Dellt オンラインラックUPS 2700W ユーザーガイド K803N, H950N, J728N H967N www.dell.com | support.dell.
注記および警告 注記: 「注記」は、ソフトウェアを有効に利用するための重要な情報を示しています。 危険: 「危険」は、回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を示しています。 警告: 「警告」は、回避しないと死亡、または重傷を招く潜在的に危険な状況を示しています。 注意: 「注意」は、回避しないと軽傷、または中程度の傷害を招く恐れがある潜在的に危険な状況を 示しています。 危険: 回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を防ぐため、以下の説明をよくお読 みください: S このUPSの中には 致死的な電圧 が掛かっています。すべての修理や点検は、 公認のサービススタッフのみが行わなければいけません。UPS内には ユーザーが修理可能な部品 はありません。 当資料の情報は、予告なく変更されることがあります。 E 2009–2013 Dell Inc. 無断複写・転載を禁じます。 Dell Inc.の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 当テキストに使用されている登録商標:Dell および DELL のロゴは、Dell Inc.
目次 1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 情報検索 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 2 安全性に関する警告 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 3 取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 製品の検査 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 キャビネットの開梱 . . . . . . . . . .
UPSステータス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35 イベントログ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 測定結果 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 コントロール画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40 識別表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
UPSおよび電池の保管方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61 バッテリーの交換時期 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61 バッテリーのテスト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62 UPSファームウェアの更新 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62 7 仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63 8 トラブルシューティング . . . . . . . . . .
はじめに 1 Dellt オンライン式ラック型無停電電源装置(UPS)は、停電や電力低下、電力サージ、電圧低 下、回線ノイズなどの電力の基本的な問題からお使いの電子機器を守ります。 思いもしなかった時に停電や、電力の質が不安定になる場合があります。こういった電力問題に は、重要データを破損させ、保存されていない作業セッションを破壊し、ハードウェアに損傷を もたらす可能性があり、生産性の多大な損失や高額な修理代がかかります。 Dell オンライン式ラック型UPSでは、電力妨害の影響を安全に抑え、機器の完全性を保護するこ とができます。UPSには一連のネットワーク機器を扱うことができる柔軟性があるため、お客さ まのまのLANやサーバー、ワークステーション、その他の電子機器を保護する最適な選択です。 図 1は、Dell オンライン式ラック型UPSを示しています。 図 1.
UPSは優れた性能や信頼性を提供し、以下のような独自の利点がございます: S 正弦波出力のあるオンラインUPS設計。UPSは、入力される交流電力をフィルター処理、調節 し、バッテリーを消耗せずに機器へ安定した電力を供給します。 S 高出力密度や商用周波数依存性、発電器の互換性を持つオンライン二重変換技術。 S 選択可能な高性能モード。 S 48 cm (19h)標準ラックにぴったりの4U サイズ。 S 外部電力がないときでもUPSを稼動開始できるができるスタートオンバッテリーの能力。 S 拡張ランタイムおよびオプションとして外付けバッテリーモジュール(外付けバッテリーモ ジュール)、2700WUPS型用付き。 S リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO)ポートを通じた緊急シャットダウン制御。 S 2つの標準通信ポート(USBおよびDB-9シリアルポート)。 S オプションとして、増加電力の保護や制御を行う高度通信機能付きDell ネットワークマネージメントカード。 S スムースなシャットダウンや電力管理を行うDell UPS制御ソフトウェア。 S 負荷セグメントと呼ばれる個別のレセプタクルグルー
情報検索 注意: 安全、環境、規則に関する情報資料には、安全および規定に関する重要情報が含まれてい ます。 どんな情報をお探しですか? S UPSユーザーガイド こちらでご覧いただけます Dell UPS ディスク S Dell ネットワークマネージメントカード用のユ ーザーガイド S Dell UPS制御ソフトウェア 注記説明書およびソフトウェアの更新情報は、 support.dell.comでご確認いただけます。 S 仕様 Dell UPS ユーザーガイド S UPSの設定方法 ユーザーガイドはDell UPS ディスクおよび support.dell.comで入手することができます。 S トラブルシューティングおよび問題の解決方法 S REPO制御のインストール方法 S 安全に関する説明書 安全、環境、規則に関する情報 S 規則に関する情報 S リサイクルに関する情報 S 保証情報 Dell 保証およびサポート情報 S 使用上の条件(アメリカのみ) S エンドユーザー使用許諾契約 S サポート情報 Dell サポートウェブサイト̶support.dell.
2 安全性に関する警告 注意: 当資料の手順を実施する前に、安全、環境、規則に関する情報資料に記載されている 安全に 関する説明書および重要な規制情報をご覧いただき、これらの情報に従ってください。 重要な安全に関する説明書 この説明書を保管してください この説明書には、UPSおよび電池の取り付けおよびメンテナンスの最中に従うべき重要な説明が 含まれます。機器の操作の前にすべての指示をお読みいただき、今後の参考のためにこの説明書 を保管してください。 危険: 回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を防ぐため、 以下の説明をよく お読みください: S このUPSの中には致死的な電圧が掛かっています。すべての修理や点検は、公認のサービス スタッフのみが行わなければいけません。UPS内にはユーザーが修理可能な部品はありませ ん。 警告: 回避しなければ、死亡、または重傷をもたらす可能性のある危険な状態を防ぐため、 以下の 指示をご確認ください。 S このUPSには、装置自体のエネルギー源(バッテリー)が含まれています。UPSがAC電源に 接続されていない時でも、出力レセプタクルに、生きた電圧
注意: 回避しなければ、死亡、または重傷をもたらす可能性のある危険な状態を防ぐため、 以下の 指示をご確認ください: S プラグ着脱可能な機器では、電源出力を機器の近辺に取り付け、使用しやすい場所に置いて ください。 S バッテリーの取り外しは、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のあるスタ ッフが行うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のないスタッフをバッ テリーに近寄らせないようにしてください。 S バッテリーには、大きな短絡回路電流による感電や火傷の危険があります。以下の予防措置 に注意してください:1) 腕時計や指輪、その他金属物体を取り外す;2) 絶縁ハンドルがつい ている工具を使用してください;3)ゴム製の手袋またはブーツを着用してください;4) バッ テリの上に工具や金属部品を放置しないでください;5)バッテリー端子の取り付け、または 取り外しの前に、充電源を取り外してください。 S バッテリーが不適切に接地されていないか判断してください。不適切に接地されている場合、 接地から商用源を取り外してください。接地されたバッテリーに接触すると、感電をもたら すことが
警告: スライド/レールマウント式機器は、棚、または作業場として使用しないでください。 スライド/レールマウント式機器に重量を加えないでください。 安全性に関する警告 | 11
取り付け 3 この章では以下を説明します: S 製品の検査 S キャビネットの開梱 S UPSのリヤパネル S UPSの設置および取り付け、外付けバッテリーモジュール(外付けバッテリーモジュールを 含む) S リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO)の設置 S 初期起動 製品の検査 発送中に製品が損傷を受けた場合は、輸送業者あるいは購入場所が分かるように発送用段ボール および梱包材を処分せず保存し、発送中の損傷の支払い請求を行ってください。受領後に損傷が 分かった場合は、隠ぺい損害の支払い請求を行ってください。 輸送中の損傷、あるいは隠ぺい損害の支払い請求を行うには以下のことを行ってください:1) 装置の受領から15日以内に、輸送業者に支払い請求を申請;2) 15日以内に、損害請求書のコピ ーを顧客サービス担当者へ送付。 注記: 発送用段ボールのラベルに記載された電池の再充電日をご確認ください。日付が過ぎて いて、電池の再充電がされていない場合は、UPSのご使用はお控えください。顧客サービス担当者へ お問い合わせください。 12 | 取り付け
キャビネットの開梱 注意: 低温環境でキャビネットを開梱すると、キャビネット上に結露が発生する可能性があ りま す。キャビネットの内部および外部が完全に乾くまで、取り付けないようにしてくださ い(感電 の危険性)。 注意: キャビネットにはかなりの重量があります( 63ページを参照)。注意して開梱し、 キャビ ネットを移動します。 箱の移動や開梱の際は、注意を払ってください。取り付ける準備が整うまで、部品はパッケージ から出さずにそのままにしておきます。 システムの開梱方法: 1 段ボール箱を開き、キャビネットと同梱の付属品を取り外します。(図 2を参照)。 図 2.
一人が片方を持ち、段ボールのハンドル部分を使って、段ボール箱からキャビネットを注意 して持ち上げ、平らな安定した表面上に置きます。(図 3を参照)。 2 風通しのよく、湿度や可燃性ガス、腐食などがない保護された場所にキャビネットを置きま す。 図 3.
UPSリヤパネル解説 このセクションは、Dell オンライン式ラック型のリヤパネル各部を解説します。 RS-232 ポート UPS通信ベイ USBポート REPOポート IEC 320-C13 レセプタクル2個 (負荷セグメント2) L5-20 レセプタクル1個、および5-15/5-20 レセプタクル2個(負荷セグメント1) 2m, L5-30P 入力コード EBMコネクタカバー/ ストレイン リリーフ ブラケット 接地ネジ 図 4. 2700W, 120V リヤパネル RS-232 ポート UPS通信ベイ USBポート IEC-C20 入力コネクタ REPOポート L6-20 レセプタクル1個 (負荷セグメント1) L6-30レセプタクル2個 (負荷セグメント2) EBMコネクタカバー/ ストレイン リリーフ ブラケット 接地ネジ 図 5.
IEC 320-C13 レセプタクル2個 REPOポート (負荷セグメント2) RS-232 ポート UPS通信ベイ USBポート IEC-C20 入力コネクタ IEC 320-C19 レセプタクル1個および{0}IEC 320-C13 レセプタクル6個 負荷セグメント1) EBMコネクタカバー/ ストレイン リリーフ ブラケット 接地ネジ 図 6. 2700W, 230V リヤパネル UPSフロントパネル解説 オン/オフボタン スクロールボタン (上方向、または後方) LCDパネル スクロールボタン(下方向、または前方) 選択ボタン 図 7.
ラックマウント式設置方法 注意: キャビネットにはかなりの重量があります(63ページを参照): 1) Dellでは、持ち上げる 前に、UPSからバッテリートレーを取り外すことを推奨します。2)キャビネットをラックに移動す るには、最低2名必要です。 注意: バッテリーの取り外しは、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のある スタ ッフが行うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のないスタッフを バッテリーに近寄らせないようにしてください。 注意: オプションの外付けバッテリーモジュールを取り付ける場合は、UPSの直接下に 外付けバッテリーモジュールを取り付けます。 注記: 取り付けレールは、各キャビネットに必要となります。 UPSおよびオプションの外付けバッテリーモジュールをラックに取り付ける方法: 1 UPSから内臓バッテリートレーを取り外します: 金属のバッテリーカバーの蝶ネジを緩め、カバーを右にスライドさせて開けます。 (図 8を参照)。 図 8.
バッテリーコネクタを切り離し、バッテリーのドアに右側のバッテリーコネクタを配置 し、邪魔のならない場所に動かします。 プラスチックのつまみを使ってバッテリートレーを引き抜き、バッテリートレーを取り外し ます。(図 9を参照)。 図 9.
注記: 四角型の穴や、ネジ無し穴、丸型穴のラックはすべて手順は同じです。レールは両方の ラック スタイルに適合します。 図表は四角型の穴用のラックを示しています。 3 レール上の適切な穴を選び、ラック上の希望する位置にキャビネットを配置します。 レールは、UPSにある4Uのスペース、または外付けバッテリーモジュールにある3Uのスペー スの底に配置します。 4 LおよびRとラベル表示されている左側および右側のレールの端が内側に向く用に配置します。 図 10.
レールをラックに取り付けます(図 11を参照): 5 フランジが、Cの形をした垂直レールの外側にはまるようレールを調節します。 同梱の#12-24 Phillips プラスネジ(各レールに4個)を使ってレールを固定します。レールの 前方には、下部の2つの穴を使用してください。レールの後方には、2番目と4番目の穴を使 用してください。 注記: 垂直レールに四角型の穴がある場合、同梱の#12-24 Phillips プラスネジと四角型のナット (同梱されていません)を使用してください。 図 11.
6 キャビネットをラックにスライドして取り付けます(図 12を参照)。 7 同梱の#12-24 プラスネジ(各サイドに2個)を使って、 キャビネットをラックに固定します。 8 その他のキャビネットも同じ方法で固定します。 図 12.
UPSバッテリートレーを取り付けます(図 13を参照)。 9 注記: バッテリーを接続する際、少量のアーク放電が起こることがあります。これは正常で あり、装 置に損傷を与えたり、安全にかかわる心配はありません。 10 右側のバッテリーコネクタをドアから取り外し、内臓バッテリーコネクタを接続します。 11 金属製バッテリーカバーを閉じます。 ドアが正しく閉じるようにバッテリーコネクタを調節します。ドアを右側に少々押し、左側 にも押します。 12 蝶ネジを強く締めます。 ネジを0.7 N·m (6.2 lb in)のトルクで締めます。 図 13.
13 UPSフロントカバーの取り付け方法(図 14を参照)。 図 14.
取り付け方法 外付けバッテリーモジュール 注記: 外付けバッテリーモジュールをUPSに接続する際、少量のアーク放電が起こることがあり ます。これは正常であり、人に損傷を与えることはありません。即座にしっかりと、外付けバッテ リーモジュールケーブルをUPSバッテリーコネクタへ挿入します。 オプションの外付けバッテリーモジュールの取り付け方法: 図 15に示すように、リヤパネルからバッテリーコネクタカバーを取り外します。カバーと ネジを保管しておきます。 1 注記: UPSを外付けバッテリーモジュールなしで保管、あるいは使用する場合、バッテリーコネ クタ カバーは、安全注意事項に従い取り付けなければいけません。 図 15.
2 張力を逃すため、外付けバッテリーモジュールケーブルの下にバッテリーコネクタカバーを 取りつけます(図 16を参照)。 バッテリーコネクタカバーを横にし、外付けバッテリーモジュールケーブルの下に配置しま す。 図 16.
外付けバッテリーモジュールケーブルをUPSバッテリーコネクタへ差し込みます(図 17を参 照)。 3 1で取り外したネジを使って、バッテリーコネクタカバーをUPSリヤパネルへ固定します。 図 17.
3 エマージェンシーパワーオフ(緊急電力停止)スイッチが設置場所の安全規程上必要となる 場合は、次のセクションの「リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO)の取り付け方法 」を参照 し、UPSに電源を入れる前に、REPOを取り付けてください。 4 保護する装置をUPS出力レセプタクルに差し込みます。この時点で接続された機器の電源は 入れないでください。 注記: 過負荷アラームを防ぐため、装置の定格の合計がUPSの容量を超えていないか確認して くだ さい。 リモートエマージェンシーパワーオフの取り付け方法 REPOは、遠隔地からUPSをシャットダウンするために使用されます。例えば、室内が温度過昇の 際、熱動継電器が負荷によりUPSをシャットダウンするのに使われます。REPOが実行された際、 UPSは出力とすべての電力変換装置を直ちに停止します。UPSのロジック電力は警告を送るように 稼動し続けます。 REPO機能は、パワーマネージメントソフトウェアが管理する規則的なシャットダウン手順に従わ ず、保護している機器を直ちにシャットダウンします。パッテリー電力で作動している機器も同 様に、すぐにシャットダ
注記: UPSの作動を保つためには、ピンは開路させておいてください。 REPOのコネクターピン が短絡したためにUPSがシャットダウンした場合には、REPOのコネクターピンをもう一度開路させ てUPSの再起動を行い、手動でUPSの電源を入れてください。短絡ループ最大抵抗力は10 ohmです。 注記: 不慮の負荷損を避けるため、重大な負荷を使用する前に、REPO機能のテストを常に行っ てく ださい。 インストールされてい る場合は、ジャンパー を取り外します。 図 18.
UPSの初期起動 UPSの起動方法: 1 内臓バッテリーが接続されていることをご確認ください。 2 オプションの外付けバッテリーモジュールがインストールされている場合、外付けバッテリ ーモジュールがUPSに接続されていることをご確認ください。 3 UPSへの電源入力には、十分な逆流過電流保護があるか確認してください。 表 1. 上流遮断機最小定格 UPS出力 120V 208V 230V 2700W 30A 20A 16A 電源コードの電力定格は、表 2に記載されています。 表 2. 電力コード定格 Dell UPS 型および電圧 2700W 2700W 208V 230V 電源コード 定格 国 同梱のコードセット L6-20P to C19 15A 北アメリカ はい C19 to C20 ジャンパー 16A 北アメリカ オプション CEE 7/7 Schuko to C19 16A ヨーロッパ(Schuko) はい BS 1363 to C19 13A イギリス(新) はい GB2009.
4 取り外し可能な電源コード付きモデル用:取り外し可能な電源コードをUPSのリヤパネルにあ る入力コネクターに差し込みます。 5 UPSの電源コードを電源コンセントに差し込みます。 UPSのフロントパネルのディスプレーが明るくなります。Dell の起動画面がUPSステータス 要約画面に変わります。UPSのフロントパネルのディスプレーは、点滅のスタンバイアイコ ンを示しています。 UPSのフロントパネルにある ボタンを押します。 6 起動を完了後、ステータスアイコンがUPSの動作モードに基づき、適切なアイコンへ変わり ます(表 4(36ページ)を参照)。 アクティブになっている警告や通知を確かめるには、UPSステータス要約画面の ボタンを 押します。 続ける前に、アクティブになっているアラームを解消してください。66ペー ジの「トラブルシューティング」をご参照ください。 7 アクティブになっている警告がない場合は、「アクティブ警告なし」と表示されたメッセー ジが現れます。 8 UPSが正常に動作し、負荷電力があることを示す「正常」アイコン が、UPSのステータス 要約画面に現れていることをご確認
4 操作 この章には、以下のUPSの使用方法に関する情報が含まれています: S UPSの起動およびシャットダウン S コントロールパネルおよび表示機能 S イベントログの読み込み S UPSのモード間の移行 S 電力戦略設定 S 過負荷の際における行動 S 負荷セグメント、バッテリー設定、および自動再起動の設定 UPSの起動およびシャットダウン 注記: ボタンは、UPS出力のみをコントロールします。 機器 には影響を与えません。 ボタンは、UPSに接続されている UPSの起動およびシャットダウンを行うには、以下をご参照ください: S 31ページの「UPSの起動方法」 S 32ページの「バッテリーモードによるUPSの起動」 S 32ページの「UPSのシャットダウン」 UPSの起動方法 以下の方法でUPSを起動します: 1 UPSの電源コードが差し込まれていることを確認します。 2 UPSが接続されている外部電源のスイッチを入れます。 UPSのフロントパネルのディスプレーが明るくなります。Dell の起動画面がUPSステータス 要約画面に変わります。UPSのフロントパネルのディスプレ
アクティブになっている警告や通知を確かめるには、UPSステータス要約画面の ボタンを 押します。 続ける前に、アクティブになっているアラームを解消してください。66ページ の「トラブルシューティング」をご参照ください。 4 アクティブになっている警告がない場合は、「アクティブ警告なし」と表示されたメッセー ジが現れます。 UPSが正常に動作し、負荷電力があることを示す「正常」アイコン 約画面に現れていることをお確かめください。 5 がUPSのステータス要 バッテリーモードによるUPSの起動 注記: この機能を使用する前に、最低一度は出力を有効にし、UPSは外部電力によって作動。 注記: 起動の際は、外部電力は存在しません。 UPSをバッテリーモードで起動する方法: UPSが警告音を発するまで、UPSのフロントパネルにある 1 ボタンを押します UPSのフロントパネルのディスプレーが明るくなり、UPSが起動を開始します。 UPSは、スタンバイモードからバッテリーモードへ、周期的にモードの移行を繰り返しま がUPSステータス要約画面に現れます。UPSがお使いの す。 バッテリーモードアイコン 機器
コントロールパネルの機能 UPSには、3つのボタンのある液晶ディスプレーがあり、2色のバックライトを発します。標準の バックライトは、青の背景に白のテキストで、ディスプレーを明るくするのに使われます。UPS に重要な警告がある場合、バックライトのテキストは濃い琥珀色に変わり、背景は琥珀色に変わ ります。 図 19をご参照ください。 図 19. Dell オンライン式ラック型UPSコントロールパネル コントロールパネルには3つのボタンがあります: S 上方または後方へスクロール S 選択 S 下方または前方へスクロール 表 3は、LCDコントロールボタンの機能を示しています。 表 3.
オプションの選択方法: 1 設定をスクロールする際、現在の設定が各選択で表示されます。 2 オプションを選択するには、 ボタンを押します。 選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。 使用可能なオプションに切り替えるには、 または ボタンを使います。 3 ボタンを1秒間押し続け、新しいオプションを設定します。 4 オプションが点滅を停止します。 言語の変更 言語選択は、ユーザー設定で選択することができます。ご利用可能な言語情報に関しましては、 表 7(41ページ)をご参照ください。 ディスプレー機能 UPSは、前面パネルディスプレーによって、UPSそれ自体、負荷ステータス、イベント、測定結果 、識別表示、設定などの便利な情報を提供します。 起動画面 起動中、Dell のロゴが初期画面に現れます。この起動画面は5秒間表示され、その後、初期画面 であるUPSステータス要約画面に変わります。 15分間ボタンが押されず、ユーザーがその他の画面をロックしていないければ、ディスプレーは 自動的にUPSステータス要約画面に戻ります。ステータス要約画面に戻るには、 ボタンを1秒間 押し、メニュー
画面のロック 画面をロックするには、 ボタンを押します。現在の表示がロックされ、中断時間後でも自動的 に初期画面に戻りません。画面がロックされている際、キーの画像が、UPSステータス要約画面 のステータスアイコンの左側に現れます。図 20をご参照ください。 いずれのボタンを押すことで、通常のボタン機能に戻り、画面のロックを解除し、ロックの記号 が消えます。 図 20.
表 4. ステータス要約画面 ステータス要約画面 解説 UPSの致命的故障 UPSが故障モードです。ステータスアイコンおよび背景が点滅します。 バッテリーモード ステータスアイコンおよびアイコンの背景が点滅します。 警告音(0.5秒間オン/4.
表 4.
表 5は、使用可能なバッテリーステータス画面を示しています。一回に使用できるバッテリース テータスは1つのみです。 表 5.
測定結果 測定結果画面により、以下の項目について便利な測定結果情報が提供されます。 S 出力ワットVA、電流、力率、電圧、周波数 S 入力電圧および周波数 S バッテリー電圧および充電比率 S 残存する瞬時ヘッドルームワット数 S 最大ヘッドルームワット数(ピーク需要の際、負荷をサポートするのに利用可能な残存ワッ ト数、ピーク需要の日付およびタイムスタンプを含む) S 最大消費ワット数(UPSで必要な最大電力量、ピーク需要の日付およびタイムスタンプを含 む) S 現在のキロワット時消費量(過去の時間で平均化されたUPSのキロワット時需要量) S 累積キロワット時消費量(最後のリセット以降の総キロワット時使用量、日付およびタイム スタンプを含む) 操作 | 39
コントロール画面 表 6は、使用可能なコントロール画面を示しています。 表 6.
識別表示 識別表示画面は、以下のUPS情報を表示します。 S 機種および型名 S 品番 S シリアル番号 S UPSファームウェア S ネットワークマネージメントカードファームウェア 注記: ネットワークマネージメントカードがインストールされている場合のみ、 NMCファームウェア画面が表示されます。 Dell ネットワークマネージメントカード( 56 ページ)をご参照ください。 設定 使用することができるオプションのみが表示されます。 ユーザー設定は、初期設定では保護されていません。ユーザーパスワード設定を通じて、パスワ ードを有効にすることができます。 表 7はユーザーが変更できるオプションを表示しています。 表 7.
表 7. 設定 (続く) 解説 使用できる設定 日付/時間設定 月、日、年、時間、分、および秒を設定 初期設定 日付:月月/日日/年年年年 01/01/2009 時間:時時:分分:秒秒 12:00:00 注記:日付の形式は、言語選択によって異なります。 注記:時間は24時間方式です。 シリアルポートによる制 御コマンド [有効] [無効] 有効 有効の場合、制御コマンドは、シリアルポート、USB ポート、またはオプションカードを通じたコマンド です。 無効の場合、設定および負荷制御コマンドがLCDのみに制 限されます。 出力電圧 [200V] [208V] [220V] [230V] [240V] [自動検出] 自動検出 出力周波数 [50Hz] [60Hz] [自動検出] 自動検出 過負荷警告レベル [10%] [20%] [30%]...
表 7. 設定 (続く) 解説 使用できる設定 初期設定 バッテリー節約モード [無効] [10%] [20%] [30%]...[100%] 無効 UPSがバッテリーモードで動作し、出力電力が選択した レベル以下の場合は、UPSの出力は5分以内にオフになりま す。 バッテリー運転通知遅延 時間 [0] [1秒] [2秒]...[99秒] 入力配線不具合警告 [有効] [無効] 低圧型では有 効;その他すべ ての型は無効 バイパス圧力下限値 公称の[-6%] [-7%]...[-20%] 公称の-15% 0秒 UPSがバッテリーの放電を開始した後、特定の秒数内 で、「UPSバッテリーモード」通知を出します。 測定されたバイパス圧力レベルが、公称出力圧力 (-15%)以下の場合、バイパス操作は、無効になります。 注記:バイパス制限設定は、バイバス圧力下限値設定を無 効にします。 バイパス圧力上限値 公称の[+6%] [+7%]...
表 7. 設定 (続く) 解説 使用できる設定 初期設定 同期化ウィンドー [同期無効] [±0.5 Hz] [±1.0 Hz] [±1.5 Hz] [±2.0 Hz] [±2.5 Hz] [±3.0 Hz] ±3.0 Hz ±3.
表 7.
UPSのモード間の移行 型間の移行は次の通りです: S 正常モードからバイパスモードへの移行 S バイパスモードから正常モードへの移行 正常モードからバイパスモードへの移行 正常モードからバイパスモードへの移行方法: ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、コントロールメニ ューへスクロールダウンします。 1 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。 2 「バイパスモードへ移行」を選択します。 3 画面上のテキストが、「手動バイパスコマンド送信済み」に変わります。バイパスモードア イコン が点滅し、バイパスモードであることを示します。 バイパスモードから正常モードへの移行 バイパスモードから正常モードへの移行方法: ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、コントロールメニ ューへスクロールダウンします。 1 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。 2 「正常モードへ移行」を選択します。 3 画面上のテキストが、「正常コマンド送信済み」に変わります。正常モードアイコン 点滅し、正常モードであることを示します。 46
電力戦略設定 高性能設定では、UPSはバイパスモードで正常に動作し、停電の際は、< 10 ms以内にインバー タへ転送し、外部電力の復旧後、1分以内にバイパスモードへ戻ります。UPSがバイパスモードに 移行した際、バイパスモードアイコンボックスがUPSステータス要約画面に現れます。 注記: 高性能操作は、安定電力の1分後に使用することができます。 電力戦略設定の方法: 1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへス クロールダウンします。 2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。 3 ボタンを使って、「電力戦略」へスクロールし、 ボタンを押します。 選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。 4 および ボタンを使って、高性能、正常、またはコンバータを選択します。 初期設定は「高性能」です。 5 ボタンを押し、確定します。 イベントログの読み込み ディスプレーを通じてイベントログを読み込む方法: 1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、イベント ログメニューへ ボタンを使 ってスクロールダウンします。 2 イベントログリスト
過負荷の際における行動 UPSがどのように過負荷状態に対処しているかに関する説明につきましては、表 8をご参照くださ い。 表 8.
負荷セグメントの設定 負荷セグメントは、Dell UPS制御ソフトウェアや、Dell ネットワークマネージメントカード、ある いはLCDディスプレーによって制御することができる一連のレセプタクルであり、お使いの機器 を順序正しくシャットダウンや起動を行います。例えば、停電の際、その他の機器の電源を切っ ている間、機器の主な要素を作動することができます。この機能によって、バッテリー電力を保 存することができます。 各Dell オンライン式ラック型型には、設定可能な負荷セグメントが2つあります。負荷セグメン トの箇所に関しましては、15ページの「UPSリヤパネルの識別」をご参照ください。 パワーマネージメントソフトウェアで負荷セグメントを管理する場合は、パワーマネージメント ソフトウェア取扱説明書で詳細をご確認ください(最新情報は、ソフトウェアCD、または www.dell.
自動開始遅延時間の設定 シャットダウンした場合、外部電力が復旧後、以下の方法で、負荷セグメントが自動的にオンに なるよう設定することができます: ボタン S S 自動再起動オプションのある外部コマンド S バッテリー不足電圧状態 S 自動バッテリー運転シャットダウンコマンド 各負荷セグメントに対する再起動遅延時間を指定することができます:即時再起動の場合は、ゼ ロ秒を選択(0sは初期設定値)、特定の時間差の後に起動する場合は、1~32767秒を選択、あるい はオフを選択。 各負荷セグメントに対する再起動遅延時間の設定方法: ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへス クロールダウンします。 1 2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。 3 ボタンを使い、「自動開始遅延時間」オプションへスクロールし、 ボタンを押します。 選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。 4 および ボタンを使い、一つの負荷セグメントを、再起動遅延時間を設定します。 5 ボタンを押し、確定します。 該当する場合、その他の負荷セグメントに対する再起動遅延時間を設定しま
自動バッテリー運転シャットダウン設定 オフ(初期設定)に設定されている場合は、 ボタンや外部コマンドによって、あるいはディス プレー(コントロール>負荷セグメント)を通じて手動でコマンドを出した際のみ、負荷セグメ ントがオフになります。 ゼロ秒(0s)に設定されている場合は、UPSバッテリーモードが有効の際、負荷セグメントは自動 的にオフになります。 値を選択している場合、UPSがバッテリーモードで作動している間、選択した遅延時間後、負荷 セグメントは自動的にオフになりますが、遅延時間に達する前に外部電力が復旧したら、シャッ トダウンはキャンセルされます。 各負荷セグメントに対するシャットダウン時間の設定方法: 1 2 3 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへス クロールダウンします。 ボタンを押し、設定メニューを表示します。 ボタンを使って、自動バッテリーシャットダウンオプションへスクロールし、 押します。 ボタンを オプションが表示され、選択した際、現在の設定が点滅します。 4 5 6 7 および ボタンを使って、一つの負荷セグメントに対しシャットダウン遅
バッテリー設定 自動バッテリーテストや自動再起動設定を実行するかどうかなど、取り付けた外付けバッテリー モジュール用のUPS設定を行います。 外付けバッテリーモジュール接続用のUPS設定 UPSが外付けバッテリーモジュールに設定されていない場合、UPSは、UPSのフロントパネル上や リモートソフトウェアへ、バッテリー残存時間を報告します。時期尚早に、シャットダウン警告 を受ける場合もあります。パワーマネージメントソフトウェアを使って最大バッテリーランタイ ムを確かめるには、外付けバッテリーモジュールのUPS設定を行います: ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへス クロールダウンします。 1 ボタンを押し、設定メニューを表示します。 2 ボタンを使って、外付けバッテリーモジュールオプションへスクロールし、 します。 3 ボタンを押 バッテリー数値が点滅し始めます。 および ボタンを使って、バッテリ番号の値を設定します。 4 設定 設定 UPSのみ(内臓バッテリー) 0(初期設定) UPS + 1 外付けバッテリーモジュール 1 注記:ラン
自動バッテリーテストの実行 初期設定で有効である自動放電テストは、浮動モードから静止モードへの移行中に実行されま す。テストが完了したら、充電サイクルが再起動し、バッテリーを完全に充電し、その後正常に 静止モードへと進みます。自動テストは約3か月に1回実行され、浮動モードから静止モードへの 移行が3回以上あるまでは再度実行されません。手動バッテリーテストが要求されたら、自動バ ッテリーテストタイマーがリセットされるため、次の3ヶ月間は実行されません。 自動バッテリーテストの実行方法: S 自動バッテリーテスト設定で、実行する自動バッテリーテストを有効にしなければいけませ ん。(次のセクション「自動バッテリーテストの設定」をご参照ください。) S バッテリーを十分に充電しなければいけません。 S UPSは、アクティブな警告がない正常モードか高性能モードでなければいけません。 S 負荷は10%以上でなければいけません。 自動バッテリーテストの設定 自動バッテリーテストの設定方法: 1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへス クロールダウンします。 2 ボタンを
5 UPSの追加機能 この章では、以下の事項について説明します: S 通信ポート(RS-232およびUSB) S Dell ネットワークマネージメントカード S Dell UPS制御ソフトウェア RS-232およびUSB通信ポート UPSとコンピューター間に通信を確立するには、適切な通信ケーブル(RS-232ケーブルは同梱され ていません)を使って、UPSの通信ポートの一つへコンピューターを接続します。通信ポートの 箇所に関しましては、15ページの「UPSリヤパネルの識別」をご参照ください。 通信ケーブルを取り付けたら、パワーマネージメントソフトウェアは、UPSを使ってデータを交 換することができます。ソフトウェアは、電力環境のステータスにおける詳細を記録するために UPSをポーリングします。電源異常が起こった場合は、ソフトウェアはすべてのデータを保存 し、機器の電源を順序正しくシャットダウンするよう伝えます。 RS-232通信ポートのケーブルピンは、図 21に特定されており、ピンの機能は、表 9で説明されて います。 5 4 9 図 21.
表 9.
Dell ネットワークマネージメントカード(オプション) Dell オンライン式ラック型UPSには、通信ベイが一つあり、オプションのDell ネットワークマネージメントカードに対応しています。通信ベイの箇所に関 しましては、図 22をご参照ください。 通信カードを取り付ける前に、UPSをシャットダウンする必要はありません。 1 2つのネジで固定されたスロットカバーを取り外します。 ネジを固定します。 2 通信カードをスロットへ挿入します。 3 両方のネジでカードを固定します。 図 22.
Dell UPS制御ソフトウェア 各Dell オンライン式ラック型UPSには、Dell UPS制御ソフトウェアが同梱されています。 Dell UPS制御ソフトウェアは、UPS電力およびシステムデータや電力潮流の最新画像を表示し ます。また、重要な電力事象を完全に記録することができ、重要なUPS情報や電力情報について 通知します。 停電の際にDell オンライン式ラック型UPSバッテリーの電力がローなった場合、 UPSのシャットダウンが起こる前に、ソフトウェアが自動的にコンピュータシステムをシャット ダウンし、コンピューターのデータを守ります。 ソフトウェアによる制御コマンドの無効方法の詳細に関しましては、42ページの「シリアルポー ト設定による制御コマンドのユーザー設定」をご参照ください。 UPSの追加機能 | 57
UPSのメンテナンス 6 この章では以下の実行方法を説明しています: S UPSおよびバッテリーの手入れ S UPSの移動 S UPSおよびバッテリーの保管方法 S バッテリーのテスト方法 S UPSファームウェアの更新 UPSおよびバッテリーの手入れ 最適な予防整備には、UPS周辺をきれいにし、ほこりのない状態にしておいてください。周辺が ほこりが多い場合は、システムの外側を掃除機で清掃してください。バッテリー寿命を保つた め、室温が25ーC (77ーF)でUPSを保管してください。 注記: UPSのバッテリーは、3〜5年の耐用年数と評価されています。使用頻度や室温によって、 耐用 年数は異なります。予想されている耐用年数以上使用した電池は、ランタイムが極端に減少 することがあります。機器が最大効率で動作するよう、バッテリは最低5 年に1度、交換してくださ い。 UPSの移動 注記: 移動する前に、UPSの内臓バッテリーを切り離さなければいけません。 注意: 以下の事項は、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のあるスタッフが行 うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のな
3 UPSのフロントカバーを取り外します(図 23を参照)。 図 23. UPSのフロントカバーの取り外し方法 4 金属のバッテリーカバーを開けます。 金属のバッテリーカバーの蝶ネジを緩め、カバーを右にスライドさせて開けます。 (図 24を参照)。 図 24.
内臓バッテリーのコネクタを外します(図 25を参照)。 5 図 25.
6 金属製バッテリーカバーを閉じます。 ドアが正しく閉じるようにバッテリーコネクタを調節します。ドアを右側に少々押し、左側 にも押します。 7 蝶ネジを強く締めます。 ネジを0.7 N·m (6.2 lb in)のトルクで締めます。 8 UPSのフロントカバーを取り外します(図 26を参照)。 図 26.
バッテリーのテスト バッテリーテストの実行方法: S バッテリーを十分に充電しなければいけません。 S UPSは、アクティブな警告がない正常モードか高性能モードでなければいけません。 S 負荷は10%以上でなければいけません。 バッテリーテストの実行方法: 1 UPSをコンセントに差し込み、最低48時間バッテリー充電を行います。 2 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、コントロールメニ ューへスクロールダウンします。 3 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。 4 ボタンを押し、「バッテリーテスト」オプションへスクロールします。 5 ボタンを押し、バッテリーテストを開始します。 バッテリーテスト中は、UPSはバッテリーモードに変わり、当初予想のランタイムの25%の バッテリーを放電します。フロントパネルは、「バッテリーテスト実行」およびテストが完 了した%を表示します。バッテリーテストの終了後、UPSのフロントパネルに結果が現れま す。 UPSファームウェアの更新 最新版でUPSファームウェアを更新する場合は 、www.dell.
7 仕様 この章では、以下の仕様について説明しています: S 型リスト S 寸法および重量 S 電気入力および出力 S 環境保護および安全性 S バッテリー S UPSブロック表 表 10. UPS型リスト UPS型 120V型 208V型 230V型 2700R Telco LV (K803N), 2700W 2700R Telco HV-US (H950N), 2700W 2700R Telco HV (J728N), 2700W 外付けバッテリーモジュール (外付けバッテリーモジュール) 2700R 外付けバッテリーモジュール (H967N), 96 Vdc 表 11. 寸法および重量 UPSの寸法 (W×H×D) 重量 UPS 外付けバッテリーモジュール 型 438.0×171.5 ×433.0 mm 17.2”×6.8”×17.0” (4U) 438.0×171.5 ×433.0 cm 17.2”×6.8”×17.0” (4U) 36.9 kg (81.4 lb) 51.8 kg (114.2 lb) 表 12.
表 13. 電気出力 120V型 208V型 電力レベル(公称入力 時での定格) 230V型 2700W 電圧変動範囲(正常モ ード) 公称電圧の-6%から6% 注記:自動検出入力圧力や顧客による設定によって変わります。 電圧変動範囲 (バッ テリーモード)、公称 電圧 ±5% 公称電圧の-6%から6% 注記: 自動検出入力圧力や顧客による設定によって変わります。 電圧波形 正弦波 出力レセプタクル (1) L5-20R, 20A (1) L6-20R, 20A (6) IEC 320-C13, 10A (2) 5-20R, 20A (2) L6-30R, 30A (1) IEC 320-C19, 16A (2) IEC 320-C13, 15A (2) IEC 320-C13, 10A 表 14.
表 15.
トラブルシューティング 8 Dell オンライン式ラック型UPSは、耐久性の高い自動操作を行えるよう設計されており、可能性 のある動作上の問題が起こった際はいつでも警告を出します。コントロールパネルが表示する警 告は通常、出力電力が影響を受けていることを意味しません。ユーザーに警告するための予防ア ラームです。警告ブザーとともに、アクティブ警告やアクティブ通知を発します。 警告の表示方法および状態 コントロールパネルは、以下の2つのメインメニューからトラブルシューティング情報を表示します: S UPSステータスメニュー:アクティブ警告のすべてを表示 S イベントログメニュー:アクティブおよび解決済みの警告を含む、50件の最新イベントを表示 UPSステータスメニュー UPSステータスメニューから、以下のトラブルシューティング情報の画面を表示することができます: S ステータス要約画面:ステータス要約画面は、モードおよび負荷に関する情報を表示します。 重大な警告がある場合、ステータス要約画面は、正常状態である青の背景に白のテキストの画 面から、琥珀色の背景に濃い琥珀色のテキストの画面に変わります。
イベントログメニュー イベントログメニューから、イベントや通知、警告など、新しいイベントから古いイベントの順 で表示された最新の50件のイベントを表示することができます。 イベントは、「時間設定完了」などステータス情報としてイベントログに記録された静止状態で す。 イベントは対処する必要がありません。 通知および警告は、イベントが発生した際の記録であり、該当する場合、削除された際の記録です。 S アクティブ通知などの通知は、イベントログに記録されます。「UPSパッテリーモード」な どのアクティブ通知は、断続的なビープ音によってユーザーに知らせます。通知は通常、対 処する必要はありません。 S アクティブ警告などの警告は、イベントログに記録されます。アクティブ警告は、断続的な ビープ音によってユーザーに知らせます。「出力過負荷」や「ヒートシンク温度過昇」など がその例です。 アクティブ警告は対処する必要があります。 メインステータスメニューが初期設定において表示されます。イベントログメニューによるトラ ブルシューティング情報の表示方法: 1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、イベント ログメニ
表 16.
表 16.
表 16.
表 16.