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CLI の終了コード
DUP の実行後、表4-2 で説明されている終了コードが設定されます。
終了コードは、DUP の実行後に実行結果を分析して判断するのに役立ちます。
表 4-2終了コード
サンプルスクリプト
次の例は、スクリプトを使用して DUP を実行する方法を示しています。
Update.bat スクリプトは、Dell システムで BIOS と ESM ファームウェアをアップデートする一例です。実行結果は PE2600.log というログファイルにあります。各パッケージの実行からの終了コ
ードを表すテキストはファイルにも挿入されます。自分で記述したスクリプトでは、一部の終了コードを異なる方法で処理することをお勧めします。
このスクリプトは、DUP がターゲットシステムのフォルダに既にダウンロードされていると想定しています。
Update.bat スクリプト
@echo off
set LOG=C:\Updates\PE2600.log
set PKG=C:\Updates\ESM\ESM-WIN-A18.exe
echo Executing %PKG% >>%LOG%
%PKG% /s /l=%LOG%
set ExitCode=%ErrorLevel%
if %ExitCode% EQU 0 echo Result: SUCCESSFUL >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 1 echo Result: UNSUCCESSFUL >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 2 echo Result: REBOOT_REQUIRED >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 3 echo Result: DEP_SOFT_ERROR >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 4 echo Result: DEP_HARD_ERROR >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 5 echo Result: QUAL_HARD_ERROR >>%LOG%
if %ExitCode% EQU 6 echo Result: REBOOTING_SYSTEM >>%LOG%
set PKG=C:\Updates\BIOS\PE2600-BIOS-WIN-A04.exe
サイレントオプショ
ン
ードで起動します。
/s オプションは、/e、/f、/c、/l、および /u オプションを使用している場合に必須です。
メモ: /s オプションを使用すると、すべての出力がログファイルに書き込まれます。
/u=<ファイル名
>
Unicode ログオ
プション
ログに記録されたメッセージを指定の Unicode ファイルに追加します。ファイルが存在しない場合は新しいファイルを作成し
ます。ファイル名にスペースがある場合、<ファイル名>の値を引用符で囲んでください。
/s オプションはこのオプションで必須です。
パッケージ名.exe /s /u=c:\pkg.log
パッケージ名.exe /s /u="c:\Update
Log\pkg.log"
値
メッセージ名
説明
0
SUCCESSFUL
アップデートは正常に完了しました。
1
UNSUCCESSFUL
(FAILURE)
アップデート処理中にエラーが発生しました。アップデートに成功しませんでした。
2
REBOOT_REQUIRED
システムを再起動してアップデートを適用する必要があります。
3
DEP_SOFT_ERROR
考えられる理由:
l 同じバージョンのソフトウェアにアップデートしようとした場合
l ソフトウェアの前のバージョンにダウングレードしようとした場合
エラーを回避するには、/f オプションを使用します。
4
DEP_HARD_ERROR
必要なソフトウェアがシステムで見つかりませんでした。サーバーがアップデートを適用するための BIOS、ドライバ、ファームウェアの必要条件を満たしていない
か、ターゲットのシステムで対応デバイスが見つからないため、アップデートに失敗しました。必要条件が満たされていない場合は、DUP がこのチェックを実行して
アップデートの適用をブロックするため、サーバーが無効な設定になるのを防止できます。この必要条件は、可能な場合は他の DUP を適用して満たすことができ
ます。この場合、両方のアップデートを成功させるために、もう一方のパッケージを現在のパッケージより先に適用します。DEP_HARD_ERROR は、/f スイッチを
使って解除できません。
5
QUAL_HARD_ERROR
DUP は適用できません。考えられる理由:
l オペレーティングシステムが DUP にサポートされていない
l システムが DUP にサポートされていない
l DUP がシステム上のデバイスと互換性がない
QUAL_HARD_ERROR は、/f スイッチを使って解除できません。
6
REBOOTING_SYSTEM
システムが再起動しています。