Dell Wyse Management Suite バージョン 1.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2017 すべての著作権は Dell Inc. またはその子会社にあります。 Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標 は、それぞれの所有者の商標である場合があります。 2017 - 10 Rev.
目次 1 はじめに...........................................................................................................................................................4 移行の概要..........................................................................................................................................................................4 2 移行の前提条件.............................................................................................................................................
1 はじめに このガイドでは、Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite 環境への移行について説明します。このガイドの対象読者は、管理 者権限のあるエンタープライズカスタマーです。各種 Thin Client オペレーティングシステム、Wyse Device Manager、クラウドインフラストラクチャ、ネットワ ークテクノロジ、ファイルシステムパーミッション、ユーザー認証テクノロジに関する知識が必要です。 デルは、WDM バージョン 5.7.2 以降から、Wyse Management Suite バージョン 1.
9 • ThinLinux で実行中のデバイスを切り替えます。「ThinLinux デバイスへの RSP パッケージの導入」を参照してください。 • SUSE Linux Enterprise で実行中のデバイスを切り替えます。「SUSE Linux デバイスへの RSP パッケージの導入」を参照してください。 • ThinOS で実行中のデバイスを切り替えます。「INI パラメータの ThinOS デバイスへの導入」を参照してください。 Wyse Device Manager から Wyse Management Suite にインポートデータされたデータを検証します。「移行後の処理」を参照してください。 10 (オプション)Wyse Management Suite インポートツールをアンインストールします。「Wyse Management Suite インポートツールのアンインストー ル」を参照してください。 はじめに 5
2 移行の前提条件 次の Wyse Device Manager(WDM)および Wyse Management Suite の移行要件を満たしていることを確認します。 • Wyse Device Manager • • Wyse Management Suite への移行は、WDM バージョン 5.7.2 以降でサポートされます。それよりも前のバージョンの WDM を使用している場 合は、WDM をバージョン 5.7.2 以降にアップグレードします。 • WDM Enterprise Edition をネットワークにインストールする必要があります。 • WDM に進行状態のスケジュールされたジョブまたはタスクがある場合は実行できません。 Wyse Management Suite • Wyse Management Suite バージョン 1.1 移行がインストールされている必要があります。WDM から Wyse Management Suite バージョン 1.
Wyse Device Manager のサポート環境 表 1. Wyse Device Manager のサポート環境 オペレーティングシステム データベース Wyse Device Manager • • Wyse Device Manager バージョン 5.7.
データ Wyse Device Manager (WDM) プロファイル サポート対象プラット フォーム 追加情報 Windows Embedded Standard、Windows 10 IoT Enterprise vWorkspace のリモート接続は 移行できない。 リソースはローカルリポジトリのデータフ Windows Embedded ォルダに移動。 Standard、Windows 10 IoT Enterprise 使用許諾契約書およびロゴ は、Windows ベースのオペレー ティングシステムには適用されま せん。 Wyse Management Suite Profile Manager を通じてプッ プロファイルは設定ポリシーに移動。 シュされた デバイス構成プロフ ァイル。 プロファイルに関連 壁紙および Windows ワイヤ 付けられたリソー レスプロファイル。 ス デバイス移行のサポート環境 表 4.
3 Wyse Management Suite インポートツールの使用方 法 Wyse Management Suite インポートツールは、管理者が Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にデータをインポートする ためのソリューションです。このツールを使用すると、SP パッケージ、Windows ベース WCM リソース、WDM ビューのグループおよびデバイス情報、 Windows ベースプロファイルをインポートできます。 トピック: • 主な機能 • Wyse Management Suite インポートツールをインストールするための前提条件 • Wyse Management Suite インポートツールの制限事項 • Wyse Management Suite インポートツールのインストール • Wyse Management Suite インポートツールの使用開始 主な機能 Wyse Management Suite インポートツールの主な機能は次のとおりです。 • Wyse Device Manager(WDM)か
• Windows Server 2016 Wyse Management Suite インポートツールの制限事項 Wyse Management Suite インポートツールには、次のような制限があります。 • JSON 形式の Windows ベースプロファイルのみ Wyse Configuration Manager(WCM)からインポートできます。ThinOS および ThinLinux WCM プロファイルは、インポートできません。 • XML 形式の Windows ベースワイヤレスプロファイルのみ WCM からインポートできます。 • スケジュール済みのジョブは、Wyse Device Manager(WDM)からインポートできません。 • ライセンスを検証する場合、インポートツールは Wyse Management Suite のサポート対象外デバイスをフィルタしません。ツールは、Wyse Management Suite で使用できるライセンスサブスクリプションの総数と WDM からインポートするデバイス総数に基づいてライセンスを確認します。 Wyse Managemen
WDM データベースを Microsoft SQL Server Express に作成し、カスタムポートに設定した場合は、サーバ名に続いてカンマまたはコロンで区切っ たカスタムポートを入力します。たとえば、10.0.0.411\rapport,12345 または 10.0.0.411\rapport:12345 のようにします。ここで、10.0.0.
4 データのインベントリのインポート データのインポートは、Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にデータのインベントリをインポートするプロセスです。 WDM インポートタスク 画面から、各タスクを個別に実行できます。ただし、ビューおよび Windows のプロファイルのインポート前に、Windows ベース WCM リソースをインポートする必要があります。 各グループとそのサブグループに対して、次の動作が行われます。 • Wyse Management Suite は、グループトークンが有効なグループを作成します。グループトークンとグループ説明は自動的に生成されます。 • ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポートに可能なトランザクションは 1 つだけです。グループ、デバイス、プロファイルのインポート後にデー タを再度インポートする場合は、ロールバック オプションでトランザクションをロールバックする必要があります。 注意: ロールバック オプションは、Wyse Management Suite にインポートされたすべてのデー
メモ: • 保留中のアップデートの一部またはデフォルトデバイス設定(DDC)に割り当てられている場合でも、パッケージはインポートされます。 • Raw イメージは有効な RSP パッケージに転送されます。 • ネットワークドライブのディスクサイズが選択したパッケージのサイズより小さい場合は、インポートツールによりエラーメッセージが表示されま す。 • RSP パッケージ インポート画面では、構成パッケージはインポートできません。ビューおよび WES プロファイル オプションを使用すれば、 Profile Manager for Windows クライアントの構成パッケージをインポートできます。 デルは、リポジトリアクセスの検証 リンクをクリックして、Wyse Management Suite ローカルリポジトリにアクセスできることを検証することをお勧めし ます。Wyse Management Suite ローカルリポジトリが設定されていれば、Wyse Management Suite ローカルリポジトリを入力できます。Wyse Management Suite ローカルリポジトリにアクセスでき
メモ: • 検索 ボックスを使用して、リスト内のリソースを検索できます。検索 ボックスにリソースの名前を入力して、Enter を押します。 • Wyse Management Suite インポートツールでは、アンダースコアとリソース名のプレフィックスがパッケージ名に付いています。対応する設定 をインポートすると、ツールは同様に名前をアップデートします。ただし、WDM のデータは変更されず、変更はインポートツールによって内部 的に行われます。 • 各列のヘッダーをクリックすると、オブジェクトが昇順または降順にソートされます。 リソースのインポートステータスは、進行中 と表示されます。リソースが Wyse Management Suite リポジトリにインポートされると、リソースのインポー トステータスは インポート済み に変更されます。リソースのインポートが失敗すると、リソースのインポートステータスは 失敗 に変更されます。インポ ートステータス画面の詳細については、「Windows ベース WCM リソースのインポートステータスの表示」を参照してください。 Windows ベース WCM リソ
既存の WDM ビューの使用方法 既存の Wyse Device Manager(WDM)ビューのいずれかを使用してグループおよびデバイスを作成するには、次の手順を実行します。 1 ビューおよび WES プロファイル 画面で、作成 ラジオボタンをクリックします。 選択したビュー(すべてのデバイス 以外)に割り当てられたグループのリストが表示されます。デフォルトでは、ビューにあるすべてのグループが移行の ために選択されます。 2 ドロップダウンリストでビューを選択して、次へ をクリックします。 メモ: • グループ階層が 9 階層以下のビューのみが選択できます。 • 値が空のグループレベルがある場合、グループレベルの名前は NotSet に変わります。ただし、それらのグループレベルが WDM にない場 合は、使用可能な親に割り当てられます。 • 3 壁紙およびワイヤレス用のリソースがプロファイル / 設定にある場合は、リソースファイル名に WDM の構成パッケージ名とアンダースコア (_)がプレフィックスされます。たとえば、packagename_resourcename のようになります。
メモ: 2 • WDM の すべてのデバイス ビューは、インポートできません。 • 複数の WDM 構成パッケージをグループに割り当てることはできません。 • WDM のビューを複数持つことはできますが、Wyse Management Suite にインポートできるビューは 1 つだけです。WDM の既存のビュー をインポートせずに、ビルド オプションを使用してグループ階層を作成し、インポートアクティビティを完了することもできます。 • ビューに割り当て済みのプロファイルがなく、WDM で専用の JSON 構成パッケージを使用している場合は、構成パッケージを選択して必 要なグループに割り当てることができます。 ドロップダウンメニューで、グループタイプを選択します。グループ階層を作成する場合は、ドロップダウンメニューの横にあるプラス記号(+)をクリックし て、グループタイプを追加します。いずれかのレベルのリストでデフォルトグループタイプを選択すると、同じグループタイプが再度リストに表示されること はありません。 メモ: • • 3 値が空のグループレベルがある場合、グループレベルの名前は
メモ: • ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポートアクティビティが完了すると、次回のログイン時または タスクに戻る をクリックしたときに、ス テータスの表示 オプションと ロールバック オプションが表示されます。ロールバック機能の詳細については、「ロールバック機能」を参照してくださ い。 • 前回のインポートアクティビティの日付は、ビューおよび WES プロファイル タスクセクションに表示されます。 ロールバックの機能 Wyse Management Suite インポートツールには、Wyse Management Suite にインポートされたすべてのグループ、デバイス、プロファイルを消去するため の ロールバック オプションがあります。 注意: ロールバック オプションは、Wyse Management Suite にインポートされたすべてのデータを消去します。Wyse Management Suite 管 理者が作成したあらゆるグループ、デバイス、プロファイルは Wyse Management Suite からも削除されます。 ロールバック後に、ビューおよびプロファイルのイ
5 Wyse Device Manager から Wyse Management Suite へのデバイスの切り替え Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite へのすべてのデバイスのインポートが完了すると、Wyse Management Suite コンソー ルのデバイス登録ステータスは 事前登録済み と表示されますす。 Windows Embedded Standard、Windows 10 IoT Enterprise、ThinLinux、SUSE Linux デバイスを WDM から Wyse Management Suite に切り替 えるには、RSP パッケージを導入します。RSP パッケージを導入すると、接続が WDM から Wyse Management Suite に変更され、Wyse Device Agent(WDA)が新しいバージョンにアップグレードされます。 ThinOS デバイスを WDM から Wyse Management Suite に切り替えるには、INI パラメータを導入します。 メモ: • グループ内のデバイスごとに
RSP パッケージの ThinLinux デバイスへの導入 RSP パッケージを ThinLinux ベースのデバイスに導入するには、次の手順を実行します。 1 Dell Digital Locker から RSP パッケージをダウンロードします。 2 ダウンロードした RSP パッケージを、Wyse Device Manager(WDM)バージョン 5.7.2 以降に登録します。 3 その他のパッケージ セクションで登録した RSP パッケージを選択して、パッケージスクリプト をクリックします。 パッケージスクリプト画面が表示されます。 4 編集 をクリックして、サーバ URL の RSP パッケージスクリプトの Wyse Management Suite サーバの URL を指定します。 たとえば、"/bin/sh/tmp/deviceSwitchOver.sh https://wmserver.wms.
メモ: システムは、パッケージの導入プロセス中に 3 回再起動します。 INI パラメータの ThinOS デバイスへの導入 デバイスが ThinOS バージョン 8.4 以降で実行されていることを確認します。INI パラメータの ThinOS ベースのデバイスへの導入は、次の手順で行いま す。 1 次の INI パラメータを指定して、wnos.ini ファイルを作成します。 表 5. INI パラメータ ThinOS v8.5 ベースのデバイス ThinOS v8.4 ベースのデバイス AutoLoad=1 AutoLoad=1 SignOn=1 SignOn=1 WDAService=yes\ WDAService=yes\ Priority=WMS Priority=CCM WMSEnable=yes\ CCMEnable=yes\ Server=\ CCMServer=\ CAValidation=no\ GroupPrefix=\ Override=yes GroupKey=\ MQTTS
6 移行後の処理 Wyse Device Manager(WDM)から Wyse Management Suite にインポートしたデータを検証します。ファイルの総数と合計容量の比較には、イベン トログを使用します。 データが正常に移行されたことを確認するには、次の手順を実行します。 1 Wyse Management Suite にログインします。 2 ダッシュボード ページで、WDM からインポートしたデバイスの総数を検証します。 3 ダッシュボード ページで、WDM インポートアクティビティのイベントサマリを検証します。 4 グループおよび設定 ページで、WDM からインポートしたグループとポリシーを検証します。 5 グループおよび設定 ページで、インポートしたグループをクリックし、対応する設定やリソースを検証します。 6 デバイス ページで、WDM から切り替えたデバイスを検証します。リアルタイムコマンドを実行すると、コマンドが Wyse Management Suite に応答し ていることを検証できます。 7 アプリケーションおよびデータ ページで、WDM からインポート
7 Wyse Management Suite インポートツールのアンイ ンストール Wyse Management Suite インポートツールをアンインストールするには、次の手順を実行します。 1 コントロールパネル に移動して、プログラム > プログラムと機能 の順にクリックします。 2 プログラムリストで、Wyse Management Suite インポートツール をクリックします。 3 アンインストール をクリックします。 Wyse Management Suite インポートツールのアンインストーラ 画面が表示されます。デフォルトでは、削除 ラジオボタンが選択されています。 4 次へ をクリックします。 アンインストールが完了すると、アンインストール完了のメッセージが表示されます。 5 終了 をクリックします。 Wyse Management Suite インポートツールのインストーラを使用しても、Wyse Management Suite インポートツールをアンインストールできます。 1 デバイス上で WMS_Import_Tool.
8 トラブルシューティング このセクションでは、問題の発生時に、自分で実行できる基本的なトラブルシューティングについて説明します。 • 問題:移行時に、データのインポートアクティビティが失敗します。 対策:%programdata%WMS-Import\WMSImportLog.