Dell Update Packages ユーザーズガイド
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2016 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産法で保護されています。 Dell、および Dell のロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。本書で使用されているその他すべての商標 および名称は、各社の商標である場合があります。 2016 - 10 Rev.
目次 1 はじめに..........................................................................................................................5 本リリースの新機能......................................................................................................................................................... 5 DUP イベントビューア.....................................................................................................................................................5 ZIP パックの除去.........................................
Lifecycle Controller でのロールバック............................................................................................................................ 16 4 コマンドラインインタフェースリファレンス...............................................................18 Linux CLI オプション....................................................................................................................................................... 18 Windows CLI オプション...............................................................................
1 はじめに Dell Update Package(DUP)は、システム上にある単一のソフトウェア要素をアップデートする、標準パッケージフォーマッ トでの自己完結型実行ファイルです。 DUP を使用することにより、様々なシステムコンポーネントをアップデートし、類似した Dell システム一式にスクリプトを 適用して、システムコンポーネントを同じバージョンレベルにすることができます。 メモ: デルの第 12 世代および第 13 世代 PowerEdge サーバーでは、iDRAC および Lifecycle Controller が共通の DUP ア ップデートを使用します。 メモ: デルの第 12 世代および第 13 世代 PowerEdge サーバーでは、OS コレクタインベントリおよびアップデートがサ ポートされています。 DUP を使用して、次の操作を行うことが可能です。 • インタラクティブなコマンドラインインタフェース(CLI)を使用して、個別のアップデートをシステムに適用。 • インタラクティブおよび非インタラクティブモードでデバイスドライバをインストール。 • CLI 機能を使用して記
ハードドライブのスロット情報 DUP では、スロット番号、ストレージコントローラ、エンクロージャおよびその他の項目とともに、ハードドライブの場所 の詳細に関する具体的な情報が表示されます。また、スロット情報の詳細も、DUP ログファイルに取り込まれます。 依存関係 DUP は次の依存関係をサポートしています。 • ソフト依存関係:アップデートに伴う特定の新機能を使用するために適用する必要がある依存関係です。たとえば、iDRAC が 2.3 の場合にのみ BIOS 1.7 の機能が有効になるという場合、iDRAC バージョンの依存性はソフト依存関係であり、BIOS のアップデートは適用されますが、特定の機能は iDRAC を 2.3 以上にしない限り使用できません。 • ハード依存関係:正しいアップデートを適用するために適用する必要がある依存関係です。たとえば、BIOS を 1.7 にアッ プグレードするには iDRAC バージョンを少なくとも 2.0 にする必要がある場合があります。この場合、ユーザーは BIOS 1.7 にアップデートする前に、iDRAC バージョンを 2.
Windows を実行するシステムのための前提条件および機能 DUP をインストールする前に、オンラインおよびダウンロードしたパッケージで提供されている情報をお読みください。選 択したアップデートがシステムに必要かつ適切であることを確認してください。また、次の手順のいずれかまたはすべてを 行う必要がある場合があります。 メモ: ターゲットシステムで DUP チェック オプションを実行して、システムがアップデートを実行するための前提条件 を満たしていることを確認します。 CLI からチェックを実行するには、packagename.exe /c /s を入力します。 GUI からチェックを実行するには、次の手順を実行します。 1. ダウンロードした DUP の .exe ファイルをダブルクリックします。 2. GUI のスクロールするテキストウィンドウで、アップデートについての情報を読みます。 CLI または GUI のどちらかからチェックオプションを実行した後で、ログ結果を表示することができます。DUP 7.2 フレ ームワークより前の旧バージョン用デフォルトパスは %SystemDrive%\dell\
Repository Manager を介した DUP のダウンロード Dell Repository Manager から DUP をダウンロードすることができます。 1. Dell Repository Manager ウィンドウで、マイリポジトリ タブをクリックします。 2. 新規 → 新規リポジトリの作成 をクリックします。 リポジトリの選択 ウィンドウが表示されます。 3. 名前と説明を入力します。 4. Next(次へ)をクリックします。 ベースリポジトリ ウィンドウが表示されます。 メモ: キャンセル をクリックすると、新しいリポジトリの作成をいつでも終了することができます。 5. リポジトリのソースを選択します。 メモ: また、ヘルプメニュー をクリックして カタログファイルからリポジトリをインポート オプションを選択す ることもできます。 6. 表示されているリポジトリリストから選択して開きます。 7. 使用可能な DUP のリストを表示するには、コンポーネントタブ をクリックします。 8. 表示されている DUP の一部またはすべてを選択します。 9.
DUP のインストール順序 複数の DUP をインストールする場合は、再起動が必要なアップデートを一番最後にインストールしてください。推奨される インストール順序は、次の表を参照してください。 表 1.
• 『Dell OpenManage Deployment Toolkit(DTK)ユーザーズガイド』 • 『Dell OpenManage Essentials User’s Guide』(Dell OpenManage Essentials ユーザーズガイド) • 『Dell システムソフトウェアサポートマトリックス』 用語集 • 『Dell Repository Manager ユーザーズガイド』 • 『Dell OpenManage Chassis Management Controller ユーザーズガイド』 • デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、また はデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポートやサービスの提 供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもございます。デルのセールス、テクニ カルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいただけます。
2 Dell Update Packages の使用 Dell では、システムにアップデートが必要かどうかを判断するために役立つさまざまな援助を提供しています。DUP は dell.
コマンドラインインタフェース(CLI)についての詳細は、「コマンドラインインタフェースリファレンス」を参照してくだ さい。 デジタル署名の検証 デジタル署名は、アップデートパッケージの署名者の身元を認証し、元の内容が変更されていないことを証明するために使 用されます。DUP のデジタル署名は、確実で信頼性のある認証方法を提供します。 デジタル署名を検証することで、オリジナルのアップデートパッケージを正しく受け取ったことが確認でき、署名後に内容 が変更されていないことが保証されます。 メモ: デジタル署名の検証は、Windows および Linux を実行するシステムに適用されます。 Linux を実行するシステムにおけるデジタル署名の検証 お使いのシステムに Gnu Privacy Guard(GPG)がすでにインストールされていない場合は、Linux DUP のデジタル署名を検 証するため、システムに GPG をインストールする必要があります。標準の検証プロセスを実行するには、次の手順を行って ください。 1.
Windows を実行するシステムでのデジタル署名の検証 アップデートパッケージのデジタル署名を検証するには、次の手順を実行します。 1. Windows エクスプローラを起動して、デジタル署名を検証するアップデートパッケージを見つけます。 2. そのファイル名を右クリックします。 3. ポップアップメニューの プロパティ をクリックします。 4. プロパティウィンドウで デジタル署名 タブをクリックします。このタブが表示されない場合、アップデートパッケージ は署名されていません。 5. 署名リストから署名を選択して 詳細 をクリックします。 デジタル署名の詳細 ウィンドウが表示されます。 メモ: 詳細 をクリックするまで署名は検証されません。 6. デジタル署名の情報を読み、そのデジタル署名が OK であることを確認します。 7.
が生じた場合には、アップデートをもう一度やり直す必要があります。このため、最後のアップデートを適用した直後にシ ステムを再起動することが可能なときに、アップデートをスケジュールすることをお勧めします。 Linux のコンソール出力の保存 DUP の実行中、コンソールにメッセージが表示されます。コンソールの出力をリダイレクトするには、インタラクティブコ マンドで次の構文を使用します。 ./packagename.bin|tee -a logname.
スクリプトから旧バージョンをインストールするには、-q(無人)モードを使用します。さらに、ダウングレードを強制す る CLI -f オプションを使用する必要があります。 メモ: アップデート処理中にシステムの電源が切れた場合は、アップデートを再実行する必要があります。 メモ: Linux 用 DUP は、Dell システム用のアップデート済み BIOS およびファームウェアコンポーンネントが収録された 『Dell OpenManage Server Update Utility DVD』のリポジトリにも含まれています。詳細については、dell.
3 Dell Lifecycle Controller Enabled Server でのアッ プデートとロールバック Dell Lifecycle Controller Enabled Server は、システムのライフサイクル全体を通して、組み込み環境からのシステムとストレー ジ管理タスクの実行を可能にする、組み込み型設定ユーティリティです。 内蔵フラッシュメモリカード上に常駐する Lifecycle Controller は、起動シーケンス中に開始でき、インストールされているオ ペレーティングシステム(OS)に依存せずに機能するという点で、BIOS ユーティティに似ています。 Lifecycle Controller を使用することにより、Dell サポートサイトを検索することなく、システムアップデートを素早く識別、 ダウンロード、およびインストールすることができます。また、システム BIOS およびシステムデバイス (NIC、RAID、iDRAC など) の設定、オペレーティングシステムの導入、システムおよび接続ハードウェアを検証するための診断を行うこともでき ます。 メモ: iDRAC のアップデー
メモ: ロールバックできるのは BIOS とファームウェアのみです。Lifecycle Controller アプリケーション、Dell Diagnostics(診断)アプリケーション、オペレーティングシステムのインストールに必要なドライバを前のバージョン にロールバックすることはできません。 システムの BIOS またはファームウェアを一度しかアップデートしていない場合、ロールバック機能は工場出荷時にインスト ールされた BIOS またはファームウェアのイメージに戻すオプションを提供します。BIOS またはファームウェアを複数のバ ージョンにアップデートしている場合は、工場出荷時にインストールされたイメージは上書きされているため、これらに戻 すことはできません。 メモ: ロールバックはオペレーティングシステム環境ではサポートされていません。ロールバックを有効にするには、 Lifecycle Controller で起動するようにしてください。 17
4 コマンドラインインタフェースリファレンス コマンドラインプロンプトで DUP 名と -h または --help のいずれかを入力して、CLI についての情報を表示することができま す。 コンソールがすべてのコマンドラインオプションを表示し、各オプションごとにヘルプを提示します。 Linux CLI オプション Linux を実行しているシステム向けの CLI オプション、各オプションの説明、およびコマンド構文のリストについては、次の 表を参照してください。 表 2. Linux CLI オプション:使用法 CLI オプション CLI タスクの説明 コマンド構文 (オプションなし;オプションなしでコ インタラクティブモードで DUP を適用 ./packagename.bin マンドを実行) します。DUP が有効な場合は、DUP が ユーザーとのやりとりを行います。 インタラクティブモードでコマンドを 実行します。 -h or --help ヘルプオプション コマンドラインオプションとヘルプ情 報を表示します。 --help オプションは、他の -- オプション の前に実行されます。 .
CLI オプション CLI タスクの説明 コマンド構文 メモ: このオプションは、要求され た情報を表示した後、終了します。 DUP の検証やアップデートは実行 されません。 -q 非インタラクティブモードでコマンド を実行します。 -r 再起動オプション ./packagename.bin -q ユーザー介入なしでサイレントに DUP を実行します。 アップグレードの実行後、必要に応じて . /packagename.bin -r ‑q システムを再起動します。次の場合は 再起動は行われません。 • DUP が失敗、またはターゲットシス テムに該当しない場合。 • DUP でターゲットシステムの再起 動が不要の場合。 メモ: このオプションには -q オプ ションが必須です。 -v,--version バージョンの表示オプション バージョン、修正、拡張機能、リリース ./packagename.bin -v 日を表示します。また、DUP を適用でき ./packagename.
CLI オプション CLI タスクの説明 packagename.exe /h ヘルプオプション /c チェックオプション コマンド構文 アップデートをターゲットシステムに適 用できるかどうかを判断します。 packagename.exe /s /c /l=c:\pkg.log このオプションには -s オプションが必須 です。 オプション /f、/e、および /r は、このオ プションでは無効です。 グラフィカルユーザーインタフェース (GUI)モードで インストール をクリック しても、同じチェック処理が実行されま す。 /e= 抽出オプション ユーザーが指定したパスに DUP に含ま れるすべてのファイルが抽出されます。 パス指定されているディレクトリが存在 しない場合は、ディレクトリが作成され ます。 packagename.exe /s /e=c:\update packagename.exe /s /e="c:\update files" パスにスペースが含まれる場合は、< パス > 値を引用符で囲んでください。 このオプションには -s オプションが必須 です。
CLI オプション CLI タスクの説明 • コマンド構文 DUP が再起動を必要としない場合。 このオプションには -s オプションが必須 です。 オプション /e および /c は、このオプシ ョンでは無効です。 /s サイレントオプション ユーザーが介入することなくサイレント packagename.exe /s /l=c:\pkg.log にアップデートが実行されます。/s オプ ションが指定されていないとき、DUP は GUI(インタラクティブ)モードで起動さ れます。 /s オプションは、/e、/f、/c、/l、およ び /u オプションを使用する場合に必須 です。 メモ: /s オプションを使用すると、す べての出力がログファイルに書き込 まれることになります。 /u= Unicode ログオプション 指定された Unicode ファイルにログされ たメッセージを追加します。ファイルが 存在しない場合は新しいファイルが作成 されます。ファイル名にスペースが含ま れる場合は <ファイル名> 値を引用符で 囲みます。 packagename.
値 メッセージ名 表示名 説明 4 DEP_HARD_ERROR ハードの依存エラー 前提条件として必須のソフトウェアがシステムにイン ストールされていません。アップデートの適用の前提 条件となっている BIOS、ドライバ、またはファームウ ェアの要件が満たされていない、またはサポートされ ているデバイスがターゲットシステム上に検出されな いために、アップデートが失敗しました。 5 QUAL_HARD_ERROR 認定エラー この DUP はこのシステムに適用できません。考えられ る理由: • • • オペレーティングシステムが DUP でサポートされ ていない。 システムが DUP でサポートされていない。 システムで検出されたデバイスと DUP との間に互 換性がない。 QUAL_HARD_ERROR は、/f スイッチを使って抑制でき ません。 6 REBOOTING_SYSTEM システムの再起動中 システムが再起動されています。 9 RPM_VERIFY_FAILED RPM 検証の失敗 Linux DUP フレームワークは、DUP に依存するすべての Lin
値 メッセージ名 表示名 説明 活用するには、依存関係アップデートを適用してくだ さい。 14 REBOOT_REQUIRED_SOF アップデートが正常に行 T_DEPENDENCY_NOT_M われました。再起動が必 ET 要です。ソフト依存関係 が満たされていません。 15 CONTAINER_POWER_CY CLE_REQUIRED 16 CONTAINER_POWER_CY アップデートが正常に行 アップデートを適用するには、コンテナのパワーサイ CLE_REQUIRED_SOFT_DE われました。アップデー クルが必要です。 PENDENCY_NOT_MET トを適用するには、コンテ ナのパワーサイクルが必 要です。ソフトウェア依 存性が満たされていませ ん。 アップデートが正常に行われ、アップデートの完了に 再起動が必要ですが、アップデートされたソフトウェ アの全機能を有効化するソフト依存関係は満たされて いません。全ての機能を活用するには、再起動後に依 存関係アップデートを適用してください。 アップデートが正常に行 アップデートを有効にするには、適用のためにコンテ わ
5 Linux のトラブルシューティング 本項では、Linux オペレーティングシステムに関する実行可能なトラブルシューティング手順について説明します。 既知の問題 次にリストする問題は、Linux オペレーティングシステム用の Dell Update Packages(DUP)に関する既知の問題とその修正方 法です。dell.com/support/manuals で該当する『Linux 用 Readme』も合わせて参照してください。 メモ: dell.com/support/manuals にある Readme ファイルには、既知の問題に関する最新情報が記載されています。 DUP 再起動の保留中に診断タスクが実行されない 保留中のアップデートが存在するときに診断タスクを実行しようとすると、その診断タスクは失敗します。 この問題を解決するには、保留中のアップデートをすべて完了し、システムを再起動してから診断タスクを実行してくださ い。 DUP の異常終了 停電や異常終了などが原因で DUP が突然停止することがあります。 この問題を解決するには、次の手順を行います。 1.
この問題を解決するには、ストレージコントローラファームウェア DUP を実行する前に、Dell OpenManage Server Administrator および Dell OpenManage Server Administrator Storage Management Service を停止してください。 Linux DUP 名変更中の機能喪失 Linux DUP は名前を変更した場合でも実行することが可能ですが、一部の機能が失われます。Linux MIME(Multimedia Internet Message Extensions)データベース内に存在する拡張子で名前変更された Linux DUP は、各種 X‑Windows デスクトップ(たと えば GNOME など)からの実行が失敗することがあります。この場合、デスクトップで DUP を開くことができないことを示 す、ファイルオープンエラーメッセージが発行されます。 これは、大文字の拡張子 .BIN が付いていた DUP が小文字の拡張 子 .bin の付く名前に変更された場合に発生します。拡張子 .
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 The prerequisite software version for this update was not found. Software application name: Current version: Required version: 前提条件が満たされていないため、選択した DUP をインス トールできません。前提条件に合ったバージョンのソフト ウェアをインストールし、アップデートを再試行してくだ さい。 You must use the -f option to continue with the update in the non‑interactive mode. この DUP のバージョンはインストール済みのバージョン よりも古いか同じバージョンです。この DUP を適用する ためには、実行を強制する必要があります。 The software to be updated was not found.
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 This Update Package requires a newer version of the OpenIPMI driver than is currently installed on the system, which is version . システムに現在インストールされている OpenIPMI ドライ バは、選択した DUP に最低限必要なバージョンの要件を満 たしていません。 Kernel source for the running kernel is not installed, and the currently installed OpenIPMI driver RPM was installed without the kernel source for the running kernel.
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 Unable to create Temp Files. Please ensure that there is enough space in the tmp folder. パッケージは、一時フォルダの容量が不足していることか ら、一時ファイルを作成できません。 Archive cannot be extracted. Please ensure that there is enough space in the tmp folder. アーカイブ抽出のために十分な容量がありません。 Please provide a directory name to extract to. 解凍したファイルのためのディレクトリ名を指定してくだ さい。 ROOT directory cannot be used for extraction.
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 Rebuilding Package Failed - Server Administrator device driver (HAPI) is already installed on the system.Package can be rebuilt only on a system that does not have Server Administrator device driver (HAPI) installed. HAPI デバイスドライバがインストールされているシステム では、パッケージを再構築できません。 Unable to Install Dell Instrumentation Driver (HAPI).
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 The installed operating system version is not supported by this Update Package. To customize this package, see "Rebuilding Packages" in the Update Package User’s Guide.In no event shall Dell Inc. be held liable for any direct, indirect, incidental, special, or consequential damages suffered during or after package customization and execution. パッケージ再構築用の前提条件はシステム上にあり、Dell は システムに対してカスタムパッケージを適用した場合に生 じる一切の問題に対して責任を負いません。 In no event shall Dell Inc.
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 の幅を必要なサイズに拡大した後、パッケージをインタラ クティブに再実行します。 DUP メッセージログ DUP のコマンドを実行するとロギングが行われます。ログにはアップデートアクティビティすべてに関する情報が維持され ます。DUP はメッセージログに書き込みを行います。同じシステムに同じパッケージを繰り返してインストールすると、ロ グが付加されます。メッセージファイルディレクトリにはシステムのさまざまなイベントに関するメッセージが含まれま す。このため、DUP に該当するメッセージを探すためにはログファイルをスキャンする必要があります。 メッセージの場所 デフォルトのメッセージログファイル場所は /var/log/dell/updatepackage/log です。 メッセージログファイル メッセージログファイルには次の情報が含まれています。 • DUP の起動日時 • パッケージリリース ID 番号 • コマンドによって生成されたサポートログの完全パスとファイル名 • DUP タイプ • DUP バージョン • DUP のフレ
6 Windows を実行するシステムのトラブルシューテ ィング 本項では、Microsoft Windows を実行するシステムに関する実行可能なトラブルシューティング手順について説明します。 既知の問題 次にリストする問題は、Windows オペレーティングシステム用 Dell Update Packages(DUP)に関する既知の問題とその修正 方法です。dell.com/support/manuals で該当する『Windows 用 Readme』も合わせて参照してください。 メモ: dell.
表 6. メッセージ Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 This Update Package is not compatible with your system. Your system: 互換性のある DUP を選択し、アップデートを再試行してくだ さい。 This Update Package is not compatible with your system. Your system: Systems(s) supported by this package: ...: 互換性のある DUP を選択し、アップデートを再試行してくだ さい。 This Update Package cannot be executed under the current operating system.
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法 The version of this Update Package is the same as the currently installed version. Software application name: Package version: Installed version: 同じバージョンのソフトウェアが既にシステムに存在するた め、選択した DUP はインストールできません。 インタラクティブモードでは、インストールを続行するプロ ンプトが表示されたら はい をクリックします。 This package is not compatible with the version of Server Agent on your system. You must upgrade to Server Administrator before running this package. dell.
• DUP バージョン • DUP のフレームワークバージョン • DUP のソフトウェアアプリケーション名 • 現在インストールされている DUP のバージョン • コマンドがシステムに適用しようとしているバージョン • コマンド実行によって生じる終了コード • 再起動が行われたかどうか メモ: サポートログファイルは Dell のサポート担当者による使用を意図するものです。Dellでは、DUP 出力をユー ザー指定のファイルにリダイレクトすることをお勧めします。 35
7 信頼済みプラットフォームモジュール と BitLocker のサポート 信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)は、暗号化キーに関連する基本的なセキュリティ機能を提供するために設計 された、暗号化機能を持つセキュアマイクロコントローラです。これはシステムのマザーボード上に取り付けられており、 ハードウェアバスを使用してシステムの他のコンポーネントと通信します。BIOS セットアップコマンドを使用して、システ ムとその TPM の所有権を確立することができます。 TPM は、プラットフォームの構成を値のセットとしてプラットフォーム構成レジスタ(PCR)のセットの中に格納します。 従って、例えば、こうしたレジスタの 1 つにはマザーボードの製造元、もう 1 つにはプロセッサの製造元、3 つ目のレジスタ にはプラットフォームのファームウェアバージョン、というように構成が格納されます。TPM を組み込んだシステムはプラ ットフォームの測定値に関連付けられたキーを作成します。このキーは、プラットフォームの測定値がキーの作成時と同じ 値である場合にのみアンラップできます。このプロセスは TPM のキーのシールと呼
メモ: BIOS の一括アップデートには、BitLocker を無効にしてアップデートをインストールし、システムを再起動して から再び BitLocker を有効化するスクリプトを作成します。1 対 1 の Dell Update Package(DUP) の展開には、手動で BitLocker を無効にし、システムを再起動した後で再び有効化します。 メモ: BitLocker (TPM、USB 使用の TPM、または PIN 使用の TPM)を有効化する場合、バージョン 1.
8 Microsoft Windows Server 2008 のユーザーアカウ ント制御 Microsoft Windows Server 2008 以前では、ユーザーアカウントは大抵の場合ローカル管理者グループのメンバーであり、管 理者権限へのアクセスが可能でした。管理者アカウントにはシステム全体でのアクセス権があるため、ローカル管理者グル ープはソフトウェアのインストール、アップデート、ソフトウェアの実行ができました。ローカル管理者グループにユーザ ーが追加されると、そのユーザーには自動的に Windows 権限が付与されました。これらの権限はオペレーティングシステム リソースのすべてへのアクセスを提供することから、管理者権限を持つユーザーアカウントは、悪意のあるソフトウェア(マ ルウェア)による侵害の対象となるオペレーティングシステムリソースへのアクセスを提供することにより、セキュリティ リスクとなっていました。 ユーザーアカウント制御(UAC)は Windows Server 2008 オペレーティングシステムで導入された新しいセキュリティ機能で す。ユーザーアカウント制御を有効にすると、ビルトイン
DUP をリモート実行する場合の UAC 制限 デフォルトでは、UAC の開始後は、すべての管理者アカウントユーザーが標準ユーザーとしてログインします。したがって、 重要なシステムリソースへのアクセス権はユーザーが権限昇格リクエストを確認するまで利用できません。この制限によ り、リモートで DUP を導入するオプションが無効になります。管理ノードエージェントがこれらのログイン資格で実行され ている場合、UAC によって アクセス拒否 エラーが返されます。 次の方法で、UAC による制限を回避できます。 • リモートエージェントがローカルシステムアカウントを使用して DUP アップデートを実行できるようにする。ローカル システムアカウントは UAC の保護対象ではありません(推奨オプション)。 • DUP を実行している各リモートマシンのローカル管理者アカウントを使用する。 • リモートマシン上のすべてのユーザーに対して UAC を無効にする(非推奨オプション)。 • リモートマシン上で管理者アカウントに昇格しない。 メモ: UAC によって保護されないアカウントは、2 つのアカウント(ローカル管
9 よくあるお問い合わせ(FAQ) 質問:Dell Update Package(DUP)を適用するたびにシステムを再起動する必要がありますか? 回答:インタラクティブモードで実行されている DUP は、システムを再起動する必要があるかどうかを判断します。必要な 場合は、再起動のプロンプトが表示されます。サイレント無人モードでは、終了コードがシステム再起動が必要であること を示す 2 に設定されています。 質問:DUP がサポートしているオペレーティングシステムにはどのようなものがありますか? 回答:dell.
質問:コマンドラインプロンプトから DUP を実行するときも、Windows ダイアログボックスとポップアップメッセージが引 き続き表示されます。この出力をコマンドラインプロンプトコンソールで出力できますか? 回答:/s オプションと /l オプションを使用して出力をログファイルに転送してください。 質問:DUP の依存関係やその他の情報にはどのようにしてアクセスできますか? 回答:この情報は DUP を実行するときに最初に表示されるグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)画面に表示されま す。 一部の情報は CLI の /c、/s オプションを使用して取得することもできます(/c と /s オプションを一緒に使用する必要があ ります)。ただし、この方法ではアップデートのバージョン、およびそのアップデートがターゲットシステムに該当するかど うかなどの限られた情報しか得られません。 質問:他のベンダーのシステムでも DUP を使用できますか? 回答:いいえ。DUP は Dell システム専用に設計されています。 質問:最近システムの BIOS をアップデートしたのですが、前のバージョンに戻したいと思います。
質問:CLI モードで強制(/f)オプションを使用しても、BIOS とファームウェアアップデートを再適用(同じバージョンに アップデート)できないのはなぜですか? 回答:CLI モードでの問題が発生している場合は、GUI モードで DUP を実行し、再適用を確定します。 質問:コマンド文字列に複数の CLI オプションを入力しても 1 つしか実行されないのはなぜですか? 回答:同時に使用できるのは一部の CLI オプションのみです。CLI オプションの無効な組み合わせが単一のコマンド文字列に 入力されると、優先度の最も高いオプションのみが実行されます。異なるオペレーティングシステムに対して組み合わせて 使用できるコマンドについての詳細は、「コマンドラインインタフェースリファレンス」を参照してください。 質問:ダウンロードした DUP にデジタル署名があることを確認するにはどうすればよいですか? 回答:Windows Explorer で、検証する DUP を検索してファイル名を右クリックします。ポップアップウィンドウの プロパテ ィ をクリックします。プロパティ ウィンドウに デジタル署名 タブが表示されてい