Users Guide
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Linux のトラブルシューティング
Dell Update Packages バージョン 6.5 オペレーティングシステム別 ユーザーズガイド
既知の問題
メッセージ
DUP メッセージログ
既知の問題
以下は、Linux オペレーティングシステム用 Dell Update Packages(DUP)の既知の問題と対策です。support.jp.dell.com/manuals で対応する Linux の Readme も参照してください。
DUP の再起動が保留中に診断タスクが実行されない
診断タスクを実行する前に、再起動を伴う未完のアップデートがあれば完了させておくことをお勧めします。
DUP の異常終了
停電や異常終了により DUP が突然停止した場合は、以下の手順を実行してください。
1. ロックファイルを削除します。
2. 次のコマンドを入力します:rm -f /var/lock/.spsetup
3. DUP を再実行してアップデートを再度適用します。
共有ライブラリのロード中にエラーが発生する
「共有、共有ライブラリをロード中にエラーが発生しました:libstdc++.so.5:共有オブジェクトファイルを開けません。ファイルまたはディレクトリがありません。」というエラーが
表示される場合は、Linux ディストリビューションから互換ライブラリをインストールしてください。互換ライブラリをインストールするには、次のコマンドを使用します。RPM -ih compat-libstdc++-
33-3.2.3-47.3.i386.rpm
BIOS イメージをロードするだけの空き物理メモリがない
BIOS アップデートでは、BIOS イメージ全体を物理メモリにロードするための十分な空き物理メモリが必要です。BIOS イメージをロードするのに十分な空き物理メモリがない場合は、BIOS 用の
DUP に失敗する可能性があります。この場合は、ディスケットを使用するか、メモリの追加後に DUP を実行するか、再起動後すぐに DUP を実行すると、BIOS をアップデートできます。
ストレージコントローラのファームウェアUpdate Packages の実行中にカーネルパニックが発生する
特定の方法で SCSI デバイスと相互作用する 1 つまたは複数のアプリケーションを実行している Linux システムは、カーネルパニック問題を引き起こすことが知られています。このため、ストレージコ
ントローラファームウェア DUP を実行する際は、まず Dell OpenManage Server Administrator と Dell OpenManage Server Administrator Storage Management Service を停
止することをお勧めします。
Linux DUP の名前を変更中に機能喪失が発生する
Linux DUP は名前を変更した場合でも実行可能ですが、一部の機能は使用できなくなります。Linux MIME(Multimedia Internet Message Extensions)データベースにある拡張子で名前が
変更された Linux DUP は、各種 X-Windows デスクトップ(GNOME など)から実行できない可能性があります。この場合、デスクトップはファイルオープンエラーメッセージを発行し、DUP を開け
ないことを示します。このエラーは、大文字の 「.BIN」 拡張子を使用する DUP 名が小文字の「.bin」 拡張子を使用する DUP 名に変更された場合に発生します。「.bin」 拡張子は、ファイルオープンエ
ラーを引き起こす Linux MIME データベースにエントリがあります。
Yum および Up2date リポジトリ管理ソフトウェアが間違ったリポジトリメタデータをキャッシュする
Yum では、yum clean all コマンドを実行して、古いメタデータを削除し、ファームウェアのアップデートを再試行します。
up2date では、rm -f /var/spool/up2date/* を実行して、古いメタデータを削除します。また、/var/spool/up2date/ にあるファイルをすべて削除すると、up2date は必要なアップデートを
自動的にダウンロードします。
メモ:support.jp.dell.com/manuals にある readme.txt ファイルには、既知の問題に関する最新情報が記載されています。