Administrator Guide
• エントリを追加するコマンドを実行しているとき、そのフォルダパスは既存のエントリと比較されます。パスがすでに使
用可能な場合は、除外パスのみが既存のフォルダエントリに追加されます。
ログファイルのキャプチャ
DebugLog.xml ファイルを設定して、さまざまな種類のアプリケーションのログを収集できます。ログレベルを変更すると、特定
のタイプのログを取得できます。ログファイルは、C:\Windows\Logs\<Application name>\Logs に作成されます。
メモ: デフォルトでは、アプリケーションのログは作成されません。
DebugLog XML ファイルの設定
デバッグ設定エディタ(DCE)コンソールアプリケーションを使用して、デバッグ設定 XML ファイルを設定できます。このツール
を使用して、デバッグ設定ファイルをコミット、除外、または変更できます。
デバッグ設定ファイルをコミット、除外、または変更するには、デバッグ設定エディタで次のコマンドを入力します。
• ファイルをコミットしてログファイルを取得する — DebugConfigEditor.exe -CommitLog -Path "DebugLog.xml"。
このコマンドは、Debug.xml に記載されているパスに存在するファイルをコミットします。
• Debug.xml に記載されているフォルダからログの収集を除外する — DebugConfigEditor.exe -ExcludeLog -Path
"DebugLog.xml"。
• さまざまなタイプのログを収集するように Debug.xml ファイルを設定する — DebugConfigEditor.exe -
UpdateConfig -Path "DebugLog.xml" -LogPath "Path of Log File" -LogFileName "Name of log File"
-LogLevel "logLevel"。
次の表に、使用できるさまざまな LogLevel 値の説明を示します。
表 12. LogLevel の値
値 説明
0 ログは取得されません。
1 エラーログが取得されます。
2 警告ログが取得されます。
3 エラーログおよび警告ログが取得されます。
4 情報ログが取得されます。
7 すべてのログが取得されます。
ファイルの保存およびローカルドライブの使用
シンクライアントは、一定量のディスク領域に組み込まれたオペレーティングシステムを使用します。保持したいファイルは、シ
ンクライアント上ではなくサーバ上に保存することをお勧めします。
注意: ディスク領域のドライブ C に書き込むというアプリケーション設定に注意してください。デフォルトでは、これらのア
プリケーションは、ローカルシステムのドライブ C にキャッシュファイルを書き込みます。ローカルドライブに書き込む必要
がある場合は、ドライブ Z を使用するようにアプリケーションの設定を変更します。「ユーザーアカウントを使用したユーザー
とグループの管理」に記載されているデフォルトの構成設定では、工場出荷時にインストールされたアプリケーションによるド
ライブ C への書き込みを最小限に抑えています。
ドライブ Z
ドライブ Z は、シンクライアントのオンボードの不揮発性メモリ(Dell Wyse RAM ディスク)です。保持しておきたいデータの保
存にはこのドライブを使用しないことをお勧めします。
ローミングプロファイルを含む Z ドライブの使用の詳細については、「ドメインへの参加」を参照してください。
ドライブ C
ドライブ C は、オンボードの不揮発性のフラッシュメモリです。ドライブ C には書き込まないことをお勧めします。ドライブ C に
書き込むと、空きディスク領域が減少します。ドライブ C の空きディスク容量が 500 MB 未満まで減少すると、シン クライアント
は不安定になります。
40 追加の管理者ユーティリティおよび設定情報