Administrator Guide
ィは、フラッシュメモリへの望ましくない書き込みを防止し、不要な情報をクリーンアップしてローカルディスクに格納されないようにします。C-A-D ツールを使
用すると、管理者は、
VDI アプリケーションの Ctrl+Alt+Del キーの組み合わせを、VDI アプリケーションの Ctrl+Alt+Del 画面を表示するようにマッピングで
きます。C-A-D ツールが有効になっている場合、すべての VDI アプリケーションに Ctrl+Alt+Del キーの組み合わせを使用できます。
Wyse Management Suite では、Wyse Software Thin Client を集中的に設定、監視、管理、および最適化することができます。Wyse Software
Thin Client をリモートで管理するには、デバイスを Wyse Management Suite に登録する必要があります。
ただし、Wyse Software Thin Client をログアウトして再起動した後で、変更した設定を管理者が保持することができるインスタンスがあります。
Wyse Software Thin Client を設定する前に、以下を参照してください。
• 統合書き込みフィルタの使用
• NetXClean ユーティリティについて
• C-A-D ツールの理解
• Wyse Management Suite への Wyse Software Thin Client の登録
統合書き込みフィルタ
統合書き込みフィルタ(UWF)は、Windows 10 デバイス上のストレージメディアを保護するセクタベースの書き込みフィルタです。UWF は、保護対象ボ
リュームへの書き込み試行をすべて傍受し、それらを仮想オーバーレイにリダイレクトします。UWF は、デバイスの信頼性と安定性を向上させ、ソリッドス
テートドライブのような書き込みに弱いメディアの摩耗を低減します。
UWF では、オーバーレイは、基盤となる保護対象ボリュームに加えた変更を保存す
る仮想ストレージ領域です。ファイルシステムが保護対象セクタを変更しようと試みる場合は必ず、代わりに UWF が保護対象ボリュームのセクタをオー
バーレイにコピーして、セクタの代わりにオーバーレイを変更します。アプリケーションがセクタからの読み取りを試行すると、UWF はセクタの代わりにオーバ
ーレイのデータを返します。そのため、ボリュームは変更されないまま、システムはボリュームに書き込むという動作を見た目上維持できます。
注意
: 書き込みフィルタをオンにした状態で保持できない場合(定期的なメンテナンスやアプリケーション / ドライバのインストールまたはアップ
グレードを除く)、フラッシュ / SSD ストレージが早期に摩耗し、保証が無効になります。デルでは、Thin Client の使用時に書き込みフィルタを
有効にすることをお勧めします。システムに変更を加える場合、管理者は
UWF を無効にする必要があります。
詳細については、technet.microsoft.com で統合書き込みフィルタのマニュアルを参照してください。
統合書き込みフィルタの使用
UWF を使用するように Wyse Software Thin Client を設定するには、次の操作を行います。
1 WyseAdmin としてログインします。
ユーザーのデスクトップへの自動ログオンが有効になっている場合は、ユーザーのデスクトップからログオフして、管理者としてログインします。
2 統合書き込みフィルタを無効にするには、デスクトップの Dell Wyse WF 無効 アイコンをダブルクリックします。
このアイコンは、フィルタを無効にしてシステムを再起動します。
3 Wyse Software Thin Client を要件に応じて設定します。
4 Wyse Software Thin Client の設定後、統合書き込みフィルタを有効にするには、デスクトップの Dell Wyse WF 有効 アイコンをダブルクリックしま
す。
このアイコンは、フィルタを有効にしてシステムを再起動します。これで、Wyse Software Thin Client 上の設定が保存され、Thin Client の再起動
後も維持されるようになります。
システムが起動した後、統合書き込みフィルタ(UWF)が自動的に起動します。
保護されているボリューム上の特定のファイルまたはフォルダをファイル除外リストに追加して、これらのファイルおよびフォルダが Dell Wyse 統合書き込みコ
ントロールツールを使用して UWF によってフィルタされないようにすることができます。このツールにアクセスするには、システムトレイの統合書き込みフィルタ
アイコンをクリックします。ファイルまたはフォルダがボリュームの除外リストにある場合、そのファイルやフォルダへのすべての書き込みが UWF フィルタリングを
バイパスし、保護されたボリュームに直接書き込まれ、デバイスの再起動後も維持されます。
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操作を始める