Dell Wyse Management Suite バージョン 1.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2019 Dell Inc. その関連会社。不許複製・禁無断転載.Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所 有者の商標である場合があります。 2019 - 05 Rev.
目次 1 はじめに...........................................................................................................................................................4 2 ハードウェア要件..............................................................................................................................................5 3 Wyse Management Suite の導入アーキテクチャ................................................................................................6 4 導入の詳細.....................................................
1 はじめに Wyse Management Suite は、Dell Wyse シンクライアントを一元的に設定、監視、管理、最適化するための次世代管理ソリューションです。この新し いスイートでは、機能性とパフォーマンスに優れた使いやすい Thin Client を容易に導入し、管理することができます。また、クラウド / オンプレミスでの導 入、モバイルアプリケーションによるリモート管理、BIOS 設定やポートロックダウンなど、高度な機能オプションも提供されています。その他の機能には、デ バイス検出 / 登録、資産 / インベントリ管理、設定管理、オペレーティングシステム / アプリケーションの展開、リアルタイムのコマンド、エンドポイントの監 視 / アラート / レポート / トラブルシューティングなどがあります。 本書では、最大 12 万台のデバイスを管理するために、プライベートクラウド上の 1 台の仮想マシンまたはサーバに Wyse Management Suite を導入す る戦略について説明します。 4 はじめに
2 ハードウェア要件 次の表に、ハードウェアの要件を示します。 表 1.
3 Wyse Management Suite の導入アーキテクチャ 作業スペースに導入する Wyse Management Suite のインストーラコンポーネントは、次のとおりです。 • WMS ウェブアプリケーション - Wyse Management Suite をホストするアプリケーションサーバ。 • Memcached - パフォーマンスと拡張性のためにデータのキャッシュに使用されます。 • MQTT - シンクライアントに通知をプッシュするために使用されます。 • MongoDB – パフォーマンスと拡張性のための No-SQL データベース。 • MariaDB - 構造化されたデータと正規化のためのリレーショナル データベース。 • EMSDK - Teradici デバイスを管理する SDK。 図 1.
4 導入の詳細 本章では、Wyse Management Suite の導入アーキテクチャの詳細について説明します。 Wyse Management Suite は、最大 12 万台の接続デバイスをサポートします。 1 台のサーバに導入すると保守も簡単に行えますが、複数台のサーバに Wyse Management Suite を導入する場合もあります。 1 台のサーバに導入して 5 万台の Thin Client デバイスをサ ポートする 1 台のサーバで 5 万台のデバイスに対応する場合の最小ハードウェア要件は次のとおりです。 表 2. ハードウェアの仕様 アプリケーション ハードウェアの仕様 Wyse Management Suite • • 4 CPU 16 GB RAM • 120 GB HDD 1 台のサーバに導入して 12 万台の Thin Client デバイスを サポートする 1 台のサーバで 12 万台のデバイスに対応する場合の最小ハードウェア要件は、次のとおりです。 表 3.
図 2. Wyse Management Suite を 1 台のサーバに導入 Teradici デバイスをサポートするための導入の詳細 Teradici デバイスをサポートするには、Wyse Management Suite に加えて EMSDK ソフトウェアコンポーネントをインストールする必要があります。 EMSDK コンポーネントは WMS.
図 3.
図 4.
図 5.
図 6.
5 カスタムのポート設定 Wyse Management Suite では、インストール済みアプリケーションのデフォルトポートとして次のポートが使用されます。 • Apache Tomcat: 443 • MariaDB データベース: 3306 • Mongo データベース: 27017 • MQTT Broker: 1883 • Memcached: 11211 • EMSDK:5172、49159 - Teradici デバイスの管理にのみ必要なオプション 上記の 1 つまたは複数のサービスには、デフォルトのポートを使用することをお勧めします。ポートの競合があり、デフォルトポートを使用できない場合は、 Wyse Management Suite では、インストール中にデフォルト ポートを変更することができます。 上記のサービスの 1 つまたは複数に対してデフォルト以外のポートを使用するには、Wyse Management Suite のインストール中にカスタムインストール オプションを使用します。次の画面に表示されるオプションを使用すると、MongoDB と MariaDB のロ
MQTT ポートの変更 1 Tomcat および MQTT サービスを停止します。 2 MQTT ブローカー サービスの設定を行うには、次の手順を実行します。 a b テキスト エディターで、\wmsmqtt\mqtt.conf ファイルを編集します。 次のエントリに注意してください。 # Port to use for the default listener #port 1883 c d e port 1883 エントリのコメントを外し、ポート番号を優先ポートに変更します。たとえば、port 2883 とします。 ファイルを保存し、MQTT ブローカー サービスを開始します。 次のエントリーをチェックして、MQTT ブローカー サービスが新しいポートで実行されていることを確認します。 ps> get-nettcpconnection –LocalPort 2883 3 Tomcat を設定するには、次の手順を実行します。 a b コマンド プロンプト セッションを開き、cd C:\Program Files\DELL\WMS\MongoDB\bin に移動します。
MongoDB データベースポートの変更 1 Tomcat および MongoDB サービスを停止します。 2 MongoDB ポートエントリを設定するには、次の手順を実行します。 a b c 3 テキスト エディターで、\MongoDB\mongod.cfg ファイルを編集します。 ファイル内のプロパティを優先ポート番号に変更します。たとえば、port=27027 とします。 ファイルを保存し、MongoDB サービスを開始します。新しいポートで実行されていることを確認します。 Tomcat を設定するには、次の手順を実行します。 a b c テキストエディタで、\Tomcat-8\webapps\ccm-web\WEB-INF\classes\bootstrap.properties ファイルを編集します。 ファイル内のプロパティを優先ポート番号に変更します。たとえば、mongodb.seedList=localhost\:27027 とします。 ファイルを保存し、Tomcat サービスを開始します。目的のポートでサービスが実行されていることを
図 7.
図 8. パブリッククラウドでの登録 6 次の詳細情報を入力して、登録 をクリックします。 a Wyse Management Suite サーバの URL メモ: Wyse Management Suite v1.
図 9. 登録に成功しました 8 Wyse Management Suite ポータルの次の画面で、リモートリポジトリの登録成功を確認します。 図 10. ポータルでの登録に成功しました 9 WMS_Repo.
図 11.
図 12. SSL 証明書の有効化 11 Wyse Management Suite が自己署名証明書またはプライベートドメイン証明書で有効になっている場合は、Wyse Management Suite リポジト リサーバに証明書をアップロードして、Wyse Management Suite CA の資格情報を検証できます。 図 13. トラストストアの証明書 12 登録時に入力した C:\wmsrepo に移動し、すべてのリポジトリファイルが保存され、管理されているフォルダを表示することができます。 20 カスタムのポート設定
図 14.
6 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.4 へ のアップグレード Wyse Management Suite をバージョン 1.3 から 1.4 にアップグレードするには、次の手順を実行します。 1 Wyse Management Suite 1.4 インストーラー パッケージをダブルクリックします。 2 ようこそ 画面のライセンス契約を読み、次へ をクリックします。 図 15. ようこそ画面 3 [アップグレード]ページで、[次へ]をクリックします。 22 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
メモ: • 以前の Wyse Management Suite のインストール中に EM SDK がサーバーにインストールされた場合、Teradici EM SDK コンポーネ ントが自動的にアップデートされます。 • 前回のインストール時にデバイスに EM SDK がインストールされていない場合は、[Teradici EM SDK]チェックボックスをオンにして、 Teradici EM SDK コンポーネントをインストールして設定します。 • Wyse Management Suite インストーラーを使用して、Teradici EM SDK をインストールおよびアップデートすることもできます。 メモ: 詳細については、dell.com/support/manuals にある『Dell Wyse Management Suite 1.4 クイック スタート ガイド』を参照し てください。 図 16. アップグレード Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 17. アップグレード 4 [起動]をクリックして、Wyse Management Suite の Web コンソールを開きます。 24 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
図 18. 起動 Wyse Management Suite バージョン 1.3 から 1.
7 メンテナンス 本章では、データベースのバックアップを作成する方法について説明します。 データベースのバックアップ データベースのバックアップを作成する前に、Tomcat サービスを停止します。Tomcat サービスは Dell WMS: Tomcat Service として識別されており、ロー カルサービスから停止する必要があります。 MongoDB のコンテンツをダンプするには、次のコマンドを実行します。 mongodump --host -u stratus –p --authenticationDatabase admin --db stratus --out ". \wmsmongodump" MarioDB のコンテンツをダンプするには、次のコマンドを実行します。 mysqldump --routine –h -ustratus –p stratus > ".\wmsdump.