定します。 p.68 の 「リカバリポイントのオプション」 を参照してください。 12 (省略可能)[詳細]をクリックし、目的の詳細オプションを設定し、[OK]をクリックして [オプション]パネルに戻ります。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 一度だけ実行 指定した日付と時刻に一度だけバックアップが実 行されます。 このオプションを選択すると、[単一のリカバリポイ ントを作成]フィールドが表示されます。 16 バックアップをスケジュールに従って自動的に実行する場合は、[スケジュール]を 選択して、開始時刻を入力し、バックアップを実行する曜日を選択します。 手動で開始した場合にのみバックアップを実行する場合は、[スケジュール]のチェッ クマークをはずして次の手順にスキップします。 17 (省略可能)[カスタム]ボタンをクリックし、新しいリカバリポイントセットを起動する頻 度を指定します。 たとえば[毎月]を選択した場合、新しいベースリカバリポイントは、新しい各月で実 行される最初のバックアップ時に作成されます。 18 特定のイベントに対応してバックアップを開始するイベントトリガの設定など、スケ ジュールの詳細オプションを設定するには、[詳細]をクリックし、必要なオプションを 設定します。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 イブ C のバックアップジョブとドライブ D のバックアップジョブを作成する必要があります。 また、別の接続された VHD 内で入れ子になっている接続された VHD はバックアップで きません。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 バックアップ先のオプション 次の表は[バックアップ先]ページのオプションを記述したものです。 表 6-2 バックアップ先のオプション オプション 説明 [フォルダ]フィールド リカバリポイントを保存する場所を示します。 Backup Exec System Recovery でこの場所に 十分な空き領域がないことが検出された場合、 警告が表示されます。十分な領域がある別の場 所を選択してください。 [編集] [編集]ボタンはネットワークにあるバックアップ先 を選択した場合にのみアクティブになります。バッ クアップ先がネットワークにあれば、ネットワーク アクセスのために必要なユーザー名とパスワー ドを指定できるダイアログボックスを表示するた めに[編集]ボタンをクリックできます。これはネッ トワーク共有にリカバリポイントを保存する場合に も適用されます。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 表 6-3 リカバリポイントのオプション オプション 説明 [名前] バックアップの名前を入力します。 メモ: このオプションは Symantec Recovery Disk の[コンピュータをバックアップ]機能を使 用してリカバリポイントを作成すれば表示されま せん。 [圧縮] リカバリポイントの圧縮レベルとして、次のいずれ かを選択します。 ■ なし ■ 標準 ■ 中 ■ 高 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 オプション 説明 [検索エンジンのサポートを有効化] Google デスクトップなどの検索エンジンで、各リ カバリポイントに含まれているすべてのファイル 名にインデックス付けする場合に選択します。 ファイル名にインデックス付けすると、検索エン ジンを使用して復元するファイルを検索できま す。 このオプションは、NTFS ファイルシステム専用 です。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 表 6-4 詳細なスケジュールオプション オプション 説明 スケジュール(バックアップ時刻) 次の操作を 1 つ以上実行します。 ■ [スケジュール]をクリックし、バックアップを実 行する日付と開始時刻を選択します。 保護するデータを頻繁に編集する場合、[1 日に複数回実行]を選択します。 また、バックアップの最大間隔と 1 日にバッ クアップを実行する回数を指定します。 ■ [自動的に最適化]リストをクリックし、バック アップ先で使用するディスク領域の管理に役 立つ最適化の頻度を選択します。 ■ [新しいリカバリポイントセットを開始]リストを クリックし、新しいリカバリポイントセットを起動 する頻度を選択します。 [カスタム]をクリックし、選択するオプションを カスタマイズします。 ■ イベントトリガ (全般) (ThreatCon レスポンス) バックアップを自動的に開始するイベントの種類 を選択します。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 ネットワーク資格情報を入力する場合、次のルールが適用されます。 ■ 接続するコンピュータがドメイン上にある場合、ドメイン名、ユーザー名、パスワードを 入力します。例:domain¥username ■ ワークグループ内のコンピュータに接続している場合、リモートコンピュータ名とユー ザー名を入力します。例:remote_computer_name¥username ■ ドライブをマッピングした場合、サービスが異なるコンテキストで実行され、マッピング したドライブを認識できないため、このダイアログボックスでユーザー名とパスワードを 入力する必要がある場合があります。 ツールメニューで[オプション]を選択すると、ネットワーク資格情報を含む、デフォルトの バックアップデータ保存先を設定できます。これによって、ジョブの作成時、指定した場 所がデフォルトでダイアログボックスに表示されるようになります。別のオプションを使用す ると、企業の特定のバックアップユーザーアカウントを作成し、このアカウントを使うように Backup E
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 バックアップ中に Visual Basic スクリプトファイル(.VBS)を使用する場合は、スクリプトを 実行するバッチファイル(.BAT)を作成します。たとえば、以下の構文を含む STOP.BAT というバッチファイルを作成します。 Cscript script_filename.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 段階 説明 スナップショット作成後に実行 スナップショットが作成された後の段階です。この段階 では、リカバリポイントの作成中にサービスがドライブ に対して通常の処理を再開することを許可するコマン ドを実行できます。 データベースは一時的にバックアップ状態になります が、スナップショットの作成は数秒で済みます。最小 数のログファイルが作成されます。 リカバリポイント作成後に実行 リカバリポイントファイルが作成された後の段階です。 この段階では、リカバリポイント自体を処理するコマン ドを実行できます。たとえば、リカバリポイントをオフラ インの場所にコピーできます。 ドライブベースのバックアップの詳細オプション ドライブベースのバックアップを定義すると、次の詳細オプションを設定できます。 表 6-6 ドライブベースのバックアップの詳細オプション オプション 説明 リカバリポイントを複数ファイルに分割して圧縮 保存 リカバリポイントを複数の小さいファイルに分割 し、各ファイルの最大サイズ(MB)を指定します。
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 オプション 説明 VSS の完全バックアップの実行 Microsoft Exchange Server 2003 または Microsoft SQL のような VSS 対応アプリケーショ ンに使用されます。 このオプションでは次の操作が行われます。 VSS ストレージの完全バックアップを実行す る。 ■ 自身のトランザクションログを確認するために VSS 要求を送信する。 ■ VSS は、どのトランザクションがデータベースに 対してすでにコミットされているかを判断し、それ らのトランザクションを切り捨てます。特に、トラン ザクションログを切り捨てると、ファイルサイズを 処理しやすいように保ち、ファイルが使うハード ディスクドライブの容量を制限するのに役立ちま す。 このオプションを選択しない場合、バックアップ は VSS ストレージでそのまま行われます。ただ し、VSS はバックアップ後、自動的にトランザク ションログを切り捨てません。 メモ: このオプションは Symantec Recovery Disk の[コンピュー
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 バックアップの詳細オプションの編集 最初にバックアップを定義したときに選択した詳細オプションは、バックアップを定義した 後でも編集できます。 バックアップの詳細オプションを編集する方法 1 [ホーム]ページまたは[タスク]ページで、[バックアップの実行または管理]をクリッ クします。 2 編集するバックアップを選択し、[設定を編集]をクリックします。 3 [次へ]を 2 回クリックします。 4 [詳細]をクリックします。 5 [詳細オプション]ダイアログボックスで変更を行い、[OK]をクリックします。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの定義 正しいパスワードを入力しなければ、暗号化されたリカバリポイントに対してアクセスまた は復元を行うことはできません。 警告: パスワードは安全な場所に保管してください。パスワードは、大文字と小文字を区 別します。パスワードで暗号化されたリカバリポイントに対してアクセスまたは復元を行う 場合、Backup Exec System Recovery によってパスワードの入力を求められるため、大 文字と小文字を区別して入力します。正しいパスワードを入力しなかった場合、またはパ スワードを忘れた場合は、リカバリポイントを開くことができません。 シマンテック社のテクニカルサポートでは暗号化されたリカバリポイントを開くことができま せん。 暗号化レベルを高く設定するだけではなく、パスワードの形式を複雑にすることで、デー タのセキュリティを高めることができます。 適切なセキュリティを確保するには、以下のルールに従ってパスワードを作成してくださ い。 ■ 同じ文字を続けない(例: BBB、88) ■ 一般的な単語を使用しない ■ 少なくとも
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ ドライブベースのバックアップの圧縮レベル 必要に応じて、バックアップの作成時にリカバリポイントの整合性を自動的に検証するこ ともできます。 p.74 の 「ドライブベースのバックアップの詳細オプション」 を参照してください。 リカバリポイントの整合性を検証する方法 1 [ツール]ページで、[Recovery Point Browser を実行]をクリックします。 2 リカバリポイントを選択し、[OK]をクリックします。 3 Recovery Point Browser のツリーパネルで、リカバリポイントを選択します。 たとえば、C_Drive001.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Backup Exec System Recovery からのワンタイムバックアップの実行 圧縮レベル 説明 標準(推奨) 低い圧縮率を使用し、リカバリポイントを平均 40% 圧縮します。 これがデフォルトの設定です。 中 中程度の圧縮率を使用し、リカバリポイントを平均 45% 圧縮しま す。 高 高い圧縮率を使用し、リカバリポイントを平均 50% 圧縮します。 リカバリポイントの作成に最も時間がかかります。 高い圧縮率でのリカバリポイントの作成には、通常よりも CPU に 高い負荷がかかる場合があります。コンピュータ上でのその他の 処理も遅くなる場合があります。その場合は、Backup Exec System Recovery の動作速度を調整することによって、同時に 実行する他のリソース集約型アプリケーションのパフォーマンスを 向上させることができます。 Backup Exec System Recovery からのワンタイムバック アップの実行 ワンタイムバックアップを使用すると、Backup Exec System Recovery から単体リ
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について 4 [関連するドライブ]ダイアログボックスが表示されたら、適切なオプションを設定し、 次に[次へ]をクリックします。それ以外の場合は次の手順にスキップします。 p.66 の 「[関連するドライブ]オプション」 を参照してください。 5 [バックアップ先]パネルで、適切なオプションを選択してください。 p.68 の 「バックアップ先のオプション」 を参照してください。 6 [次へ]をクリックします。 7 [オプション]パネルで適切なオプションを選択します。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について ■ 修復する前に、損傷したシステム状態のバックアップをとっておきたい。たとえば、サー バーまたはデスクトップの損傷が重大な場合、Symantec Recovery Disk CD を使っ てシステムに残っているものをバックアップすることができます。そして単体リカバリポ イントを復元した後で、修復できるものを修復します。 メモ: Symantec Recovery Disk を使用して作成したリカバリポイントは、Restore Anyware を使用して異なるハードウェアに復元されます。 Symantec Recovery Disk CD からバックアップを作成する場合、次のシナリオに限り、 有効なライセンスキーを要求されます。 ■ Backup Exec System Recovery がインストールされていないコンピュータのバック アップを作成するために、Symantec Recovery Disk CD のオリジナルの出荷版を使 用する場合。 ■ Symantec
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について 4 メッセージが表示されたら、有効なライセンスキーを入力し、[次へ]をクリックします。 5 バックアップするドライブを 1 つ以上選択し、[次へ]をクリックします。 6 [バックアップ先]パネルで、必要なオプションを設定し、[次へ]をクリックします。 [フォルダ]フィールド 単体リカバリポイントを保存する場所を参照し て、指定できます。 [ネットワークドライブの割り当て] リカバリポイントを保存するコンピュータの UNC パスを使用して、ネットワークドライブをマッピ ングできます。 たとえば、¥¥computer_name¥share_name や ¥¥IP_address¥share_name のように入力 します。 [リカバリポイントファイル名]フィールド リカバリポイントのファイル名を編集できます。 これをするには、ドライブを選択し、[名前の 変更]をクリックし、新しいファイル名を入力し、 そして次に[OK]をクリックしてください。
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について 7 [オプション]パネルで、リカバリポイントの必要な圧縮レベルを設定します。 なし 空き容量が十分にある場合に使用します。た だし、バックアップの保存先がアクセスの多い ネットワークドライブである場合には、高い圧 縮レベルを使用した方が圧縮しない場合より もネットワークを介して書き込むデータの量が 少なくなるため、短時間で処理できます。 標準(推奨) 低い圧縮率を使用し、リカバリポイントを平均 40% 圧縮します。これがデフォルトの設定で す。 中 中程度の圧縮率を使用し、リカバリポイントを 平均 45% 圧縮します。 高 高い圧縮率を使用し、リカバリポイントを平均 50% 圧縮します。リカバリポイントの作成に最 も時間がかかります。 高い圧縮率でのリカバリポイントの作成には、 通常よりも CPU に高い負荷がかかる場合が あります。コンピュータ上でのその他の処理も 遅くなる場合があります。その場合は、Backup Exec System Recovery の動作
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイムバックアップの実行について SmartSector コピーの無効化 SmartSector 技術を使用すると、データを含 むハードディスクセクタのみがコピーされるた め、コピー処理を高速化することができます。 ただし、データの有無に関係なく、すべての セクタを元のレイアウトのままコピーすることが 望ましい場合もあります。 使用セクタだけでなく未使用セクタもコピーで きます。そのため、コピー処理に要する時間 が長くなり、リカバリポイントのサイズが大きく なります。 コピー中は不良セクタを無視 ハードディスクに不良セクタがある場合でも、 バックアップを実行できます。ほとんどの場合、 ドライブに不良セクタはありませんが、ハード ディスクの老朽化とともに問題が発生する可 能性は高まります。 パスワードを使用する リカバリポイントの作成時に、リカバリポイント にパスワードを設定します。パスワードには標 準文字列を含めることができます。パスワード には、拡張文字列や記号を含めることができ ません。AS
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーについて オフサイトコピーについて セカンダリハードディスクへのデータのバックアップは、情報資産の保護への重要な第 1 歩です。ただし、データの安全性を確保するには、オフサイトコピーを使用します。この機 能によって、可搬ストレージデバイス、ネットワーク上のリモートサーバー、リモート FTP サーバーのいずれかに最新の完全なリカバリポイントをコピーします。 採用する方法にかかわらず、リカバリポイントのコピーを離れた場所に保存することは、万 が一オフィスにアクセスできなくなった場合に備え不可欠な冗長性を保持することになり ます。オフサイトコピーによって、リモートコピーが確保され、データ保護が倍に強化され ます。 p.85 の 「オフサイトコピーの仕組み」 を参照してください。 p.86 の 「オフサイトコピー先としての外部ドライブの使用について」 を参照してください。 p.88 の 「オフサイトコピー先としてのネットワークサーバーの使用について」 を参照して ください。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーの仕組み す。Backup Exec System Recovery によってオフサイトコピー先ドライブの存在が検出 され、自動的にリカバリポイントのコピーが開始されます。 オフサイトコピーはシステムリソースをわずかしか使用しないように設計されているため、 コピー処理はバックグラウンドで実行されます。この機能を使用すると、システムリソース にほとんどまたはまったく影響を与えずに、コンピュータで作業を続けることができます。 オフサイトコピー先のディスク領域が不足すると、オフサイトコピーによって最も古いリカバ リポイントが識別されて削除され、最新のリカバリポイント用の領域が確保されます。その 後、オフサイトコピー先に現在のリカバリポイントがコピーされます。 p.86 の 「オフサイトコピー先としての外部ドライブの使用について」 を参照してください。 p.88 の 「オフサイトコピー先としてのネットワークサーバーの使用について」 を参照して ください。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーの仕組み 火曜日の朝には、月曜日のベースリカバリポイントがドライブ A に正常にコピーされてい ます。その日の終わりに、ドライブ A を取り外して安全のために持ち帰ります。 水曜日の朝には、ドライブ B をオフィスに持って来ます。ドライブ B を接続すると、Backup Exec System Recovery ではドライブ B がオフサイトコピー先であることが検出されます。 その後、Backup Exec System Recovery によって自動的に月曜日の夜のベースリカバ リポイントと火曜日の夜の増分リカバリポイントのコピーが開始されます。水曜日の終わり には、ドライブ B を持ち帰り、ドライブ A と一緒に安全な場所に保管します。 これで、2 カ所の物理的に異なる場所に、リカバリポイントの複数のコピーが保存されま す。すなわち、オフィスのバックアップ先に保存された元のリカバリポイントと、オフサイトコ ピー先ドライブに保存された同じリカバリポイントのコピーです。オフサイトコピー先ドライ ブは、自宅の安全な場所に保管されます。 次の木曜日の朝、ド
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーの仕組み オフサイトコピー先として外部ドライブを使用すると、バックアップデータのコピーが 2 カ 所の物理的に異なる場所に確実に保存されることになります。 オフサイトコピー先としてのネットワークサーバーの使用について オフサイトコピー先として、ローカルエリアネットワークサーバーを指定することもできます。 使用するサーバーにアクセスできる必要があります。ローカルドライブをサーバーにマッ ピングするか、または有効な UNC パスを指定する必要があります。 たとえば、1 番目のオフサイトコピー先として、ローカルの外部ドライブを設定するとしま す。次に、そのオフィスとは別の物理的な場所にあるサーバーを特定します。2 番目のオ フサイトコピー先としてそのリモートサーバーを追加します。バックアップが発生すると、リ カバリポイントは最初に外付けハードディスクドライブにコピーされ、次にリモートサーバー にコピーされます。 リモートサーバーが一定期間利用不能になると、最後の接続以降に作成されたすべての リカバリポイントがオフサイトコピーによってコピーされます。
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーの仕組み また、この方法が正しく動作するためには、Backup Exec System Recovery に正確な FTP 接続情報を入力する必要があります。オフサイトコピーが正しく設定されている場合、 オフサイトコピーによって FTP サーバー上の指定したディレクトリにリカバリポイントがコ ピーされます。サーバーが一定期間利用不能になると、最後の接続以降に作成されたす べてのリカバリポイントがオフサイトコピーによってコピーされます。利用可能なすべての リカバリポイントを保存する領域がない場合は、オフサイトコピーによって最も古いリカバ リポイントまたはリカバリポイントセットが FTP サーバーから削除され、最新のリカバリポイ ント用の領域が確保されます。 p.
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ オフサイトコピーの仕組み
7 ファイルとフォルダのバック アップ この章では以下の項目について説明しています。 ■ ファイルおよびフォルダのバックアップの定義 ■ ファイルおよびフォルダのバックアップからデフォルトで除外されるフォルダについて ファイルおよびフォルダのバックアップの定義 ファイルおよびフォルダのバックアップを定義して実行すると、バックアップするファイル およびフォルダのコピーが作成されます。コピーは、圧縮形式に変換され、指定した保存 場所にあるサブフォルダに保存されます。保存場所は、デフォルトでは、リカバリポイント の保存に使用されているバックアップ先です。 ファイルおよびフォルダのバックアップを定義する方法 1 [ホーム]ページで、[バックアップの実行または管理]をクリックします。 2 [バックアップの実行または管理]ウィンドウで、[新しく定義]をクリックします。 バックアップをまだ定義していない場合は、[簡単セットアップ]ダイアログボックスが 表示されます。 3 [選択したファイルとフォルダをバックアップ]を選択し、[次へ]をクリックします。
第 7 章 ファイルとフォルダのバックアップ ファイルおよびフォルダのバックアップの定義 4 バックアップに含めるファイルおよびフォルダを選択し、[次へ]をクリックします。 ファイルの種類を選択すると、Backup Exec System Recovery は、バックアップ対 象のファイルを検索してバックアップ対象にします。ファイルの種類が、あらかじめ定 義されたリストに含まれていない場合は、[ファイルの種類を追加]をクリックします。 フォルダまたは個々のファイルを手動で選択することもできます。 メモ: Windows Vista を除くすべてのバージョンの Windows のマイドキュメントフォ ルダには、デフォルトで、マイピクチャとマイミュージックの 2 つのサブフォルダがあ ります。これらのフォルダには、別の場所にあるフォルダへのショートカットだけが含 まれ、実際のファイルは含まれません。そのため、マイドキュメントとすべてのサブフォ ルダをバックアップ対象に含めても、画像ファイルと音楽ファイルはバックアップされ ません。 画像ファイルおよび音楽ファイルをバックアップするには、ファイルが実際に
第 7 章 ファイルとフォルダのバックアップ ファイルおよびフォルダのバックアップからデフォルトで除外されるフォルダについて 通常、一覧表示されているフォルダは、個人のファイルまたはフォルダを保存す るためには使用されません。システムドライブ(通常は C ドライブ)のドライブベー スのバックアップを定義して実行すると、これらのフォルダがバックアップされま す。 p.93 の 「ファイルおよびフォルダのバックアップからデフォルトで除外されるフォ ルダについて」 を参照してください。 9 [OK]をクリックし、[次へ]をクリックします。 10 バックアップをスケジュールに従って自動的に実行する場合は、[スケジュール]をク リックします。 手動で開始した場合にのみバックアップを実行する場合は、[スケジュール]のチェッ クマークをはずします。 11 開始時刻を入力し、バックアップを実行する曜日を選択します。 12 特定のイベントに対応してバックアップを開始するイベントトリガの設定など、スケ ジュールの詳細オプションを設定するには、[詳細]をクリックし、必要なオプションを 設定します。 p.
第 7 章 ファイルとフォルダのバックアップ ファイルおよびフォルダのバックアップからデフォルトで除外されるフォルダについて 通常、これらのフォルダは、個人のファイルまたはフォルダを保存するためには使用され ません。ただし、システムドライブ(通常は C ドライブ)のドライブベースのバックアップを定 義して実行すると、これらのフォルダがバックアップされます。 p.
8 バックアップジョブの実行と 管理 この章では以下の項目について説明しています。 ■ 既存のバックアップジョブを今すぐ実行 ■ オプションを指定してバックアップを実行 ■ バックアップ速度の調整 ■ タスクの停止 ■ バックアップの正常終了の検証 ■ バックアップ設定の編集 ■ イベント起動バックアップの有効化 ■ バックアップスケジュールの編集 ■ バックアップジョブの無効化 ■ バックアップジョブの削除 ■ コンピュータをバックアップできるユーザーの追加 既存のバックアップジョブを今すぐ実行 これは、新しい製品をインストールする前に、インストールに問題が発生した場合に備え て、最新のリカバリポイントがあることを確認する場合に特に役立ちます。また、多数のファ イルを変更した場合に、スケジュールされた通常のバックアップを待たずに作業をバック アップする場合にも便利です。 既存のバックアップはいつでも実行できます。
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 オプションを指定してバックアップを実行 メモ: 必要に応じて、定義したバックアップを使用せずに、すばやく特定のドライブのバッ クアップを実行できます。 p.79 の 「Backup Exec System Recovery からのワンタイムバックアップの実行」 を参照 してください。 新しいソフトウェアプログラムのインストールなどのイベントがコンピュータで発生したとき に、自動的にバックアップを実行するように Backup Exec System Recovery を設定でき ます。 p.100 の 「イベント起動バックアップの有効化」 を参照してください。 バックアップを実行する際に、実行中のパーティション作成ソフトウェア(Norton PartitionMagic など)がある場合は、すべて終了する必要があります。また、バックアッ プ中はディスクデフラグソフトウェアを実行しないでください。 バックアップをスケジュールに従って自動的に実行するように設定することもできます。 p.
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 オプションを指定してバックアップを実行 メモ: このオプションを使用しても、定義済みのバックアップの設定は変更されません。こ の処理を行うには、バックアップを開いてその設定を手動で編集する必要があります。 p.101 の 「バックアップスケジュールの編集」 を参照してください。 p.
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 バックアップ速度の調整 オプション 説明 単体リカバリポイント ドライブ全体の完全なスナップショットである単体 リカバリポイントを作成するには、このオプション を選択します。 通常とは別のバックアップ保存場所を指定する には、[参照]をクリックします。 バックアップ速度の調整 コンピュータの速度、搭載されているメモリ容量、バックアップ中に実行しているプログラ ムの数によっては、コンピュータの速度が低下する場合があります。 バックアップ実行によるコンピュータのパフォーマンスへの影響を手動で調整して、現在 のニーズに合わせることができます。この機能は、コンピュータで作業しているときに、バッ クアッププロセスによって作業速度が低下するのを回避するために役立ちます。 バックアップの速度を調整する方法 1 バックアップの実行中に、表示メニューで[進行状況とパフォーマンス]をクリックしま す。 2 次のいずれかを実行します。 3 ■ バックアップの速度を下げてコンピュータの速度を上げる場合は、スライダを[低] の方へドラッグします。 ■ バッ
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 バックアップの正常終了の検証 バックアップの正常終了の検証 バックアップが完了してから、[状態]ページでバックアップの正常終了を検証し、消失ま たは破損したデータを修復できます。 [状態]ページには、コンピュータの各ドライブの状態に対応したスクロール可能なカレン ダーが表示されます。このカレンダーを使用すると、バックアップを実行した日時やバック アップの種類をすばやく確認できます。また、今後のバックアップのスケジュールも確認 できます。 p.124 の 「[状態]ページからのバックアップ保護の監視」 を参照してください。 メモ: ドライブベースのバックアップを定義する際に、作成したリカバリポイントを検証する オプションを選択してください。 バックアップするデータ量によっては、バックアップが完了するまでの所要時間が大幅に 延びます。バックアップが完了すると、リカバリポイントが有効であることが確認できます。 p.
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 イベント起動バックアップの有効化 イベント起動バックアップの有効化 Backup Exec System Recovery では、特定のイベントを検出して、そのイベントの発生 時にバックアップを実行できます。 たとえば、新しいソフトウェアをインストールする際にコンピュータを保護するために、 Backup Exec System Recovery で新しいソフトウェアのインストールを検出したときに バックアップを実行できます。コンピュータに悪影響を与える問題が発生した場合、このリ カバリポイントを使用して、コンピュータをインストール前の状態に復元できます。 Backup Exec System Recovery を設定して、次のイベントが発生したときにバックアップ を自動的に実行できます。 ■ アプリケーションのインストール ■ 特定のアプリケーションの起動 ■ ユーザーの Windows へのログオン ■ ユーザーの Windows からのログオフ ■ ドライブに追加されたデータ量が指定した値(MB)を超過した場合 このオプションは、フ
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 バックアップスケジュールの編集 メモ: コンピュータがオンラインでない場合、オンラインの脅威には影響されません。ただ し、コンピュータをインターネットに接続している間中、コンピュータは脅威にさらされるこ とになります。オンラインにする場合もオフラインにする場合も、Symantec ThreatCon を 有効にしたり無効にしたりする必要はありません。Symantec ThreatCon は、オンライン の場合に機能し、オフラインの場合に機能しないだけです。 Symantec ThreatCon について詳しくは http://www.symantec.com/ja/jp/index.
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 バックアップジョブの削除 バックアップジョブの削除 不要になったバックアップジョブを削除できます。 バックアップジョブを削除しても、リカバリポイントまたはファイルおよびフォルダのバック アップデータは保存場所から削除されません。バックアップジョブのみが削除されます。 p.
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 コンピュータをバックアップできるユーザーの追加 5 ユーザーまたはグループを削除するには、ユーザーまたはグループを選択し、[削 除]をクリックします。 6 [OK]をクリックして変更を反映し、セキュリティ設定ツールを閉じます。 ユーザーまたはグループのアクセス権を設定する方法 1 Windows のタスクバーで、[スタート]、[プログラム]、[Symantec Backup Exec System Recovery]、[セキュリティ設定ツール]の順にクリックします。 Windows Vista と Windows 7 の場合は、[スタート]、[すべてのプログラム]、 [Symantec]、[セキュリティ設定ツール]の順にクリックします。 2 [グループ名またはユーザー名]ボックスからユーザーまたはグループを選択しま す。 3 次のオプションを選択します。 4 権限 許可 拒否 フルコントロール ユーザーまたはグループに、 Backup Exec System Recovery のすべての機能へ の完全なアクセス権を付与す る場合に選
第 8 章 バックアップジョブの実行と管理 コンピュータをバックアップできるユーザーの追加
9 お使いのコンピュータからリ モートコンピュータをバック アップ この章では以下の項目について説明しています。 ■ お使いのコンピュータから他のコンピュータをバックアップ ■ コンピュータリストへのコンピュータの追加 ■ Backup Exec System Recovery エージェントの配備 ■ Backup Exec System Recovery Agent の使用 ■ Windows のサービスツールを使った Backup Exec System Recovery Agent の管 理について ■ サービスを使用するためのベストプラクティスについて ■ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御 お使いのコンピュータから他のコンピュータをバックアッ プ Backup Exec System Recovery を使用すると、自宅や会社のネットワーク上にある別の コンピュータに接続して、バックアップを実行できます。必要な数だけコンピュータを管理 できますが、同時に管理できるのは 1 台のみです。
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ コンピュータリストへのコンピュータの追加 メモ: ライセンスは、管理するコンピュータごとに購入する必要があります。評価期間の 60 日間だけ、エージェントをライセンスなしで配備できます。その後にリモートコンピュータの 管理を続行するには、ライセンスを購入してインストールする必要があります。Symantec Global Store で追加のライセンスを購入できます。次の Web サイトを参照してください: http://www.symantecstore.jp/index.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery エージェントの配備 コンピュータリストからコンピュータを削除する方法 1 Backup Exec System Recovery メニューバーで、[コンピュータ]、[リストの編集]の 順にクリックします。 2 削除するリモートコンピュータを選択してマイナス(-)記号をクリックし、[OK]をクリッ クします。 メモ: コンピュータリストからコンピュータを削除しても、エージェントはコンピュータか らアンインストールされません。オペレーティングシステムのアンインストールプログ ラムを実行する必要があります。 Backup Exec System Recovery エージェントの配備 エージェント配備機能を使用して、コンピュータリスト上のコンピュータに Backup Exec System Recovery Agent を配備できます。エージェントのインストール後は、Backup Exec System Recovery から直接バックアップジョブを作成できるようになります。 メ
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery エージェントの配備 ワークグループ環境のコンピュータにエージェントを配備する方法 1 Windows のタスクバーで、[スタート]を右クリックして、[エクスプローラ]を選択しま す。 2 ツールメニューで、[フォルダ オプション]、[表示]の順にクリックします。 3 [表示]タブで、リストの最後までスクロールして、[簡易ファイルの共有を使用する] チェックボックスが選択されていないことを確認し、[OK]をクリックします。 4 Windows の[コントロール パネル]で、[Windows ファイアウォール]をクリックしま す。 Windows Server 2008 を実行している場合は、[設定の変更]をクリックする必要が ある場合もあります。 5 [例外]タブをクリックし、[ファイルとプリンタの共有]を選択して[OK]をクリックしま す。 メモ: エージェントのインストールを続行する前に、実行中のアプリケーションがあれば終 了します。[再起動]チェ
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery エージェントの配備 Backup Exec System Recovery エージェントを手動でインストールする方法 1 Backup Exec System Recovery 製品 CD をコンピュータのメディアドライブに挿入 します。 インストールプログラムが自動的に起動します。 2 インストールプログラムが起動しない場合は、Windows のタスクバーで[スタート]、 [ファイル名を指定して実行]の順に選択し、次のコマンドを入力して[OK]をクリック します。 :¥autorun.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery Agent の使用 リモートで管理するすべてのドメインユーザーに対して、サーバー管理者が権限を付与 する必要があります。 Windows Server 2003 SP1 でドメインユーザーに権限を付与する方法 1 dcomcnfg.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Windows のサービスツールを使った Backup Exec System Recovery Agent の管理について バックアップは、サービスが起動するまで実行できません。 ■ Backup Exec System Recovery がコンピュータにインストールされている場合、 Backup Exec System Recovery のトレイアイコンをダブルクリックし、プログラム を起動します。 エージェントのみがインストールされている場合は、トレイアイコンをダブルクリッ クしても[バージョン情報]ダイアログボックスが表示されるだけです。 ■ コンピュータに Backup Exec System Recovery がインストールされている場合 は、Backup Exec System Recovery のトレイアイコンを右クリックし、Backup Exec System Recovery Agent の一般タスクのメニューを表示します。 Windows のサービスツールを使った Backup Exec System Re
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ サービスを使用するためのベストプラクティスについて p.116 の 「Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御」 を参照してくださ い。 ■ Backup Exec System Recovery Agent を起動できない場合に実行する修復操作を 設定する。 たとえば、Backup Exec System Recovery Agent を自動的に再起動したり、コン ピュータを再起動したりすることができます。 p.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ サービスを使用するためのベストプラクティスについて ベストプラクティス 説明 Backup Exec System Recovery Agent のデフォルト設定を変更する場合は注意 する デフォルトの Backup Exec System Recovery Agent のプロパティを変更すると、Backup Exec System Recovery を正しく実行できない場合があります。 Backup Exec System Recovery Agent の[スタート アップの種類]および[ログオン]のデフォルト設定を 変更する際は、注意してください。エージェントは、 Backup Exec System Recovery の起動時に自動的 に起動し、自動的にログオンするように設定されてい ます。 Windows のサービスツールを開く Backup Exec System Recovery Agent を管理するための Windows のサービスツール を開くには、いくつかの方法があります。 サービスツールを開く方法 1
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ サービスを使用するためのベストプラクティスについて 開始または再起動 Backup Exec System Recovery がコンピュータ上の Backup Exec System Recovery Agent に接続できない場合、または Backup Exec System Recovery から再接続できない場合、エー ジェントを開始または再起動してください。 再起動 Backup Exec System Recovery Agent サービスへのログオン に使ったユーザー名やパスワードを変更した場合、またはセキュ リティ設定ツールを使って別のユーザーにコンピュータのバック アップ権限を付与した場合、エージェントを再起動してください。 p.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ サービスを使用するためのベストプラクティスについて Backup Exec System Recovery Agent が開始しないときの修復操作の 設定 Backup Exec System Recovery Agent が開始しない場合のコンピュータの応答を指定 できます。 Backup Exec System Recovery Agent が開始しないときの修復操作を設定する方法 1 Windows のタスクバーで、[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリック します。 2 [ファイル名を指定して実行]ウィンドウに、「services.
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御 Backup Exec System Recovery Agent を開始できない場合は、エージェントが依存し ているサービスがインストールされていること、およびそのサービスの[スタートアップの種 類]が「無効」に設定されていないことを確認します。 メモ: 相互に依存しているサービスの[スタートアップの種類]設定を確認するには、サー ビスを 1 つ選択して[操作]、[プロパティ]、[全般]の順にクリックします。 [依存関係]タブの上のリストボックスには、Backup Exec System Recovery Agent を正 常に実行するために必要なサービスが表示されます。下のリストボックスには、Backup Exec System Recovery Agent を正常に実行するために必要なサービスは含まれてい ません。 次の表に、Backup Exec System Recovery Agent を正常に実行するために必要なサー ビスと、起動のデフォ
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御 メモ: エージェントサービスは、LocalSystem として、または Administrators グループに 属するユーザーによってのみ実行できます。 次の表に、Backup Exec System Recovery Agent を使用するユーザーまたはグループ に対して許可または禁止できる権限を示します。 表 9-3 権限オプション オプション 説明 フルコントロール ユーザーまたはグループに、すべての Symantec Backup Exec System Recovery 機能に対して、管理 者と同等の完全なアクセスを許可します。ユーザーに 対して、バックアップの定義、変更、削除、またはリカ バリポイントの保存場所の管理を許可しない場合に は、フルコントロールを許可しないでください。 状態のみ ユーザーまたはグループは、状態情報を取得し、バッ クアップジョブを実行できます。ただし、バックアップ ジョブを定義、変更、削除したり、製品の他の機
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御 ユーザーまたはグループの権限を変更する方法 1 Windows のタスクバーで、[スタート]、[プログラム]、[Symantec Backup Exec System Recovery]、[セキュリティ設定ツール]の順にクリックします。 2 [Symantec Backup Exec System Recovery のアクセス許可]ダイアログボックス で、権限を変更するユーザーまたはグループを選択し、次のいずれかを実行しま す。 3 ■ 「フルコントロール」の権限を設定するには、選択したユーザーまたはグループ に対して[許可]または[拒否]をクリックします。 ■ 「状態のみ」の権限を設定するには、選択したユーザーまたはグループに対して [許可]または[拒否]をクリックします。 終了したら、[OK]をクリックします。 ユーザーまたはグループを削除する方法 1 Windows のスタートメニューで、[プログラム]、[Symante
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御 管理者アカウントのパスワードを入力し、[OK]をクリックします。 119
第 9 章 お使いのコンピュータからリモートコンピュータをバックアップ Backup Exec System Recovery へのアクセスの制御
10 バックアップの状態の監視 この章では以下の項目について説明しています。 ■ バックアップの監視について ■ [ホーム]ページからのバックアップ保護の監視 ■ [状態]ページからのバックアップ保護の監視 ■ SNMP トラップについて ■ ドライブ(またはファイルおよびフォルダのバックアップ)の状態レポートのカスタマイズ ■ ドライブの詳細の表示 ■ ドライブの保護レベルの向上 ■ 問題のトラブルシューティングでのイベントログ情報の使用について バックアップの監視について バックアップを監視して、必要に応じて、消失したデータを効果的に修復できることを確 認してください。 [ホーム]ページに、バックアップ保護の全般的な状態が表示されます。[状態]ページで は、保護されているドライブの詳細と、過去および今後のバックアップのカレンダー表示 が提供されます。 メモ: 各ドライブがバックアップされていることを確認するだけでなく、コンピュータをバック アップするためのベストプラクティスを十分に検討して実行する必要があります。
第 10 章 バックアップの状態の監視 [ホーム]ページからのバックアップ保護の監視 コンピュータのハードディスクの再スキャン [更新]を使用すると、製品のさまざまなビューに表示されるドライブ情報を更新できます。 この機能は、ハードディスクの設定の変更が Backup Exec System Recovery にすぐに 反映されない場合に役立ちます。たとえば、ハードディスク領域の追加やパーティション の作成を行った場合などです。 [更新]を使用すると、接続されているすべてのハードディスクがスキャンされ、設定が変 更されているかどうかが確認されます。また、リムーバブルメディア、メディアドライブ、ベー シックドライブ、ファイルシステム、ハードディスクドライブ文字に関する情報も更新されま す。 コンピュータのハードディスクを再スキャンする方法 ◆ 表示メニューで[更新]をクリックします。 スキャンの実行中は、製品のウィンドウ下部にステータスバーが表示されます。 [ホーム]ページからのバックアップ保護の監視 [ホーム]ページの[バックアップの状態]ペインには、コンピュータのバックアップ保護状 態の概略
第 10 章 バックアップの状態の監視 [ホーム]ページからのバックアップ保護の監視 アイコン 名称 説明 要注意 バックアップが定義されていま すが、スケジュールされていな いか、長い間実行されていませ ん。既存のリカバリポイントが古 い可能性があります。または、 定義したバックアップに 1 つ以 上のドライブが割り当てられて いない可能性があります。 部分的に保護されたドライブは 修復できますが、リカバリポイン トが古い場合、最新のデータは 修復されません。 危険性あり バックアップが定義されておら ず、ドライブを修復するために 利用できるリカバリポイントもあり ません。 保護されていないドライブは修 復できないため、危険な状態で す。 不明な状態 状態を識別中か、製品のライセ ンスがないことを示します。 しばらく待っても状態が表示さ れない場合は、製品のライセン スがあることを確認してくださ い。 レポートなし このアイコンが表示されているド ライブでは、バックアップの状態 が監視されていません。または、 エラーのみが監視されていま す。ただし、通知するエラーは ありません。 状態
第 10 章 バックアップの状態の監視 [状態]ページからのバックアップ保護の監視 [状態]ページからのバックアップ保護の監視 [状態]ページを使用して、バックアップの状態を監視できます。[状態]ページには、コン ピュータの各ドライブのリストと、バックアップ履歴を含むカレンダーが表示されます。この カレンダーを使用すると、バックアップを実行した日時やバックアップの種類をすばやく 確認できます。また、今後のバックアップのスケジュールも確認できます。ファイルおよび フォルダのバックアップを 1 つ以上定義している場合は、そのバックアップ履歴も表示さ れます。 メモ: 任意のカレンダーアイコンを右クリックして、状況感知型メニューにアクセスできます。 これらのメニューから、関連するタスクにすばやくアクセスできます。 次の表に、[バックアップ]カレンダーに表示される各アイコンの意味を示します。 表 10-2 アイコン [バックアップ]カレンダーアイコン 説明 状態 1 つの単体リカバリポイントの作 成を設定したドライブベースの バックアップを表します。このア イコンがバックアップタイムライ ンに表示さ
第 10 章 バックアップの状態の監視 [状態]ページからのバックアップ保護の監視 アイコン 説明 状態 増分リカバリポイントの作成を設 定したドライブベースのバック アップを表します。これは、ドラ イブベースのバックアップがバッ クアップタイムラインに表示され ている日付に実行されるように スケジュールされていることを意 味します。 このアイコンは次の状態で表示 されます。 バックアップが実行され、増分リ カバリポイントが作成された場 合。 バックアップを利用できない場 合。 バックアップがスケジュールどお りに実行されなかった場合。こ の問題は、エラーが発生して バックアップが実行されなかっ た場合、またはバックアップが完 了前に手動でキャンセルされた 場合に発生する可能性がありま す。 バックアップが今後実行される ようにスケジュールされている場 合。 125
第 10 章 バックアップの状態の監視 [状態]ページからのバックアップ保護の監視 アイコン 説明 状態 ファイルおよびフォルダのバック アップを表します。これは、ファ イルおよびフォルダのバックアッ プがバックアップタイムラインに 表示されている日付に実行され るようにスケジュールされている ことを意味します。 このアイコンは次の状態で表示 されます。 バックアップが実行され、ファイ ルおよびフォルダのバックアッ プデータが正常に作成された 場合。 バックアップを利用できない場 合。 バックアップがスケジュールどお りに実行されなかった場合。こ の問題は、エラーが発生して バックアップが実行されなかっ た場合、またはバックアップが完 了前に手動でキャンセルされた 場合に発生する可能性がありま す。 バックアップが今後実行される ようにスケジュールされている場 合。
第 10 章 バックアップの状態の監視 [状態]ページからのバックアップ保護の監視 アイコン 説明 状態 このアイコンが表示されている このアイコンは次の状態で表示 日付に複数のバックアップが実 されます。 行されるようにスケジュールされ ていることを表します。 複数のバックアップが実行され、 最後のバックアップが正常に実 行された場合。 複数のバックアップがスケジュー ルされていて、少なくとも 1 つの バックアップを利用できない場 合。 複数のバックアップが実行され、 最後のバックアップが正常に完 了しなかった場合。この問題は、 エラーのためにバックアップが 実行されなかった場合に発生 する可能性があります。 バックアップが今後実行される ようにスケジュールされている場 合。 [状態]ページからバックアップ保護を監視する方法 1 [状態]ページの[バックアップ]カレンダーで、バックアップを実行した日付にアイコ ンが表示されていることを確認します。 2 [ドライブ]列で、表示するドライブを選択します。 [状態]ページの下半分に、状態情報が表示されます。 3 バックアップアイコンを
第 10 章 バックアップの状態の監視 SNMP トラップについて SNMP トラップについて SNMP トラップが Symantec Backup Exec System Recovery で機能するように、コン ピュータに Windows SNMP サービスをインストールし、設定する必要があります。 デフォルトでは、Symantec Backup Exec System Recovery は NMS マネージャにトラッ プを送信することはできません。SNMP トラップをさまざまな優先順位や通知の種類で送 信するように Backup Exec™ System Recovery 2010 を設定できます。 SNMP トラップを送信するように Symantec Backup Exec System Recovery を設定する 方法 1 ツールメニューから[オプション]をクリックし、次に[通知]、[SNMP トラップ]をクリッ クしてください。 2 [SNMP トラップ]ダイアログボックスでは、トラップの生成に必要な通知の優先度と 種類を選択できます。また、送信する SNMP トラップのバー
第 10 章 バックアップの状態の監視 ドライブの詳細の表示 メモ: 各ドライブのバックアップの状態は、ドライブが一覧表示された製品全体で通知され ます。ドライブの状態レポートをカスタマイズすると、状態は、ドライブが Backup Exec System Recovery で一覧表示されているすべての場所に反映されます。 特定のドライブに割り当てる状態レポートのレベルを決める前に、特定のドライブ(または ファイルおよびフォルダのバックアップに含めたデータ)上の重要なデータの状態を最初 に決めてください。 ドライブ(またはファイルおよびフォルダのバックアップ)の状態レポートをカスタマイズす る方法 1 [状態]ページで、ドライブ(または[ファイルやフォルダ])をクリックして選択します。 [ホーム]ページから[状態レポートのカスタマイズ]をクリックすることもできます。 2 [状態レポートのカスタマイズ]をクリックします。 3 次のいずれかのオプションを選択します。 完全な状態レポート [ホーム]および[状態]ページに、選択したド ライブ、またはファイルおよびフォルダのバック アップの現在の状態を表
第 10 章 バックアップの状態の監視 ドライブの保護レベルの向上 名前 バックアップを定義したときに割り当てた名前。 種類 バックアップを実行したときに作成されるリカバリポイントの種類。 保存先 リカバリポイントの保存場所、またはドライブがバックアップされる場所。 最後の実行 バックアップを最後に実行した日付と時間。 次回実行 スケジュールされたバックアップを次に実行する日付と時間。 ドライブの詳細を表示する方法 1 [詳細]ページの内容バーで、[ドライブ]タブをクリックします。 基本ナビゲーションバーに[詳細]ページが表示されていない場合は、[表示]、[詳 細ページを表示]の順にクリックします。 2 [ドライブ]列でドライブを選択します。 3 [ドライブ]表の下の[詳細]セクションを確認します。 ドライブの保護レベルの向上 ドライブベースのバックアップの状態表示がユーザーに注意を促している場合は、保護 レベルを向上するための手順を実行します。 既存のバックアップへのドライブの追加、バックアップのスケジュールの編集、バックアッ プの設定の編集、または新しいバック
第 10 章 バックアップの状態の監視 ドライブの保護レベルの向上 ドライブの保護レベルを向上する方法 1 [状態]ページの[ドライブ]列から、注意が必要なドライブを選択します。 2 ページ下部の[状態]セクションで、編集するバックアップを右クリックし、次のいずれ かのメニュー項目を選択します。 今すぐバックアップを実行 選択したバックアップジョブがすぐに実行されます。 オプションを指定してバックアッ 必要なリカバリポイントの種類を選択できる[オプションを指 プを実行 定してバックアップを実行]ダイアログボックスを開きます。リ カバリポイントのオプションの種類は増分リカバリポイント、リ カバリポイントセットと単体リカバリポイントを含んでいます。 スケジュールを変更 [実行するタイミング]ダイアログボックスが表示されます。 バックアップスケジュールを編集できます。 設定を編集 バックアップ定義ウィザードが表示されます。バックアップの 定義を編集できます。 このオプションでは、ウィザードの 2 番目のページが表示さ れます。 バックアップジョブを削除 選択したバックアップが削除されます。
第 10 章 バックアップの状態の監視 問題のトラブルシューティングでのイベントログ情報の使用について p.99 の 「バックアップ設定の編集」 を参照してください。 問題のトラブルシューティングでのイベントログ情報の使 用について Backup Exec System Recovery で操作(バックアップジョブの実行時など)を実行する と、イベントが記録されます。プログラムのエラーメッセージも記録されます。 イベントログを使用して、問題の原因を追跡したり、バックアップジョブが正常に完了した ことを検証できます。 p.
11 リカバリポイントの内容の検 索 この章では以下の項目について説明しています。 ■ リカバリポイントの検索について ■ Windows エクスプローラからのリカバリポイントの検索 ■ リカバリポイント内のファイルの表示および復元 ■ 検索エンジンの使用について ■ リカバリポイントドライブのマウント解除 ■ リカバリポイントドライブのプロパティの表示 リカバリポイントの検索について Windows エクスプローラから表示できるドライブ文字をリカバリポイントに割り当てること により、Backup Exec System Recovery を使用してリカバリポイントのファイルを検索で きます。 割り当てられたドライブ上で、次のタスクを実行できます。 ■ ScanDisk(または CHKDSK)の実行 ■ ウイルスチェックの実行 ■ 他のドライブへのフォルダやファイルのコピー ■ 使用領域や空き領域などのドライブ情報の表示 ■ マウントしたリカバリポイント内にある簡易プログラムファイルの実行
第 11 章 リカバリポイントの内容の検索 Windows エクスプローラからのリカバリポイントの検索 マッピングされているリカバリポイント内から実行できるプログラムは、レジストリの値、 COM インターフェース、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)またはその他の同様な依 存関係に依存しないプログラムのみです。 マウントしたドライブは、共有ドライブとして設定できます。ネットワークから共有ドライブに 接続し、マウントされたリカバリポイント内のファイルやフォルダを復元することができます。 同時に 1 つ以上のリカバリポイントをマウントすることができます。マウントを解除するか、 またはコンピュータを再起動するまで、マウントしたドライブはそのまま使用できます。ドラ イブをマウントしても、ハードディスクの空き領域を新たに消費することはありません。 マウント後も NTFS ボリュームのセキュリティはすべて維持されます。 リカバリポイント内のファイルやフォルダを復元するためにドライブをマウントする必要はあ りません。 メモ: リカバリポイントのマウントを解除すると、そのリカバリポイントに書き込まれたデータ は
第 11 章 リカバリポイントの内容の検索 リカバリポイント内のファイルの表示および復元 Windows エクスプローラからのリカバリポイントのマウント Windows エクスプローラでバックアップ先フォルダを開くことで、リカバリポイントをドライ ブとして手動でマウントすることもできます。 Windows エクスプローラを使用してリカバリポイントの内容を検索できます。たとえば、特 定のファイルが最初に保存されていた場所を覚えていない場合は、エクスプローラの検 索機能を使用して、ハードディスクドライブでファイルを検索する場合と同様にファイルを 検索できます。 Windows エクスプローラからリカバリポイントをマウントする方法 1 Windows エクスプローラで、リカバリポイントを選択します。 リカバリポイントは、バックアップを定義したときに選択した保存場所に保存されてい ます。 2 リカバリポイントを右クリックして、[マウント]を選択します。 3 [リカバリポイントのマウント]ウィンドウで、[ドライブラベル]列からマウントするリカバ リポイントを選択します。 4 [ドライブ文字]リストで、
第 11 章 リカバリポイントの内容の検索 検索エンジンの使用について 4 右側の内容パネルで、表示するファイルが含まれるフォルダをダブルクリックします。 5 表示するファイルを右クリックし、[ファイルを表示]を選択します。 拡張子が .exe、.dll、または .com のプログラムファイルを選択した場合は、[ファイ ルを表示]オプションは利用できません。 リカバリポイント内のファイルを復元する方法 1 [ツール]ページで、[Recovery Point Browser を実行]をクリックします。 2 バックアップ先フォルダに移動し、参照するリカバリポイントファイルを選択して[開く] をクリックします。 3 Recovery Point Browser のツリーパネル(左側)でドライブを選択します。 4 内容パネル(右側)で、表示するファイルが含まれるフォルダをダブルクリックします。 5 次のいずれかを実行します。 ■ 表示するファイルを右クリックし、[ファイルを表示]を選択します。 拡張子が .exe、.dll、または .
第 11 章 リカバリポイントの内容の検索 リカバリポイントドライブのマウント解除 リカバリポイントドライブのマウント解除 コンピュータを再起動すると、マウントしたリカバリポイントドライブはすべてマウント解除さ れます。コンピュータを再起動しなくても、ドライブをマウント解除できます。 Windows エクスプローラでリカバリポイントドライブをマウント解除する方法 1 Windows エクスプローラで、マウントされているリカバリポイントを選択します。 2 ドライブを右クリックして、[リカバリポイントのマウントを解除]をクリックします。 Recovery Point Browser を使ってリカバリポイントドライブをマウント解除する方法 1 Recovery Point Browser のツリーで、マウントされたリカバリポイントを選択します。 2 マウントされたリカバリポイントを右クリックして、[リカバリポイントのマウントを解除]を クリックします。 リカバリポイントドライブのプロパティの表示 リカバリポイントの次のドライブのプロパティを表示できます。 説明 ユーザーが入力したリカバリポイ
第 11 章 リカバリポイントの内容の検索 リカバリポイントドライブのプロパティの表示 リカバリポイントドライブのプロパティを表示する方法 1 Recovery Point Browser のツリーパネルで、表示するドライブが含まれているリカ バリポイントをクリックします。 2 ドライブを選択します。 3 次のいずれかを実行します。 ■ ファイルメニューで、[プロパティ]を選択します。 ■ リカバリポイントを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
12 バックアップ先の管理 この章では以下の項目について説明しています。 ■ バックアップ先について ■ バックアップデータの仕組みについて ■ リカバリポイントの保存場所の管理 ■ ワンタイム仮想変換の実行 ■ 仮想変換ジョブの定義 ■ ファイルおよびフォルダのバックアップデータの管理について ■ バックアップデータの管理の自動化 ■ バックアップ先の移動 バックアップ先について バックアップ先とは、バックアップデータを保存する場所です。 Backup Exec System Recovery には、コンピュータの貴重なディスク領域を他の目的に 使用できるように、バックアップ先のサイズを管理する機能が含まれています。 バックアップデータの仕組みについて Backup Exec System Recovery には、2 つのバックアップ方法があります。 ドライブベースのバックアップ システムドライブ(通常は C ドライブ)など、ドライブ全体をバック アップするには、このオプションを使用します。ファイル、フォル ダ、またはドライブ全体を復元できます。
第 12 章 バックアップ先の管理 バックアップデータの仕組みについて ファイルおよびフォルダのバック 選択したファイルおよびフォルダだけをバックアップするには、こ アップ のオプションを使用します。任意のファイルまたはすべてのファイ ルをいつでも復元できます。 このオプションに必要なディスク領域は、通常、ドライブベースの バックアップよりも小さくなります。 ドライブベースのバックアップについて ドライブベースのバックアップを実行すると、すべての項目のスナップショットが作成され、 コンピュータのハードディスクに保存されます。スナップショットはコンピュータにリカバリポ イントとして保存されます。リカバリポイントとは、リカバリポイントが作成されたときの状態 にコンピュータを復元するための時間上のポイントです。 リカバリポイントの種類は次のとおりです。 単体リカバリポイント(.v2i) 選択したドライブの完全な単体のコピーを作成します。通常、こ のバックアップはより多くの保存領域を必要とします。 リカバリポイントセット(.
第 12 章 バックアップ先の管理 リカバリポイントの保存場所の管理 また、Backup Exec System Recovery は、同じファイルの複数のバージョンを保存する ので、復元したい変更内容を含むバージョンのファイルを復元できます。ディスク領域の 使用を制御するため、保存するバージョンの数を制限することもできます。 リカバリポイントの保存場所の管理 Backup Exec System Recovery には、バックアップデータの管理をサポートするいくつ かの機能があります。重要なのは、バックアップデータがコンピュータのハードディスク領 域を大量に使用するのを回避することです。同時に、コンピュータ、ファイル、またはフォ ルダを修復する必要が生じた場合に備えて、十分なバックアップ保護を実現することも重 要です。 p.151 の 「仮想変換ジョブの定義」 を参照してください。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 リカバリポイントの保存場所の管理 クリーンアップ機能を使用すると、最新のリカバリポイントセットを除くすべてのリカバリポイ ントを削除して、ハードディスクの空き領域を確保できます。 メモ: リカバリポイントを削除すると、その時点のポイントからファイルまたはシステム復元 にアクセスできなくなります。リカバリポイントを削除する前に、その内容を検索してくださ い。 p.135 の 「リカバリポイント内のファイルの表示および復元」 を参照してください。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 リカバリポイントの保存場所の管理 [リカバリポイントを削除]オプションを使用して、セットの最初と最後のリカバリポイントの 間に作成されたすべてのリカバリポイントを削除できます。 警告: 削除するリカバリポイントは注意して選択してください。誤ってデータを消失してし まう可能性があります。たとえば、新しいドキュメントを作成し、そのドキュメントがリカバリポ イントセットの 3 番目のリカバリポイントで取得されたとします。その後、4 番目のリカバリポ イントで取得されたファイルを誤って削除したとします。この場合、3 番目のリカバリポイン トを削除すると、バックアップされたバージョンのファイルは永久に失われます。確認した い場合は、リカバリポイントを削除する前にその内容を検索してください。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 リカバリポイントの保存場所の管理 リカバリポイントをコピーする方法 1 [ツール]ページで、[バックアップ先を管理]をクリックします。 2 リカバリポイントセットまたは単体リカバリポイントを選択し、[コピー]をクリックします。 3 コピーするリカバリポイントを選択し、[OK]をクリックします。 4 リカバリポイントのコピーウィザードの[ようこそ]のページで、[次へ]をクリックします。 5 コピーするリカバリポイントを選択します。 リカバリポイントセットが 1 つのリカバリポイントとして表示されます。リカバリポイント セットに含まれるすべての増分リカバリポイントを表示するには、[すべてのリカバリポ イントを表示]を選択します。 6 [次へ]をクリックします。 7 次のいずれかを実行します。 8 ■ [フォルダ]フィールドに、リカバリポイントをコピーする場所へのパスを入力しま す。 ■ [参照]をクリックしてリカバリポイントをコピーするフォルダを探し、[OK]をクリック します。 コピーするリカバリポイントの圧縮レベルを選択し
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 暗号化を使用 リカバリポイントデータを暗号化して、リカバリ ポイントをさらに強力に保護することができま す。 次の暗号化レベルを選択できます。 ■ 標準(8 文字以上のパスワード) ■ 中(16 文字以上のパスワード) ■ 高(32 文字以上のパスワード) 11 [OK]をクリックします。 12 [次へ]をクリックします。選択したオプションを確認し、[終了]をクリックします。 リカバリポイントのコピーに成功した後は、コンピュータからリカバリポイントを削除できま す。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 ■ [表示]で、次のいずれかのリカバリポイントのソースを選択します。 日付 検出されたすべてのリカバリポイントが、作成日付順に表示されます。 リカバリポイントが検出されない場合、表には何も表示されません。 このような場合、ドロップダウンカレンダーを使用して代替の日付を 選択できます。 ■ リストからリカバリポイントを選択します。 ■ ファイル名 別のリカバリポイントの場所を参照することができます。たとえば、外付 け(USB)ドライブ、ネットワーク上の場所、またはリムーバブルメディア を参照して、リカバリポイントファイル(.v2i)または増分リカバリポイント (.iv2i)ファイルを選択できます。 このオプションを選択して、次の操作を実行します。 [参照]をクリックして、リカバリポイントを選択し、[開く]をクリックし ます。 ■ ネットワーク上で保存されているリカバリポイントを選択したら、ネッ トワーク資格情報を入力します。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 システム リカバリポイントの保存場所にある現在のシステムインデックスファイル を使います。システムインデックスファイルには、コンピュータのすべて のドライブのリストと、関連付けられた選択可能なリカバリポイントが表 示されます。 または、ネットワーク上など、別の場所に存在する代替システムインデッ クスファイル(.sv2i)を選択できます。システムインデックスファイルを使 用することで、複数のリカバリポイントを変換するのにかかる時間が短 縮されます。システムインデックスファイルは、リカバリポイントと同時に 作成されます。システムインデックスファイルには、最新のリカバリポイ ントのリストがバックアップ元のボリュームの情報とともに保存され、この リストには各リカバリポイントに含まれるドライブの元の場所が含まれて います。 このオプションを選択して、次のいずれかの操作を実行します。 [このコンピュータの最後のリカバリポイントを使用する]をクリックし ます。 ドライブ、ソースファイル(.v2i および .
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 VMware 仮想ディスクまたは ■ 仮想ディスクのフォルダ Microsoft 仮想ディスクを変換 仮想ディスクファイルの保存先フォルダへのパスを入力 形式として選択した場合 します。 ■ 参照 [参照]をクリックし、仮想ディスクファイルを保存するフォ ルダを選択します。 ■ ネットワーク資格情報 ネットワーク上の仮想ディスクのフォルダを選択したら、 ネットワーク資格情報を入力します。 ■ 各ボリュームに 1 つの仮想ディスクを作成 ボリュームごとに 1 つの仮想ディスクファイルを作成す るには、このオプションを選択します。 このオプションを選択しない場合、各ドライブは変換中 にそれぞれのハードディスクドライブ文字の割り当てに 対応付けされます。したがって、結果として 1 つの仮想 ディスクファイル内に複数のドライブが存在することにな ります。 ボリュームが別のディスクに存在する場合、このオプショ ンは利用できません。 ■ 名前の変更 表示された仮想ディスクファイルの名前を編集するに は、ペインの下部にあるリストでファイル名を選択しま
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 VMware ESX Server を変換形 ■ ESX Server 名または IP アドレス 式として選択した場合 サーバーの名前または IP アドレスを入力します。 ■ ESX Server の資格情報 [ESX Server の資格情報]グループボックスで、適切な 権限を持つ有効な管理者ユーザー名を入力します。有 効なパスワードを入力します。 ■ 仮想ディスクの保存先 仮想ディスクファイルの保存先フォルダへのパスを入力 します。 ■ 名前の変更 表示された仮想ディスクファイルの名前を編集するに は、ペインの下部にあるリストでファイル名を選択します。 [名前の変更]をクリックして、新しいファイル名を入力し ます。 [次へ]をクリックします。 変換用の一時的な場所 ファイルの一時的な場所として使用できる、サーバーの 名前または IP アドレスを入力します。 ■ 一時的な場所の資格情報 ファイルの一時的な場所としてネットワーク上の場所を 選択した場合は、適切な権限を持つ有効な管理者ユー ザー名を入力します。有効なパスワードを入力します。 ■
第 12 章 バックアップ先の管理 ワンタイム仮想変換の実行 Windows Mini-Setup の実行 修復後、コンピュータを再起動するときに Windows Mini-Setup を実行する場合は、こ のオプションを選択します(デフォルト)。 一連のダイアログボックスへの応答のスクリプ トを書くテキストベースの応答ファイルが修復 中に作成されます。Mini-Setup ウィザードが 起動すると、この応答が検索され、ウィザード が自動化されます。たとえば、応答ファイル は、ウィザードを介して、ネットワークカードの 設定そして他のハードウェアとソフトウェアの 設定を自動的にコンピュータに適用できます。 Windows をセットアップする場合、60 分以 上かかることがある Windows のインストール とは違って Mini-Setup は約 6 分しかかかり ません。エンドユーザー使用許諾契約への同 意、プロダクトキー、ユーザー名、会社名の入 力などの特定の情報は、応答ファイルを使う Mini-Setup によって自動的に適用されます。 代わりに修復の時に次のいずれかの操作を する場合は こ
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 仮想ディスクを 2 GB の複数の .vmdk ファイ 仮想ディスクを複数の 2GB の .
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 のボリュームの情報とともに保存され、このリストには各リカバリポイントに含まれるドライブ の元の場所が含まれています。 また、ワンタイム仮想変換も作成できます。 p.145 の 「ワンタイム仮想変換の実行」 を参照してください。 p.156 の 「仮想変換ジョブのプロパティの表示」 を参照してください。 p.156 の 「仮想変換ジョブの進行状況の表示」 を参照してください。 p.156 の 「仮想変換ジョブの編集」 を参照してください。 p.156 の 「既存の仮想変換ジョブをすぐに実行する場合」 を参照してください。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 VMware 仮想ディスクまたは Microsoft 仮想 ■ 仮想ディスクのフォルダ ディスクを変換形式として選択した場合 仮想ディスクファイルの保存先フォルダへ のパスを入力します。 ■ 参照 [参照]をクリックし、仮想ディスクファイル を保存するフォルダを選択します。 ■ ネットワーク資格情報 ネットワーク上の仮想ディスクのフォルダ を選択したら、ネットワーク資格情報を入 力します。 ■ 名前の変更 表示された仮想ディスクファイルの名前を 編集するには、ペインの下部にあるリスト でファイル名を選択します。 [名前の変更]をクリックして、新しいファイ ル名を入力します。 VMware ESX Server を変換形式として選択 ■ ESX Server 名または IP アドレス した場合 サーバーの名前または IP アドレスを入力 します。 ■ ESX Server の資格情報 [ESX Server の資格情報]グループボッ クスで、適切な権限を持つ有効な管理者 ユーザー名を入力します。有効なパスワー ドを入力します。 ■ 仮想ディスクの保存先
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 7 [次へ]をクリックします。 8 変換ジョブの名前を入力します。または、デフォルトの名前を使用することもできま す。 9 次のオプションを 1 つ以上選択します。 Windows Mini-Setup の実行 修復後、コンピュータを再起動するときに Windows Mini-Setup を実行する場合は、こ のオプションを選択します(デフォルト)。 一連のダイアログボックスへの応答のスクリプ トを書くテキストベースの応答ファイルが修復 中に作成されます。Mini-Setup ウィザードが 起動すると、この応答が検索され、ウィザード が自動化されます。たとえば、応答ファイル は、ウィザードを介して、ネットワークカードの 設定そして他のハードウェアとソフトウェアの 設定を自動的にコンピュータに適用できます。 Windows をセットアップする場合、60 分以 上かかることがある Windows のインストール とは違って Mini-Setup は約 6 分しかかかり ません。エンドユーザー使用許諾契約への同 意、プロダクトキー、ユ
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 仮想ディスクを 2 GB の複数の .vmdk ファイ 仮想ディスクを複数の 2GB の .
第 12 章 バックアップ先の管理 仮想変換ジョブの定義 既存の仮想変換ジョブをすぐに実行する場合 変換ジョブを作成した後、[今すぐ実行]を使って、仮想ディスク形式にオンデマンドのリ カバリポイント変換を作成することができます。手動変換がただちに開始されます。 既存の仮想変換ジョブをすぐに実行する方法 1 [タスク]ページで、[仮想変換の実行または管理]をクリックします。 2 すぐに実行する変換ジョブの名前を選択します。 3 ツールバーで、[今すぐ実行]をクリックします。 仮想変換ジョブのプロパティの表示 選択した仮想変換のジョブのプロパティを使って、設定、オプション、および割り当て済み のスケジュールの概略を確認することができます。 仮想変換ジョブのプロパティを表示する方法 1 [タスク]ページで、[仮想変換の実行または管理]をクリックします。 2 プロパティを表示する変換ジョブの名前を選択します。 3 タスクメニューで、[プロパティ]をクリックします。 4 [OK]をクリックします。 仮想変換ジョブの進行状況の表示 実行中の仮想変換の進行状況を表示して、変換が終
第 12 章 バックアップ先の管理 ファイルおよびフォルダのバックアップデータの管理について 仮想変換ジョブを編集する方法 1 [タスク]ページで、[仮想変換の実行または管理]をクリックします。 2 編集する変換ジョブの名前を選択します。 3 次のいずれかを実行します。 スケジュールを変更する方法 ツールバーで、[スケジュールを変更]をクリッ クします。 変換スケジュールを変更して、[OK]をクリック します。 ジョブの設定を変更する方法 ツールバーで、[設定を編集]をクリックしま す。 ウィザードの各ペインで必要な変更を行い、 次に[終了]をクリックしてください。 仮想変換ジョブの削除 不要になり、使わなくなった変換ジョブは削除できます。 変換ジョブを削除しても、リカバリポイントや仮想ディスクは保存場所から削除されません。 変換ジョブのみが削除されます。 仮想変換ジョブを削除する方法 1 [タスク]ページで、[仮想変換の実行または管理]をクリックします。 2 削除する 1 つ以上の変換ジョブの名前を選択します。 3 ツールバーで、[削除]をクリックします。 4 [はい]
第 12 章 バックアップ先の管理 ファイルおよびフォルダのバックアップデータの管理について 保存されているファイルおよびフォルダのバックアップデータの表示 まず、現在保存しているファイルおよびフォルダのバックアップデータの総量を表示しま す。 保存されているファイルおよびフォルダのバックアップデータを表示する方法 1 [ツール]ページで、[バックアップ先を管理]をクリックします。 2 他のバックアップ先を選択するには、[ドライブ]リストから、バックアップ先として使用 するドライブを選択します。 3 [バックアップ先を管理]ウィンドウの下部で、[ファイルとフォルダの保存に使用され る領域]フィールドを参照し、現在使用されている保存領域を確認します。 保存するファイルのバージョン数を制限する 保存するバックアップファイルのバージョン数を制限して、ファイルおよびフォルダのバッ クアップデータを管理できます。このような保守を行うことで、ファイルが大きい場合(音声 ファイルやビデオファイルなど)に、必要なディスク領域を大幅に減らすことができます。 保存するファイルのバージョン数を制限する方法
第 12 章 バックアップ先の管理 バックアップデータの管理の自動化 3 [すべてのバージョンを表示]をクリックし、ファイルおよびフォルダのバックアップデー タに存在するファイルのすべてのバージョンを表示します。 4 削除するファイルを 1 つ以上選択します。 5 右クリックして、[削除]を選択します。 ファイルまたはフォルダのバージョンの確認 Windows エクスプローラを使用して、ファイルおよびフォルダのバックアップに含まれる 利用可能なバージョンの情報を表示できます。 ファイルおよびフォルダのバックアップデータに保存する各ファイルやフォルダに対して、 保存するバージョンの数を制限できます。 p.
第 12 章 バックアップ先の管理 バックアップ先の移動 このオプションを選択すると、Backup Exec System Recovery は、古いリカバリ ポイントを自動的に削除し、設定したしきい値にファイルのバージョン数を制限し ます。 5 次にバックアップを実行するまで変更を反映しない場合、[次のバックアップまで変 更を遅延]を選択します。 6 [OK]をクリックします。 バックアップ先の移動 リカバリポイントのバックアップ先を変更し、既存のリカバリポイントを新しい場所に移動で きます。たとえば、バックアップデータの保存用に外付けハードディスクドライブを取り付 けるとします。この場合、1 つ以上のバックアップのバックアップ先を、新しいドライブに変 更できます。 新しい場所を選択するとき、既存のリカバリポイントを新しいバックアップ先に移動するこ ともできます。これ以降、選択したバックアップの保存に使用されるリカバリポイントは、新 しい場所に作成されます。 メモ: バックアップ先を新しい内蔵または外付けハードディスクドライブに移動する場合、 作業を進める前に、ドライブが正しく取り付け
第 12 章 バックアップ先の管理 バックアップ先の移動 8 9 既存のリカバリポイントを新しいバックアップ先に移動するには、[リカバリポイントを 移動]を選択します。 ■ [各バックアップの最後のリカバリポイントを移動し、それ以外を削除]を選択しま す。 ■ [すべてのリカバリポイントを新しい保存先に移動]を選択します。 ファイルおよびフォルダのバックアップデータを新しいバックアップ先に移動する場 合、[ファイルのバックアップデータを移動]をクリックします。 元のバックアップ先にファイルおよびフォルダのバックアップデータがない場合、[ファ イルのバックアップデータを移動]オプションは選択できません。 10 [OK]をクリックします。 161
第 12 章 バックアップ先の管理 バックアップ先の移動
13 ファイル、フォルダ、または ドライブ全体の修復 この章では以下の項目について説明しています。 ■ 消失したデータの修復について ■ ファイルおよびフォルダのバックアップデータを使用したファイルとフォルダの修復 ■ リカバリポイントを使用したファイルやフォルダの修復 ■ セカンダリドライブの修復 ■ LightsOut Restore を使用した復元 消失したデータの修復について Backup Exec System Recovery は、リカバリポイントまたはファイルおよびフォルダのバッ クアップデータを使用して、消失したファイル、フォルダ、ドライブ全体を復元できます。 消失したファイルおよびフォルダを修復するには、リカバリポイントまたはファイルおよび フォルダのバックアップデータが必要です。ドライブ全体を修復するには、リカバリポイン トが必要です。消失したファイルまたはフォルダに最近行われた変更を修復するには、変 更が行われた時期のバックアップデータが必要になります。 ファイルおよびフォルダのバックアップデータを使用した ファイルとフォルダの修復 ファイルおよびフォルダのバックア
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 ファイルおよびフォルダのバックアップデータを使用したファイルとフォルダの修復 Backup Exec System Recovery には、修復するファイルを検索できる検索ツールがあり ます。 ファイルおよびフォルダのバックアップデータを使用してファイルとフォルダを修復する方 法 1 [ホーム]ページまたは[タスク]ページで、[ファイルを修復]をクリックします。 2 [ファイルを修復]ウィンドウの左ペインで、検索方法として[ファイルやフォルダ]を選 択します。 3 次のいずれかを実行します。 4 ■ [修復するファイルを検索]検索ボックスに、復元するファイルまたはフォルダの 名前のすべてまたは一部を入力し、[検索]をクリックします。 たとえば、名前に recipe という語を含むファイルまたはフォルダ(Chocolate Cheesecake Recipes.doc、Cathy Read Recipes.xls、Recipes for Success.
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 リカバリポイントを使用したファイルやフォルダの修復 注意: [既存ファイルの上書き]オプションを指定すると、現在のファイル(または 指定した場所に保存されている同じ名前のファイル)は復元したファイルに置き 換えられます。 ■ Windows デスクトップに作成される[修復されたファイル]フォルダにファイルを 復元する場合は、[デスクトップの[修復されたファイル]フォルダ]をクリックしま す。 このフォルダは、復元中に Backup Exec System Recovery によって作成され ます。 ■ [代替フォルダ]をクリックし、ファイルを復元する場所へのパスを入力します。 7 [修復]をクリックします。 8 既存のファイルを置き換えることを確認するメッセージが表示されたら、修復するファ イルが正しいことを確認して、[はい]をクリックします。 9 [OK]をクリックします。 リカバリポイントを使用したファイルやフォルダの修復 ドライブベースのバックアップを定義して実行している場合、リカバリポイントを使用して ファイルやフォル
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 リカバリポイントを使用したファイルやフォルダの修復 ファイル名 外付けハードディスクドライブ(USB)やリムーバブルメディアなど、別の 場所を参照して、リカバリポイント(.v2i)ファイルを選択します。 このオプションを選択して、次の操作を実行します。 [参照]をクリックして、リカバリポイント(.v2i ファイル)を選択し、[開 く]をクリックします。 ■ ネットワーク上の場所を選択する場合は、ネットワーク資格情報を 入力します。 p.71 の 「ネットワーク資格情報について」 を参照してください。 ■ [終了]をクリックします。 ■ システム コンピュータ上のすべてのドライブが一覧表示され、関連付けされてい るリカバリポイントが示されます。システムインデックスファイル(.sv2i)も 選択できます。 このオプションを選択して、次の操作を実行します。 [参照]をクリックして、リカバリポイント(.sv2i)を選択し、[開く]をク リックします。 ■ ネットワーク上の場所を選択する場合は、ネットワーク資格情報を 入力します。 p.
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 リカバリポイントを使用したファイルやフォルダの修復 6 [ファイルを修復]をクリックします。 7 [ファイルを修復]ダイアログボックスで、次のいずれかを実行します。 ■ バックアップ時にファイルが保存されていた元のフォルダにファイルを復元する 場合は、[元のフォルダ]をクリックします。 フォルダ内のファイルを上書きする場合は、[既存ファイルの上書き]を選択しま す。このオプションを選択しなかった場合は、ファイル名に番号が追加されます。 既存のファイルは変更されません。 注意: [既存ファイルの上書き]にチェックマークを付けると、現在のファイル(また は指定した場所に保存されている同じ名前のファイル)は復元したファイルに置 き換えられます。 ■ Windows デスクトップに作成される[修復されたファイル]という新しいフォルダ にファイルを復元する場合は、[デスクトップの[修復されたファイル]フォルダ]を クリックします。 ■ [代替フォルダ]をクリックし、復元するファイルを保存する別の場所へのパスを 指定します。 8 [修復]を
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 セカンダリドライブの修復 セカンダリドライブの修復 セカンダリドライブ上のデータが失われた場合、そのドライブに対応する既存のリカバリポ イントを使用して、データを復元できます。セカンダリドライブとは、オペレーティングシス テムがインストールされているドライブ以外のドライブです。 メモ: システムドライブ(通常は C ドライブ)を修復することもできます。 たとえば、コンピュータの D ドライブにあるデータが失われた場合は、データが失われた ときよりも前の状態に D ドライブを復元できます。 p.177 の 「コンピュータの修復について」 を参照してください。 ドライブを修復するには、修復するドライブが含まれるリカバリポイントが必要です。不明 な場合は、[状態]ページで、利用できるリカバリポイントを確認します。 p.
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 セカンダリドライブの修復 6 ■ [次へ]をクリックし、選択したリカバリポイントを使用します。 ■ [参照]をクリックして別のリカバリポイントを選択し、[次へ]をクリックします。 ユーザー認証が必要なネットワーク上のリカバリポイントにアクセスする必要があ る場合は、ユーザー名とパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。 復元するドライブを選択し、[次へ]をクリックします。 リカバリポイントの復元に必要な空き領域がドライブ上で足りない場合は、Shift キー を押しながら選択すれば、同じハードディスク上に存在する複数の連続した復元先 を選択できます。 7 リカバリポイントがパスワード保護されている場合は、[パスワード]フィールドにパス ワードを入力し、[OK]をクリックします。 8 必要な修復オプションを選択してください。 利用可能なオプションは、選択した復元先によって異なります。 p.
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 オプション 説明 復元されたドライブのサイズを変更 ターゲットドライブの空き領域のサイズに合わせてドライブ を自動的に拡大します。 ドライブをアクティブ(OS ブート用)に 復元したドライブをアクティブパーティション(コンピュータ 設定 の起動ドライブなど)に設定します。 オペレーティングシステムがインストールされているドライ ブを復元している場合は、このオプションを選択してくださ い。 元のディスク署名を復元 ハードディスクドライブの物理ディスク署名を復元します。 ディスク署名は、Backup Exec System Recovery がサ ポートするすべての Windows オペレーティングシステム で用いられています。ディスク署名は、ハードディスクドラ イブの使用に必要です。 次のいずれかに当てはまる場合、このオプションを選択し ます。 コンピュータのドライブ文字が非定型である(C、D、E など以外の文字が割り当てられている場合)。 ■ リカバリポイントを新しい空のハード
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 が離れた場所からコンピュータを復元することを可能にします。このオプションはオペレー ティングシステムのパーティションのフォルダから Symantec 修復環境をブートする方法 を提供します。このオプションは、pcAnywhere、Windows ブートメニュー、RILO と DRAC のようなハードウェアデバイスの概念に基づき開発されており、管理者はブート処理の間 に離れた場所からシステムを制御できます(Windows ブートメニューからの項目の選択 を含む)。ハードウェア構成によっては、サーバーのリモート接続機能と Symantec 修復 環境を使用して、Web ブラウザを介してリモートサーバーでシステム復元を完了するの に LightsOut Restore を使うことができます。このオプションを使用することで、復元を実 行するためにコンピュータに物理的にアクセスするためにかかる時間を節約します。 LightsOut Restore は設定されるとき、システムパーティションのファイルシステムに
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 5. ファイルかシステムの修復が必要な場合は、RILO または DRAC デバイスを使ってリ モートサーバーに接続し、電源を入れるかまたはシステムを再起動します。 6. リモートサーバーのブート処理中に、ブートメニューから Symantec 修復環境を選択 してください。すると、リモートサーバーで Symantec 修復環境がブートします(この時点 で RILO または DRAC による接続は切断されます)。Symantec 修復環境を起動すると、 LightsOut Restore ウィザードで無効にした場合を除き、pcAnywhere Thin Host が自 動的に起動します。 7. pcAnywhere を使用してリモートサーバーの pcAnywhere Thin Host に接続します。 8.
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 5 [オプション]ダイアログボックスで、ブートメニューが表示される時間を指定できます。 デフォルトは 10 秒間です。 [Symantec pcAnywhere を有効にする]チェックボックスを選択したままにすると、 ネットワーク接続が自動的に開始され、pcAnywhere がロードされます。このチェッ クボックスのチェックマークを外した場合は、pcAnywhere は自動的に開始されませ ん。 6 使いたい IP アドレスのタイプを選択し、次に[次へ]をクリックしてください。 7 Symantec 修復環境でサポートされないネットワークドライバとストレージドライバの リストが示されることがあります。現在の Windows のインストールから Symantec 修 復環境へコピーするネットワークドライバの横にあるチェックボックスを選択し、見つ からないストレージドライバのリストを確認し、次に[次へ]をクリックします。 8 見つからないストレージドライバとネットワークドライバのファイル
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 オプション 説明 動的 IP ネットワーク構成を追加しなくてもネットワーク接続ができるようにするに は、このオプションを選択します。復元するときにネットワーク上で DHCP サーバーが利用可能であることがわかっている場合、このオプションを クリックできます。 静的 IP 特定のネットワークアダプタと固有のアドレスが設定されているネットワー クに接続するには、このオプションを選択します。修復するときに DHCP サーバー(または DHCP サーバーが利用不能になっている)ことがわ かっている場合は、このオプションを選択します。 Symantec pcAnywhere Symantec 修復環境を起動するときに、Symantec pcAnywhere Thin を自動的に開始 Host を自動的に起動させるには、このオプションを選択します。システ ム復元のトラブルシューティングに役立ちます。 [設定]をクリックして、pcAnywhere のログオン資格情報と次の省略可 能なパラメ
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元 LightsOut Restore Option ウィザードを使用した再設定 1 Windows で、[スタート]、[すべてのプログラム]、[Symantec]、[Backup Exec™ System Recovery 2010]、[LightsOut Restore のセットアップ]の順にクリックしま す。 2 ウィザードの画面で必要な変更を行い、次に[終了]をクリックしてください。 3 すべてのファイルを再度コピーする場合は[はい]をクリックしてください。またはシス テムの更新に必要な変更のみを行うには[いいえ]をクリックしてください。 175
第 13 章 ファイル、フォルダ、またはドライブ全体の修復 LightsOut Restore を使用した復元
14 コンピュータの修復 この章では以下の項目について説明しています。 ■ コンピュータの修復について ■ Symantec Recovery Disk の使用によるコンピュータの起動 ■ コンピュータを修復する準備 ■ コンピュータの修復 ■ 仮想ディスクファイルからのコンピュータの修復 ■ Restore Anyware を使用した復元 ■ Symantec Recovery Disk によるファイルとフォルダの修復 ■ Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使用について ■ リカバリポイントとドライブのプロパティの表示について ■ サポートユーティリティについて コンピュータの修復について Windows が正常に起動または実行しない場合、Symantec Recovery Disk CD と利用 可能なリカバリポイントまたはリカバリポイントから作成した仮想ディスクを使用して、コン ピュータを修復できます。 メモ: Windows を起動でき、復元するドライブがセカンダリドライブ(システムドライブ以外 のドライブ、またはオペレーティ
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk の使用によるコンピュータの起動 Symantec Recovery Disk CD を使用して修復環境を実行し、一時的に Backup Exec System Recovery の修復機能にアクセスできます。たとえば、コンピュータの修復ウィ ザードにアクセスしてコンピュータを再起動し、以前の使用可能な状態にすることができ ます。 メモ: Backup Exec System Recovery をコンピュータ製造元から購入した場合、修復環 境の一部の機能が利用不能な場合があります。たとえば、製造元によってコンピュータの ハードディスク上に修復環境がインストールされている場合などです。また、製造元によっ て、修復環境を起動するためのキーがキーボード上で割り当てられていることもあります。 コンピュータを再起動した後、コンピュータ画面に指示が表示されるのを待つか、製造元 の説明書を参照してください。 Symantec Recovery Disk の使用によるコンピュータの 起動 Symantec Recovery Disk
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk の使用によるコンピュータの起動 Symantec Recovery Disk を使ってコンピュータを起動する方法 1 USB デバイスにリカバリポイントを保存する場合、まずデバイス(外付けハードディス クドライブなど)を接続します。 メモ: コンピュータを再起動する前にデバイスを接続してください。さもなければ、 Symantec Recovery Disk はそれを検出しないことがあります。 2 Symantec Recovery Disk CD をコンピュータのメディアドライブに挿入します。 コンピュータ製造元によって Backup Exec System Recovery がインストールされて いる場合、修復環境がコンピュータのハードディスクドライブにすでにインストールさ れていることがあります。コンピュータを再起動した後、コンピュータ画面に指示が表 示されるのを待つか、製造元の説明書を参照してください。 3 コンピュータを再起動します。 CD からコンピュータを起動できない場合、コンピュータのスタートアップ設定
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータを修復する準備 CD からブートするようにコンピュータを設定する方法 1 コンピュータの電源をオンにします。 2 コンピュータの起動プロセス中に、BIOS セットアップにアクセスするための指示が画 面下部に表示されるのを待ちます。 通常は、Delete キーまたはファンクションキーを押して BIOS のセットアッププログラ ムを起動する必要があります。 3 BIOS のセットアップウィンドウで、[Boot Sequence]を選択し、Enter キーを押しま す。 4 画面上の指示に従い、CD デバイスまたは DVD デバイスを、最初の起動可能デバ イスとして指定します。 5 Symantec Recovery Disk CD を CD ドライブに挿入し、コンピュータを再起動しま す。 メモ: Symantec Recovery Disk は、購入した製品のバージョンに応じて、製品 CD に含まれるか、または別の CD として提供されます。Symantec Recovery Disk が 含まれている CD は安全な場所に保管してく
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータの修復 ハードディスクでのエラーの確認 ハードディスクが損傷を受けている疑いがある場合は、エラーが発生しているかどうかを 確認できます。 ハードディスクでエラーを確認する方法 1 [分析]パネルで[ハードディスクのエラーをチェック]をクリックします。 2 確認するドライブを選択します。 3 次のいずれかのオプションを選択します。 4 ファイルシステムのエラーを自動的に修復 選択したディスクのエラーを修正します。この オプションを選択しない場合、エラーは表示 されますが、修正されません。 不良セクタの検出および修復 不良セクタを検索し、読み取り可能な情報を 修復します。 [開始]をクリックします。 コンピュータの修復 修復環境からコンピュータを復元できます。修復するハードディスクドライブに対応するリ カバリポイントがある場合、コンピュータやその他のハードディスクドライブを、リカバリポイ ントが作成された時点の状態にすべて修復できます。 メモ: 異なるハードウェアを使うコンピュータにリカバリポイントを復元すれば、Restore Anywar
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータの修復 4 5 次のいずれかを実行します。 ■ Symantec Recovery Disk がリカバリポイントを特定したら、手順 6 に進みます。 ■ Symantec Recovery Disk がリカバリポイントを特定できなかった場合は、次の 手順に進みます。 [リカバリポイントを表示]で、次のいずれかを選択します。 日付 検出されたすべてのリカバリポイントが、作成日付順に表示されます。 リカバリポイントが検出されなかった場合は、表には何も表示されませ ん。そのような場合、コンピュータのすべてのローカルドライブを検索 するか、参照してリカバリポイントを探します。 [ソースフォルダを選択]リストで、次のいずれかを行います。 [すべてのローカルドライブ]をクリックして、コンピュータのローカル ドライブにあるすべての利用可能なリカバリポイントのリストを表示 します。 ■ [参照] をクリックして、ローカルドライブまたはネットワークフォルダ のリカバリポイントを探します。 ■ ファイル名 別の場所を参照して、リカバリポイントファイル(.
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータの修復 7 [修復するドライブ]パネルで、修復する各リカバリポイントを選択します。 必要に応じて、リストでリカバリポイントの追加または削除を行います。 コンピュータを修復している場合は、Windows がインストールされているドライブを 選択します。ほとんどのコンピュータシステムでは、これは C ドライブです。修復環境 では、ドライブ文字とボリュームラベルが Windows のものと一致しないことがありま す。そのボリュームラベルや割り当てられた名前に基づいて、またはリカバリポイント のファイルとフォルダを参照して、適切なドライブを識別する必要があることがありま す。 8 次の操作を行います。 ■ 任意で、修復するドライブを選択し、[編集]をクリックします。 修復プロセスで実行するオプションを選択し、[OK]をクリックして[修復するドラ イブ]ペインに戻ります。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータの修復 9 [次へ]をクリックして、選択した修復オプションを確認します。 10 修復プロセスが終了したときにコンピュータを自動的に再起動するには、[終了後に 再起動]を選択します。 11 [終了]をクリックします。 12 [はい]をクリックして、修復プロセスを開始します。 ターゲットドライブとオプションを編集 次の表は Symantec Recovery Disk CD のブート後に[ターゲットドライブとオプションを 編集]ページで利用可能になるオプションを記述したものです。 オプション 説明 ドライブを削除 リカバリポイントを復元する領域を確保するため に、リストで選択したドライブを削除します。 [ドライブを削除]をクリックすると、ドライブには 削除のマークが付くだけです。ウィザードの[終 了]をクリックすると、ドライブが実際に削除され ます。 削除を元に戻す ドライブを削除した後でその削除を中止する場 合は、[削除を元に戻す]をクリックすると、その ドライブがリストに戻されます。 修復後にドライブのサイズを変更 (未割り当て領
第 14 章 コンピュータの修復 コンピュータの修復 オプション 説明 修復後のファイルシステムのエラーを確認 リカバリポイントの復元後に、復元したドライブに エラーがないかどうかをチェックします。 ドライブをアクティブ(OS ブート用)に設定 復元したドライブをアクティブパーティション(コ ンピュータの起動ドライブなど)に設定します。 オペレーティングシステムがインストールされて いるドライブを復元している場合は、このオプショ ンを選択してください。 元のディスク署名を復元 ハードディスクドライブの物理ディスク署名を復 元します。 ディスク署名は、Backup Exec System Recovery がサポートするすべての Windows オペレーティングシステムで用いられています。 ディスク署名は、ハードディスクドライブの使用に 必要です。 次のいずれかに当てはまる場合、このオプション を選択します。 コンピュータのドライブ文字が非定型である (C、D、E など以外の文字が割り当てられて いる場合)。 ■ リカバリポイントを新しい空のハードディスク に復元している。 ■ 185
第 14 章 コンピュータの修復 仮想ディスクファイルからのコンピュータの修復 オプション 説明 マスターブートレコードを復元 マスターブートレコードを復元します。マスター ブートレコードは、物理ハードディスクの第一セ クタに含まれています。マスターブートレコード は、マスターブートプログラムと、ディスクパーティ ションを記述するパーティションテーブルから構 成されています。マスターブートプログラムは、 最初の物理ハードディスクのパーティションテー ブルを分析して、アクティブな基本パーティショ ンを調べます。その後、アクティブなパーティショ ンのブートセクタからブートプログラムを起動しま す。 このオプションは、上級ユーザーのみが利用す ることをお勧めします。修復環境でドライブ全体 を復元する場合にのみ利用可能です。 次のいずれかに当てはまる場合、このオプション を選択します。 リカバリポイントを新しい空のハードディスク に復元している。 ■ リカバリポイントを元のドライブに復元してい るが、リカバリポイントの作成後にドライブの パーティションが変更されている。 ■ ウイルスまたはその他の問
第 14 章 コンピュータの修復 仮想ディスクファイルからのコンピュータの修復 仮想ディスクファイルからコンピュータを修復する方法 1 Symantec Recovery Disk CD を使用してコンピュータを起動します。 p.178 の 「Symantec Recovery Disk の使用によるコンピュータの起動」 を参照して ください。 2 [ホーム]パネルで、[コンピュータを修復]をクリックします。 3 ウィザードの[ようこそ]のページで、[次へ]をクリックします。 4 [リカバリポイントを表示]で、[ファイル名]を選択し、次のいずれかを実行します。 ■ [参照]をクリックします。 ■ 仮想ディスクファイル(.vmdk または .
第 14 章 コンピュータの修復 仮想ディスクファイルからのコンピュータの修復 10 必要に応じて、ライセンスキーを入力します。 Restore Anyware を使用して仮想ディスクファイルからシステムを修復する場合、ラ イセンスキーが必要になります。 [カスタム Recovery Disk CD を作成]ウィザードを使用してカスタム Symantec Recovery Disk CD に直接ライセンスキーを追加できます。Symantec Recovery Disk の Restore Anyware を有効にして仮想ディスクを復元する場合、ライセンス キーの入力を求めるメッセージは表示されません。ライセンスキーは、カスタム Symantec Recovery Disk CD にすでに含まれています。 p.31 の 「カスタム Symantec Recovery Disk CD の作成」 を参照してください。 11 [次へ]をクリックします。 12 修復プロセスで実行するオプションを選択します。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 仮想ディスクファイルからのコンピュータの修復 オプション 説明 パーティションの種類 パーティションの種類を次のように設定します。 基本パーティション: ハードディスクの基本 パーティションは最大 4 つに制限されている ため、復元の結果ドライブ内のパーティショ ンが 4 つ以下である場合に、[基本パーティ ション]が選択できます。 ■ 論理パーティション: 5 つ以上のパーティショ ンが必要な場合は、[論理パーティション]を 選択します。ハードディスクには、最大容量 を超えない範囲で、最大 3 つの基本パーティ ションに加えて任意の数の論理パーティショ ンが作成できます。 ■ ドライブをアクティブ(OS ブート用)に設定 復元したドライブをアクティブパーティション(コ ンピュータの起動ドライブなど)に設定します。 オペレーティングシステムがインストールされて いるドライブを復元する場合は、このオプション を選択してください。 元のディスク署名を復元 ハードディスクドライブの物理ディスク署名を復 元します。 ディスク署名は、Backup Exec System
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 オプション 説明 マスターブートレコードを復元 マスターブートレコードを復元します。マスター ブートレコードは、物理ハードディスクの第一セ クタに含まれています。マスターブートレコード は、マスターブートプログラムと、ディスクパーティ ションを記述するパーティションテーブルから構 成されています。マスターブートプログラムは、 最初の物理ハードディスクのパーティションテー ブルを分析して、アクティブな基本パーティショ ンを調べます。その後、アクティブなパーティショ ンのブートセクタからブートプログラムを起動しま す。 このオプションは、上級ユーザーのみが利用す ることをお勧めします。修復環境でドライブ全体 を復元する場合にのみ利用可能です。 次のいずれかに当てはまる場合、このオプション を選択します。 リカバリポイントを新しい空のハードディスク に復元する。 ■ リカバリポイントを元のドライブに復元するが、 ドライブのパーティションはリカバリポイントの 作成後に変更されている。 ■ ウイルスまたはその他の問題によ
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 ントがある場合、新しいハードウェアに復元できます。Restore Anyware は、古いコン ピュータから新しいハードウェアへアップグレードするときにもよく使用されます。この機能 を使用するとドライブのみが修復されます。ファイルおよびフォルダレベルでの修復には 使用できません。 警告: ハードウェアベンダからの OEM ライセンスまたはシングルユーザーライセンスを使 用している場合、Windows 製品のライセンスキーを使用して Windows ソフトウェアを再 度アクティブ化するように求めるメッセージが表示されることがあります。OEM およびシン グルユーザーライセンスのアクティブ化の数には制限があることに注意してください。 Restore Anyware を使っても、お使いのオペレーティングシステムまたはアプリケーショ ン(あるいはその両方)のライセンス契約に違反しないことを確認してください。 Restore Anyware を使う場合は、以下のことに留意してください。 ■ まったく異なる種類のハードウェアに Rest
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 コンピュータの復元を Restore Anyware を使用して実行する方法 1 復元を完了するターゲットコンピュータのメディアドライブに Symantec Backup Exec System Recovery CD を挿入してください。 2 コンピュータを再起動します。 CD からブートできるようにするためにシステムを変更する必要がある場合もあります。 3 [Press any key to boot from CD or DVD]というメッセージが表示された直後にい ずれかのキーを押すと、修復環境の起動が開始されます。 4 ライセンス契約に目を通し、[同意する]をクリックします。 同意しない場合は、修復環境を起動することはできません。コンピュータが再起動さ れます。 5 ネットワークにアクセスする必要があるかどうかに応じて、ネットワークサービスを起動 するために[はい]か[いいえ]をクリックしてください。 リカバリポイントの日時を正しく参照するには、修復環境で正しいタイムゾーンを設定 する必
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 Restore Anyware によるコンピュータの修復 Restore Anyware を使用してコンピュータを復元する前に、復元に使用するリカバリポイ ントまたは仮想ディスクファイルを、アクセスできる場所に保存する必要があります(たとえ ば、参照可能な場所など)。修復時には、ディスクドライバ、サービスパック、修正プログラ ムなどを指定するように指示される場合もあります。Windows メディア CD を用意してお く必要があります。 Restore Anyware ドライバの取得について詳しくは、次の URL からシマンテック社のナ レッジベースにアクセスしてください。 http://entsupport.symantec.com/umi/V-269-15 警告: Restore Anyware を使用してコンピュータを復元する前に、修復環境でリカバリポ イントまたは仮想ディスクにアクセスできるかどうかテストしてください。SAN ボリュームへ のアクセス権があり、ネットワークに接続できることを確認する必要があります。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 日付 検出されたすべてのリカバリポイントが、作成日付順に表示されます。 リカバリポイントが検出されなかった場合は、表には何も表示されませ ん。そのような場合、コンピュータのすべてのローカルドライブを検索 するか、参照してリカバリポイントを探します。 [ソースフォルダを選択]リストで、次のいずれかを行います。 [すべてのローカルドライブ]をクリックして、コンピュータのローカル ドライブにあるすべての利用可能なリカバリポイントのリストを表示 します。 ■ [参照] をクリックして、ローカルドライブまたはネットワークフォルダ のリカバリポイントを探します。 ■ ファイル名 別の場所を参照して、リカバリポイントファイル(.v2i)または仮想ディス クファイル(.vmdk または .vhd)を選択できます。 p.151 の 「仮想変換ジョブの定義」 を参照してください。 p.145 の 「ワンタイム仮想変換の実行」 を参照してください。 このオプションを選択し、[参照]をクリックします。リカバリポイントファイ ル(.
第 14 章 コンピュータの修復 Restore Anyware を使用した復元 7 [修復するドライブ]ペインで、修復する各リカバリポイントを選択します。 必要に応じて、リストでリカバリポイントの追加または削除を行います。 コンピュータを修復している場合は、Windows がインストールされているドライブを 選択します。ほとんどのコンピュータシステムでは、これは C ドライブです。修復環境 では、ドライブ文字とボリュームラベルが Windows のものと一致しないことがありま す。そのボリュームラベルや割り当てられた名前に基づいて、またはリカバリポイント のファイルとフォルダを参照して、適切なドライブを識別する必要があることがありま す。 p.196 の 「Symantec Recovery Disk によるファイルとフォルダの修復」 を参照してく ださい。 8 次の操作を行います。 ■ 任意で、修復するドライブを選択し、[編集]をクリックします。 修復プロセスで実行するオプションを選択し、[OK]をクリックして[修復するドラ イブ]パネルに戻ります。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk によるファイルとフォルダの修復 9 [次へ]をクリックして、選択した修復オプションを確認します。 10 修復プロセスが終了したときにコンピュータを自動的に再起動するには、[終了後に 再起動]を選択します。 11 [終了]をクリックします。 12 [はい]をクリックして、修復プロセスを開始します。 Symantec Recovery Disk によるファイルとフォルダの修 復 Symantec Recovery Disk CD を使用してコンピュータを起動し、リカバリポイント内から ファイルとフォルダを復元できます。 Symantec Recovery Disk を使ってファイルとフォルダを修復する方法 1 Symantec Recovery Disk CD を使用してコンピュータを起動します。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk によるファイルとフォルダの修復 5 Recovery Point Browser のコンテンツペインで、復元するファイルまたはフォルダ を選択するには、次のいずれかの操作を実行します。 すべての項目を選択する方法 Ctrl+A を押します。 隣接しているファイルをまとめて選択する方法 一番上のファイルをクリックし、Shift キーを押 しながら、リストの最後のファイルを選択しま す。 隣接していないファイルをまとめて選択する方 Ctrl キーを押しながら、ファイルを選択しま 法 す。 6 [ファイルを修復]をクリックします。 可能であれば、[アイテムの修復]ダイアログボックスの[このフォルダに復元]フィー ルドに、ファイルを作成したときの元のパスが自動的に表示されます。 元の場所にドライブ文字が含まれていない場合は、パスの先頭にドライブ文字を入 力する必要があります。 メモ: 修復環境では、ドライブ文字とラベルが Windows のものと一致しないことがあ ります。ラベル(割り当てられた名前)に基づいて、適切なドライブ
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使用について Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使 用について リカバリポイントをネットワーク上に保存した場合は、このネットワークにアクセスして、コン ピュータかファイルとフォルダを Symantec Recovery Disk から復元する必要がありま す。 メモ: ネットワークを通じてコンピュータを修復する場合は、追加のコンピュータメモリが必 要になることがあります。 p.198 の 「ネットワークサービスの起動」 を参照してください。 p.198 の 「リモート修復での pcAnywhere Thin Host の使用」 を参照してください。 p.200 の 「Symantec Recovery Disk 内からのネットワークドライブのマッピング」 を参照 してください。 p.
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使用について Thin Host は Symantec Recovery Disk から起動されると、リモートコンピュータからの 接続を待機します。Thin Host に接続して、修復のリモート管理または Symantec Recovery Disk でサポートされているその他のタスクを実行できます。Thin Host に接続 するには、Symantec pcAnywhere を使用する必要があります。 pcAnywhere Thin Host を起動する方法 1 修復環境の[ネットワーク]パネルで、[pcAnywhere Thin Host を開始]をクリックし ます。 2 必要に応じて、ネットワークサービスが開始されます。Thin Host が接続を待機しま す。 pcAnywhere Thin Host へのリモート接続 Symantec pcAnywhere を使用すると、修復環境で実行中のコンピュータにリモート接 続できます。コンピュータが、Symantec Recovery Disk
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使用について ■ 次のログオン名を入力します。 symantec ■ 次のパスワードを入力します。 recover 間違った設定で接続しようとすると、Thin Host はシャットダウンします。 権限のないユーザーによって設定が不正に変更されたり、許可のないセッションが 開始されようとするのを防止するために、リモート接続項目のパスワードを設定しま す。 このオプションは、[項目の保護]タブの[リモートプロパティ]ウィンドウで選択できま す。Thin Host は暗号化をサポートしていません。 5 pcAnywhere で、リモートコントロールセッションを開始します。 接続に失敗した場合は、再接続を行う前にホストコンピュータで Thin Host を再起 動する必要があります。 6 ホストコンピュータで必要なタスクをリモートに実行します。 Thin Host を終了したとき、Thin Host コンピュータが再起動されたとき、またはリ モートコントロールセッションが終了されたとき、
第 14 章 コンピュータの修復 Symantec Recovery Disk でのネットワークツールの使用について Symantec Recovery Disk 内からネットワークドライブをマッピングする方法 1 2 次のいずれかを実行します。 ■ 修復環境ウィンドウの左側で[ホーム]をクリックし、右側のペインで[ネットワーク ドライブの割り当て]をクリックします。 ■ 修復環境ウィンドウの左側で[ネットワーク]をクリックし、右側のペインで[ネット ワークドライブの割り当て]をクリックします。 リカバリポイントが保存されているコンピュータの UNC パスを使用して、ネットワーク ドライブをマッピングします。 たとえば、¥¥computer_name¥share_name や ¥¥IP_address¥share_name の ように入力します。 また、修復環境内で、コンピュータの修復ウィザードまたはコンピュータのバックアッ プウィザードからネットワークドライブをマッピングすることもできます。 ネットワーク接続の設定 [ネットワーク設定]ウィンドウにアクセスし、修復環境で実行するときの基本的
第 14 章 コンピュータの修復 リカバリポイントとドライブのプロパティの表示について 4 [閉じる]をクリックして、修復環境のメインメニューに戻ります。 5 [ネットワーク]ペインで、[リモートコンピュータに対して ping を実行]をクリックしま す。 6 ネットワークセグメント上の ping 先のコンピュータのアドレスを入力します。 7 [OK]をクリックします。 アドレス方法としてコンピュータ名またはコンピュータ名とドメインを指定した場合は、 ping を送信したコンピュータから返された IP アドレスを記録しておきます。 ストレージコンピュータとの接続が確立したら、[ネットワークドライブの割り当て]ユー ティリティを使用して、リカバリポイントの保存場所にドライブをマッピングできます。 ping 送信に失敗したときの静的 IP アドレスの取得 アドレスに ping 送信し、そのアドレスが応答しない場合は、ipconfig /all コマンドを使用 して正しい IP アドレスを確認できます。 ping 送信に失敗したときに IP アドレスを取得する方法 復元するリカバリポイン
第 14 章 コンピュータの修復 リカバリポイントとドライブのプロパティの表示について 作成日時 リカバリポイントの作成日時。 圧縮 リカバリポイントで使用されている圧縮レベル。 複数のファイルに分割 リカバリポイントが複数のファイルに分割されているかどうか。 パスワードプロテクト 選択したドライブのパスワード保護の状態。 暗号化 リカバリポイントで使用している暗号化の強さ。 バージョン リカバリポイントと関連付けられるバージョン番号。 コンピュータ名 リカバリポイントを作成したコンピュータの名前。 Restore Anyware リカバリポイントに対して Restore Anyware を有効にしている場 合、このプロパティが表示されます。 検索エンジンのサポート リカバリポイントに対して検索エンジンのサポートを有効にしてい る場合、このプロパティが表示されます。 作成者 リカバリポイントの作成に使用されたアプリケーション(Backup Exec System Recovery)。 リカバリポイントのプロパティを表示する方法 1 Recovery Point B
第 14 章 コンピュータの修復 サポートユーティリティについて サイズ ドライブの総サイズ(MB)。 使用領域と空き領域の両方が含まれます。 使用領域 ドライブ内の使用領域の容量(MB)。 未使用領域 ドライブ内の未使用領域の容量(MB)。 不良セクタが含まれています ドライブ上に不良セクタがあるかどうかを示します。 正常に静止しました リカバリポイントが作成された時、データベースアプリケーションが 正しく静止したかどうか示します。 リカバリポイント内のドライブのプロパティを表示する方法 1 Recovery Point Browser のツリーパネルで、表示するドライブが含まれているリカ バリポイントをダブルクリックします。 2 ドライブを選択します。 3 次のいずれかを実行します。 ■ ファイルメニューで、[プロパティ]を選択します。 ■ リカバリポイントを右クリックして、[プロパティ]を選択します。 サポートユーティリティについて 修復環境には、ハードウェア問題のトラブルシューティングの際に使用するようにシマン テック社のテクニカルサポートから指示さ
15 ドライブのコピー この章では以下の項目について説明しています。 ■ ドライブのコピーについて ■ ドライブをコピーする準備 ■ ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブへのコピー ドライブのコピーについて ドライブのコピー機能を使用して、オペレーティングシステム、アプリケーション、または データをハードディスクドライブから別のハードディスクドライブにコピーできます。 コピー元のドライブ上のデータのサイズが新しいドライブの総サイズより小さく、その差が 総サイズの 1/16 以上あれば、大容量のハードディスクドライブから容量の小さいハード ディスクドライブにデータをコピーすることもできます。 コピー元のハードディスクドライブに複数のパーティションがある場合は、パーティション を一度に 1 つずつ新しいハードディスクドライブにコピーする必要があります。 大容量のハードディスクドライブにアップグレードしたり、2 台目のハードディスクドライブ を追加したりする場合に、ドライブのコピー機能を使うことができます。別のコンピュータで 使用するハードディスクドライブのセットアップには、ドライブのコ
第 15 章 ドライブのコピー ドライブをコピーする準備 ドライブをコピーする方法 1 次の手順を実行します。 ■ コンピュータを準備します。 ■ ドライブの取り付けに関する製造元の説明書を用意してください。 ■ コンピュータをシャットダウンし、電源コードをはずします。 ■ コンピュータの接地している金属部分に触れて、静電気を放電してから作業を 行ってください。 ■ コンピュータのカバーをはずします。 2 ハードディスクドライブのジャンパ設定を変更して新しいハードディスクドライブをス レーブドライブに設定します。マスター/スレーブの指定にジャンパ設定ではなくケー ブルセレクトを使用する場合は、スレーブドライブとなるように接続します。 3 次の手順で、新しいハードディスクドライブを取り付けます。 4 ■ ケーブルの色の付いた線の側がマザーボードの I/O ピンの位置と揃うようにケー ブルを接続します。 つまり、マザーボードの Pin1 または 1 とマークされた位置に色の付いた線が来 るように接続します。 ■ ケーブルのもう一方の端をハードディスクドライブの背
第 15 章 ドライブのコピー ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブへのコピー ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブへ のコピー 新しいハードディスクドライブの取り付けが完了すれば、古いハードディスクドライブの内 容をコピーすることができます。新しいハードディスクドライブをフォーマットする必要はあ りません。 コピー元のハードディスクドライブに複数のパーティションがある場合は、パーティション を一度に 1 つずつ新しいハードディスクドライブにコピーする必要があります。 データのコピー中に電源やハードウェアに障害が発生しても、元のドライブからデータが 消失することはありません。ただし、コピー処理を再開する必要があります。 ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブにコピーする方法 1 [ツール]ページで、[ハードディスクドライブをコピー]をクリックします。 2 ウィザードの指示に従ってドライブをコピーします。 ウィザードで、コピー元ドライブ、コピー先ドライブ、およびドライブをコピーする際の オプションを正しく選択します。 ドライブ間のコピーオプションについて
第 15 章 ドライブのコピー ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブへのコピー オプション 説明 ドライブをアクティブ(OS ブート コピー先のドライブをアクティブパーティション(コンピュータのブー 用)に設定 トドライブ)に設定します。アクティブにできるドライブは 1 つだけ です。コンピュータをブートするためには、最初の物理ハードディ スクにアクティブなドライブがあり、そのドライブにオペレーティン グシステムがインストールされている必要があります。コンピュー タはブート時に最初の物理ハードディスクのパーティションテー ブルを読み込み、アクティブなドライブを探します。見つかったそ の場所からブートします。ドライブからブートできない場合は、ブー トディスクを使用します。Symantec Recovery Disk CD を使うこ とができます。 [ドライブをアクティブに設定]オプションは、ベーシックディスク (ダイナミックディスクではない)の場合にのみ有効です。 SmartSector コピーの無効化 SmartSector は、データを含むクラスタとセクタのみをコピーす る
16 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 この章では以下の項目について説明しています。 ■ Backup Exec System Recovery Granular Restore Option について ■ Granular Restore Option で使用するリカバリポイントを作成する場合のベストプラク ティス ■ Granular Restore Option の起動 ■ Granular Restore Option で実行できる処理 ■ 特定のリカバリポイントの内容の確認 ■ Exchange メールの復元について ■ SharePoint ドキュメントの復元 ■ ファイルとフォルダの復元 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option について Granular Restore Option は次のアプリケーションに個別復元の機能を提供するために Symantec Backup Exec System Recovery と連携して動
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 Granular Restore Option で使用するリカバリポイントを作成する場合のベストプラクティス メモ: Microsoft Exchange 2007 には 64 ビットの Windows オペレーティングシステ ムが必要です。Microsoft Exchange 2010 には Windows Vista SP2 64 ビット版か Windows Server 2008 64 ビット版が必要です。 ■ Microsoft SharePoint® 2003 と 2007 ■ ファイルおよびフォルダのデータ Symantec Backup Exec System Recovery はボリュームレベルのリカバリポイントを作 成するのに使われます。Granular Restore Option を使用すると、リカバリポイントを開 き、Microsoft Exchange のメールボックス、フォルダ、個々のメッセージを復元できます。 また Microsoft
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 Granular Restore Option の起動 Exchange のインストール 先のドライブを含める Granular Restore Option では、Exchange サーバーのリカバリポイ ントを使用して復元操作が実行されます。そのため、Exchange サー バーを定期的にバックアップする必要があります。リカバリポイントを 作成する場合、Exchange のインストール先ディレクトリが含まれるド ライブを選択する必要があります。 たとえば、Exchange を C:¥Program File¥Exchsrvr ディレクトリにイ ンストールした場合は、C ドライブ全体がリカバリポイントに含まれてい ることを確認してください。 バックアップするメッセージ ストレージグループはメッセージストアの集まりです。各ストレージグ ストアのストレージグループ ループには、メッセージストアへのバッファ書き込みに使用されるトラ を含める ンザクションログが含まれます。保護するメッ
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 Granular Restore Option で実行できる処理 ■ Backup Exec System Recoveryの[ツール]ページで、[Granular Restore Option を実行]をクリックします。 ■ Windows のクラシックタスクバーで、[スタート]、[プログラム]、[Symantec Backup Exec System Recovery]、[Granular Restore Option]の順にクリック します。 ■ Windows 2003、2008、XP、Vista、7 のタスクバーで、[スタート]、[すべてのプ ログラム]、[Symantec Backup Exec System Recovery]、[Granular Restore Option]の順にクリックします。 Granular Restore Option で実行できる処理 Granular Restore Option を使用して次のタスクを実行できます。
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 特定のリカバリポイントの内容の確認 特定のリカバリポイントの内容の確認 リカバリポイントを開くと、メールボックス、電子メールフォルダとメッセージ、SharePoint ドキュメント、ファイルとフォルダを復元できます。 特定のリカバリポイントを開く方法 1 Backup Exec System Recoveryの[ツール]ページで、[Granular Restore Option を実行]をクリックします。 2 次のいずれかを実行します。 作業しているコンピュータの最後のリカバリポ [このコンピュータの最後のリカバリポイントを イントを使用してリカバリポイントを開く方法 使用する]をクリックします。 システムインデックスファイルを使用してリカバ ■ [システムインデックスファイルの使用 リポイントを開く方法 (*.sv2i)]をクリックします。 ■ [参照]をクリックし、リカバリポイントを作成 したときに保存先として指定したフォルダ を選択します。 ■ 拡張子が .
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 Exchange メールの復元について メールボックスの復元 復元されたメールボックスは、リカバリポイントの作成時にユーザーのメールボックスに含 まれていたすべての電子メールで構成されます。復元されたメールボックスは、PST ファ イルとしてディスク上に保存されます。 Microsoft Outlook を使用すると、ファイルを開いて内容を表示できます。復元された メールボックスを Outlook で開いた後、電子メールやフォルダをドラッグして元の場所に 戻すことができます。 メモ: 多くの場合、1 つのメッセージを見つけるよりもユーザーのメールボックス全体を復 元する方が簡単です。 メールボックスを復元する方法 1 Backup Exec System Recoveryの[ツール]ページで、[Granular Restore Option を実行]をクリックします。 2 メールがサーバー上に存在した期間内で最新の日時のリカバリポイントを開きます。 3 [Exc
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 Exchange メールの復元について 電子メールフォルダを復元する方法 1 Backup Exec System Recoveryの[ツール]ページで、[Granular Restore Option を実行]をクリックします。 2 メールがサーバー上に存在した期間内で最新の日時のリカバリポイントを開きます。 3 [Exchange メール]タブをクリックします。 4 復元を要求したユーザーのメールボックスを選択します。 5 フォルダのリストで適切なフォルダを選択して、ツールバーの[復元]をクリックします。 6 復元したフォルダを配置するフォルダを選択します。 電子メールメッセージの復元 Granular Restore Option を使って個々の電子メールメッセージを復元することができ ます。個々のメッセージは、MSG ファイル形式でディスク上に保存したり、ユーザーに直 接転送したりできます。保存された MSG ファイルの内容を開いて表示するには、Mi
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 SharePoint ドキュメントの復元 Outlook は新しいメッセージを開きます。転送するメッセージは添付ファイルとし て含まれます。元の所有者にこのメッセージを転送できます。 ■ ディスクにメッセージを保存する場合は、メッセージを選択し、ツールバーの[修 復]をクリックします。ファイル名を入力し、次に[保存]をクリックしてください。 電子メールメッセージがディスクに保存されます。Outlook を使ってメッセージを 開くことができます。 SharePoint ドキュメントの復元 Symantec Backup Exec System Recovery は、Microsoft SharePoint サーバーのバッ クアップドキュメントの復元に使用できます。SharePoint ドキュメントはローカルシステム に復元されます。必要に応じて、Microsoft SharePoint を使用してドキュメントを SharePoint サーバーに戻すことができます。 Sha
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 ファイルとフォルダの復元 ファイルまたはフォルダを復元する方法 1 Backup Exec System Recoveryの[ツール]ページで、[Granular Restore Option を実行]をクリックします。 2 対象のファイルがサーバー上で有効だった期間内で最新の日時のリカバリポイント を開きます。 3 デフォルトで選択されていない場合は、[ファイルやフォルダ]タブをクリックしてくだ さい。 4 復元するファイルを参照または検索します。 一度に複数のリカバリポイントを表示できます。複数のリカバリポイントが含まれるファ イルシステムを表示するには、[バージョン]をクリックしてください。リスト内の表示す るバージョンにチェックマークを付けて選択します。 列見出しをクリックすると、リストをソートできます。ドキュメントリストの近くにある検索 フィールドに検索する用語を入力することができます。検索ボックスの文字を追加し たり削除したりすると、自動的に結果が変更され
第 16 章 Backup Exec System Recovery Granular Restore Option の使用 ファイルとフォルダの復元
A 検索エンジンを使用したリカ バリポイントの検索 この付録では以下の項目について説明しています。 ■ 検索エンジンを使用したリカバリポイントの検索について ■ 検索エンジンのサポートの有効化 ■ Google デスクトップのデスクトップ検索機能を使用したファイルの修復 検索エンジンを使用したリカバリポイントの検索について Backup Exec System Recovery では、Google デスクトップを使用して、リカバリポイント に含まれるファイル名を検索することができます。 メモ: Symantec Backup Exec Retrieve も使用できますが、インストールは、会社の IT 部門が行う必要があります。インストール時は、製品を有効にするためにユーザーが行う 操作はありません。詳しくは、IT 部門にお問い合わせください。 検索エンジンのサポートを有効にすると、Backup Exec System Recovery によって、リカ バリポイントに含まれるすべてのファイルのカタログが作成されます。Google デスクトップ などの検索エンジンでは、このカタログファイルを使用してイ
付録 A 検索エンジンを使用したリカバリポイントの検索 検索エンジンのサポートの有効化 検索エンジンをインストールする Backup Exec Retrieve のインストールは、組織の IT 部 門が行います。インストールについて、IT 部門にお問い 合わせください。 Google デスクトップは、インターネットから無料でダウン ロードしてインストールできます。desktop.google.com を 参照してください。 p.221 の 「Google デスクトップをインストールする方法」 を 参照してください。 Google デスクトップのサポートを有効 Google 検索を使用してファイルの検索および修復を行う にする には、Backup Exec System Recovery のための Google プラグインが必要です。 この機能を有効にすると、プラグインは自動的にインストー ルされます。 p.
付録 A 検索エンジンを使用したリカバリポイントの検索 Google デスクトップのデスクトップ検索機能を使用したファイルの修復 Google デスクトップをインストールする方法 1 Backup Exec System Recovery を起動します。 2 [タスク]、[オプション]、[Google デスクトップ]の順にクリックします。 3 [Google デスクトップのダウンロード]をクリックし、インストールの指示に従います。 4 インストールしたら、Backup Exec System Recovery の[オプション]ウィンドウで、 [OK]をクリックします。 詳しくは desktop.google.
付録 A 検索エンジンを使用したリカバリポイントの検索 Google デスクトップのデスクトップ検索機能を使用したファイルの修復 Google デスクトップのデスクトップ検索機能を使用してファイルを修復する方法 1 Google デスクトップを起動します。 2 修復するファイルの名前(または名前の一部)を入力し、[デスクトップを検索]をクリッ クします。 3 修復するファイルを含む検索結果をクリックします。 4 関連付けされているアプリケーションでファイルを開く場合は、[ファイル]、[名前を 付けて保存]の順にクリックして、修復したファイルを保存します。 また、検索結果を右クリックしてから[開く]をクリックして、Recovery Point Browser でリカバリポイントを開くこともできます。 p.
B VSS 対応データベースの バックアップについて この付録では以下の項目について説明しています。 ■ VSS 対応データベースのバックアップについて ■ VSS 非対応データベースのバックアップについて VSS 対応データベースのバックアップについて Symantec Backup Exec System Recovery は、Microsoft Volume Shadow Copy Service(VSS)と統合されて、次のような VSS 対応データベースのバックアップ処理を自 動化します。 ■ Exchange Server 2003 以降 ■ SQL Server 2005 以降 ■ Windows Server 2003 ベースのドメインコントローラまたはそれ以降 VSS 対応データベースは自動的に有効になり、無効にすることはできません。VSS によ り、管理者はサーバー上のボリュームのシャドーコピーバックアップを作成できます。シャ ドーコピーには、すべてのファイル(開いているファイルを含む)が含まれます。 リカバリポイントを作成するとき、Backup Exec System
付録 B VSS 対応データベースのバックアップについて VSS 非対応データベースのバックアップについて Backup Exec System Recovery は、Microsoft 社の Volume Shadow Copy Service (VSS)テクノロジを実装した Exchange Server 2003 以降をサポートします。ただし、デー タベースの負荷が高い場合には、VSS 要求が無視される可能性があります。リカバリポイ ントの作成は負荷が最も低い時間帯に実行してください。 指定したデータベースの最新の Service Pack がインストールされていることを確かめて ください。 Exchange データベースで Backup Exec System Recovery を使う場合に 推奨される方法 Backup Exec System Recovery とともに実行する場合、他のバックアップアプリケーショ ンは不要です。 VSS 非対応データベースのバックアップについて Backup Exec System Recovery 2010 を使用すると、VSS 非対応データベース
付録 B VSS 対応データベースのバックアップについて VSS 非対応データベースのバックアップについて VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントを手動で作成する方法 1 データベースを手動で停止します。 2 Symantec Backup Exec System Recovery を使用し、[バックアップを実行]または [ワンタイムバックアップ]機能を使用してバックアップをすぐに実行します。 Backup Exec System Recovery により、データベースの「仮想ボリュームリカバリポ イント」が即座に作成されます。 3 コンソールの[監視]ページにリカバリポイントのプログレスバーが表示されたら、手 動でデータベースを再起動します。 データベースが再起動されている間に、実際のリカバリポイントが仮想ボリュームリカ バリポイントから作成されます。 VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントの自動作成 VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイント作成を自動化する場合は、バックアッ プジョブ内でデータ取得前にコマンドファイルを実行してデータベースを一時的に停
付録 B VSS 対応データベースのバックアップについて VSS 非対応データベースのバックアップについて VSS 非対応データベースのホットリカバリポイントの作成 コールドリカバリポイントを作成できない場合、VSS 非対応データベースのバックアップと して 2 番目の選択肢は、ホット(オンライン)リカバリポイントです。 Backup Exec System Recovery では、「クラッシュ整合性」リカバリポイントが作成されま す。このようなリカバリポイントは、電源障害時に実行していたシステムの状態に相当しま す。この種類のエラーから修復できるデータベースは、「クラッシュ整合性」リカバリポイン トからの修復が可能です。 VSS 非対応データベースのホットリカバリポイントを作成する方法 ◆ Backup Exec System Recovery を使用して、データベースを停止または再起動せ ずにリカバリポイントを作成します。 Backup Exec System Recovery により、「仮想ボリュームリカバリポイント」が即座に 作成されます。この「仮想ボリュームリカバリポイント」からリカバ
C Active Directory について この付録では以下の項目について説明しています。 ■ Active Directory の役割について Active Directory の役割について Symantec Backup Exec System Recovery でドメインコントローラを保護する場合は、 次の事項に注意してください。 ■ ドメインコントローラが Windows Server 2003 の場合は VSS がサポートされます。 Backup Exec System Recovery は自動的に VSS を呼び出して Active Directory データベースのバックアップの準備を行います。 ■ ドメインに参加するためには、すべてのドメインコンピュータは、ドメインコントローラと トラストトークンをネゴシエートする必要があります。このトークンは、デフォルトで 30 日ごとに更新されます。このタイムフレームは変更することができ、セキュリティが確保 されたチャネルトラストと呼ばれます。一方、リカバリポイントに含まれるトラストトークン は、ドメインコントローラによって自動的に更新され
付録 C Active Directory について Active Directory の役割について http://sea.symantec.com/protectingdc(英語) また、シマンテック社のナレッジベースの次の文書も参照してください。 http://entsupport.symantec.
D Microsoft の仮想環境の バックアップについて この付録では以下の項目について説明しています。 ■ Microsoft 仮想ハードディスクのバックアップについて ■ Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について Microsoft 仮想ハードディスクのバックアップについて Microsoft Windows 7 と Windows Server 2008 R2 で仮想ハードディスク(VHD)の使 用がサポートされるようになりました。Microsoft 社では、同じバックアップジョブでの物理 ディスクおよびその物理ディスク上の VHD のバックアップはサポートされていません。こ の制限は Backup Exec System Recovery にも適用されます。Backup Exec System Recovery を使用して同じバックアップジョブで物理ディスクとそれに対応する VHD を バックアップすることはできません。また、別の VHD でホストされている VHD または別の VHD 内にネストされている VHD をバックアップする機能もサポートされていま
付録 D Microsoft の仮想環境のバックアップについて Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について VHD のバックアップについて詳しくは Microsoft 社の Web サイトを参照してください。 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd440865(WS.10).
付録 D Microsoft の仮想環境のバックアップについて Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について クラッシュ整合性のあるリカバリポイントでは、システム障害や停電が発生した場合と同様 に仮想マシンが取得されます。 仮想マシンを復元するには、ホストコンピュータのリカバリポイントを復元する必要がありま す。ホストコンピュータのリカバリポイントには、復元する仮想マシンを保持するボリューム が含まれている必要があります。特定の仮想マシンを復元することはできません。 http://entsupport.symantec.
付録 D Microsoft の仮想環境のバックアップについて Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について
E Backup Exec System Recovery 2010 と Windows Server 2008 Core について この付録では以下の項目について説明しています。 ■ Backup Exec System Recovery 2010 および Windows Server 2008 Core につい て ■ コマンドを使用した Windows Server 2008 Core へのBackup Exec System Recovery 2010 のインストール Backup Exec System Recovery 2010 および Windows Server 2008 Core について Windows Server 2008 Core には、他のバージョンの Windows で利用可能な従来の グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) は含まれていません。主にコマンドを使用 してコマンドラインインターフェースでインストールおよび管理されます。 Backup Exec System Recovery 2010 は Windows Server 2008 Core にインスト
付録 E Backup Exec System Recovery 2010 と Windows Server 2008 Core について コマンドを使用した Windows Server 2008 Core へのBackup Exec System Recovery 2010 のインストール 2010 または Backup Exec System Recovery Management Solution が実行されてい るリモートマシンからこのマシンに接続する必要があります。 エージェントをリモートでインストールし、Windows Server 2008 Core マシンでバックアッ プ機能と復元機能を管理する前に、サーバーにアクセスできるようにファイアウォールを 設定する必要があります。デフォルトでは、ファイアウォールはサーバーにアクセスできな いように設定されています。 Windows Server 2008 Core マシンでのファイアウォールの設定について詳しくは Microsoft 社の Web サイトを参照してください。 Windows-on-Windows 64 ビット (WoW6
付録 E Backup Exec System Recovery 2010 と Windows Server 2008 Core について コマンドを使用した Windows Server 2008 Core へのBackup Exec System Recovery 2010 のインストール ログ付きのフルサイレントインストールを実行する方法 1 Backup Exec System Recovery 2010 CD で、インストールディレクトリに移動しま す。 2 次のコマンドを実行します。 Setup.exe /s /v”/qn /l*v %temp%¥BESRInstall.
付録 E Backup Exec System Recovery 2010 と Windows Server 2008 Core について コマンドを使用した Windows Server 2008 Core へのBackup Exec System Recovery 2010 のインストール
索引 .
索引 ファイルおよびフォルダ リカバリポイントに保存された状態から開く 167 検索 167 ファイルおよびフォルダのバックアップ 含まれないフォルダ 93 説明 52 ファイルおよびフォルダのバックアップデータ 保存されているデータ量の表示 158 管理 157 ファイルバージョン 保存する数の制限 158 フォルダ バージョンの検索 159 ベストプラクティス、サービス 112 リカバリポイント セットの削除 142 ドライブのマウント解除 137 保存されたファイルやフォルダを開く 167 古いもののクリーンアップ 141 リカバリポイントドライブのマウント解除 137 レポート、ログファイル 112 ログファイル イベント 132 確認 112 今すぐバックアップを実行 説明 95 作成後のリカバリポイントの検証 124 保護の状態 99 時間、[イベント]タブの経過時間 112 検索エンジン 使用 136 権限 Windows Server 2003 SP1 でのドメインユーザー に対する付与 109 無効な機能 20 状態レポート ドライブごとのカスタマイズ 128 現在の操作のキャン
索引 M Microsoft 仮想ディスク 145 Microsoft 仮想ディスク(.vhd) 151 Microsoft 仮想ハードディスク、サポート 229 N NTbackup バックアップ 227 P P2V 仮想変換ジョブ、今すぐ実行 156 仮想変換ジョブ、削除 157 仮想変換ジョブ、進行状況の表示 156 仮想変換ジョブ、プロパティの表示 156 仮想変換ジョブ、編集 156 スケジュール 151 ワンタイム 145 pagefile.
索引 Windows 7 サポート 14、17 Windows エクスプローラ リカバリポイントのマウント 135 Windows からのワンタイムバックアップ 79 あ アーカイブ リカバリポイントのコピー 143 アクセス ユーザーまたはグループを許可または禁止 116 アップグレード Backup Exec System Recovery の評価版 22 暗号化 リカバリポイント 76 [意見を送信] 38 依存関係、エージェントの表示 113、115 イベント起動のバックアップ ThreatCon レスポンス 100 有効化 100 インストール 後 24 サポートされるファイルシステム 19 サポートされるリムーバブルメディア 19 システム要件 17 準備 17 手順 23 ウイルス リカバリポイントの確認 133 エージェント 依存関係、表示 113、115 開始、停止、再起動 113 修復操作の設定 115 セキュリティの設定 102、116 エージェントセキュリティの設定 116 エージェントの開始 113 エージェントの再起動 113 エージェントの停止 113 エージェント
索引 修復、準備 180 修復、説明 177 リモート修復 198 さ サービス エージェントの開始、停止、再起動 113 ローカルコンピュータで開く 113 サポートユーティリティ 204 資格情報、エージェントの変更 118 システムインデックスファイル、複数のドライブを修復する ための使用 181 システムドライブ 修復 29~30 システムトレイアイコン エラーメッセージの表示または非表示 43 状態メッセージの表示または非表示 43 デフォルト設定の調整 43 表示または非表示 43 システム要件 17 修復 カスタマイズ 168 コンピュータ(C ドライブ) 177 説明 163 ドライブのオプション 169 ファイルおよびフォルダ 163 ファイルとフォルダの復元 163 元のディスク署名 185、189 修復操作 エージェントが開始しないときの設定 115 詳細なスケジュールオプション 70 状態メッセージ 表示または非表示の設定 43 スクリプト バックアップ中に実行 72 ストレージグループ 指定および保護 211 スロットル バックアップ中に調整、ネットワーク 42 セカンダリドライ
索引 Symantec Recovery Disk での使用 198 静的 IP アドレスの割り当て 201 接続の設定 201 ネットワーク資格情報、説明 71 ネットワークドライブ、マッピング方法 200 は バックアップ Symantec Recovery Disk からのワンタイム、概 要 80 Symantec Recovery Disk からのワンタイムの実 行 81 Windows からのワンタイム 79 イベント起動 100 オプションを指定して実行 96 コマンドファイルの実行 72 最初の定義 26 詳細オプションの編集 76 進行状況の表示 78 設定を編集 99 他のユーザーにバックアップ定義を許可 102 データベース、VSS 対応 223 デュアルブートコンピュータ 61 ドライブベース時に不良セクタを無視 74 ドライブベースの詳細オプションの設定 70 ドライブベースの定義 64 ドライブベースの定義について 63 バックアップ後の作業 55 バックアップ先の選択 58 バックアップ前の作業 53 ファイルおよびフォルダ 140 ファイルおよびフォルダの詳細オプシ
索引 ジョブ、プロパティの表示 156 ジョブ、編集 156 スケジュール 145、151 ブート構成データベース 66 ベストプラクティス 210 別のユーザーとして実行、ログオンの変更 118 変換ジョブ 今すぐ実行 156 仮想ディスクへのリカバリポイント 151 削除 157 進行状況の表示 156 プロパティの表示 156 編集 156 保護 ハードディスク 122 ホットバックアップ ドライブベースの定義 64 ワンタイムの実行 79 ま マスターブート、復元 186、190 メッセージストア 指定 211 保護 211 メール 復元 214 元のディスク署名、修復 185、189 や ユーザー Symantec Backup Exec System Recovery を実行 する権限 116 要件 システム 17 ら ライセンス製品 24 リカバリポイント CD または DVD へのコピー 143 Symantec Recovery Disk からのドライブのプロパ ティの表示 202 Windows エクスプローラからのマウント 135 アーカイブ 143 圧縮レベルの設定 78 暗号