Dell Update Package バージョン 7.
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2012 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 メモ、注意、警告.......................................................................................................................2 章 1: はじめに...............................................................................................................................7 このリリースの新機能..........................................................................................................................................7 作業を開始する前に...................................................................................
システムへの DUP の配布...................................................................................................................................16 複数システムのアップデート.....................................................................................................................16 リモートターミナルセッション.................................................................................................................17 スタンドアロンシステムとファイアウォール.................................................................................
DUP メッセージログ............................................................................................................................................39 メッセージの場所.........................................................................................................................................39 メッセージログファイル.............................................................................................................................39 章 7: Windows のトラブルシューティング.............................................
はじめに 1 Dell Update Package(DUP)は、システム上にある単一のソフトウェア要素をアップデートする、標準パッケ ージフォーマットでの自己完結型実行ファイルです。 DUP は次のソフトウェアコンポーネントに対して利用できます。 • システム BIOS • システムファームウェア。Embedded Server Management(ESM)ファームウェアとも呼ばれます。 • Remote Access Controller(RAC)ファームウェア • RAID コントローラファームウェアおよびデバイスドライバ DUP を使用すると、システム管理者は様々なシステムコンポーネントを同時にアップデートし、類似した複 数 Dell システムの一式にスクリプトを適用して、システムコンポーネントを同じバージョンレベルにするこ とができます。 DUP を使用では、次の操作が可能です。 • • • • インタラクティブなコマンドラインインタフェース(CLI)を使用して、個別のアップデートをシステ ムに適用。 インタラクティブおよび非インタラクティブモードでデバイスドライバをインスト
1. support.dell.com にログインして、Enterprise IT のサポート を選択します。 2. ドライバおよびダウンロード を選択します。 3. サービスタグを入力するか、製品モデルを選択します。 メモ: サービスタグを入力した場合は、製品シリーズや製品ラインなどを選択する必要はありませ ん。 4. 製品シリーズと製品ラインを選択します。 5. お使いのオペレーティングシステム、言語、カテゴリ、およびアップデートの重要度を選択します。 該当するアップデートのリストが表示されます。 6. ダウンロード をクリックします。 7.
デイジーチェーン SEP と Expander のサポート 12G リリース以降のリリースでは、内蔵のバックプレーンは、システムで利用可能な HDD を拡張するために、 カスケード形式に連結されます。DUP は現在アップストリームおよびダウンストリームバックプレーンのフ ラッシュ対応となっており、アップストリームおよびダウンストリームは SEP バックプレーン またはエクス パンダバックプレーンにすることができます。 SWRAID 3.0(S110) S110 は 12G リリースでサポートされている新しいソフトウェア Raid アダプタです。DUP は S110 ドライバの アップデートに対応するようになりました。 ロールバック(プラットフォーム構成レジスタ) 7.
Dell 認定および Dell 対応のパッケージ DUP をインストールする前に、オンラインおよびダウンロードしたパッケージで提供されている情報をお読 みください。選択したアップデートがシステムに必要かつ適切であることを確認してください。また、次の 手順のいずれかまたはすべてを行う必要がある場合があります。 • • • パッケージのファイル名に実行可能権限を追加します。コマンド chmod +x packagename.bin を を入 力してください。 パッケージがアップデートを実行するための前提条件を満たしていることを確認します。確認を行 うには、コマンド ./packagename.
メモ: Windows 用の DUP は、『Dell Server Updates DVD』 のリポジトリにも含まれています。この DVD に は、Dell システム用の最新 BIOS、ドライバ、ファームウェアコンポーネントが含まれています。 DUP のインストール順序 複数の DUP をインストールする場合は、再起動が必要なアップデートを一番最後にインストールしてくださ い。推奨されるインストール順序は、次の表を参照してください。 表 1.
• 『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』 • 『Dell システムソフトウェアサポートマトリックス』 • 用語集 • 『Dell Repository Manager ユーザーズガイド』 • DKMS の Man ページ(linux.dell.com/dkms/manpage.html) デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい ただけます。 1. support.dell.com にアクセスします。 2. サポートカテゴリを選択します。 3. 米国在住以外のお客様は、support.dell.
Dell Update Packages の使用 2 Dell では、システムにアップデートが必要かどうかを判断するために役立つさまざまな援助を提供していま す。DUP は support.dell.
次のコマンド例では、コマンドはユーザー確認なしで BIOS DUP を適用し、最新の BIOS バージョンからのダ ウングレードの場合は実行を強制して、DUP 適用後にシステムを再起動します。このコマンドは DUP がシス テムおよびバージョン要件をすべて満たしている場合にのみ実行されます。 ./PE2850-ESM_FRMW_LX_R92394.
1. Windows エクスプローラからファイル名をダブルクリックして DUP を実行します。 2. DUP のウィンドウに表示されるアップデート情報を読みます。 3. Install(インストール)をクリックして DUP をインストールします。 4. 必要に応じてシステムを再起動します。 コマンドラインインタフェース(CLI)から DUP を実行するには、「コマンドラインインタフェースリファレ ンス」を参照してください。 デジタル署名の検証 デジタル署名は、アップデートパッケージの署名主の身元を認証し、オリジナルコンテンツに変更が加えら れていないことを証明するために使用されます。DUP のデジタル署名は、認証のより信頼性が高い方法を提 供します。 デジタル署名を検証することで、オリジナルのアップデートパッケージを正しく受け取ったことが確認でき、 署名後に内容が変更されていないことが保証されます。 Windows におけるデジタル署名の検証 アップデートパッケージのデジタル署名を検証するには、次の手順を行ってください。 1.
Windows の場合:パッケージ名.
リモートターミナルセッション 高度な分散化が進んだ今日のシステム環境では、リモートシステムへのアクセスを確保するため、Microsoft ターミナルサービスなどのリモートアクセスソリューションが IT 組織で活用されていることはめずらしく ありません。DUP の実行には、このタイプのソリューションを使用することもできます。 メモ: NIC ドライバのアップデート中にターミナルセッションが切断された場合は、再接続してアップデ ートが正常に完了したことを確認する必要があります。 スタンドアロンシステムとファイアウォール インターネットに接続されていないシステム、またはダウンロードをブロックするファイアウォールがある システムでは、デスクトップやポータブルコンピュータなどのインターネットへのアクセスがあるシステム を使用して support.dell.
3 Dell Linux オンラインリポジトリを使用した BIOS およびファームウェアアップデートの 実行 Dell Linux オンラインリポジトリ内で利用可能な最新または特定のバージョンの BIOS およびファームウェア にシステムをアップデートすることができます。これらのアップデートは RPM パッケージマネージャ (RPM)フォーマットで提供されます。RPM は Linux オペレーティングシステム固有のソフトウェアアップ デート用標準パッケージフォーマットです。Yellowdog Updater, Modified(YUM)、Red Hat Update Agent (up2date)、rug、zypper などのリポジトリ管理ソフトウェアを使用して、システムのインベントリを作成し たり、リポジトリで一致する新しいバージョンファームウェアをスキャンしたりすることができます。リポ ジトリ管理ソフトウェアは次のオペレーティングシステムをサポートします。 • Yum:Red Hat Enterprise Linux 5.8 および 6.
メモ: Dell Linux リポジトリには .htaccess ファイルが含まれています。 Apache システムでこれらが認識 されるようにするには、Dell Linux リポジトリが含まれるディレクトリのオーバーライドを許可する必要 があります。 ファームウェアツールのインストール 使用しているリポジトリ管理ソフトウェアに応じて、次のコマンドのいずれかを実行してファームウェアツ ールをインストールします。 1. yum 向け:yum install dell_ft_install 2. up2date 向け:up2date -i dell_ft_install 3. rug 向け:rug install dell_ft_install 4.
GUI を使用した BIOS とファームウェアのアップデート 1. インタラクティブな GUI を開始するには、コマンド inventory_firmware_gui を実行します。 2. Inventory and Update Firmware(ファームウェアのインベントリとアップデート)ウィンドウに、システム 内のコンポーネントの既存のバージョンとインストール可能なバージョンが表示されます。 システムの BIOS とファームウェアをリポジトリにあるバージョンにアップデートするには、次の手順を 実行してください。 a) アップデートする必要なデバイスを選択し、Update Firmware(ファームウェアのアップデート)をク リックします。Update Firmware(ファームウェアのアップデート)ダイアログボックスが表示されま す。 b) Continue to update page(アップデートページに進む)....
Lifecycle Controller 対応サーバーにおけるア ップデートとロールバック 4 Dell Lifecycle Controller 対応サーバーは、システムのライフサイクル全体を通して、組み込まれた環境からシ ステムとストレージの管理タスクを実行できるようにする、内蔵設定ユーティリティです。 内蔵フラッシュメモリカード上に常駐する Lifecycle Controller は、起動シーケンス中に開始でき、インストー ルされているオペレーティングシステム(OS)に依存せずに機能するという点で、BIOS ユーティティに似て います。 Lifecycle Controller を使用することにより、Dell サポートサイトを検索することなく、システムアップデート を素早く識別、ダウンロード、およびインストールすることができます。また、システム BIOS およびシステ ムデバイス (NIC、RAID、iDRAC など) の設定、オペレーティングシステムの導入、システムおよび接続ハード ウェアを検証するための診断を行うこともできます。 メモ: プラットフォームやサーバーによっては、Lifecycle
メモ: ロールバックできるのは BIOS とファームウェアのみです。Lifecycle Controller アプリケーション、 Dell Diagnostics アプリケーション、オペレーティングシステムのインストールに必要なドライバは前の バージョンにロールバックすることはできません。 システムの BIOS またはファームウェアをアップデートした回数が一度だけの場合、ロールバック機能で工場 出荷時の BIOS またはファームウェアのイメージに戻すオプションも利用できます。BIOS またはファームウ ェアを複数のバージョンにアップデートしている場合は、工場出荷時のイメージは上書きされているため、 これらにロールバックすることはできません。 メモ: ロールバックはオペレーティングシステム環境ではサポートされていません。ロールバックを有 効にするには、Lifecycle Controller で起動するようにしてください。 24
コマンドラインインタフェースリファレン ス 5 コマンドラインプロンプトで DUP 名と -h または --help を入力して、CLI についての情報を表示することがで きます。 コンソールがすべてのコマンドラインオプションを表示し、各オプションごとにヘルプを提示します。 Linux CLI オプション Linux 向け CLI オプション、各オプションの説明、およびコマンド構文のリストについては、次の表を参照し てください。 表 2. Linux CLI オプション:使用法 CLI オプション CLI タスクの説明 (オプションなし;オプションな しでコマンドを実行) インタラクティブモードでコマン ドを実行します。 インタラクティブモードで DUP を ./パッケージ名 .bin 適用します。 DUP が有効で適用で きる場合は、ユーザーと対話し、 質問を表示します。 -h または --help コマンドラインオプションとヘル ./パッケージ名.bin -h プ情報を表示します。 ./パッケージ名.
CLI オプション CLI タスクの説明 コマンド構文 codeblock> -q ユーザー介入なしでサイレントに DUP を実行します。 ./パッケージ名.bin -q アップグレードの実行後、必要に 応じてシステムを再起動します。 次の場合は再起動は行われませ ん。 . /パッケージ名 .bin -r ‑q 非インタラクティブモードでコマ ンドを実行します。 -r 再起動オプション • DUP が失敗、またはターゲ ットシステムに該当しない 場合。 DUP でターゲットシステム の再起動が不要の場合。 • メモ: このオプションには -q オプション が必須です。 --rebuild 再構築オプション -v、--version バージョンの表示オプション 対応カーネルに加えて、Linux オペ ./パッケージ名.bin --rebuild レーティングシステムのカーネル をサポートするように DUP を自動 的に再構築します。 バージョン、修正、拡張機能、リ ./パッケージ名.bin -v リース日を表示します。また、DUP ./パッケージ名 .
表 3. Windows CLI オプション:使用法 CLI オプション CLI タスクの説明 コマンド構文 /? または /h ヘルプオプション コマンドラインオプションとヘル プ情報を表示します。 パッケージ名.exe /? パッケージ名.exe /h /c チェックオプション アップデートをターゲットシステ パッケージ名.exe /s /c /l=c:\pkg.log ムに適用できるかどうかを判断し ます。 このオプションには -s オプション が必須です。 オプション /f、/e、および /r は、こ のオプションでは無効です。 グラフィカルユーザーインタフェ ース(GUI)モードで Install(インス トール)をクリックしても、同じチ ェック処理が実行されます。 /e=<パス> 抽出オプション ユーザーが指定したパスに DUP に パッケージ名.exe /s /e=c:\update 含まれるすべてのファイルが抽出 パッケージ名.exe /s /e="c:\update されます。パス指定されているデ files" ィレクトリが存在しない場合は、デ ィレクトリが作成されます。
CLI オプション CLI タスクの説明 • コマンド構文 DUP で再起動が必要とされ ない場合 このオプションには -s オプション が必須です。 オプション /e および /c は、このオ プションでは無効です。 /s サイレントオプション ユーザーが介入することなくサイ パッケージ名.exe /s /l=c:\pkg.log レントにアップデートが実行され ます。/s オプションが指定されて いないときは、DUP が GUI (インタラ クティブ) モードで起動されます。 /s オプションは、/e、/f、/c、/l、お よび /u オプションを使用する場合 に必須です。 メモ: /s オプションを使用する と、すべての出力がログファイ ルに書き込まれることになりま す。 /u=<ファイル名> Unicode ログオプション 指定された Unicode ファイルにログ パッケージ名.exe /s /u=c:\pkg.log されたメッセージを追加します。 パッケージ名.exe /s /u="c:\Update Log ファイルが存在しない場合は新し \pkg.
値 メッセージ名 表示名 説明 4 DEP_HARD_ERROR ハードの依存エラー 前提条件として必須のソフトウェアがシステム にインストールされていません。アップデート の適用の前提条件となっている BIOS、ドライ バ、またはファームウェアの要件が満たされて いない、またはサポートされているデバイスが ターゲットシステム上に検出されないために、 アップデートが失敗しました。 5 QUAL_HARD_ERROR 認定エラー この DUP はこのシステムに適用できません。 考えられる理由: • • • オペレーティングシステムが DUP でサ ポートされていない。 システムが DUP でサポートされていな い。 システムで検出されたデバイスと DUP との間に互換性がない。 QUAL_HARD_ERROR は、/f スイッチを使って抑制 できません。 6 REBOOTING_SYSTEM システムの再起動中 システムが再起動されています。 9 RPM_VERIFY_FAILED RPM 検証の失敗 Linux DUP フレームワークは、DUP に依存するす べての L
Linux のトラブルシューティング 6 本項では、Linux オペレーティングシステムに関する実行可能なトラブルシューティング手順について説明し ます。 既知の問題 次にリストする問題は、Linux オペレーティングシステム用の Dell Update Packages(DUP)に関する既知の問 題とその修正方法です。support.dell.com/manuals で該当する Linux 用 Readme も合わせて参照してください。 メモ: support.dell.com/manuals にある readme.txt ファイルには、既知の問題に関する最新情報が記載され ています。 DUP 再起動の保留中に診断タスクが実行されない 保留中のアップデートが存在するときに診断タスクを実行しようとすると、その診断タスクは失敗します。 この問題を解決するには、保留中のアップデートをすべて完了し、システムを再起動してから診断タスクを 実行してください。 DUP の異常終了 停電や異常終了などが原因で DUP が突然停止することがあります。 この問題を解決するには、次の手順を行います。 1.
ストレージコントローラのファームウェアアップデートパッケージ実行中のカー ネルパニック SCSI デバイスと何らかの形で連動するアプリケーションを 1 つ、または複数実行する Linux システムは、カー ネルパニック問題を起こすことが知られています。 この問題を解決するには、ストレージコントローラファームウェア DUP を実行する前に、Dell OpenManage Server Administrator と Dell OpenManage Server Administrator Storage Management Service を停止してください。 Linux DUP 名変更中の機能喪失 Linux DUP は名前を変更した場合でも実行することが可能ですが、一部の機能が失われます。Linux MIME (Multimedia Internet Message Extensions)データベース内に存在する拡張子で名前変更された Linux DUP は、 さまざまな X‑Windows デスクトップ(たとえば GNOME など)で実行できないことがあります。この場合、 デスクトップで DUP が開
ファームウェアのフラッシュ操作を正しく完了するため、reboot=k カーネルコマンドラインオプションを使 用してシステムを起動し、ファームウェアのフラッシュを有効化します。再起動した後も設定が維持される ように、このオプションを /etc/grub.conf に追加することができます。 メモ: Linux Kernel マニュアルに記載されているように reboot=w オプションを使用すると、システムのシ ャットダウン中に Red Hat Enterprise Linux 6 でカーネルパニックが発生する原因になる場合があります。 メッセージ DUP の実行中に表示されるメッセージの説明とその解決方法については、次の表を参照してください。 表 5.
メッセージ 説明 / 解決方法 このアップデートパッケージは現在インストールさ れているバージョンと同じバージョンです。<バー ジョン>ソフトウェアアプリケーション名: <名前 > パッケージのバージョン: <バージョン> インス トールされているバージョン: <バージョン> 同じバージョンのソフトウェアが既にシステムに存 在するため、選択した DUP はインストールできませ ん。 (インタラクティブモードを使用)続行するプロン プトが表示されたら、Y(はい)または N(いいえ) と入力します。 (CLI を使用)-f オプションを指定します。 このパッケージはお使いのシステム上の Server support.dell.
メッセージ 説明 / 解決方法 BIOS アップデートを実行した後、システムの電源を 切らないでください。アップデートを有効にするに は、システムを再起動します。 アップグレードパッケージがすでに実行中です。完 了するまで待ってから別のアップグレードを開始し てください。 1 度に実行できる DUP は 1 つだけです。 警告:アップデートの進行中にこのプ DUP の実行を中断しないでください。 ロセスを停止したり、別の Dell 製品をインストー ルしないでください。これらの処置はシステムを不 安定にする原因となる場合があります。 パッケージを実行するユーティリティがシステムに ありません。 パッケージを実行するには特定のユーティリティが 必要です。 次のユーティリティがパス:<パス> にあることを確 指定したユーティリティは、メッセージに記載され 認してください。 たパスに存在する必要があります。 ファイルは既に存在します。ファイルは既に存在し ます。 パッケージは既存のファイルを上書きしようとして います。 カーネルバージョン「kernel.
メッセージ 説明 / 解決方法 パッケージの再構築に失敗しました - ドライバサ ポートディレクトリの作成中にエラーが発生しまし た。 サポートディレクトリを作成できないため、パッケ ージを再構築できませんでした。 パッケージの再構築に失敗しました - カーネルモ ジュールのコピー中にエラーが発生しました。 カーネルモジュールをコピーできないため、パッケ ージを再構築できませんでした。 パッケージの再構築に失敗しました- アーカイブの アーカイブを再作成できなかったため、パッケージ 再作成中にエラーが発生しました。 を再構築できませんでした。 パッケージの再構築に失敗しました- ドライバのア ドライバをアンインストールできなかったため、パ ンインストールに失敗しました。 ッケージを再構築できませんでした。 パッケージが正常に再構築されました。 パッケージの再構築が正常に行われました。 パッケージの再構築に失敗しました- 出力パッケー パッケージの再構築オプションを実行するディレク ジの作成中にエラーが発生しました。 トリが書き込み可能であることを確認してくださ い。 パッケージの再構築に失敗し
メッセージ 説明 / 解決方法 packagename.bin:パッケージの再構築 - カーネ カーネル用のパッケージを既にカスタマイズしてい ル は既にこのパッケージで るため、このパッケージを再構築する必要はありま サポートされています。 せん。このメッセージは以前に --rebuild オプション を使用して再構築パッケージを実行した場合のみ表 示されます。 packagename.bin: パッケージの再構築に失敗し LSB 準拠の RPM エラーリターンコードを確認して、 ました - RPM のインストールが、次のエラーコー エラーの原因を特定してください。 ドで失敗しました = packagename.bin:パッケージの再構築に失敗し ました - ドライバサポートディレクトリの作成中 にエラーが発生しました。 /tmp ディレクトリに十分な容量があることを確認し てください。 packagename.
メッセージ 説明 / 解決方法 Dell Inc. は、パッケージのカスタマイズと実行 --rebuild オプションで有効にしたパッケージのカス の途中や後で生じた直接的、間接的、偶発的、特別、 タマイズを実行する前に、この表明を十分に検討し 派生的損害については一切責任を負いません。 てください。 packagename.bin:パッケージの再構築に失敗し ました- Server Administrator がシステムに インストールされています。 Server Administrator がインストールされているシス テムではパッケージを再構築できません。 ‑‑rebuild オプションを使用する前に Server Administrator をア ンインストールしてください。 同じバージョンの BIOS またはファームウェアに アップデートしようとしています。アップデートは 不要であり、適用されません。 BIOS またはファームウェア DUP の再適用は無益で す。 インベントリ操作が指定のタイムアウトを超過しま した。 インベントリ操作には、パッケージの PIEConfig.
DUP メッセージログ DUP のコマンドを実行するとロギングが行われます。ログにはアップデートアクティビティすべてに関する 情報が維持されます。DUP はメッセージログに書き込みを行います。同じシステムに同じパッケージを繰り 返してインストールすると、ログが付加されます。メッセージファイルディレクトリにはシステムのさまざ まなイベントに関するメッセージが含まれます。このため、DUP に該当するメッセージを探すためにはログ ファイルをスキャンする必要があります。 メッセージの場所 デフォルトのメッセージログファイル場所は /var/log/dell/updatepackage/log です。 メッセージログファイル メッセージログファイルには次の情報が含まれています。 • DUP の起動日時 • パッケージリリース ID 番号 • コマンドによって生成されたサポートログの完全パスとファイル名 • DUP タイプ • DUP バージョン • DUP のフレームワークバージョン • システムに以前インストールされたバージョン • コマンドがシステムに適用しようとしているバージョン
Windows のトラブルシューティング 7 本項では、Windows オペレーティングシステムに関する実行可能なトラブルシューティング手順について説 明します。 既知の問題 次にリストする問題は、Windows オペレーティングシステム用 Dell Update Packages(DUP)に関する既知の 問題とその修正方法です。support.dell.com/manuals で該当する Windows 用の Readme も合わせて参照してく ださい。 メモ: support.dell.com/manuals にある readme.
表 6. メッセージ メッセージ 説明 / 解決方法 このアップデートパッケージはお使いのシステムと 互換性のある DUP を選択し、アップデートを再試行 互換性がありません。お使いのシステム:<システム してください。 モデル名> このアップデートパッケージはお使いのシステムと 互換性のある DUP を選択し、アップデートを再試行 互換性がありません。お使いのシステム:<システム してください。 モデル名> このパッケージがサポートしているシス テム:<システムモデル名>...: <システムモデル名 > このアップデートパッケージは、現在のオペレーテ ィングシステムでは実行できません。 オペレーティングシステムが DUP でサポートされて いません。サポートされるオペレーティングシステ ムのリストは、『Dell Systems Software Support Matrix』 (Dell システムソフトウェアサポートマトリック ス)を参照してください。この文書には support.dell.
メッセージ 説明 / 解決方法 (インタラクティブモードを使用)インストールを 続行するプロンプトが表示されたら、はい をクリッ クします。 (CLI を使用)/f オプションを指定します。 このアップデートパッケージは現在インストールさ れているバージョンと同じバージョンです。ソフト ウェアアプリケーション名: <名前> パッケージの バージョン: <バージョン> インストールされてい るバージョン: <バージョン> 同じバージョンのソフトウェアが既にシステムに存 在するため、選択した DUP はインストールできませ ん。 (インタラクティブモードを使用)インストールを 続行するプロンプトが表示されたら、はい をクリッ クします。 このパッケージはお使いのシステム上の Server support.dell.
• コマンドによって生成されたサポートログの完全パスとファイル名 • DUP タイプ • DUP バージョン • DUP のフレームワークバージョン • システムに以前インストールされたバージョン • コマンドがシステムに適用しようとしているバージョン • コマンド実行によって生じる終了コード • 再起動が行われたかどうか : メモ: サポートログファイルは Dell のサポート担当者による使用を意図するものです。Dellでは、 DUP 出力をユーザー指定のファイルにリダイレクトすることをお勧めします。 44
よくあるお問い合わせ 8 質問:Dell Update Package(DUP)を適用するたびにシステムを再起動する必要がありますか? 回答:インタラクティブモードで実行されている DUP は、システムを再起動する必要があるかどうかを判断 します。必要な場合は、再起動のプロンプトが表示されます。サイレント無人モードでは、終了コードがシ ステム再起動が必要であることを示す 2 に設定されています。 質問:DUP がサポートしているオペレーティングシステムにはどのようなものがありますか? 回答:support.dell.
回答:いいえ。DUP は Dell システム専用に設計されています。 質問:最近システムの BIOS をアップデートしたのですが、前のバージョンに戻したいと思います。DUP で前 のバージョンに戻すことは可能ですか? 回答:はい、可能です。support.dell.com からシステム BIOS の以前のバージョン用の DUP をダウンロードして インストールします。DUP がない場合は、support.dell.
回答:2005 年の第 3 四半期以降にリリースされた DUP にはデジタル署名が付いています。 47
9 信頼済みプラットフォームモジュール と BitLocker のサポート 信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)は、暗号化キーに関連する基本的なセキュリティ機能を提供 するように設計された暗号化機能を持つセキュアマイクロコントローラです。これはシステムのマザーボー ド上に取り付けられており、ハードウェアバスを使用してシステムの他のコンポーネントと通信します。 BIOS セットアップコマンドを使用して、システムとその TPM の所有権を確立することができます。 TPM は、プラットフォームの構成を値のセットとしてプラットフォーム構成レジスタ(PCR)のセットの中 に格納します。従って、例えば、こうしたレジスタの 1 つにはマザーボードの製造元、もう 1 つにはプロセ ッサの製造元、3 つ目のレジスタにはプラットフォームのファームウェアバージョン、というように構成が 格納されます。TPM を組み込んだシステムはプラットフォームの測定値に関連付けられたキーを作成しま す。このキーは、プラットフォームの測定値がキーの作成時と同じ値である場合にのみアンラップできます。 このプロセスは TPM のキーのシールと呼
メモ: BitLocker の最もセキュアな設定方法は、TPM バージョン 1.
10 Microsoft Windows Server 2008 のユーザーア カウント制御 Microsoft Windows Server 2008 以前のバージョンでは、ユーザーアカウントは大抵ローカル管理者グループの メンバーであり、管理者権限へのアクセスが可能でした。管理者アカウントにはシステム規模のアクセスが 付与されているため、ローカル管理者グループはソフトウェアのインストール、アップデート、および実行 を行うことができました。ローカル管理者グループにユーザーが追加されると、そのユーザーには自動的に Windows 権限が付与されました。この権限はオペレーティングシステムのすべてのリソースへのアクセスを 提供することから、管理者権限を持つユーザーアカウントは、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)によ る侵害が可能なオペレーティングシステムリソースへのアクセスを提供するというセキュリティリスクとな っていました。 ユーザーアカウント制御(UAC)は Windows Server 2008 オペレーティングシステムで導入された新しいセキ ュリティ機能です。ユーザーアカウント制御を有効にすると、ビ
• スクリプトを使用して DUP を実行し、ランタイムにローカル管理者として操作を行います。 • システムメモリ使用率に関連する Dell DUP HDD ファームウェアアップデートには、サーバー内に 8~ 16GB RAM が必要です。 DUP をリモート実行する場合の UAC による制限 デフォルトでは、UAC の開始後は、すべての管理者アカウントユーザーが標準ユーザーとしてログインしま す。したがって、重要なシステムリソースへのアクセス権はユーザーが権限昇格リクエストを確認するまで 利用できません。この制限により、リモートで DUP を導入するオプションが無効になります。管理ノードエ ージェントがこれらのログイン資格で実行されている場合、UAC によって アクセス拒否 エラーが返されま す。 次の方法で、UAC による制限を回避できます。 • リモートエージェントがローカルシステムアカウントを使用して DUP アップデートを実行できるよ うにする。ローカルシステムアカウントは UAC の保護対象ではありません(推奨オプション)。 • DUP を実行している各リモートマシンのローカル管理者ア