Dell Wyse Management Suite バージョン 2.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2020 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標 は、それぞれの所有者の商標である場合があります。 March 2020 Rev.
目次 1 はじめに.......................................................................................................................................5 高可用性の概要.................................................................................................................................................................... 5 2 高可用性アーキテクチャ.................................................................................................................6 高可用性のシステム要件.....................................................
11 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.0 へのア ップグレード.............................................................................................................................. 82 12 トラブルシューティング..............................................................................................................
1 はじめに Wyse Management Suite は、Dell Wyse シン クライアントを設定、監視、および最適化できる次世代の管理ソリューションです。こ れは、パフォーマンスの向上した高可用性セットアップでのシンクライアントの導入と管理に役立ちます。 クラウドやオンプレミスでの導入、モバイルアプリケーションによる場所を問わない管理、BIOS 設定やポートロックダウンなどの セキュリティの向上など、最新機能オプションを備えています。その他にも、デバイスの検出 / 登録、資産 / インベントリ管理、 設定管理、オペレーティングシステム / アプリケーションの導入、リアルタイムコマンド、監視、アラート、レポート、エンドポイ ントのトラブルシューティングなどの機能があります。 Wyse Management Suite バージョンは高可用性をサポートすることでシステムのダウンタイムを最小限に抑えます。またこのソリ ューションは、システムでの予期しないダウンタイム発生も防止するため、事業目標の達成に必要な可用性の確保にも寄与します。 本ガイドでは、ソリューションのアーキテクチャについて説明し、高可用性クラ
2 高可用性アーキテクチャ Dell Wyse Management Suite のアーキテクチャは、フェールオーバー クラスターを有効にした Windows Server 2012 R2/2016/2019 で 構成されています。Windows クラスタには 1 台のメインコンピュータが含まれており、これは他のアプリケーションをサポートする と同時に、冗長性を確保することでダウンタイムを最小化します。これは、Tomcat、Memcache、MQTT サービスでの、アプリケ ーションのフェールオーバーに使用されます。MongoDB データベースクラスタは、プライマリデータベースでの障害発生時における セカンダリデータベースへの引き継ぎを支援するようにされています。MySQL InnoDB データベースクラスタには、データベースの クラスタリング機構が組み込まれており、プライマリの読み取り / 書き込みデータベースでの処理が失敗した場合は、セカンダリ データベースに引き継がれます。HA プロキシを装備した Linux サーバは一種の負荷バランサであり、EMSDK(Teradici)サーバ用の 高可用性サーバとし
表 1.
3 Windows Server 2012 R2/2016/2019 での高可 用性 フェールオーバークラスタとは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。この機能は、 ハードウェアまたは仮想マシン上にあるクラスタ群での複数ワークロードの実行をサポートします。 フェールオーバークラスタは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。クラスタ化された サーバ群は、複数のノードを 1 つのノードに対して相互にネットワーク接続したものです。1 つまたは複数のクラスタノードで障害 が発生した場合は、他のノードがアクティブになることで、ネットワークにあるシステムのフェールオーバーを防止します。クラス タのセットアップ中にはクラスタ化された役割が作成され、これらがモニタすることで、クラスタ化されたネットワーク中でのシ ステム群の動作が検証されます。いずれかのシステムが動作を停止した場合、それらの再起動または別ノードへの移動が行われま す。 Windows Server 2012 R2/2016/2019 で高可用性を確保するためのフェールオーバー クラスター
手順 1. Windows Server 2012 でスタートメニューを右クリックし、サーバー マネージャーを選択して、サーバー マネージャーのダッシュ ボードを起動します。 2. フェールオーバークラスタマネージャー をクリックしてクラスタマネージャーを起動します。 3. 役割 を右クリックして 役割の構成 を選択し、高可用性ウィザード 画面を表示します。 図 3. 高可用性ウィザード 4.
図 4. サービスの選択 5. Dell WMS: Tomcat Service を選択し、次へ をクリックします。 メモ: Wyse Management Suite の関連サービスをクラスターに追加できるのは、Wyse Management Suite をインストール した後だけです。 高可用性ウィザード 画面が表示されますが、ここでは、クライアントアクセスポイントの作成および、Windows Server 2012 と Wyse Management Suite 間の接続を確立する必要があります。 6.
図 5. 確認 7. 次へ をクリックして、プロセスを完了します。 8. クラスタの一部として他の Wyse Management Suite サービスを追加するには、フェールオーバークラスタマネージャーを起動し て アクション > 役割 に移動し、作成したネットワーク名を表示します。 9. ネットワーク名をクリックして、リソースの追加 > 汎用サービス に移動します。 10. 下記のサービスでクラスタの一部として追加する必要があるものを 新しいリソースウィザード 画面から選択します。 a) Dell WMS: MQTT Broker b) Dell WMS: memcached 11.
4 Windows Server 2012 R2/2016/2019 での高可 用性の実現 このタスクについて Windows Server 2012/2016/2019 で高可用性を実現する手順は、次のとおりです。 1. Windows Server 2012 R2/2016/2019 にフェールオーバー クラスター機能を追加します - 「Windows Server 2012 R2/2016/2019 で のフェールオーバー クラスター機能の追加」を参照してください。 2. ファイル共有を作成します - 「ファイル共有監視の作成」を参照してください。 3. クラスタクォーラムを設定します - 「クラスタクォーラムの設定」を参照してください。 4. クラスタ化された役割を作成します - 「クラスタ役割の作成」を参照してください。 Windows Server 2012 R2/2016/2019 でのフェール オーバー クラスター機能の追加 このタスクについて Windows Server 2012/2016/2019 でフェールオーバー クラスタリング機能を追加するには、次の手順を実行します。 手順 1.
図 6. 役割ベースの選択 3. インストールタイプ、役割ベースまたは機能ベースのインストール、次へ の順にクリックして 対象サーバの選択 画面を表示さ せ、サーバのリストを確認します。 図 7. 対象とするサーバの選択 4. フェールオーバークラスタ機能を有効にするサーバを選択し、次へ をクリックします。 5.
6. はい をクリックしてインストールを確認し、選択したサーバでのフェールオーバークラスタ機能を有効にします。 7. フェールオーバークラスタマネージャー 画面で 設定の確認 をクリックして 設定の検証ウィザード を表示させ、クラスタに必要 なサーバまたはノードを追加します。 図 8. フェールオーバークラスタマネージャー 8. サーバまたはクラスタの選択、参照 の順にクリックして、サーバを設定します。 9.
図 9. オプションのテスト 10.
図 10. 確認 11.
図 11. テストサマリの詳細 12. レポートの表示 をクリックして、レポートを確認します。ステータスが 可 とされていた場合は、次の手順に進むことができま す。ステータスが 不可 とされていた場合は、次の手順に進む前にエラーを修正する必要があります。 メモ: 検証エラーがない場合は、クラスタ作成ウィザード 画面が表示されます。 13. 次へ をクリックして クラスタ名 フィールドにクラスタの名前を入力し、システムの IP アドレスを選択します。 14. 次へ をクリックすると 確認 画面が表示されます。 15. 次へ をクリックすると選択したすべてのクラスタノードでクラスタが作成されるので、その後で レポートの表示 をクリックし て警告メッセージを確認します。 16.
7. 共有名 画面で 共有名 フィールドに名前を入力し、確認 画面が表示されるまで 次へ をクリックします。 8. 作成 をクリックしてファイル共有を作成すると 結果の表示 画面が表示されますが、そのステータスが 完了 となっていれば、 ファイル共有監視がエラーなしで作成されたことを意味します。 9. 閉じる をクリックして終了します。 クラスタクォーラムの設定 クラスタ構成データベースは、クォーラムとも呼ばれるもので、ここにはクラスタセットアップの任意の時点でアクティブにされて いる必要があるサーバの詳細が含まれています。 このタスクについて クラスタクォーラムを設定するには、次の手順を実行します。 手順 1. Microsoft Windows Server 2012 で スタート をクリックして スタート 画面を開き、サーバマネージャー をクリックしてサーバマ ネージャーダッシュボードを起動します。 2. サーバマネージャー アイコンをクリックしてサーバマネージャーにアクセスしてから、フェールオーバークラスタマネージャー をクリックしてクラスタマネージャーを起動します。 3.
図 13. 投票設定の選択 6. 次へ をクリックします。クォーラム監視の選択 画面で ファイル共有監視を構成する を選択します。 7. 次へ をクリックして、ファイル共有監視を構成する 画面で ファイル共有パス フィールドに共有パスを入力します。 図 14. ファイル共有監視の構成 8.
図 15. クォーラム設定のサマリ 9. 終了 をクリックして、新しい設定を保存します。 クラスタ役割の作成 前提条件 フェールオーバークラスタの作成後、クラスタのワークロードをホストするクラスタ化された役割の作成が可能になります。クラス タ化された役割を作成する前に、Wyse Management Suite がサーバにインストールされており、リモートデータベースをポイントし ていることを確認してください。 手順 1. Windows Server 2012 でスタートメニューを右クリックし、サーバー マネージャーを選択して、サーバー マネージャーのダッシュ ボードを起動します。 2. フェールオーバークラスタマネージャー をクリックしてクラスタマネージャーを起動します。 3.
図 16. 高可用性ウィザード 4. 汎用サービス を選択してから 次へ をクリックし、サービスの選択 画面を表示します。 図 17. サービスの選択 5.
高可用性ウィザード 画面が表示されますが、ここでは、クライアントアクセスポイントの作成および、Windows Server 2012 と Wyse Management Suite 間の接続を確立する必要があります。 6. 名前 フィールドにネットワークの名前を入力して、次へ をクリックします。確認 画面が表示され、サーバのネットワーク名と IP アドレスの詳細が示されます。 図 18. 確認 7. 次へ をクリックして、プロセスを完了します。 8. クラスタの一部として他の Wyse Management Suite サービスを追加するには、フェールオーバークラスタマネージャーを起動し て アクション > 役割 に移動し、作成したネットワーク名を表示します。 9. ネットワーク名をクリックして、リソースの追加 > 汎用サービス に移動します。 10. 下記のサービスでクラスタの一部として追加する必要があるものを 新しいリソースウィザード 画面から選択します。 a) Dell WMS: MQTT Broker b) Dell WMS: memcached 11.
5 MySQL InnoDB での高可用性の実現 このタスクについて 次の手順では、MySQL InnoDB での高可用性を実現する方法について説明しています。 手順 1. MySQL InnoDB サーバインスタンスを確認します - 「MySQL InnoDB クラスタの作成」を参照してください。 2. MySQL InnoDB にサーバまたはノードを追加します - 「サーバまたはノードの MySQL InnoDB クラスタへの追加」を参照してくだ さい。 3.
図 19. セットアップタイプ 4.
図 20. 製品と機能 5.
図 21. 要件 6.
図 22.
図 23. 要件 7.
図 24. インストール MySQL サーバー、ワークベンチ、およびシェル コンポーネントがアップグレードされます。 8.
図 25. インストール 9.
図 26. 製品の設定 10.[次へ]をクリックして、MySQL サーバー コンポーネントを設定します。 11.
図 27. グループ レプリケーション 12.
図 28. タイプとネットワーク 13.[接続]セクションでオプションを選択して設定し、[次へ]をクリックします。 14.[アカウントと役割]画面で、MySQL の root パスワードを入力します。 15.
図 29. ユーザーの追加 [MySQL ユーザー詳細]ウィンドウが表示されます。 16.
図 30. アカウントと役割 17. 次へ をクリックします。 18.
図 31. Windows サービス 19.
図 32. プラグインと拡張機能 20.
図 33. 設定の適用 21.
図 34. 設定の適用 22.
図 35. 製品の設定 23.
図 36. インストールの完了 次の手順 下記の手順に従って、MySQL クラスターの 3 つのサーバーすべてに MySQL サーバーをインストールして設定します。 メモ: 高可用性セットアップに適した環境の設定については、dev.mysql.
• • • mysql-js> dba.checkInstanceConfiguration('root@IP Address1') mysql-js> dba.checkInstanceConfiguration('root@IP Address2') mysql-js> dba.checkInstanceConfiguration('root@IP Address3') 図 37. MySQL コマンドプロンプト • • • 3 つのクラスタノードで MySQL InnoDB が作成されていることを確認するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行しま す。 mysql-js> dba.checkInstanceConfiguration('root@IPAddress1:3306') mysql-js> dba.checkInstanceConfiguration('root@IPAddress2:3306') mysql-js> dba.
2. 次のコマンドを実行して、固有の名前を持つクラスタを作成します。たとえば MySQLCluster などです。 MySql JS> var cluster = dba.createCluster('MySQLCluster') 3. 次のコマンドを実行して、クラスタのステータスを確認します。 MySql JS>Cluster.status() 作成されたクラスタのステータスが オンライン と表示されていれば、クラスタの作成が正常に終了していることを示します。 図 39. 確認画面 MySQL InnoDB クラスタへのサーバインスタンスの 追加 前提条件 • • クラスターにサーバーまたはノードを追加する前に、C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 5.7 でセカンダリー MySQL サーバーの my.
図 40. クラスタのステータス MySQL ルーターの設定 前提条件 Wyse Management Suite と MySQL InnoDB の間の通信ネットワークは MySQL ルーターによって確立されます。 このタスクについて MySQL ルーターをインストールするには、次の手順を実行します。 手順 1. MySQL ルーターをインストールする Windows Server 2012/2016 にログインします。詳細については、「MySQL ルーターのインス トール」を参照してください。 2.
図 41. 製品と機能の選択 3.
図 42. 要件の確認 4.
図 43.
図 44. 要件の確認 5.
図 45. インストール MySQL ルーター コンポーネントがアップグレードされます。 6.
図 46. インストール 7.
図 47. 製品の設定 8. [次へ]をクリックして、MySQL ルーター コンポーネントを設定します。 9.
図 48. MySQL ルーターの設定 10.
図 49. 設定の適用 11.
図 50. 設定の適用 12.
図 51.
図 52. インストールの完了 13. 終了 をクリックします。 14. \ProgramData\MySQL\MySQL Router ディレクトリに移動して mysqlrouter.
図 53. ブートストラップサーバアドレス MySQL InnoDB サーバでのデータベースとユーザー の作成 MySQL InnoDB サーバでのデータベースとユーザーアカウントの作成には管理者権限が必要です。 このタスクについて MySQL InnoDB サーバでデータベースを作成するには、次の SQL コマンドを実行します。 Create Database stratus DEFAULT CHARACTER SET utf8 DEFAULT COLLATE utf8_unicode_ci; CREATE USER 'STRATUS'@'LOCALHOST'; CREATE USER 'STRATUS'@'IP ADDRESS'; SET PASSWORD FOR 'STRATUS'@'LOCALHOST' = PASSWORD ; SET PASSWORD FOR 'STRATUS'@ = PASSWORD ; GRANT ALL PRIVILEGES ON *.
6 MongoDB での高可用性の実現 このタスクについて 次の手順では、MongoDB で高可用性を実現する方法について説明しています。 手順 1. MongoDB のインストール - 「MongoDB のインストール」を参照してください。 2. レプリカサーバの作成 - 「レプリカサーバの作成」を参照してください。 3. Stratus ユーザーの作成 - 「Stratus ユーザーアカウントの作成」を参照してください。 4. Root ユーザーの作成 - 「MongoDB 用の root ユーザーの作成」を参照してください。 5. MongoDB 設定ファイルの編集 - 「MongoDB 設定ファイルの編集」を参照してください。 MongoDB のインストール このタスクについて すべての 3 つのノードに MongoDB をインストールするには、次の手順を実行します。 メモ: MongoDB のインストールの詳細については、「MongoDB のインストール」を参照してください。 手順 1. MongoDB インストールファイルをシステムにコピーします。 2.
図 55. mongod.cfg ファイル 4. テキスト エディターで mongod.cfg ファイルを開き、次のエントリーを追加します。 systemLog: destination: file path: c:\data\log\mongod.log storage: dbPath: c:\data\db 5. ファイルを保存します。 6. コマンド プロンプトを開きます。 7. 次のコマンドを実行して MongoDB サービスを開始します。 a) C:\MongoDB\bin>.\mongod.exe --config c:\Mongodb\mongod.cfg --install b) C:\MongoDB\bin>net start mongodb メッセージ MongoDB サービスを開始中です が表示されます。 8. 作業ディレクトリを \MongoDB\bin に変更します。 9. コマンド プロンプトで Mongo.
データベースユーザーの作成 ユーザーを作成します(たとえば、Wyse Management Suite を使用して MongoDB にアクセスする DBUser など)。 メモ: データベースのユーザー名とパスワードなどがその例ですが、ユーザーの作業する場所ごとに異なるユーザー名とパスワー ドを使用して作成することができます。 DBUser の作成には、次のコマンドを実行します。 db.
net: bindIp: x.x.x.x, 0.0.0.0 port: 27017 security: authorization: enabled メモ: ポート番号は、作業する場所のシステムに応じて変わります。 4. mongod.cfg を保存して終了します。 サーバでのレプリケーションの開始 Windows でファイアウォールを無効にし、Tomcat サーバを実行している場合は停止します。 1. すでに作成済みの MongoDB に root ユーザーとしてログインし、次のコマンドを実行します。 mongo -uroot - admin 2. \data\bin\mongod.cfg ディレクトリに移動し、テキストエディタで mongod.cfg ファイルを開きます。 3. mongod.cfg ファイルに次の 3 行を追加します。 systemLog: destination: file path: c:\data\log\mongod.log storage: dbPath: c:\data\db\Mongo net: bindIp: X.X.X.X, 0.0.0.
図 58. mongoal キーファイルのコピー 5. ファイルのコピー後、次のコマンドを実行して mongod サービスを停止します。 net stop mongodb 6. 次のコマンドを実行して mongod サービスを開始します。 net start mongodb 7. MongoDB サーバーの 3 つノードすべてで、手順 1~6 を繰り返します。 8. DBadmin ユーザーを使用してログインしている MongoDB クラスタのプライマリノードでレプリケーションを開始してから、次 のコマンドを実行します。 rs.initiate(); C:\Mongo\bin>mongo.exe -u root -p x` admin MongoDB shell version v4.2.1 connecting to: mongodb://127.0.0.
図 59. レプリケーションのステータス 10. mongod サービスを開始して、セカンダリノードを MongoDB クラスタ中の 2 番目と 3 番目のノードに追加します。 rs.add("IPAddress2:27017") rs.add("IPAddress3:27017") MongoDB Enterprise wms20:PRIMARY> rs.add("10.150.132.36:27017") { "ok" : 1, "$clusterTime" : { "clusterTime" : Timestamp(1579600528, 1), "signature" : { "hash" : BinData(0,"8N3uoZ5khebgbY+PsFxJZvMaI1g="), "keyId" : NumberLong("6784332217662308354") } }, "operationTime" : Timestamp(1579600528, 1) } メモ: ポート番号は、ネットワークとシステムに応じて異なります。 11.
図 60. プライマリサーバのステータス 図 61.
7 Teradici デバイスでの高可用性の実現 Wyse Management Suite は、Ubuntu サーバ 16.04.
次のテキストは、サンプルの HAProxy 設定ファイルです。 global log /dev/log local0 log /dev/log local1 notice chroot /var/lib/haproxy daemon #maxconn is maximum allowed connections maxconn 60000 defaults log global mode tcp timeout connect 5000ms timeout client 50000ms timeout server 50000ms errorfile 400 /etc/haproxy/errors/400.http errorfile 403 /etc/haproxy/errors/403.http errorfile 408 /etc/haproxy/errors/408.http errorfile 500 /etc/haproxy/errors/500.http errorfile 502 /etc/haproxy/errors/502.
8 Wyse Management Suite の Windows Server 2012 R2/2016/2019 へのインストール 前提条件 Wyse Management Suite アプリケーションをインストールする前に、次のサーバーが設定されていることを確認します。 • • • • 2 つのノード上の Windows フェールオーバー クラスター レプリカ セットで実行中の MongoDB サーバー MySQL Server InnoDB Cluster が実行していること 2 つのノードにインストールされた MySQL ルーター このタスクについて Windows クラスター内の両方のノードへの Wyse Management Suite 1.3 以降のインストール 手順 1. Wyse Management Suite のインストーラーを起動します。 図 62. ようこそ画面 2. Custom タイプのインストールを選択します。 図 63.
3. 外部リモート Mongo データベース オプション(レプリカ セットが作成された MongoDB クラスター)を選択します。リモート プライマリー Mongo DB サーバーの情報とポート番号、および Mongo DB のユーザー名とパスワードが入力されていることを確認 します。 図 64. 設定 4.
図 66. データベース コマンド d. 次のコマンドを実行して、Stratus のユーザー アカウントと権限を作成します。 • Create user 'stratus'@'localhost' • Create user 'stratus'@'10.150.132.21' • Set password for 'stratus'@'localhost' = password ('PASSWORD') • Set password for 'stratus'@'IP ADDRESS'= password ('PASSWORD') • Grant all privileges on *.* to 'stratus'@'IP ADDRESS' identified by 'PASSWORD' with grant option. • Grant all privileges on *.* to 'stratus'@'localhost' identified by 'PASSWORD' with grant option. e.
図 69. 設定 6. 管理者の資格情報と電子メール アドレス情報を入力します。 図 70. 設定 7.
図 71. Teradici EM SDK 8. ローカル リポジトリーのインストール先フォルダー パスと、共有 UNC パスを入力します。 図 72. 保存先 9. Wyse Management Suite のインストールを続行する前に、インストール サマリー情報を再確認します。 10.
てください。共有された UNC WMS ローカル リポジトリー パスから「Data」フォルダーを削除した後、Windows クラスタ ーのノード 2 への Wyse Management Suite アプリケーションのインストールが可能になります。 図 73.
9 インストール後のチェック このタスクについて Wyse Management Suite の高可用性を確認するには、次の手順を実行します。 • • Wyse Management Suite 管理ポータルを起動し、Web インターフェイスを使用してログインができるかを確認します。 MongoDB 用の\Dell\WMS\Tomcat-9\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes フォルダーにある、Tomcat サーバーの bootstrap.properties ファイルを次のように編集します。 mongodb.seedList = MongoDBServer1_IP:27017, MongoDBServer2_IP:27017, MongoDBServer3_IP:27017 MongoDB および MySQL DB テーブルを変更するには、次の手順を実行します。 1.
10 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.4 へのアップグレード 前提条件 • • Mongo データベース サーバーのリストで、bootstrap.properties ファイルの mongodb.seedList 値に、バックスラッシ ュ文字(\)が含まれていることを確認します。bootstrap.properties ファイルは、Tomcat-9\webapps\ccm-web\WEBINF\classes、mongodb.seedList = MongoDBServer1_IP\:27017、および MongoDBServer2_IP\:27017, MongoDBServer3_IP\:27017 にあります。 図 74. 前提条件 読み取りおよび書き込みアクセス権を持つプライマリー(アクティブ)Mongo データベース サーバーが、mongodb.
図 75. ようこそ画面 3. [アップグレード]ページで、 [次へ]をクリックして Wyse Management Suite をアップグレードします。 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 76. アップグレード 76 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 77. アップグレード 4. [起動]をクリックして、Wyse Management Suite の Web コンソールを開きます。 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 78. 起動 次の手順 • Tomcat-8 フォルダーおよびサブフォルダーが削除され、Tomcat-9 フォルダーおよびサブフォルダーが作成されていることを確 認します。また、次の操作を行います。 Tomcat-9\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes フォルダーとサブフォルダーが作成されていることを確認します。 Tomcat-9 サービスが追加され、Tomcat-9 サービスが実行されていることを確認します。 bootstrap.properties ファイルが Tomcat-8\ webapps\ccm-web\WEB-INF\classes フォルダーから Tomcat-9\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes フォルダーにコピーされていることを確認します。 • Mongo データベース サーバーのリストで、bootstrap.properties ファイルの mongodb.seedList 値に、バックスラッ シュ文字(\)が含まれていることを確認します。bootstrap.properties ファイルは、Tomcat-8\webapps
図 79. アクセス ポイント 3. Tomcat サービスのバージョンを確認します。Tomcat サービスのバージョンが 8 の場合は、Tomcat‐8 を手動で削除し、 Tomcat‐9 サービスをアクセス ポイントに追加する必要があります。これは、Wyse Management Suite 1.4 を WMS 2.0 にアッ プグレードすると、Tomcat‐8 サービスが Tomcat‐9 に置き換えられるためです。 4. Tomcat-8 サービスを右クリックし、[削除]をクリックします。 図 80. Tomcat サービスの削除 5. Tomcat-9 サービスをアクセス ポイントに追加します。 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 81. Tomcat-9 サービス 図 82. Tomcat 9 サービス 6. コマンドを使用して、高可用性のアクセス ポイントの FQDN アドレスを、高可用性セットアップの両方のノードの Memcached レジストリーにバインドします Registry Path: HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Memcached\ “ImagePath” = “C:\Program Files\DELL\WMS\memcached\memcached.exe" -d runservice -p -I 11211 WMS1314AP.AD132.COM -U 0” 80 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 83. Memcached データ Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
11 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.0 へのアップグレード 前提条件 Wyse Management Suite バージョン 2.0 にアップグレードする前に、次のタスクを実行していることを確認します。 • • アクセス ポイント内のリソース(tomcat、memcache、mqtt)のポリシーは、デフォルトでは「リソースが故障した場合は、現 在のノードで再起動を試行する」が推奨されていますが、フェールオーバーのシナリオでは製品のアップグレードが許可されない ため、「リソースが故障した場合は再起動しない」に設定します。 図 84. Tomcat サービス プロパティ MongoDB Replica Set を 3.4.1 から 4.2.1 にアップグレードします。Mongo DB アップグレードのパスは 3.4.1 > > 3.6 > > 4.0 > > 4.2.1 です。これは、RAPTOR 9.0 デバイスをサポートするために設定が変更されたことがため、WMS 2.
図 85. アップグレード 3. [Memcached を 127.0.0.1 にバインド]チェック ボックスを選択して、memcache をローカル サーバー(127.0.0.1)にバインド します。このチェック ボックスが選択されていない場合、memcache は FQDN にバインドされます。 図 86. Teradici EM SDK 4. 次へ をクリックします。 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.
図 87. アップグレード 5. Dell Wyse Management Suite-InstallShield Wizard ウィンドウで、[はい]をクリックします。 図 88. アップグレード インストールが完了するまでお待ちください。 図 89. アップグレード 84 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.
図 90. アップグレード 図 91. アップグレード 図 92. アップグレード Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.0 へのアップグレード後 リソースのアクセス ポイントのサービス ポリシー設定が、デフォルトの「リソースが故障した場合は、現在のノードで再起動を試行 する」に戻っていることを確認してください。 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.
図 93. アクセス ポイント 86 Wyse Management Suite バージョン 1.4/1.4.1 から Wyse Management Suite バージョン 2.
12 トラブルシューティング このタスクについて このセクションでは、クラスターのセットアップに関する Wyse Management Suite バージョン 1.x のトラブルシューティング情報に ついて説明します。 • 問題:サーバインストール関係の問題をチェックするために必要な Wyse Management Suite のログファイルの位置が不明です。 • 回避策:ログファイルは %temp% WMSInstall.log フォルダにあります。 問題:アプリケーション関係の問題をチェックするために必要な Tomcat サービスに関するログファイルの位置が不明です。 回避策:クラスター内のノード/サーバーのいずれかが機能せず、MySQL クラスターの一部になっていない場合は、以下の手順 を実行します。 • 1. クラスター ノードを再起動し、シェル プロンプトで var cluster = dba.rebootClusterFromCompleteOutage(); コマンドを実行します。 2. dba.
図 94. エラーメッセージ 回避策:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 5.7 ディレクトリにある my.conf ファイル中のサーバ ID エントリを変更 します。 図 95.