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頼済みプラットフォームモジュールTPMBitLocker のサポート
Dell Update Packages バージョン 6.5 オペレーティングシステムユーザーズガイド
TPM 、暗号化キーなど、基本的なセキュリティ関連の機能を提供するように設計された安全性の高いマイクロコントローラですシステムのマザーボードに組み込まれハードウェアバスを使用してシ
ステムの他の部分と通信しますBIOS セットアップコマンドを使ってシステムとその TPM の所有権を設定できます
TPM ではプラットフォームの構成情報がプラットフォーム構成レジスタPCR)に値のセットとして保存されますたとえばこれらのレジスタの 1 つにはマザーボードの製造元、もう 1 つにはプロセッ
サの製造元、3 番目のレジスタにはそのプラットフォームのファームウェアバージョンが保存されていますTPM が組み込まれたシステムではプラットフォームの測定値に関連付けられたキーが作成
されますこのキーはこれらのプラットフォームの測定値がキー作成時の値と同じである場合にのみラップを解除できますこの処理TPM にキーを封印する といます。複合化開封 と呼ばれ
ます。封印されたキーを最初に作成するときTPM は構成値とファイルハッシュのスナップショットを記録します。封印されたキーは、現在のシステムがスナップショットの値と一致する場合にのみ
封、つまりロック解除できますBitLocker は封印されたキーを使ってシステムの整合性に対する攻撃を検出します。所定のハードウェアまたはソフトウェア要件が満たされるまでデータはロックされ
たままになります
BitLocker 、次2 つの主要データ保護機能を組み合わせて不正なデータアクセスをぎます
l ハードディスクWindows オペレーティングシステムボリューム全体 化:BitLocker は、オペレーティングシステムボリュームにあるユーザーファイルとシステムファイルを
すべて暗号化します
l 初期ブートコンポーネントとブート構成データの整合性のチェック TPM バージョン 1.2 を備えたシステムではBitLocker TPM の拡張セキュリティ機能を利用してシステムのブー
トコンポーネントに変更がなく、暗号化されたディスクがのシステムにある場合にのみデータにアクセスできるようにします
BitLocker は互換性のある TPM マイクロチップおよび BIOS を備えたシステムに対応するように設計されています。互換性のある TPM はバージョン 1.2 TPM として定義されています。互換性のあ
BIOS は、TPM Static Root of Trust Measurement をサポートするものですBitLocker TPM のマスター暗号化キーを封印して、前回のセキュア起動後にコードの測定値が変更さ
れていない場合にのみキーをロック解除します。測定のいずれかが変更されている場合に起動を続行するには、回復キーを提供しなければなりません1 対多BIOS アップデートシナリオでは
BitLocker がアップデートを休止し、起動が完了する前に回復キーを要求します
BitLocker フルボリューム暗号化 セキュア起動 によってシステムに保存されているデータを保護しますこれによりオペレーティングシステムが稼動していないときに不正なアクセスがあった
場合でもシステムに保存されているデータは暗号化されたままでBitLocker キーを使用するまでドライブの起動と復号化が防止されます
TPM BitLocker 連携し、システムの起動時に保護を提供しますBitLocker で使用するためにはTPM は有効にしてアクティブにしておく必要があります。起動時の情報が変更された場合は、
BitLocker が回復モードになるためユーザーは回復パスワードを使用してデータへのアクセスを取り戻す必要があります
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メモBitLocker をオンにする方法についてはMicrosoft TechNet のウェブサイトを参照してくださいTPM をアクティブにする手順は、ご利用のシステムに付属のマニュアルを参照してくだ
さいTPM BitLocker にとって必須ではありませんがTPM を備えたシステムのみが起動時のシステム整合性の検証を行うセキュリティ機能を追加提供できますTPM がなくても
BitLocker をボリュームの暗号化に使用できますがセキュア起動の機能は使用できません
メモBitLocker を設定する最も安全な方法は、TPM バージョン 1.2 Trusted Computing GroupTCG)準拠BIOS を搭載したシステムで、起動キーまたは PIN 使って行う方法
ですこれらの方法ではもうつの物理キーシステム読み取り可能キーが書き込まれている USB フラッシュドライブまたはユーザー設定PIN を要求して、追加認証提供します
メモ大量BIOS アップデートではBitLocker 無効にするスクリプトを作成してアップデートをインストールしシステムを再起動した後、BitLocker を再び有効にします1 1
Dell Update PackageDUP)の導入ではBitLocker を手動で無効にしてからシステムを再起動した後、BitLocker を再び有効にします
メモBitLockerTPMまたは TPM USBまたは TPM PIN)を有効にするとTPM セキュリティ起動前測定値でオン設定されTPM アクティブ 有効 に設定されている
TPM バージョン 1.2 チップを搭載したシステムではBIOS DUP に加えてU320Serial Attached SCSISAS5SAS 6Expandable RAID ControllerPERC5PERC 6
Cost Effective RAID ControllerCERC6 のコントローラのファームウェア DUP の実行がブロックされます