Users Guide
Dell PowerConnect W-IAP3WN/P Instant アクセスポイント
設置ガイド
Dell PowerConnect W-IAP3WN および W-IAP3WNP は、高パフォーマンス
WLAN 用の IEEE 802.11n 標準をサポートする、シングルラジオ、シングルバ
ンドワイヤレスアクセスポイント (AP) です。これらのアクセスポイントは、高
パフォーマンスを実現する MIMO (Multiple Input, Multiple Output) テクノロジ
およびその他の高スループットモードテクノロジ、802.11n の 2.4 GHz 機能を使
用すると同時に、既存の 802.11 b/g ワイヤレスサービスをサポートします。
W-IAP3WN/P には Dell Instant ソフトウェアが付属し、Instant AP として機能し
ます。W-IAP3WN/P を変換してリモート AP (RAP) として運用することもでき
ます。IAP から RAP への変換の詳細については、「RAP 変換」を参照してくだ
さい。
Dell PowerConnect W-IAP3WN/P Series アクセスポイントは、以下の機能を提
供します。
ワイヤレストランシーバ
プロトコルに依存しないネットワーク機能
IEEE 802.11b/g/n (ワイヤレスアクセスポイント)
IEEE 802.11b/g/n (ワイヤレス空気モニター)
IEEE 802.3af PoE との互換性
パッケージの内容
W-IAP3WN または W-IAP3WNP アクセスポイント x 1
設置ガイド (本書) x 1
Dell Instant クイックスタートガイド x 1
RJ-45 イーサネットケーブル x 1
12V 電源アダプタ (W-IAP3WN のみ) x 1
48V 電源アダプタ (W-IAP3WNP のみ) x 1
始める前に
W-IAP3WN/P リモートアクセスポイントを設置する前に、以下のコンポーネ
ントが揃っていることを確認してください。
W-IAP3WN/P (付属)
RJ-45 イーサネットケーブル x 1 (付属)
電源アダプタ x 1 (付属)
W-IAP3WN/P の外観
図 1 背面 (図は W-IAP3WNP)
10/100Base-T イーサネットポート
W-IAP3WN/P には、有線ネットワーク接続用の 10/100Base-T (RJ-45) イーサ
ネットポートが 3 つ装備されています。
E0: WAN ポート (上)
E1: LAN ポート (中央)
E2: LAN ポート (下)
W-IAP3WNP の E2 ポートには PoE 電源供給機能 (PSE) があり、対応するすべ
ての 802.3af パワードデバイス (クラス 0 〜 4) に電源を供給できます。
図 2 ファストイーサネットポートピン出力
DC IN (電源ソケット)
W-IAP3WN/P 電源アダプタ (付属) は DC IN ポートに接続します。W-IAP3WN/
P にはオン/オフスイッチはありません。デバイスに電源アダプタを接続して電
源コンセントに差し込むと、デバイスの電源がオンになります。電源アダプタ
を電源コンセントから抜くと、デバイスの電源がオフになります。
上面
図 3 上面
USB ポート
W-IAP3WN/P には、セルラーモデムをサポートする USB ポートが装備されて
います。
図 4 底面 (図は W-IAP3WNP)
LED
W-IAP3WN には、デバイスのステータスを表示する 5 つの LED があります。
W-IAP3WNP には、もう 1 つ PSE という名称の LED があります。
PWR: 点灯中は W-IAP3WN/P に電源が投入されています。
E0: このポートのアクティビティとステータスを示します。
E1: このポートのアクティビティとステータスを示します。
E2: このポートのアクティビティとステータスを示します。
WLAN: 無線のステータスとアクティビティを示します。
PSE (W-IAP3WNP のみ): W-IAP3WNP の PSE ステータスを示します。
リセットボタン
W-IAP3WN/P にはリセットボタンが装備されています。このボタンを押す
と、デバイスが出荷時のデフォルト設定にリセットされます。リセットボタン
はデバイス底面の小さな丸いくぼみの中にあります。
W-IAP3WN/P をリセットするには、ピンやクリップの先などの細くとがった
ものを穴に差し込んで、ボタンを押したまま W-IAP3WN/P の電源をオンにし
ます。この操作を行うと、デバイスが出荷時のデフォルト設定に戻ります。
W-IAP3WN/P の設置
卓上への設置
W-IAP3WN/P には、卓上などの平面に設置する際に使用するスタンドが付属
しています。W-IAP3WN/P をスタンドに乗せ (図 5 を参照)、スタンドを水平
な平面に置きます。
図 5 スタンドの取り付け
必要なケーブルの接続
W-IAP3WN/P は、ルータやモデムなど、インターネットにアクセスできる
ネットワークデバイスに接続する必要があります。W-IAP3WN/P の設置を完
了するには、次の手順に従います。
1. 付属の RJ-45 ケーブルの片側を W-IAP3WN/P のポート E0 に接続します。
2. RJ-45 ケーブルの反対側をモデムまたはルータの RJ-45 空きポートに接続し
ます。
3. 付属の電源アダプタを W-IAP3WN/Pの DC IN ポートに接続します。
4. 電源アダプタのプラグを電源コンセントに接続します。
W-IAP3WN/P の電源がオンになります。PWR LED が緑に点灯していること
を確認してください。
正常に設置されていることの確認
W-IAP3WN/P の PWR LED が点灯してから、デバイスが起動サイクルを完了
するまでに 2 〜 3 分かかります。起動サイクルが完了したら、アクセスポイン
トを運用できます。手元の Instant アクセスポイントがまだ設定されていない
場合は、付属の『Dell Instant クイックスタートガイド』を参照して設定する
か、ネットワーク管理者の指示に従ってください。
RAP 変換
ネットワーク管理者から、W-IAP3WN/P を変換して RAP モードで運用する指
示があった場合は、次の手順に従って RAP 変換を完了します。
1. W-IAP3WN/P の電源をオンにします。
2. Instant SSID に接続します。
3. instant.dell.com にアクセスして W-IAP3WN/P にログインし、Instant WebUI
にログインします。デフォルトのユーザー名は admin で、デフォルトのパ
スワードは admin です。詳細については、『Dell Instant クイックスタート
ガイド』を参照してください。
4. 右上の [メンテナンス] タブに移動します。
5. [変換] タブをクリックします。
6. ドロップダウンメニューから、[モビリティで管理されるリモート AP]コン
トローラを選択します。
7. コントローラの IP アドレスを入力します。この情報は担当のネットワーク
管理者から提供されます。
8. [今すぐ変換] をクリックして変換を完了します (図 6 を参照)。
9. W-IAP3WN/P が再起動され、RAP モードでの運用が開始されます。
図 6 インターネットでの IAP-RAP 変換
メモ: W-IAP3WN/P を Instant AP として運用するには Dell Instant 3.1 が必要で
す。また、リモート AP として運用するには W-Series ArubaOS 6.2.x が必要
です。
メモ: W-IAP3WNP に付属する 48V 電源アダプタには、国別の電源コードは
付属しません。このコードは個別に注文する必要があります。
メモ: 内容が違っている場合、不足している場合、または破損している場
合は、サプライヤに連絡してください。必要な場合は、元の梱包資材およ
び箱を使用して (可能な場合) 製品を再梱包し、返送してください。
48V 0.75A
E0 (WAN ポート)
E1 (LAN ポート)
E2 (LAN ポート)
メモ: W-IAP3WN には 12V パワーサプライが付属し、W-IAP3WNP には 48V
パワーサプライが付属しています。これらのパワーサプライを相互に入れ
替えることはできません。
LED
色 アクティビティ アクション
PWR
緑 オン 電源投入
消灯 電源切断
10/100 Mbps イーサネット
RJ-45 メス
ピン出力
方向
POE (+*)
POE (+*)
POE (-*)
POE (-*)
* POE はオプション
入力
出力
Pwr
E0
E1
E2
WLAN
PSE
WLAN
緑 オフ 無線は非アクティブ
オン 無線はアクティブ
点滅 ラジオモード
ポート
(E0、E1、E2)
緑 オフ リンクなし
オン リンク確立済み
点滅 イーサネットアクティビティ
PSE
緑オフ PoE 電源供給なし
オン PoE 電源を 802.3af パワードデバイスへ
供給
点滅 PoE 電源供給エラー
LED
色 アクティビティ アクション