User Manual

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ピン1
ピン3
ピン2
図17:潤滑箇所
9.4油圧配管を清潔に保つ
使用していないカプラには、必ずダストキャップを
取り付けてください。ポンプおよびその他の構成部
品の故障を防ぐために、あらゆる事前手段を使用し
て、ほこりや異物がシステムに混入しないように保
護してください。
10.0トラブルシューティングガイド
トラブルシューティングチャートガイドの情報(表3
参照)は、起こり得る問題点の診断および是正に役立
てることを目的としています。
システムの障害は、ポンプの不具合が原因の場合と
そうでない場合があります。問題の原因を特定する
には、あらゆる診断手順でシステム全体を点検する
必要があります。
修理サービスについては、最寄りのEnerpac認定サー
ビスセンターにお問い合わせください。ポンプまた
はシステム構成部品の整備は、必ずEnerpac認定サー
ビスセンターにご依頼ください。
シリンダが前
進しない。あ
るいは、ゆっ
くりまたは急
激に前進する
シリンダは前
進するが、圧
力が保たれな
い。。
シリンダが後
退しない、途
中まで後退す
る、あるいは
通常よりもゆ
っくり後退
する
1.ポンプリザーバのオイルレベ
ルが低い
2.リリーズ弁が開いている、ま
たは完全に閉じていない。
3.リリーフ弁の設定が低すぎ
る。
4.油圧カプラが適正に接続され
ていない。
5.負荷が大きすぎる
6.システムに空気が混入してい
る。
7.リザーバのオイルが多すぎ
る。
8.シリンダプランジャが拘束さ
れている。
1.接続部からの漏れがある
2.シールからの漏れがある。
3.ポンプ内部で漏れがある。
4.バイパス弁の設定が低す
ぎる。(モデルP-77、P-80
、P-801、P-84)
1.リリーズ弁が閉じている。
2.リザーバのオイルが多すぎ
る。
3.油圧カプラが適正に接続され
ていない。
4.システムに空気が閉じ込めら
れている。
5.ホースの内径が小さすぎる。
6.リンダ後退バネが壊れてい
る、またはその他のシリンダ
が破損している。
7.配管内のバルブが閉じられて
いる
1.9.1節の説明に従ってオイルを補充してください。
2.リリーズ弁を閉じてください。
3.7.0節の説明に従ってリリーフ弁の圧力を設定してくだ
さい
4.すべてのカプラが完全に締め付けられているか点検して
ください。
5.定格を超える積量を持ち上げないでください。。
6.6.0節の説明に従って空気を抜いてください。
7.リザーバから余分なオイルを抜いてください。
注意:シリンダが通常に動作している場合に、ポンプの
注油口プラグをゆるめると、リザーバのオイルがあふれ
ることがあります。
8.シリンダが損傷していないか点検してください。シリン
ダの整備は、Enerpac認定サービスセンターにご依頼く
ださい。
1.すべての部品をしっかり接続して、漏れがないか点検し
てください。
2.漏れている箇所を突き止めて、装置の整備をEnerpac認
定サービスセンターにご依頼ください。
3.ポンプの整備をEnerpac認定サービスセンターにご依頼
ください。
4.バイパス弁設定の調整をEnerpac認定サービスセンター
にご依頼ください。
1.リリーズ弁を開いてください。
2.リザーバから余分なオイルを抜いてください。
注意:シリンダが通常に動作している場合に、ポンプの
注油口プラグをゆるめると、リザーバのオイルがあふれ
ることがあります。
3.すべてのカプラが完全に締め付けられているか点検して
ください
4.6.0節の説明に従って空気を抜いてください。
5.大きな口径の油圧ホースを使用してください。
6.にシリンダの整備をEnerpac認定サービスセンターご依
頼ください
7.配管内のバルブ(使用している場合)が正しく設置されて
いるか確認してください。
表3:トラブルシューティングガイド-ULTIMAシリーズハンドポンプ
症状 考えられる原因 解決方法
注意:最寄りのEnerpac認定サービスセンター所在地については、www.enerpac.comをご覧ください。