User Manual
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6.2複動シリンダ付きポンプ
1.以下の手順中は、注油口を数回回してゆるめて、
リザーバの空気抜きを行います。
2. ポンプをシリンダよりも高い位置で水平方向に置
きます。図11を参照してください。
3. シリンダは水平方向にポートを上に向けて置きま
す。
4.シリンダを2、3回完全に前進および後退させま
す。
5.シリンダの操作が円滑になるまで、必要に応じ
て、手順2~4を繰り返します。
6.必要に応じて、オイルを補充します。9.1節を参
照してください。
7.オイル充填プラグを取り付けます。
7.0リリーフ弁の調整
1.P-84以外の全モデル:0~100MPa目盛付き圧力ゲー
ジをポンプのオイル油口ポートに取り付けます。
リリーズ弁を閉じます (ノブが止まるまで完全に
時計方向に回し切ります)。
2.モデルP-84のみ:0~100MPa目盛付き圧力ゲージを
ポンプの「A」ポートに取り付けます。パイププ
ラグをポンプの「B」ポートに取り付けます。制
御弁のレバーを(A)位置に動かします。
3.1/4" アレンレンチを使用して、リリーフ弁調整
ネジからダストプラグを外します。
•モデルP-18とP-39では、リリーフ弁がポンプヘ
ッドの上面に配置されています。図12を参照し
てください。
•モデルP-77、P-80、P-801、P-84では、リリー
フ弁がポンプヘッドの側面に配置されていま
す。図13を参照してください。
注:以下の手順中に正確な設定を行うために、圧力は
目的の最終設定以下に一度降圧してから、最終設定
に達するまでゆっくりと上昇させてください。
4.7/32" アレンレンチを使用して、リリーフ弁の調
整ネジを2回転ほどさせてゆるめます。図14を参
照してください。
5.ポンプハンドル操作中は、リリーフ弁調整ネジ
を、圧力が目的の設定に上昇するまで、時計方向
にゆっくり回します。圧力設定は、それ以上のポ
ンプ作用がさらに高い圧力読み取りをもたらさな
ければ、ゲージに示されます。
警告:リリーフ弁の圧力は、72.5MPa以上
に設定しないでください。この上限を超
えると、重大な人身事故の原因となりま
す。ポンプや構成部品が破損する原因に
もなります。
6.P-84以外の全モデル:目的の設定が得られた後、
リリーズ弁を反時計方向に回してシステムの圧力
を逃がします。圧力ゲージがゼロを指しているこ
とを点検します。
7.モデルP-84のみ:目的の設定が得られた後、弁の
ハンドルを (N) ニュートラル位置に動かして、
システムの圧力を逃がします。圧力ゲージがゼロ
を指していることを点検します。
8.P-84以外の全モデル:圧力ゲージをポンプのオイ
ル出口ポートから外します。ダストプラグをリリ
ーフ弁調整ネジに取り付け直します。
9. モデルP-84のみ:圧力ゲージをポンプの「A」ポー
トから外します。パイププラグをポンプの「B」
ポートから外します。ダストプラグをリリーフ弁
調整ネジに取り付け直します。
プラグ
図12:リリーフ弁(P-18とP-39)
プラグ
図13:リリーフ弁(P-77、P-80、P-801、P-84)
図11:空気抜き
空気
空気
単動シリンダ
複動シリンダ