Operation Manual

ー7ー
ビットピース不要の場合は、スリーブ
を矢印方向に引きビットを差し込み、ス
リーブを離してください
ビットピースが必要な場合は、スリーブ
を矢印の方向に引きビットピース、ビッ
トの順に差し込み、スリーブを離してく
ださい。
取り外す場合は、取り付ける場合と逆の要領で行なってください。
注意
ビットは奥まで確実に差し込んでください。差し込みが不十分な場合ス
リーブが元の位置に戻らず、ビットの固定ができません。
上記サイズ以外のビット、またはビットピースが必要なタイプにビット
ピースを使用せず無理に使用すると、作業中にビットが抜けたり、取り
外しが固くなることがあります。
◆締付作業上の注意
予備電池を利用し連続的に締付作業をする場合は、充電池交換時に15分程度
本体を休ませてからご使用ください。充電池交換後すぐに作業を続けますと、
モーターおよびスイッチなどの温度が高くなり、焼損の原因になります。
ネジ径/ボルトサイズにあったビットをご使用ください。サイズの異なった物を
使用しますと適正な締付力が得られないだけでなく、ネジ頭部を損傷します。
ネジに対して本体をまっすぐ保持してください。本体が斜めになるとネジ頭部
を傷めたり、所定の締付トルクが伝わらない原因になります。
本体を保持する際は必要以上に押し付ける必要はありません。反力を押さえる
程度で十分です。
ネジの適正締付トルクは、ネジの材質・サイズ・締付る場所の材質などによっ
て異なりますのでネジに合った締付時間で作業してください。
締付時間が長過ぎると、ネジが伸びたり切断する原因になります。また、ビッ
トなど工具類の寿命も短くなります。実作業の前には必ず何本か試し締めを行
ない、適当な締付時間を把握してください。
スリーブ
ビット
スリーブ
ビット
ビットピース
ネジ/ボルトの締付トルクと締付時間の関係は下図のようになっています。これ
らを参考にして適正な締付時間を選んでください。なお、締付トルクは締付条
件により変化しますので、一応の目安としてください。
14.4V 高力ボルト
0 1.0
N・m
2.0
締付時間(秒)
M12
M10
14.4V 普通ボルト
0 1.0
N・m
2.0
締付時間(秒)
M12
M14
M10
18V 高力ボルト
0 1.0
N・m
2.0
締付時間(秒)
M12
M10
18V 普通ボルト
0 1.0
N・m
2.0
締付時間(秒)
M14
M10
M12
120
100
80
60
40
20
0
140
120
100
80
60
40
20
0
120
100
80
60
40
20
0
160
140
120
100
80
60
40
20
0
・DC827KL・DC837KL
※ボルトは下記を使用しています。
普通ボルト:強度区分4.8  
高力ボルト:強度区分12.9
ワッシャ
ナット
ボルト
鋼鈑
20mm
強度区分の説明
ボルトの降伏点(引張強さの80%)314 N/mm
2
(32kgf/mm
2
ボルトの引張強さ392 N/mm
2
(40kgf/mm
2
4.8
締付条件