Administrator Guide
統合書き込みフィルターの使用
UWF を使用するようにシンクライアントデバイスを設定するには、次の手順を実行します。
1. 管理者としてログインします。
ユーザーのデスクトップへの自動ログオンが有効になっている場合は、ユーザーのデスクトップからログオフして、管理者とし
てログインします。
2. 統合書き込みフィルターを無効にするには、デスクトップの Dell Wyse WF 無効 アイコンをダブルクリックします。
このアイコンは、フィルターを無効にしてシステムを再起動します。
3. シンクライアントデバイスを必要に応じて設定します。
4. シンクライアントデバイスの設定後、統合書き込みフィルタを有効にするには、デスクトップの Dell Wyse WF 有効 アイコン
をダブルクリックします。
このアイコンは、フィルターを有効にしてシステムを再起動します。これで、シンクライアントデバイスに対する設定が保存さ
れ、シンクライアントの再起動後も維持されます。
システムが起動すると、統合書き込みフィルター(UWF)ユーティリティが自動的に起動します。
保護されているボリューム上の特定のファイルまたはフォルダをファイル除外リストに追加して、これらのファイルおよびフォル
ダが UWF によってフィルタリングされないようにすることができます。ファイルまたはフォルダがボリュームの除外リストにあ
る場合、そのファイルやフォルダへのすべての書き込みが UWF フィルタリングをバイパスし、保護されたボリュームに直接書き
込まれ、デバイスの再起動後も維持されます。
実行時にファイルまたはフォルダの除外を追加または削除するには、管理者としてログインする必要があります。また、新しい除
外が有効になるようにデバイスを再起動する必要があります。
統合書き込みフィルターのコマンドラインオプションの実行
統合書き込みフィルターの制御に使用できる、複数のコマンド行があります。コマンドラインの引数は組み合わせることはできま
せん。
統合書き込みフィルターのコマンドラインオプションについては、次のガイドラインを使用します。また、実行 ボックスにコマン
ドを入力して昇格した権限で コマンドプロンプト ウィンドウを開いた場合にもコマンドを使用できます。
表 5. 統合書き込みフィルターのコマンドラインオプションの実行
コマンドラインオプション 説明
uwfmgr
このコマンドラインツールは、統合書き込みフィルター(UWF)
の設定を構成および取得します。使用できるコマンドラインオ
プションがない場合は、コマンドヘルプが表示されます。
uwfmgr filter enable
このコマンドラインは、次回のシステム再起動後に、統合書き
込みフィルターを有効にします。統合書き込みフィルターが有
効な場合、統合書き込みフィルターステータス アイコンは緑で
す。
uwfmgr filter disable
このコマンドラインオプションは、次回のシステム再起動後に、
統合書き込みフィルターを無効にします。無効になっている間
は、統合書き込みフィルターステータス アイコンは赤のままで
す。
uwfmgr file commit C: <
ファイルパス>
このコマンドラインは、統合書き込みフィルターで保護されて
いるボリュームに対してオーバーレイ対象として指定したファ
イルへの変更をコミットします。このコマンドを使用するに
は、管理者レベルの許可が必要です。
<file> パラメータは、ボリュームとパスを含む完全修飾名である
必要があります。uwfmgr.exe は、<file> パラメータに指定され
たボリュームを使用して、そのファイルに対するファイル除外
リストを含むボリュームを特定します。ボリューム名とファイ
ルパスの間には単一スペースを入れます。たとえば、ファイル
C:\Program Files\temp.txt をコミットする場合、コマン
ドは uwfmgr commit C: \Program Files\temp.txt と
なります。
追加の管理者ユーティリティおよび設定情報 35