Manual
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図15、ネジ込みプラーの回し上げ
図16、「ブレークルース(解放)」圧力の特定
図17、ナットの 回し上 げ
図18、除圧 ‒ ナットのテンショニング減圧
7.3 テンショナ減圧指示 - 100%カバー(各スタッド に取り付 けら
れたテンショナ
)
重要: 以下の手順を開始する前に、セクション7.0の冒頭の注意事項
と指示を読んでください。セクション2.1と2.2に記載されている安全
情報も参照してください。
注: 図を見やすくするために、図
15-18にはテンショナに接続され
た油圧ホースを
1本のみ示しています。
1. テンショナをテンショニングを減圧するスタッドに組み立て、油
圧ホースを接続します。テンショナの取り付けおよびホース接
続の指示の詳細については、セクション6.1と6.2を参照してくだ
さい。
2. 油圧をかける前に、必要に応じて各スタッドのネジ込みプラー
を回して上げて、全後退位置に戻したピストンとネジ込みプラ
ー間のすき間をおよそ5 mm[3/16 inch]にします。図15を参照
してくだ さい 。
3. ポンプを操作して、テンショナをおよそ70 bar[1000 PSI ]まで加
圧します。オイル漏れを点検します。
警告: 以下のテンショナ減圧手順では、油圧を最大許容油
圧1500 bar[21,750 psi]よりも低く保ち、加重がスタッドの
張力を超えないようにします。
4. 漏れが見つからなければ、ポンプの操作を続けます。油圧の値
が「ブレークルース(解放)」に達するまで、ゆっくりと昇 圧しま す。
この圧力でテンショナのナットの内1個が緩み始め、トミーバー
を使用して手で回すことができます。この圧力を参照値として
記録します。図16を参照してください。
5. 手順4で記録した「ブレークルース(解放)」圧力よりも約5パーセ
ント油圧を上げてから、ポンプを停止します。
6. 圧力を一定に保ちながら、第1テンショナのナットを回して上げ
て(緩めて)、ナットとジョイント面の間のすき間をおよそ3-4
mm[1/8 inch]にします。図17を参照してください。
注: 手順6のすき間寸法が手順2のすき間寸法を超えないようにして
くだ さい 。
7. 残りの す べてのスタッドで 手 順 6 を繰り返しま す。
注意: ナットが回らない場合、5パーセントの増分で油圧を
上げます。ただし、油圧は1500 bar[21,750 psi]以上に上げ
ないでください。スタッドの張力を超える荷重をかけない
でください。
8. ポンプ圧力逃し(タンク還流)弁をゆっくり開きながら、油圧を解
放します。オイル圧力計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確
認します。図18を参照してください。スタッドのテンショニング
が完全に減圧された状態になります。
9. ピストンが全後退位置に戻るまで、ネジ込みプラーを回して下
げます。油圧ホースの接続を外し、ダストキャップ(図示なし)を
取り外したカプラに付けます。テンショナをスタッドから取り外
します。
5mm[3/16 inch]
注: 油圧をゆっくり上
げながら、ナットを 回
して上 げします。ナッ
トが回り始めたら、「ブ
レークルース(解放)」
圧力(B1)が達成され
ています。
B1 = ブレークルース(解放)圧力
3-4 mm[1/8 inch]
B2 = ブレークルース(解放)圧力(B1) + 5パーセント
PRESSURE
RELEASE
OPEN
PRESSURE
RELEASE
CLOSED
PRESSURE
RELEASE
CLOSED
PRESSURE
RELEASE
OPEN