Users Manual Part 1

注意事項
15
F-52Bは、スロットキャップをしっかりと閉じた状
態で、IPX5
※1
、IPX8
※2
の防水性能、IP6X
※3
防塵性能を有しています。また、MIL規格に準拠す
る試験
※4
をクリアした耐衝撃構造を採用していま
す。
1 IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、
3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水
する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信
機器としての機能を有することを意味します。
2 IPX8とは、常温で水道水、かつ静水の水深1.5m
のところに携帯電話を静かに沈め、約30分間放置
後に取り出したときに通信機器としての機能を有す
ることを意味します。
3 IP6Xとは、保護度合いを指し、直径75μm以下の
塵埃(じんあい)が入った装置に携帯電話を8時間
入れてかくはんさせ、取り出したときに内部に塵埃
が侵入しない機能を有することを意味します。
4 米国国防総省が制定したMIL-STD-810GMethod
516.6-Shockに準拠した独自の落下試験を実施し
ています。
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項
目、落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有
り)、防塵(脆弱面90分)、塩水耐久、防湿、耐日射
(連続)、耐日射(湿度変化)、耐振動、防水(風雨)、雨
滴、熱衝撃、高温動作(60℃固定)、高温動作(32〜
49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30
60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、低温保管(-30
固定)、低圧動作、低圧保管、氷結(-10℃結露)、氷結
(-10℃氷結)に準拠した試験を実施しています。本端末
の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用
時すべての環境での動作を保証するものではありません。
また、無破損・無故障を保証するものではありません。
F-52Bが有する防水性能でできること
1時間の雨量が20mm程度の雨の中で、傘をささ
ずに通話やテレビ(ワンセグ)視聴ができます。
- 手が濡れているときや本端末に水滴がついている
ときには、スロットキャップの開閉はしないでく
ださい。
常温の水道水で手洗いすることができます。
- スロットキャップが開かないように押さえたま
ま、強くこすらずに洗ってください。
- 規定(→p.15)以上の強い水流を直接当てない
でください。
- ブラシやスポンジ、指定(→p.16)以外の石鹸
などは使用しないでください。
- 泥や土が付着した場合は洗面器などに溜めた水道
水の中で数回ゆすって汚れを落とし、流水で洗い
流してください。
- 洗った後は所定の方法(→p.19)で水抜きして
ください。
防水/防塵、耐衝撃性能
落下 高さ約1.22mから26方向で合板
(ラワン材)に落下させる試
耐衝撃 40Gの衝撃を6方向から3回与え
る試験
防水(浸漬) 30分間にわたる水1.5mでの浸
漬試験
防塵(6時間風速
有り)
連続6時間(粉塵10±7g/m
3
、風
8.9m/s)の粉塵試験
防塵(脆弱面90
分)
脆弱面に最小で90分間砂を当てる
試験
塩水耐久 連続96時間(濃度5%の塩水を
24時間、乾燥24時間を2サイ
クル)の塩水耐久試験
防湿 連続10日間(湿度95%、30〜
60℃)の高湿度試験
耐日射(連続) 連続24時間(合計1,120W/m
2
の日射試験
耐日射(湿度変化)温度差(+49度差)を与えると
時に、すべての湿度レベルで対
射を繰り返す試験(24時間サイク
ルで3回)
耐振動 3時間(3方向各1時間)の振動試
防水(風雨) 30分間にわたる18m/sの降雨試
雨滴 1mの高さから15分間雨滴を落と
す試験
熱衝撃 -21〜50℃の急激な温度変化にお
いて、連続3時間の温度耐久試験
高温動作(60℃固
定)
動作環境:60℃の高温試験
高温動作(32〜
49℃変化)
温度32〜49℃までの変化を3
イクル実施する高温試験
高温保管(70℃固
定)
保管環境:70℃の高温試験
高温保管(30〜
60℃変化)
温度30〜60℃まで変化させる高
温試験
低温動作(-20℃
固定)
動作環境:-20℃の低温試験
低温保管(-30℃
固定)
保管環境:-30℃の低温試験
低圧動作 連続1時間(57.11kPa/約
4,572m)の低圧試験
低圧保管 連続1時間(57.11kPa/約
4,572m)の低圧試験
氷結(-10℃結露) -10℃で結露や霧を発生させ1時間
維持し、25℃、95%RHで動作確
認(凍結融解)
氷結(-10℃氷結) -10℃の冷却水で、6mm厚の氷が
張るまで氷結させる試験