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WDM のハイアベイラビリティデータベースクラスタリン
グの設定
ハイアベイラビリティクラスタ(HA クラスタまたはフェールオーバークラスタとも呼ばれます)は、ダウンタイムが最小となるような信頼性の高いサーバアプリケ
ーションをサポートする、コンピュータのグループです。システムコンポーネントに障害が発生したときにもサービスを継続できるように、冗長性のあるコンピュ
ータをグループまたはクラスタとして利用することによって動作します。
クラスタを使用していない場合、特定のアプリケーションを実行しているサーバがクラッシュすると、クラッシュしたサーバが修復されるまで、アプリケーションは
使用できません。HA クラスタリングは、ハードウェア / ソフトウェアの障害を検出し、管理者の介入を求めずに直ちに別のシステム上でアプリケーションを
再起動することにより、このような状況を救済します。このプロセスは
フェールオーバーと呼ばれます。
HA クラスタは、通常、プライベートネットワーク接続のハートビートを使用して、クラスタ内の各ノードの正常性と状態をモニタします。
最も一般的な規模の HA クラスタは、2 ノードクラスタです。
図 38. WDM のハイアベイラビリティデータベースクラスタリング
ここでは、Dell Wyse Device Manager(WDM)バージョン 5.0 以降でのハイアベイラビリティ(HA)データベースクラスタを構成する手順を説明します。
トピック:
• データベースクラスタリングに必要なコンポーネント
• データベースクラスタリングの前提条件
• プライマリおよびセカンダリ VM の設定
• プライマリノードでのクラスタの作成
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WDM のハイアベイラビリティデータベースクラスタリングの設定