Dell Wyse Management Suite バージョン 2.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2020 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標 は、それぞれの所有者の商標である場合があります。 March 2020 Rev.
目次 1 はじめに.......................................................................................................................................5 Wyse Device Manager から Wyse Management Suite への移行.................................................................................. 5 2 移行の前提条件............................................................................................................................. 7 Wyse Management Suite のライセンス要件.................................................................
6 移行後の処理.............................................................................................................................. 25 7 Wyse Management Suite インポートツールのアンインストール........................................................ 26 8 トラブルシューティング............................................................................................................... 27 データのインポートの失敗.....................................................................................................................................
1 はじめに このガイドでは、Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite への移行について説明します。このガイドの対象読 者は、管理者権限のあるエンタープライズカスタマーです。各種 Thin Client オペレーティングシステム、Wyse Device Manager、ク ラウドインフラストラクチャ、ネットワークテクノロジ、ファイルシステムパーミッション、ユーザー認証テクノロジに関する知識 が必要です。 WDM バージョン 5.7.2 から Wyse Management Suite バージョン 2.
• • • • • RSP パッケージのインポートステータスを表示します。「RSP パッケージのインポートステータスの表示」を参照してくださ い。 Windows ベース WCM リソースのインポートステータスを表示します。「Windows ベース WCM リソースのインポートステー タスの表示」を参照してください。 Teradici ベース WCM リソースのインポートステータスを表示します。「Teradici ベース WCM リソースのインポートステータ スの表示」を参照してください。 ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポートステータスを表示します。「ビューおよび Windows ベースプロファ イルのインポートステータスの表示」を参照してください。 ビューおよび Teradici ベース構成のインポートステータスを表示します。「ビューおよび Teradici ベース構成のインポートステ ータスの表示」を参照してください。 8.
2 移行の前提条件 Wyse Device Manager(WDM)および Wyse Management Suite(WMS)から移行するための次の要件を満たしていることを確認し てください。 • Wyse Device Manager(WDM) • Wyse Management Suite への移行は、WDM バージョン 5.7.2 以降でサポートされています。それよりも前のバージョンの WDM を使用している場合は、WDM をバージョン 5.7.2 にアップグレードしてください。 • WDM Enterprise Edition をネットワークにインストールする必要があります。 • WDM に進行状態のスケジュールされたジョブまたはタスクがある場合は実行できません。 Wyse Management Suite(WMS) • • • • • • • Wyse Management Suite バージョン 2.
2. 実行中の EM SDK サービスをすべて停止します。 3. Wyse Management Suite 2.x インストーラーを使用して、EM SDK パッケージを最新バージョンにアップグレードします。 4. Wyse Management Suite のインストールに進みます。EM SDK コンポーネントは選択市内でください。 移行のサポート環境 表 1. Wyse Device Manager オペレーティングシステム データベース Wyse Device Manager • • • • Wyse Device Manager バージョン 5.7.
シンクライアントで利用可 Wyse Device Manager 能なデータ (WDM) デフォルトパッケージ Wyse Management Suite パッケージはエージェン 移行されない。 トのアップグレード用 にマーク付けされてお り、エージェントのアッ プグレードを起動。 追加情報 Wyse Management Suite には、デ フォルトのエージェントアップ デートパッケージが入っている。 Windows Embedded Profile Manager を通じ プロファイルは設定ポリシーに移動。 Standard 7、Windows てプッシュされた デバ Embedded Standard 7P、 イス構成プロファイル。 Windows Embedded 8 Standard、Windows 10 IoT Enterprise のプロファイル。 vWorkspace のリモート接続は移 行できない。 Windows Embedded 壁紙および Windows ワ リソースはローカルリポジトリのデー Standard 7、Windows イヤレスプロファイル。 タフォルダに移動
デバイスのオペレーティングシステム Wyse Device Manager(WDM) でサポート Wyse Management Suite でサポート WDM から Wyse Management Suite への移 行 • • • はい はい はい ThinLinux はい はい はい Teradici 4.x はい いいえ いいえ Teradici 5.
3 Wyse Management Suite インポートツールの使 用方法 Wyse Management Suite インポートツールを使用すると、WDM から Wyse Management Suite にデータをインポートすることができ ます。 トピック: • • • • • 主な機能 Wyse Management Suite インポートツールをインストールするための前提条件 Wyse Management Suite インポートツールの制限事項 Wyse Management Suite インポートツールのインストール Wyse Management Suite インポートツールの使用開始 主な機能 Wyse Management Suite インポートツールの主な機能は次のとおりです。 • • • • • • • • • • Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にデータをインポートするためのユーザーインタフェース。 WDM から最大 50,000 台のデバイスをインポートする機能。 WDM から最大 100 GB のパッケージ
• • • • • XML 形式の Windows ベースワイヤレスプロファイルのみが、WCM からインポートできます。 スケジュール済みのジョブは、Wyse Device Manager(WDM)からインポートできません。 ライセンスを検証する場合、インポートツールは Wyse Management Suite のサポート対象外デバイスをフィルタしません。ツー ルは、Wyse Management Suite のライセンスサブスクリプションの総数と WDM からインポートするデバイスに基づいてライセ ンスを確認します。 Default Device Configuration(DDC)を使用して Teradici 5.
たとえば、https://10.0.0.444:567 の 567 はカスタムポート番号です。 6. 管理者のユーザー名とパスワードを各フィールドに入力して、Wyse Management Suite サーバにアクセスします。 7. Connect(接続) をクリックします。 Wyse Device Manager インポートタスク 画面が表示されます。 メモ: 誤った認証情報を入力した場合やライセンス要件を満たしていない場合には、エラーメッセージが表示されます。 メモ: • インポートツールが WDM サーバ、データベース、リポジトリのいずれにも接続できない場合は、エラーメッセージが表 示されます。 • インポートツールが Wyse Management Suite サーバに接続できない場合には、エラーメッセージが表示されます。 インポートツールは、ログイン画面で入力された情報を、パスワードを除いて C:\\ProgramData\WMS-Import \WMSMigrationInfo.json に保存します。エラーログは、C:\\ProgramData\WMS-Import フォルダに保存されま
4 データのインベントリのインポート データのインポートは、Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にデータのインベントリをインポートするプロ セスです。 WDM インポートタスク 画面から、各タスクを個別に実行できます。ただし、ビューおよび Windows のプロファイルのインポート 前に、WDM から Windows ベース WCM リソースをインポートする必要があります。ビューおよび Teradici 構成をインポートするに は、最初に WDM から Teradici ベース WCM リソースをインポートする必要があります。 各グループとそのサブグループに対して、次の動作が行われます。 • • Wyse Management Suite は、グループトークンが有効なグループを作成します。グループトークンとグループ説明は自動的に生成 されます。 ビューおよび Windows ベースプロファイル /Teradici ベースの構成のインポートに可能なトランザクションは 1 つだけです。グ ループ、デバイス、プロファイルのインポート後にデータを再度イン
パッケージのインポートステータスは、進行中 と表示されます。RSP パッケージのインポートの所要時間は、RSP パッケージの サイズに応じて、数分から数時間かかります。パッケージが Wyse Management Suite リポジトリにインポートされると、パッ ケージのインポートステータスは インポート済み に変更されます。パッケージのインポートに失敗した場合は、インポートステ ータスが 失敗 に変わります。インポートステータス画面の詳細については、「RSP パッケージのインポートステータスの表示」を 参照してください。 デルは、リポジトリアクセスの検証 リンクをクリックして、Wyse Management Suite ローカルリポジトリにアクセスできることを 検証することをお勧めします。Wyse Management Suite ローカルリポジトリが設定されていれば、Wyse Management Suite ローカル リポジトリを入力できます。Wyse Management Suite ローカルリポジトリにアクセスできない場合は、ネットワーク資格情報を入力 します。 RSP パッケージのインポートステ
Windows ベース WCM リソースのインポートステータスの表 示 WDM インポートタスク 画面で Windows ベース Wyse Configuration Manager(WCM)リソースをインポートすると、タスクのステ ータス画面が自動的に表示されます。ステータス画面には、次の属性がリストされます。 • • • インポートされたパッケージ数:正常にインポートされたパッケージの総数が表示されます。 保留中のパッケージ数:インポートを保留中のリソースの総数が表示されます。保留中のリソースをインポートするには、リン クをクリックして、インポートアクティビティを再度開始します。 インポートに失敗したパッケージ数:インポートに失敗したリソースの総数が表示されます。失敗したリソースをインポートす るには、リンクをクリックして、インポートアクティビティを再度開始します。 メモ: • リソースのインポートアクティビティが完了すると、次回のログイン時または タスクに戻る をクリックしたときに、ステ ータスの表示 オプションが表示されます。 • 最後のインポートアクティビティの日付が WCM リソース タス
グループ階層が 9 階層以下のビューのみが選択できます。値が空のグループレベルがある場合、グループレベルの名前は NotSet に変わります。ただし、それらのグループレベルが WDM にない場合は、使用可能な親に割り当てられます。 メモ: 壁紙およびワイヤレス用のリソースがプロファイル / 設定にある場合は、リソースファイル名に WDM の構成パッ ケージ名がプレフィックスされます。たとえば、packagename_resourcename のようになります。 3.
プロファイルとグループをさらに追加するには、ドロップダウンリストの横にあるプラス記号(+)をクリックして、プロ ファイルおよびグループを追加します。グループ階層を作成する場合、選択できるグループレベルは最大 9 レベルです。こ れは、最大グループ数は Wyse Management Suite の対応レベル数を超えられないためです。 デバイスと Windows ベースプロファイルの両方を作成したビューに割り当てる場合は、デバイス チェックボックスと WES プロファイル チェックボックスの両方を選択します。 メモ: Teradici ベースデバイスを管理していて、Teradici ベースの構成をインポートしたい場合は、ThreadX 5.
Teradici ベース WCM リソースのインポートステータスの表 示 WDM インポートタスク 画面で Teradici ベース Wyse Configuration Manager(WCM)リソースをインポートすると、タスクのステー タス画面が自動的に表示されます。ステータス画面には、次の属性がリストされます。 • • • インポートされたパッケージ数:正常にインポートされたパッケージの総数が表示されます。 保留中のパッケージ数:インポートを保留中のリソースの総数が表示されます。保留中のリソースをインポートするには、リン クをクリックして、インポートアクティビティを再度開始します。 インポートに失敗したパッケージ数:インポートに失敗したリソースの総数が表示されます。失敗したリソースをインポートす るには、リンクをクリックして、インポートアクティビティを再度開始します。 メモ: • リソースのインポートアクティビティが完了すると、次回のログイン時または タスクに戻る をクリックしたときに、ステ ータスの表示 オプションが表示されます。 • 前回のインポートアクティビティの日付は、WCM リソース
• • デバイス:WDM で選択済みのビューにすでに関連付けられているデバイスをインポートする場合は、デバイス チェックボ ックスを選択して、次へ をクリックします。 ThreadX_5X 構成:WDM で選択済みのビューにすでに割り当てられている ThreadX 5.
メモ: Windows ベースのデバイスを管理していて、Windows ベースのプロファイルをインポートする場合は、WES プ ロファイル チェックボックスを選択します。詳細については、「ビューおよび WES プロファイルのインポート」を参照 してください。 ビューおよび Teradici ベースの構成のインポートステータス の表示 WDM インポートタスク 画面でビューおよび Teradici ベースプロファイルをインポートすると、タスクのステータス画面が自動的に 表示されます。ステータス画面には、次の属性が表示されます。 • • • • • • インポートされたグループ数:正常にインポートされたグループの総数が表示されます。 インポートされたプロファイル数:正常にインポートされた Teradici ベースの構成の総数が表示されます。 インポートされたデバイス数:正常にインポートされた ThreadX 5.
5 Wyse Device Manager から Wyse Management Suite へのデバイスの切り替え WDM から Wyse Management Suite へのデバイスのインポートが完了すると、Wyse Management Suite のデバイス登録ステータスは 事前登録済み と表示されます。 Windows Embedded Standard、Windows 10 IoT Enterprise、ThinLinux、SUSE Linux デバイスを WDM から Wyse Management Suite に 切り替えるには、RSP パッケージを導入します。RSP パッケージを導入すると、接続が WDM から Wyse Management Suite に変更 され、Wyse Device Agent(WDA)が新しいバージョンにアップグレードされます。 ThinOS デバイスを WDM から Wyse Management Suite に切り替えるには、INI パラメータを導入します。 Wyse Management Suite の ポータル管理 タブを使用して、ThreadX 5.
パッケージスクリプト画面が表示されます。 4. 編集 をクリックして、サーバ URL の RSP パッケージスクリプトの Wyse Management Suite サーバの URL を指定します。 たとえば、"/bin/sh/tmp/deviceSwitchOver.sh https://wmserver.wms.com:443" のように指定します。 5. 保存 をクリックします。 6. WDM で RSP パッケージを ThinLinux デバイスに導入します。 WDM を使用した RSP パッケージのインストールについては、www.dell.com/manuals にある『Dell Wyse Device Manager version 5.7.2 Administrator’s Guide』(Dell Wyse Device Manager バージョン 5.7.2 管理者ガイド)を参照してください。 RSP パッケージの SUSE Linux デバイスへの導入 RSP パッケージを SUSE Linux Enterprise ベースのデバイスに導入するには、次の手順を実行します。 1.
表 5. INI パラメータ ThinOS v8.5 ベースのデバイス ThinOS v8.4 ベースのデバイス AutoLoad=1 AutoLoad=1 SignOn=1 SignOn=1 WDAService=yes\ WDAService=yes\ Priority=WMS Priority=CCM WMSEnable=yes\ CCMEnable=yes\ Server=\ CCMServer=\ CAValidation=no\ GroupPrefix=\ Override=yes GroupKey=\ MQTTServer=\ CAValidation=no\ Override=yes メモ: ThinOS Lite デバイスの場合は、表に記載されている INI パラメータと同じパラメータで、xen.ini ファイルを作成 する必要があります。 2. wnos.ini ファイルを、Wyse Device Manager(WDM)サーバの C:\inetpub\ft
6 移行後の処理 Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にインポートしたデータを検証します。ファイルの総数と合計容量の 比較には、イベントログを使用します。 データが正常に移行されたことを確認するには、次の手順を実行します。 1. Wyse Management Suite にログインします。 2. ダッシュボード ページで、WDM からインポートしたデバイスの総数を検証します。 3. ダッシュボード ページで、WDM インポートアクティビティのイベントサマリを検証します。 4. グループおよび設定 ページで、WDM からインポートしたグループとポリシーを検証します。 5. グループおよび設定 ページで、インポートしたグループをクリックし、対応する設定やリソースを検証します。 6. デバイス ページで、WDM から切り替えたデバイスを検証します。リアルタイムコマンドを実行すると、コマンドが Wyse Management Suite に応答していることを検証できます。 7.
7 Wyse Management Suite インポートツールのア ンインストール Wyse Management Suite インポートツールをアンインストールするには、次の手順を実行します。 1. コントロールパネル に移動して、プログラム > プログラムと機能 の順にクリックします。 2. Wyse Management Suite インポートツール を選択します。 3. アンインストール をクリックします。 Wyse Management Suite インポートツールのアンインストーラ 画面が表示されます。デフォルトでは、削除 ラジオボタンが選 択されています。 4. 次へ をクリックします。 5. アンインストールが終了したら、完了 をクリックします。 Wyse Management Suite インポートツールのインストーラを使用しても、Wyse Management Suite インポートツールをアンインスト ールできます。 1. デバイス上で WMS_Import_Tool.
8 トラブルシューティング このセクションでは、問題の発生時に、自分で実行できる基本的なトラブルシューティングについて説明します。 メモ: 前回のインポートセッションの詳細情報が必要ない場合は、%programdata%WMS-Import\WMSMigrationInfo.json ファイルを削除してください。 トピック: • • • • • • データのインポートの失敗 正しくないデバイス、グループ、プロファイルがインポートされる Wyse Management Suite にアクセスできない ビューとプロファイルのインポート中にインポート処理が停止する SUSE Linux デバイスの WDM から Wyse Management Suite への切り替えが失敗する Teradici ベースデバイスと WDM および Wyse Management Suite サーバ間の通信 データのインポートの失敗 問題:移行時に、データのインポートアクティビティが失敗します。 対策:%programdata%WMS-Import\WMSImportLog.
問題:ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポート中、インポートツールを閉じて再度開くと、インポート処理が停止し ます。インポートステータス画面には、ゼロ値が表示されます。 対策:ビューおよび WES プロファイルのタスク 画面で ロールバック 操作を実行して、インポートアクティビティを再度開始しま す。「ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポート」を参照してください。 SUSE Linux デバイスの WDM から Wyse Management Suite への切り替えが失敗する 問題:SUSE Linux Enterprise デバイスの WDM から Wyse Management Suite への切り替えが失敗します。 対策:RSP パッケージのスクリプトに入力したサーバ URL、MQTT URL、グループトークンが正しいことを確認してください。RSP パッケージで、デバイスを Wyse Management Suite に切り替えてください。 Teradici ベースデバイスと WDM および Wyse Management Suite サーバ間の通信 問題