Dell Wyse Management Suite バージョン 3.x クイック スタート ガイド 2021 年 7 月 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 - 2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: はじめに..................................................................................................................................5 Wyse Management Suite の機能マトリックス...............................................................................................................5 章 2: Wyse Management Suite を開始する........................................................................................10 パブリック クラウドでの Wyse Management Suite へのログイン............................................................
付録 D: DHCP オプションタグの作成および設定................................................................................ 51 付録 E: DNS SRV レコードの作成および設定.....................................................................................57 付録 F: Thin Client に対する標準アプリケーションポリシーの作成および導入.......................................64 付録 G: Dell ハイブリッド クライアントの手動登録............................................................................ 65 付録 H: Windows Embedded Standard デバイスの手動登録....................................................
1 はじめに Wyse Management Suite は、Dell Hybrid Client 搭載のエンドポイントおよび Dell Thin Client を集中的に設定、監視、管理、最適化で きる次世代の管理ソリューションです。クラウドやオンプレミス導入、モバイル アプリケーションを使用する場所を問わない管理 オプション、BIOS 設定やポート ロックダウンなどの強化されたセキュリティなどの高度な機能のオプションも提供します。その 他の機能には、デバイス検出/登録、資産/インベントリー管理、構成管理、オペレーティング システム/アプリケーションの導入、 リアルタイムのコマンド、モニタリング、アラート、レポート、およびエンドポイントのトラブルシューティングが含まれます。 エディション Wyse Management Suite は、以下のエディションで利用できます。 ● Standard(無料) - Wyse Management Suite の Standard Edition は基本機能を提供し、プライベート クラウド導入環境で使用で きます。Standard Edition を使用する場合にライ
表 1.
表 2.
メモ: *アスタリスクは、Dell Hybrid Client の場合、Wyse Management Suite パブリック クラウド環境を使用しているときにオ ンプレミス リポジトリーが必要であることを示します。 次の表は、各サブスクリプションでサポートされている Wyse シン クライアントおよびゼロ クライアントの管理機能に関する情報 を提供します。 表 3.
表 3. Wyse シン クライアントおよびゼロ クライアントの管理機能マトリックス (続き) Wyse シン クライアントおよ びゼロ クライアントの管理機 能 Wyse Management Suite Standard Wyse Management Suite Pro のプライベート クラウド Wyse Management Suite Pro のクラウド エディション Wyse ThinOS 8.
2 Wyse Management Suite を開始する このセクションでは、全般的な機能に関する情報を提供し、管理者として取り組む上で役立つ情報と、Wyse Management Suite ソ フトウェアから Thin Client を管理する方法について説明します。 トピック: • • パブリック クラウドでの Wyse Management Suite へのログイン プライベート クラウドに Wyse Management Suite を導入するための前提条件 パブリック クラウドでの Wyse Management Suite への ログイン Wyse Management Suite コンソールにログインするには、お使いのシステムにサポートされている Web ブラウザーがインストール されている必要があります。Wyse Management Suite コンソールにログインするには、次の操作を行います。 1. Wyse Management Suite のパブリッククラウド(SaaS)エディションには、次のいずれかのリンクを使用してアクセスします。 ● 米国データ センター:us1.
プライベート クラウドに Wyse Management Suite を導 入するための前提条件 表 4.
メモ: Azure、Amazon Web Services、Google Cloud Platform などのクラウドでホストされているサーバーでは、Wyse Management Suite サーバーとリポジトリーのインストールはサポートされていません。 12 Wyse Management Suite を開始する
3 Wyse Management Suite のプライベート クラ ウドへのインストール 前提条件 プライベート クラウド上に Wyse Management Suite をセットアップするには、次の要件を満たす必要があります。 ● 必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを入手して設定します。Wyse Management Suite ソフトウェアは downloads.dell.
6. [通常] を [セットアップタイプ] として選択します。組み込みデータベースの新しい [データベース資格情報] を入力しま す。さらに新しい [管理者資格情報] を入力して、[次へ] をクリックします。 メモ: インストール後の Wyse Management Suite Web コンソールへのログイン時に管理者資格情報が必要です。 7. [設定] ページで、CIFS ユーザーの共有フォルダとアクセス権を設定します。利用できるオプションは次のとおりです。 ● 既存ユーザーを使用:このオプションを選択して、既存ユーザーの認証情報を検証します。 ● 新規ユーザーを作成:このオプションを選択し、認証情報を入力して新規ユーザーを作成します。 メモ: [セットアップタイプ] ページで Teradici EM SDK オプションが有効になっている場合は、 [設定] ページで Teradici サーバーのポートを設定することができます。 8.
図 2. ようこそページ 14. 使用するライセンスを選択します。 ● ライセンスタイプに [標準] を選択して [次へ] をクリックすると、Wyse Management Suite の標準インストールが実行 されます。 ● ライセンスタイプに [Pro] を選択した場合は、有効な Wyse Management Suite ライセンスをインポートする必要がありま す。Wyse Management Suite ライセンスをインポートするには、サーバーがインターネットに接続している場合は、ライセ ンスをインポートする要求された情報を入力します。Wyse Management Suite パブリック クラウド ポータルにログインす るか、ライセンス キー フィールドにキーを入力して、ライセンス キーを生成することもできます。 図 3.
図 4. ライセンス情報 Wyse Management Suite クラウド ポータルからライセンス キーをエクスポートするには、次の操作を行います。 a. 次のいずれかのリンクから、Wyse Management Suite クラウドポータルにログインします。 ● 米国データ センター:us1.wysmanagermentsuite.com/ccm-web ● EU データ センター:eu1.wysmanagermentsuite.com/ccm-web b.
図 5. ポータル管理 c. シン クライアントのシート数を入力します。 d. [エクスポート] をクリックします。 メモ: ライセンスをエクスポートするため、 [WMS 1.1]または[WMS 1.0]をドロップダウン リストで選択します。 ライセンスが正常にインポートされると、概要ページにライセンスの詳細を表示されます。 15.
図 6. E メール アラート メモ: Wyse Management Suite から E メール通知を受信するには、有効な SMTP サーバー情報を入力する必要があります。 16.
図 8. PKCS-12 17.[デバイス]ページで[登録の検証]を有効にすると、グループへのシン クライアントの手動/自動登録を管理者が制御できる ようになります。 図 9. 登録の検証 18.[保存]をクリックしてから[次へ]をクリックします。 19.
図 10. サインイン ページ 図 11.
Wyse Management Suite へのログイン 管理コンソールの機能エリア Thin Client の設定および管理 ポリシーグループの作成と設定のアップデート Thin Client の新規登録 • • • • • Wyse Management Suite へのログイン このタスクについて 管理コンソールにログインするには、次の操作を行います。 手順 1. Internet Explorer を使用している場合は、[[Internet Explorer セキュリティ強化]]と[[互換表示]]の設定を無効にします。 2. インターネットにアクセスしている任意のマシンの対応 Web ブラウザーで、https:///ccm-web ら Wyse Management Suite の Private Cloud Edition にアクセスします。たとえば、https://wmsserver.domain.com/ccm-web では、サーバーの完全修飾 ドメイン名は wmsserver.domain.com です。 3. ユーザー名とパスワードを入力します。 4.
Pro Edition では、管理者はグループ作成のためのルールを追加できます。サブネット、タイムゾーン、場所などのデバイス属 性により、既存のグループにデバイスを割り当てることもできます。 次の設定をすることもできます。 ● デフォルトポリシーグループで設定されたテナントアカウント内のすべてのデバイスに適用する設定項目またはポリシー項 目。これらの設定項目およびポリシー項目は、すべてのグループとサブグループが継承するグローバルなパラメータです。 ● 下位グループで設定された設定項目またはパラメータは、親または上位レベルのグループでの設定よりも優先されます。 ● [デバイスの詳細] ページから設定可能な特定デバイスに対する具体的なパラメータ。下位レベルグループ同様、これらのパラ メータは、上位レベルグループでの設定よりも優先されます。 管理者がポリシーを作成して公開すると、グループとすべてのサブグループの全デバイスに設定パラメータが導入されます。 いったん設定が公開されデバイスに導入されると、管理者による変更があるまで、設定が再度デバイスに送られることはありませ ん。登録された新しいデバイスは、登録された先の
b. ユーザー名と説明を入力します。 c. [有効] チェックボックスを選択します。 d. グループトークンを入力します。 e. [保存] をクリックします。 3. グループをアップデートまたは編集するには、次の操作を行います。 a. [ポリシーの編集] をクリックし、ポリシーを管理するオペレーティングシステムを選択します。 b. 変更するポリシーを選択して、設定を完了します。 c. [保存して公開] をクリックします。 メモ: ● Wyse Management Suite でサポートされる各種設定ポリシーの詳細については、 『Dell Wyse Management Suite 管理者ガ イド』(support.dell.
2. [WDA] タブをクリックします。 デフォルトでは、[WMS] が選択されています。 メモ: クライアントのブートアッププロセスの完了後、WDA サービスが自動的に実行されます。 図 12. 一元設定 3. [Wyse Management Suite の有効化] チェックボックスを選択して、Wyse Management Suite を有効化します。 4. 管理者が対象グループに対して設定した [グループ登録キー] を入力します。 5. [WMS の詳細設定の有効化] オプションを選択して、WMS サーバまたは MQTT サーバの詳細情報を入力します。 6.
INI ファイルを使用した ThinOS デバイスの登録 wnos.ini または xen.ini を使用して ThinOS を設定する場合は、.ini ファイルに詳細情報を公開して、デバイスに Wyse Management Suite サーバへのチェックインを知らせることができます。 例: ● ThinOS 8.5 の例: WDAService=yes \ Priority=WMS WMSEnable=yes \ Server=<サーバ URL> \ CAValidation=no \ Override=yes ● ThinOS 8.4 の例: WDAService=yes \ Priority=CCM CCMEnable=yes \ CCMServer=<サーバ URL> \ GroupPrefix=<プレフィックス> \ GroupKey=<キー> \ MQTTServer=<サーバ URL> \ Override=yes \ CAValidation=no 詳細については、最新の『Dell Wyse ThinOS INI ガイド』(support.dell.
表 5. DHCP オプションタグの使用によるデバイスの登録 (続き) オプションタグ 名前 - MQTT データタイプ - 文字列 コード - 166 説明 - MQTT サーバー 説明 このタグは、デバイスを Wyse Management Suite のプッシュ通知サーバー (PNS)にポイントします。プライベート クラウドのインストールについては、 デバイスは Wyse Management Suite サーバー上の MQTT サービスに向けられま す。例:wmsservername.domain.com:1883。 デバイスを Wyse Management Suite のパブリック クラウドで登録するには、デバ イスがパブリック クラウドで PNS(MQTT)サーバーをポイントする必要があり ます。たとえば、次のとおりです。 US1:us1-pns.wysemanagementsuite.com EU1:eu1-pns.wysemanagementsuite.
表 6. DNS SRV レコードの使用によるデバイスの設定 URL/ タグ 説明 レコード名 - _WMS_MGMT このレコードは、Wyse Management Suite サーバーの URL をポ イントします。たとえば、wmsserver.acme.com:443 です。 ここで、wmsserver.acme.com は、Wyse Management Suite がイ ンストールされているサーバーの完全修飾ドメイン名です。パ ブリック クラウドで Wyse Management Suite にデバイスを登 録するリンクについては、「プライベート クラウドで Wyse Management Suite を開始する」を参照してください。 レコード FQDN - _WMS_MGMT._tcp.<ドメイン名> レコードタイプ - SRV メモ: サーバーの URL で https:// を使用しないでください。 使用すると、Thin Client が Wyse Management Suite の下に登 録されません。ThinOS 9.
表 6.
4 シンクライアントへのアプリケーションの導入 標準アプリケーションポリシーを使用すると、単一のアプリケーションパッケージをインストールできます。各アプリケーション をインストールする前と後の再起動が必要です。詳細アプリケーションポリシーを使用すると、2 回の再起動のみで複数のアプリ ケーションパッケージをインストールできます。詳細アプリケーションポリシーは、特定のアプリケーションをインストールする のに必要なインストール前およびインストール後のスクリプトの実行もサポートします。詳細については、付録 B を参照してくだ さい。 トピック: ThinOS ファームウェアイメージのインベントリのアップロードおよび導入 Thin Client に対する標準アプリケーションポリシーの作成および導入 • • ThinOS ファームウェアイメージのインベントリのアップ ロードおよび導入 ThinOS イメージインベントリにファイルを追加するには、次の操作を行います 手順 1. [アプリ & データ] タブで、[OS イメージリポジトリ] の [ThinOS] をクリックします。 2.
タイムアウト では、クライアントにメッセージが表示され、インストール開始前に作業を保存する時間を提供します。メッ セージダイアログをクライアントに表示する時間(分)を指定します。 c. このポリシーを Wyse Management Suite に登録されているデバイスに自動的に適用する場合は、 [ポリシーを自動的に適用] ドロップダウンリストから [新規デバイスにポリシーを適用] を選択します。 メモ: ● 定義済みのグループまたはグループに直接登録済みのディレクトリにデバイスを移動すると、アプリポリシーが適用さ れます。 ● [チェックイン時にポリシーをデバイスに適用] を選択した場合、ポリシーは、Wyse Management Suite server へのチ ェックイン時に自動的にデバイスに適用されます。 6.
5 Wyse Management Suite バージョン 2.x から 3.x へのアップグレード 前提条件 ● Wyse Management Suite をインストールするドライブに十分な容量があり、ローカル リポジトリーが構成されていることを確 認します。 ● Wyse Management Suite のセットアップ時にウイルス対策ツールまたはその他の監視ツールをインストールまたは設定した場 合は、アップグレードが完了するまでそのツールを一時的に無効にすることをお勧めします。Wyse Management Suite インスト ール ディレクトリー、一時ディレクトリー、およびローカル リポジトリー ディレクトリーに適切な除外の設定を追加すること もできます。 手順 1. Wyse Management Suite 3.x インストーラー パッケージをダブルクリックします。 2. [ようこそ] 画面で、[次へ] をクリックします。 EULA の詳細が表示されます。 メモ: この画面は、Wyse Management Suite を 3.0 から 3.x にアップグレードすると表示されます。 3.
6 Wyse Management Suite バージョン 3.x から 3.2 へのアップグレード 前提条件 ● Wyse Management Suite をインストールするドライブに十分な容量があり、ローカル リポジトリーが構成されていることを確 認します。 ● Wyse Management Suite のセットアップ時にウイルス対策ツールまたはその他の監視ツールをインストールまたは設定した場 合は、アップグレードが完了するまでそのツールを一時的に無効にすることをお勧めします。Wyse Management Suite インスト ール ディレクトリー、一時ディレクトリー、およびローカル リポジトリー ディレクトリーに適切な除外の設定を追加すること もできます。 手順 1. Wyse Management Suite 3.2 インストーラー パッケージをダブルクリックします。 2. [ようこそ] 画面で、[次へ] をクリックします。 EULA の詳細が表示されます。 メモ: この画面は、Wyse Management Suite を 3.0 から 3.x にアップグレードすると表示されます。 3.
図 13. ポートの選択 8. [次へ]をクリックします。 9. [起動]をクリックして、Wyse Management Suite の Web コンソールを開きます。 Wyse Management Suite バージョン 3.x から 3.
7 Wyse Management Suite バージョン 3.x から 3.3 へのアップグレード 前提条件 ● Wyse Management Suite をインストールするドライブに十分な容量があり、ローカル リポジトリーが構成されていることを確 認します。 ● Wyse Management Suite のセットアップ時にウイルス対策ツールまたはその他の監視ツールをインストールまたは設定した場 合は、アップグレードが完了するまでそのツールを一時的に無効にすることをお勧めします。Wyse Management Suite インスト ール ディレクトリー、一時ディレクトリー、およびローカル リポジトリー ディレクトリーに適切な除外の設定を追加すること もできます。 手順 1. Wyse Management Suite 3.2 インストーラー パッケージをダブルクリックします。 2. [ようこそ] 画面で、[次へ] をクリックします。 EULA の詳細が表示されます。 メモ: この画面は、Wyse Management Suite を 3.0 から 3.x にアップグレードすると表示されます。 3.
8 Wyse Management Suite のアンインストール Wyse Management Suite リポジトリをアンインストールするには、次の操作を行います。 1. [WMS] アイコンをダブルクリックします。 アンインストーラウィザードが開始し、[Wyse Management Suite アンインストーラ] 画面が表示されます。 2.
9 Wyse Management Suite のトラブルシューテ ィング このセクションでは、Wyse Management Suite のトラブルシューティングについて説明します。 Wyse Management Suite の ウェブコンソールへのアクセス に関する問題 ● 問題:Wyse Management Suite コンソールに接続しようとすると、認証 GUI が表示されずに、HTTP ステータス 404 ページが表 示されます。 対策:次の順序でサービスを停止して開始します。 1. Dell WMS: MariaDB 2. Dell WMS: memcached 3. Dell WMS: MongoDB 4. Dell WMS: MQTT ブローカー サービス 5.
○ ポート 443 および 1883 が開いていることを確認します。 ○ インターネット接続を確認し、ブラウザから Wyse Management ウェブアプリケーションにアクセスできることを確認しま す。 ○ 自動検出が有効になっている場合は、DHCP または DNS SRV レコードが正しく設定されていることを確認します。また、 サーバ URL とグループトークンも確認します ○ デバイスを手動で登録できるかどうか確認します。 ○ 自己署名証明書またはよく知られている証明書を使用していることを確認します。 メモ: デフォルトでは、Wyse Management Suite は自己署名証明書をインストールします。Wyse Management Suite サー バと通信するデバイスの CA 検証は、無効になっている必要があります。 デバイスへのコマンド送信中のエラー 問題:パッケージのアップデートやデバイスの再起動などのコマンドを送信できません。 対策: ● Wyse Management Suite サーバーで、Dell WMS: MQTT ブローカー サービスが実行されていることを確認します。 ● ポ
10 Wyse Device Agent Wyse Device Agent(WDA)は、すべてのシン クライアント管理ソリューション向けの統合エージェントです。WDA をインストー ルすると、Wyse Management Suite を使用してシン クライアントを管理できます。 Wyse Device Agent では、次の 3 種類のカスタマー セキュリティ環境がサポートされています。 ● 非常に安全な環境 - 新しいデバイス検出の際に不正な DHCP または DNS サーバーに対するリスクを軽減するために、管理者は 各デバイスに個別にログインし、Wyse Management Suite サーバー URL を設定する必要があります。CA 署名証明書または自己 署名証明書のいずれかを使用できます。ただし、デルでは CA 署名付き証明書を使用することをお勧めします。自己署名証明書 付き Wyse Management Suite プライベート クラウド ソリューションでは、証明書はすべてのデバイスに手動で設定する必要が あります。また、証明書をエージェント設定フォルダーにコピーして、証明書を保持し、デバイ
11 追加リソース 次の項目については、それぞれのリンクからビデオ チュートリアルを参照できます。 ● Wyse Management Suite のインストール:「Wyse Management Suite のインストール」 ● DHCP オプション タグ付き Wyse Management Suite On-Premise を使用した ThinOS クライアントの自動設定:「Wyse Management Suite を使用して ThinOS デバイスを設定する」 追加リソース 39
A リモートデータベース リモートまたはクラウドデータベース(DB)とは、ハイブリッドクラウド、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどの仮 想環境のために構築されデータベースです。Wyse Management Suite では、Mongo データベース(MongoDB)または Maria データ ベース(MariaDB)のいずれか、もしくは両方を必要に応じて設定できます。 トピック: • • Mongo データベースの設定 Maria データベースの設定 Mongo データベースの設定 前提条件 Mongo データベース(MongoDB)は、Transmission Control Protocol(TCP)ポート番号 27017 で動作します。 メモ: 該当する場合は、任意の太字の値に使用環境の変数を指定します。 手順 1. MongoDB バージョン 4.2.12 をインストールします。 2. MongoDB ファイルをローカル システムの C:\Mongo にコピーします。 3. 存在しない場合は、次のディレクトリを作成します。 ● C:\data ● C:\data\db ● C:\d
user:"wmsuser", pwd:"PASSWORD", roles:[{role:"userAdminAnyDatabase",db:"admin"}, {role:"dbAdminAnyDatabase",db:"admin"}, {role:"readWriteAnyDatabase",db:"admin"}, {role:"dbOwner",db:"stratus"}] } ) 12. stratus データベースに切り替えるには、次のコマンドを実行します。 use stratus; 13. MongoDB サービスを停止するには、次のコマンドを実行します。 net stop mongoDB 14. 認証権限を admin DB に追加します。次のように、mongod.cfg ファイルを変更します。 systemLog: destination:file path:c:\data\log\mongod.log storage: dbPath:c:\data\db security: authorization:enabled 15.
次の手順 メモ: MariaDB 用のカスタム ポートを設定するには、2 番目の手順で C:\Program Files\MariaDB 10.2\bin>mysql.
B カスタムインストール カスタムインストールでは、Wyse Management Suite を設定するデータベースを選択できます。Wyse Management Suite に関する 基本的な技術作業知識が必要です。デルは、上級ユーザーにのみ、カスタムインストールを推奨します。 1. [セットアップタイプ] で [カスタム] を選択して、[次へ] をクリックします。 図 14. セットアップ タイプ [Mongo データベースサーバ] ページが表示されます。 2.
図 15. Embedded Mongo データベースサーバ ● [External MongoDB] を選択した場合は、ユーザー名、パスワード、データベースサーバの詳細情報、ポートの詳細情報を 入力して、[次へ] をクリックします。 メモ: ポート フィールドにはデフォルトのポートが入力されますが、この値は変更できます。 図 16.
[MariaDB データベースサーバ] ページが表示されます。 3. MariaDB データベースサーバとして、[Embedded MariaDB] または [External MariaDB] のいずれかを選択します。 ● [Embedded MariaDB] を選択した場合は、ユーザー名とパスワードを入力して、[次へ] をクリックします。 図 17.
図 18. External MariaDB 4. [ポート] ページが表示され、次のデータベースのポートをカスタマイズできます。 ● Apache Tomcat ● MySQL データベース ● Mongo データベース ● MQTT v3.
図 19.
C Wyse Management Suite ファイル リポジトリ ーへのアクセス ファイルリポジトリは、ファイルが保存されて整理されている場所です。Wyse Management Suite には次の 2 つのリポジトリタイ プがあります。 ● ローカルリポジトリ - Wyse Management Suite のプライベート クラウドのインストール中、Wyse Management Suite インストー ラにローカル リポジトリのパスを指定します。インストール後、 [ポータル管理] > [ファイルリポジトリ] の順に移動して、 ローカルリポジトリを選択します。リポジトリの設定を表示および編集するには、編集 オプションをクリックします。 ● Wyse Management Suite リポジトリー - Wyse Management Suite のパブリック クラウドにログインし、[[ポータル管理]] > [[ファイル リポジトリー]]の順に移動して、Wyse Management Suite リポジトリーのインストーラーをダウンロードします。 インストール後、必要な情報を指定して、Wyse Manag
図 20. Wyse Management Suite リポジトリー インストーラー メモ: Windows Embedded Device の WDA のバージョンが 14.4.0.153_Unified よりも前で、なおかつ Merlin Imaging エージェント を使用している場合、TLSv1.1 以降を選択しないでください。インポート ツールを使用して Wyse Device Manager から Wyse Management Suite に移行する場合、TLSv1.1 以降を選択しないでください。 Wyse Management Suite リポジトリを使用するには、次の手順を実行します。 1. パブリック クラウドのコンソールから Wyse Management Suite リポジトリーをダウンロードします。 2. インストールプロセスの後、アプリケーションを起動します。 3.
13. 所定のボックスにメモを追加します。 14.
D DHCP オプションタグの作成および設定 このタスクについて メモ: お客様のセキュリティ環境については、「Wyse Device Agent」を参照してください。 DHCP オプションタグを作成するには、次の手順を実行します。 手順 1. サーバマネージャ を開きます。 2. [ツール] に移動して、[DHCP オプション] をクリックします。 3. [[FQDN]] > [[IPv4]]の順に移動して、[[IPv4]]を右クリックします。 図 21. DHCP 4. [既定のオプションの設定] をクリックします。 [既定のオプションと値] ウィンドウが表示されます。 5.
図 22. 既定のオプションと値 6. [追加] をクリックします。 [オプションタイプ] ウィンドウが表示されます。 図 23. オプションのタイプ 例 オプションは、DHCP サーバのサーバオプション、または DHCP スコープのスコープオプションのいずれかに追加する必要があり ます。 DHCP オプションタグの設定 ● 165 Wyse Management Suite サーバ URL オプションタグを作成するには、次の手順を実行します。 1. 次の値を入力し、[OK] をクリックします。 ○ 名前 - WMS ○ データタイプ - 文字列 ○ コード - 165 ○ 説明 - WMS_Server 2.
文字列 - WMS FQDN 例:WMSServerName.YourDomain.Com:443 図 24. 165 Wyse Management Suite サーバ URL オプションタグ ● 166 MQTT サーバ URL オプションタグを作成するには、次の手順を実行します。 1. 次の値を入力し、[OK] をクリックします。 ○ 名前 - MQTT ○ データタイプ - 文字列 ○ コード - 166 ○ 説明 - MQTT サーバ 2. 次の値を入力し、[OK] をクリックします。 文字列 - MQTT FQDN 例:WMSServerName.YourDomain.
図 25. 166 Wyse Management Suite サーバ URL オプションタグ ● 167 Wyse Management Suite CA 検証サーバ URL オプションタグを作成するには、次の手順を実行します。 1. 次の値を入力し、[OK] をクリックします。 ○ 名前 - CA 検証 ○ データタイプ - 文字列 ○ コード - 167 ○ 説明 - CA 検証 2.
図 26. 167 Wyse Management Suite サーバ URL オプションタグ ● 199 Wyse Management Suite CA グループトークンサーバ URL オプションタグを作成するには、次の手順を実行します。 1. 次の値を入力し、[OK] をクリックします。 ○ 名前 - グループトークン ○ データタイプ - 文字列 ○ コード - 199 ○ 説明 - グループトークン 2.
図 27.
E DNS SRV レコードの作成および設定 このタスクについて メモ: お客様のセキュリティ環境については、「Wyse Device Agent」を参照してください。 DNS SRV レコードを作成するには、次の手順を実行します。 手順 1. サーバマネージャ を開きます。 2. [ツール] に移動して、[DNS オプション] をクリックします。 3. [DNSDNS サーバホスト名前方参照ゾーンドメイン_tcp] の順に移動し、[_tcp option] を右クリックします。 図 28. DNS マネージャ 4. [その他の新しいレコード] をクリックします。 [リソースレコードの種類] ウィンドウが表示されます。 5.
図 29. リソースレコードの種類 a.
図 30. _WMS_MGMT サービス b.
図 31. _WMS_MQTT サービス 6. [DNSDNS サーバホスト名前方参照ゾーンドメイン] の順に移動し、ドメインを右クリックします。 7. [その他の新しいレコード] をクリックします。 8.
図 32. リソースレコードの種類 a.
図 33. _WMS_GROUPTOKEN レコード名 b.
図 34.
F Thin Client に対する標準アプリケーションポリ シーの作成および導入 このタスクについて Thin Client に標準アプリケーションポリシーを導入するには、次の操作を行います。 手順 1. ローカルリポジトリで thinClientApps に移動して、アプリケーションをフォルダにコピーします。 2. [[アプリ&データ]]タブから、 [[アプリ インベントリー]]の[[Thin Client]]を選択して、アプリケーションが登録されてい ることを確認します。 メモ: 最近追加したプログラムがアプリインベントリのインターフェイスに表示されるまで約 2 分かかります。 3. [アプリポリシー] で、[Thin Client] をクリックします。 4. ポリシーの追加 をクリックします。 5.
G Dell ハイブリッド クライアントの手動登録 前提条件 デバイスを登録する前に、お使いのデバイスに Wyse Management Suite サーバーへのネットワーク接続があることを確認してくだ さい。 メモ: デバイスの登録または登録解除は、ゲスト ユーザー アカウントからのみ行うことができます。 手順 1. ハイブリッド クライアントにゲスト ユーザーとしてログインします。 2. 最上部のバーで、[Dell クライアント エージェント] アイコンをクリックします。 図 35. DCA アイコン 3. [[Dell クライアント エージェント]]をクリックします。 [[Dell クライアント エージェント]]ダイアログ ボックスが表示されます。 4. [[登録]]をクリックします。 デフォルト ステータスは、[[検出進行中]]と表示されます。 5. 手動で登録するには、[[キャンセル]]ボタンをクリックします。 6. [[WMS サーバー]]フィールドに、Wyse Management Suite サーバーの URL を入力します。 7.
図 36.
H Windows Embedded Standard デバイスの手動 登録 タスクバーの [WDA UI] アイコンを起動すると、Windows Embedded Standard デバイスを手動で登録できます。 1. 管理サーバとして、[Wyse Management Suite-WMS] を選択します。 2. 適切なテナントとグループ名を入力します。このフィールドを空白のままにすると、デバイスは管理対象外グループに登録さ れます。(オプション) 3. [登録] をクリックします。 図 37.
I ThinOS 8.x デバイスの手動登録 手順 1. Thin Client のデスクトップのメニューから、[[システム セットアップ]] > [[一元設定]]の順に移動します。 [一元設定] ウィンドウが表示されます。 2. 管理者が対象グループに対して設定した[グループ登録キー]を入力します。 3. [[WMS の詳細設定の有効化]]チェック ボックスを選択します。 4. [[WMS サーバー] ]フィールドに、Wyse Management Server の URL を入力します。 5.
J ThinOS 9.x デバイスの手動登録 手順 1. Thin Client のデスクトップのメニューから、[[システム セットアップ]] > [[一元設定]]の順に移動します。 [一元設定] ウィンドウが表示されます。 2. 管理者が対象グループに対して設定した[グループ登録キー]を入力します。 3. [[WMS の詳細設定の有効化]]チェック ボックスを選択します。 4. [[WMS サーバー] ]フィールドに、Wyse Management Server の URL を入力します。 5.
K Linux デバイスの手動登録 [WDA UI] アイコン([システム設定])を起動すると、Linux デバイスを手動で登録できます。 1. [WMS サーバ] の詳細を入力します。 2. 適切なテナントとグループ名を入力します。このフィールドを空白のままにすると、デバイスは管理対象外グループに登録さ れます。(オプション) 3. [登録] をクリックします。 デバイスが、Wyse Management Suite コンソールに登録されました。 図 38.
L 用語と定義 次の表は、この文書で使用される用語とその定義の一覧です。 表 7.