Users Guide
せん。スクリプトにより、非インタラクティブモードに -q が指定されます。スクリプト作成者が強制実行には -f 、再起動する必要があるタイプのアップデートを実行している場合には再起動に -rを追加
する場合があります。
次のコマンド例では、ユーザー確認なしに BIOS DUP が適用され、新しいバージョンの BIOS からのダウングレードの場合は、実行が強制されます。DUP の適用後、システムが再起動します。この
コマンドは、DUP がシステムとバージョンの要件をすべて満たした場合に実行されます。
./PE2850-ESM_FRMW_LX_R92394.bin -q -f -r
コマンドラインインタフェース (CLI) の詳細については、「コマンドラインインタフェースリファレンス」を参照してください。
デジタル署名の検証
デジタル署名はファイルの署名者の身元を認証するために使用され、署名後に内容が変更されていないことを証明します。
システムにインストールされてない場合は、GNU プライバシーガード (GPG) をインストールして、Linux DUP のデジタル署名を確認する必要があります。標準的な検証方法を使用するには、次の手
順に従います。
1. Dell Linux GnuPG 公開鍵がない場合は、これを入手します。ダウンロードするには、lists.us.dell.com の Dell 公開 GPG 公開鍵 リンクをクリックしてください。
2. 次のコマンドを実行して、公開鍵を gpg トラストデータベースにインポートします。
gpg --import <公開鍵のファイル名>
3. 信頼性のない鍵の警告が出ないようにするには、使用前にフィンガープリントで公開鍵の有効性を検証します。
a. 次のコマンドを入力します。
gpg --edit-key 23B66A9D
b. GPG キーエディタ内で、fpr と入力します。次のメッセージが表示されます。
pub 1024D/23B66A9D 2001-04-16 Dell, Inc. (Product Group) <linux-security@dell.com>
Primary key fingerprint: 4172 E2CE 955A 1776 A5E6 1BB7 CA77 951D 23B6 6A9D
(pub 1024D/23B66A9D 2001-04-16 Dell, Inc. (Product Group) <linux-security@dell.com>
プライマリキーのフィンガープリント: 4172 E2CE 955A 1776 A5E6 1BB7 CA77 951D 23B6 6A9D0
インポートキーのフィンガープリントがキー所有者と同じ場合、正しいキーの複製を所有しているということです。キーの正式所有者と、相手が本当のキー所有者であると確信できる方法
(対面接触、電話または他の方法) で連絡を取り確認します。
c. キーエディタ内で sign と入力します。
d. 信頼性確認のための質問リストに回答して、秘密鍵として使うパスフレーズを作成します。
公開鍵のインポートと検証は 1 回だけ実行します。
4. Linux DUP とそれに関連する署名ファイルを、デルのサポートウェブサイト support.dell.com/support/downloads からダウンロードします。
5. DUP の検証:
gpg --verify <Linux アップデートパッケージの署名ファイル名> <Linux アップデートパッケージのファイル名>
次の例で、1425SC BIOS DUP を検証する手順を示します。
1. 次の 2 ファイルを support.dell.com からダウンロードします。
l PESC1425-BIOS-LX-A01.bin.sign
l PESC1425-BIOS-LX-A01.bin
2. 次のコマンドラインを実行して公開鍵をインポートします。
gpg --import <linux-security-publickey.txt>
次の出力メッセージが表示されます。
gpg: key 23B66A9D: "Dell Computer Corporation (Linux Systems Group) <linux-security@dell.com>" not changed
gpg: Total number processed: 1
gpg: unchanged: 1
(gpg: キー 23B66A9D: "Dell Computer Corporation (Linux Systems Group) <linux-security@dell.com>" 変更なし
メモ: プロセスを完了するには秘密鍵が必要です。
メモ: 各 Linux DUP には別個の署名ファイルがあり、同じウェブページに DUP として表示されています。検証には、DUP とそれに関連する署名ファイルが必要です。デフォルトによ
り、署名ファイルの名前は DUP のファイル名に拡張子 .sign が付いたものです。たとえば、Linux DUP 名が PE1850-BIOS-LX-A02.BIN の場合、署名ファイル名は
PE1850-BIOS-LX-A02.BIN.sign となります。ファイルをダウンロードするには、ダウンロードリンクを右クリックして、名前を付けて保存 ファイルオプションを選択します。