Owners Manual
コンピュータのセットアップと使用 23
RAID レベル 1 構成
RAID
レベル
1
では、「ミラーリング」と呼ばれる、データの冗長性を持たせたストレージ
技術を使用します。プライマリドライブにデータが書き込まれると、そのデータは他のド
ライブ上に複製(ミラーリング)されます。
RAID
レベル
1
では、データの冗長性の利点を
重視しているため、データアクセス速度が犠牲になります。
いずれかのドライブに障害が発生した場合、それ以降の読み書き操作は、正常に動作して
いるドライブに対して行われます。その正常なドライブのデータを使用して、交換用ドラ
イブを再構築できます。また、両方のドライブにデータが複製されるため、
2
台の
120 GB
ハードドライブを用いた
RAID
レベル
1
構成では、データの保存に使用できるのは合計で
最大
120 GB
となります。
ハードドライブを RAID に設定する
注意: RAID アレイに移行する場合は、オペレーティングシステムをハードドライブにロー
ドする前に、そのドライブをシングルドライブの RAID 0 アレイとして設定してください。
手順については、「Nvidia MediaShield ROM ユーティリティによるアレイの作成方法」
(24 ページ)を参照してください。
コンピュータの購入時に
RAID
構成を選択しなかった場合でも、後でお使いのコンピュータ
に
RAID
構成を行うことができます。
RAID
構成を行うには、お使いのコンピュータに少な
くとも
2
台のハードドライブが取り付けられている必要があります。ハードドライブの取り
付け手順については、「ハードドライブの取り付け」(
108
ページ)を参照してください。
ハードドライブ 1
セグメント 1
セグメント 2
セグメント 3
ハードドライブ 2
セグメント 4
セグメント 5
セグメント 6
複製されたセグメント 1
複製されたセグメント 2
複製されたセグメント 3
複製されたセグメント 4
複製されたセグメント 5
複製されたセグメント 6
RAID レベル 1 で構
成したシリアル
ATA RAID
DC602bk2.book Page 23 Wednesday, October 5, 2005 9:58 AM