ScopeMeter® Test Tool 190 Series II Fluke 190-062, -102, -104, -202, -204, -502, -504 ユーザーズ・マニュアル May 2011, Rev. 2, 01/14 (Japanese) © 2011-2014 Fluke Corporation. All rights reserved. 仕様は予告なく変更になる場合があります。 All product names are trademarks of their respective companies.
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保証および責任 Fluke の製品はすべて、通常の使用およびサービスの下で、材料および製造上の欠陥がないことを保証します。テスト・ツールの保証期間は発送日から 3 年間、 アクセサリーの保証期間は発送日から 1 年間です。部品、製品の修理、およびサービスに関する保証期間は 90 日です。この保証は、最初の購入者または Fluke 認定再販者のエンドユーザー・カスタマーにのみに限られます。また、ヒューズ、使い捨て電池、あるいは、使用上の間違い、改造、不注意、事故もしくは異 常 な操作や取り扱いによって損傷したと Fluke が認めた製品は保証の対象になりません。Fluke は、ソフトウェアーは実質的にその機能仕 様通りに作 動するこ と、また、本ソフトウェアーは欠陥のないメディアに記録されていることを 90 日間保証します。しかし、Fluke は、本ソフトウェアーに欠陥がないこと、また は中断なく作動することは保証しておりません。 Fluke 認定再販者は、新規品且つ未使用の製品に対しエンドユーザー・カスタマーにのみに本保証を行いますが、より大きな保証または異なった保証を Fluke に 代 りに行う権限は持っ
注文およびサービス 指定サービス・センターに関する情報は、弊社 WWW ページ http://www.fluke.
目次 章 題目 ページ はじめに ...................................................................................................................... 1 テスト・ツールキットの開梱 ........................................................................................ 2 安全に関する情報: はじめにお読みください ............................................................... 4 リチウムイオン・バッテリー・パックの安全な使用 ...................................................... 1. スコープとメーターの使い方 ................................................................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル プローブ・タイプ設定の調整 .................................................................................... 16 入力チャネルの選択 .................................................................................................. 17 Connect-and-View™ を使用した全自動設定 ................................................................ 18 自動スコープ測定方法 ............................................................................................... 19 画面のフリーズ....................................
目次 (続き) 遅延トリガーと早期トリガーの使い方 ...................................................................... 59 自動トリガーのオプション ........................................................................................ 60 エッジ・トリガー ...................................................................................................... 61 外部波形のトリガー (型番 190-xx2) .......................................................................... 64 ビデオ信号のトリガー ................................................................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 保管 ......................................................................................................................... 95 バッテリーの充電 ...................................................................................................... 96 バッテリー・パックの交換 ......................................................................................... 97 電圧プローブの校正 ..................................................................................................
はじめに モデル番号 警告 190-062 本器をご使用になる前に、「安全に関する情 報」をお読みください。 60 MHz スコープ入力 (BNC) (x 2)、 メーター入力 (バナナ・ジャック) (x 1)。 本書の説明は、ScopeMeter® テスト・ツール 190 シリー ズ II(以下、「本器」)の全機種に該当します。これらの モデル番号は以下に示す通りです。ほとんどの説明図で は、モデル番号 190-x04 が使用されています。 入力 C と入力 D、および C と入力 D 選択キー ( D ) はモデル番号 190-x04 にのみあります。 説明 C と 190-102 100 MHz スコープ入力 (BNC) (x 2)、 メーター入力 (バナナ・ジャック) (x 1)。 190-104 100 MHz スコープ入力 (BNC) (x 4)、 190-202 200 MHz スコープ入力 (BNC) (x 2)、 メーター入力 (バナナ・ジャック) (x 1)。 190-204 200 MHz スコープ入力 (BNC) (x 4)、 190-502 500
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 注記 テスト・ツールキットの開梱 充電式 Li-ION バッテリーは、初めて開梱した時 には完全には充電されていません。第 7 章を参 照してください。 テスト・ツール・キットには、次のものが含まれてい ます。 4 2 1 3 12 12345 - 12345 - 12345 5 c a d b e f 6 7 8 9 10 CAT II 1000V CAT III 1000V CAT IV 600V 11 図 1.
テスト・ツールキットの開梱 Fluke 190 シリーズ II の各モデルには以下の付属品を含み ます。 Fluke 190-062、190-102、190-104、190-202、190-204 (次のものを含む): # 説明 # 説明 1 テスト・ツール 7 8 9 電圧プローブ・セット (赤) 電圧プローブ・セット (青) 電圧プローブ・セット (グレー) 190-xx2 には含 − サイド・ストラップ − バッテリーパック BP290 (型番 190-xx2) ま たは BP291 (型番 190-xx4 および 190-5xx) 2 ハンド・ストラップ (取り付け方法は、第 6 章 参照) 3 電源アダプター (購入した国によって異なり ます。) 4 PC 接続用 USB インターフェース・ケーブル (USB-A~ミニ USB-B) 5 安全に関する情報 + ユーザーズ・マニュアル (多言語)、FlukeView® ScopeMeter® Softwareデモ版for Windows (機能制限版) 梱包用箱 (基本バージョンのみ) 6 まれません。 10 電
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル Fluke 190-xxx/S バージョンには次のものも含まれていま す (SCC290 キット)。 # 説明 12 FlukeView® Windows用ScopeMeter® ソフトウ ェア 有効化キー (FlukeView® のデモ・ステー タスを完全機能ステータスに変換します)。 13 ハード携帯ケース 安全に関する情報: はじめにお読みください 本器を使用する前に「安全に関する情報」をお読みくだ さい。 本マニュアルの全体にわたって、それぞれ必要な箇所に 警告や注意が記載されています。 警告は、使用者に危険を及ぼす恐れのある条件 及び行為を示しています。 注意:本器に損傷を与えるおそれのある条件お よび行為を示しています。 4
安全に関する情報: はじめにお読みください 本器及び本マニュアルにおいて使用されている国際標準 記号は次のとおりてす。 記号 説明 危険。重要な情報。マニュアルを参照。 二重絶縁 関連する北米の安全基準に準拠。 関連するオーストラリア規格に準拠。 韓国の関連 EMC 規格に準拠。 電池 安全規格 CAT III 接地 リサイクル情報 EU 指令準拠 DC (直流) AC または DC (交流または直流) CAT IV 本製品は WEEE 指令 (2002/96/EC) のマー キング要件に適合しています。添付された ラベルは、この電気/電子製品を一般家庭 廃棄物として廃棄できないことを示します 。製品カテゴリー: WEEE 指令の付属書 1 に示される機器タイプに準拠して、本製品 はカテゴリー 9「監視および制御装置」の 製品に分類されます。この製品は、一般廃 棄物として処分しないでください。リサイ クルの情報については、フルークにお問い 合わせください。 屋内の低電圧電源設備の分電盤に接続され ている回路のテストお
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 警告 感電又は火災の発生を避けるため、次の事項を厳 守して下さい。 • 必ずフルーク社製電源、部品番号 BC190 (電源 アダプター) をご使用ください。 • ご使用になる前に、BC190 に指定されている電 圧レンジが、電源の電圧と周波数にあっている かどうか確認してください。 • BC190/808 および BC190/820 ユニバーサル電 源アダプターには、地域の安全規則に準拠した 電源コードのみを使用して下さい。 注記: さ ま ざ ま な 電 源 ソ ケ ッ ト に対応できるように BC190/808 および BC190/820 ユニバーサル電源 アダプターにはオスプラグが採用されていて、 プラグは使用地域に適切な電源コードに接続す る必要があります。本器の使用地域に適合する電 源コードに接続して下さい。アダプターは絶縁さ れているため、電源コードに保護用のアース端子 が付属している必要はありません。保護用のアー ス端子の付いた電源コードが一般的になってきて おりますが、このコードを使用すること
安全に関する情報: はじめにお読みください • 端子間、および各端子とアース・グラウンドとの 間に定格を超える電圧を加えないでください。 • 入力端子に、本器に記載の定格を越える電圧を 加えないで下さい。1:1 のテスト・リードを使用 する場合は、プローブ先端の電圧が本器に直接 伝送されるため、十分に注意して下さい。 • 金属部分がむき出しになっている BNC またはバ ナナ・プラグ・コネクターを使用しないで下さい。 フルークは、ScopeMeter® テスト・ツール製品に 適した安全設計のプラスチック製 BNC コネクタ ー付ケーブルを提供しています。第 7 章「オプシ ョンのアクセサリー」を参照してください。 • コネクターに金属を差し込まないようにして下 さい。 • 指定された以外の方法で本器を使用すると、提 供されている安全保護機能が損なわれることが あります。 • 指示をすべてお読みください。 • 本器が誤作動を示している場合は、使用しない でください。 • 損傷している場合は、製品またはその付属品は 使用しないでください。 • 故障している場合は、製品またはその付属品を 修理してください。 •
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル • る状態、またはケースが開いている状態で、本器 を使用しないでください。危険な電圧に曝露する 可能性があります。 • 本器をクリーニングする時は、事前に入力信号 の接続を取り外してください。 • 指定された交換部品のみを使用してください。 警告で説明している電圧定格は、実際の印加電圧に基づ いています。AC 正弦波の印加は AC Vrms (50~60 Hz)、 DC の印加は DC V の単位で表記しています。 測定カテゴリー IV (CAT IV) は屋外または地下に設置され ている送電を対象としています。 測定カテゴリー III (CAT III) は、直接分電盤から電気を取 り込む機器(固定設備の一次側及び分電盤からコンセント までの電路)になります。 測定カテゴリー II は、ローカル・レベルを参照しており、 家庭用電化製品やポータブル機器に適用されます。 本マニュアルで、「絶縁された」 または 「電気的浮遊」 などの用語は、本器の入力 BNC がアース・グラウンド以 外の電圧に接続されている状態での
リチウムイオン・バッテリー・パックの安全な使用 リチウムイオン・バッテリー・パックの安 全な使用 Fluke 型番 BP290 (26 Wh)/BP291 (52 Wh) のバッテリー・ パ ッ ク は 、 UN Manual of Tests and Criteria Part III Subsection 38.3 (ST/SG/AC.10/11/Rev.3) ( 別 称 : UN T1..
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル • バッテリー・パックの端子を短絡しないでください。 端子が金属 (コイン、ペーパークリップ、ペンなど) によって短絡する可能性がある場所にバッテリー・ パックを置かないでください。 • 外観に損傷が認められるバッテリー・パックや充電器 は使用しないでください。 • バッテリーには、火傷や爆発を生じる可能性がある危 険な化学薬品が含まれています。化学薬品に触れた場 合は、水で洗い流し、医療措置を受けてください。 バッテリー液が漏れている場合は、修理してから使用 してください。 • バッテリー・パックの改造:バッテリーを分解したり、 改造や修理をしてはなりません。また、それにより、 誤作動や損傷が生じたバッテリーは使用してはなりま せん。 • バッテリー・パックは改造したり、つぶしたりしない でください。 • バッテリーは意図された用途にのみ使用してください。 • 今後の参考にするために、本器の資料は保管してくだ さい。 バッテリー・パックの推奨される安全な運搬方法 • 10 運搬中
第 1 章 スコープとメーターの使い方 本章について 本章では、本器のスコープとメーター機能について、手 順を追って説明します。ここで説明する手順は、本器の 機能をすべて網羅するものではありませんが、基本的な 機能を実行するメニューの使い方について基本的な例を 挙げて説明します。 日付、時刻および情報言語を調整するためのメニューは、 テスト・ツールに初めて電源が投入されたときの状態自 動的に切り替えられます。 本器の起動方法 通常の AC ライン・コンセントから本器に電源を供給する 場合には、図 2 に示す手順 (1 から 3) に従ってください。 バッテリー駆動の方法は第 6 章を参照してください。 3 2 on/off キーを押して、本器の電源を投入してく ださい。 電源が投入され、前回使用した時の設定状態で本器が起 動します。 BC190 1 図 2.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 本器のリセット方法 次の手順に従って本器をリセットして出荷時の初期設定に 戻せます。 本器の電源を切ります。 1 2 USER USER キーを押したままにします。 一旦押してから、離します。 3 本器の電源がオンになり、ビープ音が 2 回鳴り、リセッ トが無事完了したことを示します。 4 USER USER キーを放します。 図 3「リセット後の画面」に示す様な画面が表示されます。 12 図 3.
スコープとメーターの使い方 メニューの操作 メニューの操作 1 次の例では、本器の機能を選択するメニューの使い方を 説明します。手順 1 から 3 に従ってスコープのメニュー を開き、各項目を選択します。 2 1 2 SCOPE F4 キーを押すと、画面下部の 4 つの青色のファンクション・ キーに現在使用されている機能を 定義するラベルが表示されます。 1 SCOPE F4 3b 3b 3b ENTER ENTER ENTER 3a SCOPE Waveform Options ( 波 形 オ プ シ ョン) メニューを開きます。この メニューが画面下部に表示されま す。実際の設定は黄色い背景に表 示されます。黒い背景の設定は青 い矢印キーの作動時に変更し、 ENTER キーで確認できます。 3a 図 4.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 注記 メニューを閉じるには ます。 F4 キー LED (CLOSE) を押し 一部のキーには照明 LED が装備されています。LED 機能 は次の表に説明されています。 キー・ラベルおよびメニューを隠す方法 メニューあるいはキー・ラベルはいつでも隠すことができ ます。 CLEAR キー・ラベルを隠します。もう一度押すと キー・ラベルが表示されます (トグル機能)。 メニューが閉じます。 メニューあるいはキー・ラベルを表示するには、黄色のメ ニュー・キー (例えば SCOPE キー) を押します。 ほとんどのメニューは、 F4 使用して閉じることもできます ソフトキー CLOSE を HOLD RUN A B C D MANUAL AUTO TRIGGER 14 オン: ディスプレイはオフですが、本器は作 動しています。第 6 章の「ヒント」セ クションにある「自動オフ・タイマー 表示の設定」を参照してください。 オフ: 上記以外の場合 オン: 測定が停止し、画面がフリーズしてい ます。H
スコープとメーターの使い方 入力接続部 1 入力接続部 入力接続 本器の上端には、4 つの BNC 入力 (型番 190–xx4) または 2 つの BNC 入力および 2 つの 4mm バナナ・ジャック入 力 (型番 190-xx2) を使用しています。 測定を行うには、赤色の電圧測定用プローブを入力 A に、 赤色の電圧測定用プローブを入力 A に、青色の電圧測定 用プローブを入力 B に、グレーの電圧測定用プローブを 入力 C に、緑色の電圧測定用プローブを入力 D に接続し ます。各々の電圧プローブの短いアース・リードを測定対 象の基準電位に接続します (図 6 参照)。 絶縁された入力構造により、各入力部で独立した絶縁測 定が可能になります。 メーターの自動測定に関しては、本章の該当するセクシ ョンを参照してください。 ! 警告 ALL INPUTS ISOLATED フ ッ ク 式 ク リ ッ プ ま た は ア ー ス ば ね の ないプ ロ ー ブ の 場 合 は 、 感 電 を 避 け る た め 、 絶縁ス リーブを使用してください (図 1 アイテム e)。 注記 −
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル プローブ・タイプ設定の調整 正しい測定結果を得るには、プローブ・タイプ設定が接 続されているプローブ・タイプに対応している必要があ ります。入力 A プローブ設定を選択するには、次の手順 に従います。 1 2 図 6.
スコープとメーターの使い方 入力チャネルの選択 ヒント 入力チャネルの選択 入力チャネルを選択するには、次の手順に従います。 該当するチャネル・キー (A…D) を押 します。 A B - F1…F4 キーのラベルが表示されま す。チャネル・キーをもう一度押す と、ラベルがオフ・オンになります (トグル機能)。 D - チャネル・キーの LED がオンになり ます。 mV RANGE V 同じレンジ (V/div) に複数のチャネル (入力 A) を 設定するには、次の手順に従います。 − すべての対照チャネルについて、入力 A 測 定機能、プローブ設定、入力オプションを 選択します。 − 次のボタンを押したままにします。 − 次のうちいずれか、または全部を押したまま にします。 B 、 C 、 D − 次のボタンを放します。 - チャネルがオンになります。 C MOVE チャネル・キーの LED がオンになった ら、レンジ・キーや上下矢印キーがそ のチャネルに割り当てられたことを示 します。 1 A A 押したキーの LED がオンになります。上下矢印 キー
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル Connect-and-View™ を使用した全自動設定 Connect-and-View 機能は、複雑な未知の信号を自動的に表 示します。この機能は、ポジション、振幅、タイムベース 設定、それにトリガリングの設定を最適化させることによ り、ほとんど全ての波形を確実に安定した状態で表示しま す。信号に変化が生じた場合には、設定が自動的に調整さ れ、最高の表示結果が保たれます。この機能は、複数の信 号を素早くチェックしたいときに特に便利です。 2 MANUAL AUTO 手動レンジを選ぶには、2 回押しま す。画面右上に MANUAL が表示され、 キーLED がオンになります。 手動モード時に Connect-and-View 機能を有効にするには、 次の手順に従います。 1 MANUAL AUTO オートセットを実行します。画面の右 上に、AUTO が表示されます。キーLED はオフです。 下の行に、レンジ、時間ベース、トリガー情報が表示さ れます。 図 7に示すように、波形 ID (A) が画
スコープとメーターの使い方 自動スコープ測定方法 1 自動スコープ測定方法 画面左上に Hz 測定が表示されます (図 8 を参照)。 本器は、広い範囲の自動スコープ測定が可能です。結果 は波形のほかに、4 種類の数値でも確認できます。 読み値 1… 4: これらの読み値は個々に選択できるもので、 入力 A、入力 B、入力 C、入力 D 波形を測定できます。 入力端子 B で第 2 読み値としてピーク-ピーク測定を選択 するには次の手順に従います。 1 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示し ます。 入力 A について周波数測定を選択するには、次の手順に 従います。 1 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示し 2 F2 3 F1 READING .. メニューを開きます。 ます。 2 READING ..
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 図 8 は、2 つの読み値を表示する画面の例です。読み値が 2 つ以上ある場合、文字のサイズが小さくなります。 画面のフリーズ 画面はいつでもフリーズすることができます (すべての読 み値と波形)。 図 8.
スコープとメーターの使い方 平均、残像、グリッチ表示の使用方法 平均、残像、グリッチ表示の使用方法 波形を平滑化するには、次の手順に従います。 1 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示し WAVEFORM OPTIONS F4 平均係数: Average 64 を選択し ます。これにより、64 回の読み 値の平均が得られます。 ENTER Average: Normal (標準平均) ま たは Smart (高度平均、下記参照) を選択します。 6 ます。 2 ENTER 5 平均表示で得られる 平滑化波形 メニューを押 します。 1 平均機能は、帯域幅を損なわずに、波形のランダムノイ ズやホワイトノイズを抑制するときに使用します。図 9 に、平滑化した場合としない場合の表示例を示します。 高度平均 Average: へジャンプします。 3 4 ENTER On...
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 残像、エンベロープ、ドット結合で波形を表示する 残像を使用すると、信号が動的に表示されます。 1 2 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示します。 WAVEFORM OPTIONS F4 メニューを開き ます。 3 ENTER 図 9. 波形の平滑化 4 ENTER Waveform: に ジ ャ ン プ し 、 Persistence...
スコープとメーターの使い方 平均、残像、グリッチ表示の使用方法 を選択すると、測定されたサンプル のみが表示されます。ドット結合: オフは、変調信号やビデオ信号など の測定で役立つことがあります。 Display: Normal (標準) を選択する と、エンベロープ・モードがオフに なり、ドット結合機能がオンになり ます。 1 グリッチ表示 波形のグリッチをキャプチャするには、次の手順に従い ます。 1 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示し ます。 2 WAVEFORM OPTIONS F4 メニューを開 きます。 Glitch: On を選択します。 3 ENTER 4 F4 メニューを終了します。 この機能は、幅が 8 ns (8 ナノ秒。ADC のサンプリング速 度が 125 MS/s であるため)以上のイベント (グリッチまた はそたの非同期波形) を表示する、または HF 変調波形を 表示するときに使用します。 図 10.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 高周波ノイズの抑制 波形の捕捉 グリッチ表示オフ (Glitch: Off) にすると、波形の高周波 ノイズを抑制できます。平均化するとノイズはさらに抑 制できます。 捕捉の速度、波形、メモリの深さを設定します。 1 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示し 捕捉の速度を設定するには、次の手順に従います。 1 SCOPE 2 WAVEFORM OPTIONS F4 メニューを開 きます。 3 ENTER Glitch: Off を 選 択 し 、 次 に Average: On...
スコープとメーターの使い方 波形の捕捉 4 F4 表示された波形の極性を逆にする メニューを終了します。 極性を逆にするには、次の手順に従います (例:入力 A 波 形の場合)。 第 8 章の表 2 も参照してください。 AC 結合の選択 1 A リセット後、本器は DC 結合となり、AC と DC 電圧が表 示されます。 DC 信号上の小さな AC 信号を表示するときは、AC 結合 を使用します。AC 結合を選択するには、次の手順に従い ます。 1 A INPUT A 2 キー・ラベルを表示し ます。 キー・ラベルを表示し ます。 ENTER F2 INPUT A INPUT A メニューを開きます。 F4 3 2 1 Inverted を選択し、波形を逆に表 示します。 AC を反転表示します。 画面の左下に、AC 結合のアイコンが表示されます( )。 オートセットがこの設定にどのような影響を与えている かを確認できます。第 6 章「オートセット・オプションの 変更」を参照してください。 4 F4 メニューを終了します。 例えば、負の波形は、
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 可変入力感度 4 INPUT A メニューを開きます。 F4 可変入力感度は、入力感度を連続的に調整します。たと えば、基準信号の振幅をちょうど 6 div に設定できます。 あるレンジの入力感度は最高 2.
スコープとメーターの使い方 波形の捕捉 1 ノイズの多い波形の取り扱い 演算機能 +、-、x、XY-モードの使用 波形上の高周波ノイズを抑制するために、測定帯域幅を 20 kHz あるいは 10 MHz に制限することにができます。 この機能により表示波形が滑らかになります。また同じ 理由により、波形のトリガーが向上します。 2 本の波形を加算する (+)、減算する (-)、乗算する (x) こ とで、本器は演算結果の波形とソース波形を表示します。 例の入力 A で 10 kHz 帯域幅を選択するには、次の手順を 実行します。 1 A INPUT A キー・ラベルを表示し ます。 XY-モード は、垂直軸上の入力と水平軸上の別の入力を用 いたプロット図を作成します。 演算機能は、関連の波形上でポイント・ツー・ポイント 操作を実行します。 演算機能は次の手順で行います。 1 2 F4 3 ENTER INPUT A メニューを開きます。 2 Bandwidth: 選択して、10kHz の 帯域幅制限を受け入れます。 3 ヒント SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル ENTER Function: +、-、x、あるいは XYmode を選択します。 ENTER 第 1 の波形を Source 1: A、B、 C、D の中から選択します。 ENTER 第 2 の波形を Source 2: A、B、 C、D の中から選択します。 4 5 6 演算機能キー・ラベルが表示され ます。 7 F2 F3 F4 を押して、できた波形を 表示に合わせるためのスケール係 数を選択します。 演算機能スペクトラム (FFT) の使用 スペクトラム機能は、入力波形の色で、入力 A、B、C、 D 波形のスペクトル内容を示します。FFT (Fast Fourier Transform) を実行して振幅波形を時間ドメインから周波 数ドメインに変換します。 サイドローブの効果を軽減するには、自動ウィンドウ機 能を使用することをお勧めします。この機能は、一部し か存在しない波形を完全な周期数として分析するために 自動的に調整します。 ハニング、ハミング、またはウィンドウなしを選
スコープとメーターの使い方 波形の捕捉 Mathematics メニューを開き ます。 「WRONG TB」(不適切な TB) が表示される場合は、その 時間ベース設定では、テスト・ツールで FFT 結果を表示す ることができないことを示します。遅すぎるとエイリア シングが発生し、速すぎると画面に 1 周期の信号期間を 表示できなくなります。 Function: Spectrum を選択し ます。 7 F1 スペクトラムのソース波形を Source: A、B、C、D の中から選 択します。 8 F2 ENTER 9 F3 ENTER Window: Auto (自動ウィンドウ)、 Hanning、Hamming、None の中 から選択します。 10 F4 4 ENTER 5 6 1 波形 A、B、C、D でのスペクトル 分析を実行します。 水平の振幅スケールをリニアまた はログ (対数) に設定します。 垂直の振幅スケールをリニアまた はログ (対数) に設定します。 スペクトラム機能のオフとオンを 切り替えます (トグル機能)。 図 11 のような画面が表示されます
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 波形の比較 固定基準波形と実際の波形を比較表示できます。 基準波形を作成し、実際の波形とともに表示するには、 次の手順に従います。 1 2 SCOPE SCOPE キー・ラベルを表示します。 Waveform Options のメニューを 開きます。 F4 図 11.
スコープとメーターの使い方 波形の捕捉 4 ENTER On を選択して、基準波形を表示し ます。基準波形の例を次に挙げ ます。 - 最後に使用した基準波形 (最後に 使用した基準波形が利用できない 場合は、基準波形が表示されま せん。) - エ ン ベ ロ ー プ 機 能 (Envelope) がオンの場合は、エンベロープ波 形 6 ENTER 1 一時波形を保存して、基準用に継続 して表示します。ディスプレイに は、実際の波形も表示されます。 メモリーから保存した波形を呼び出して、基準波形とし て使用するには、第 5 章の「関連構成を用いた画面の呼 び出し」を参照してください。 次の図は、基準波形と ±2 ピクセルの追加エンベロープの 例を示しています。 Recall… を選択して保存した波形 (または波形エンベロープ) をメモ リーから呼び出し、基準波形とし て使用します。 New… を選択して NEW メニューを開きます。 REFERENCE 黒いピクセル: 基準波形 灰色のピクセル: ± 2 ピクセルのエンベロープ New… を選択した場合はステップ 5 へ、それ以外はステップ 6
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 合格-不合格テスト 波形の解析 実際の波形に対するテストを行うテンプレートとして基 準波形を使用できます。少なくとも 1 つの波形サンプル がテスト・テンプレートの範囲外にある場合は、合格また は不合格になったスコープ画面が保存されます。この画 面は、100 画面まで保存できます。メモリーが一杯になる と、最初の画面が消去されて新しい画面が保存されます。 CURSOR、ZOOM 、および REPLAY 合格–不合格テストの最も適切な基準波形は、波形エンベ ロープです。 波形エンベロープを使った合格–不合格機能を使用するに は、次の手順に従います。 1 前述の「波形の比較」で説明されている手順で、 基準波形を表示します。 2 ENTER Pass Fail Testing: メニューから次 のオプションを選択します。 Store “Fail”: 基準の範囲外にある サンプルのあるスコープ画面が保 存されます。 Store “Pass”: 基準の範囲外にある サンプルのないスコープ画面が保 存されます
スコープとメーターの使い方 自動メーター測定方法 (型番 190-xx4 用) 自動メーター測定方法 (型番 190-xx4 用) 本器には、幅広い自動メーター測定レンジが備わって います。4 つの読み値を、数値で表示することができます。 読み値 1 ...
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 次の例は、電圧相対測定の方法を示しています。まず基 準値を取得します。 1 METER METER キー・ラベルを表示し ます。 基準値として使用する電圧を測定 します。 2 3 4 F2 をオンにします。(ON が 反転表示されます。) これで基準 値が、後に続く測定で使う参照値 と し て 保 存 さ れ ま す 。 ADJUST REFERENCE ソフト・キー (F3) に より、基準値が調整できます (下 記のステップ 5 参照)。 RELATIVE 基 準 値 と 比 較 す る 電 圧 を 測 定し ます。 現在、大きな読み値は、実際の入力値から基準値を引いた ものです。実際の入力値は大きな読み値の下に表示されま す (実際の値:xxxx)。図 13 を参照してください。 34 図 13.
スコープとメーターの使い方 マルチメーター測定方法 (型番 190-xx2 用) 基準値の調節 マルチメーター測定方法 (型番 190-xx2 用) 基準値を調節するには、次の手順に従います。 5 F3 6 F1 1 画面にはメーター入力の測定値が表示されます。 Adjust Reference メニューを表示 します。 メーターの接続 該当する相対測定値を選択し ます。 メーター機能では、2 つの 4 mm シールド付き赤 ) および黒 (COM) のバナナ・ジャックを使用しま ( す ( 図 14 参照)。 調節する桁を選択します。 7 CAT II 1000V 桁を調節します。完了するまでス テップ 7 と 8 を繰り返します。 8 9 ENTER 新しい基準値を入力します。 CAT III 1000V CAT IV 600V 図 14.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル マルチメーターの測定方法 次の手順に従って、抵抗を測定します。 1 2 抵抗値がオーム (Ω) 単位で表示されます。バーグラフが 同時に表示されることを確認してください (図 15 参照)。 4 mm バナナ・ジャック入力端子に差し込んだ赤 および黒のテスト・リードを抵抗に接続します。 METER METER キー・ラベルを表示しま す。 3 F1 Ohms を反転表示にします。 4 5 36 Measurement メニューを開き ます。 ENTER 抵抗 (Ohms) 測定を選択します。 図 15.
スコープとメーターの使い方 マルチメーター測定方法 (型番 190-xx2 用) 1 電流の測定 スコープ・モードおよびメーター・モードのいずれのモー ドにおいても電流の測定が可能です。スコープ・モードで は測定を実行中に 2 つの波形を同時に表示することがで きるという利点があります。一方、メーター・モードでは 高分解能の測定が可能になるという利点があります。 次の例では、メーター・モードを使用する典型的な電流測 定について説明します。 警告 図 16.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 7 ENTER にします。 電流測定を実行します。 自動/手動レンジの選択 手動レンジを有効にするには、測定中に次の手順に従い ます。 図 17 に示されている様に測定結果が表示されます。 1 2 MANUAL AUTO mV 手動レンジを有効にします。 レンジを上 (V) 下 (mV) します。 RANGE V バーグラフの感度がどの様に変化するかを確認します。 手動レンジを使用して、バーグラフの感度および小数点 位置を設定します。 3 図 17.
スコープとメーターの使い方 自動/手動レンジの選択 メーター相対測定方法 相対測定は、現在の測定結果を基準値と比較表示します。 次の例は、電圧相対測定の方法を示しています。まず基 準値を取得します。 1 METER METER 1 大きな読み値は、実際の入力値から保存された基準値を 引いたものです。バーグラフは実際の入力値を示します。 実際の入力値と基準値は大きな読み値の下に表示されま す (実際の入力値: xxxx 基準値: xxx)。図 18 を参照してく ださい。 キー・ラベルを表示し ます。 基準値として使用する電圧を測定 します。 2 3 4 F2 をオンにします。(ON が 反転表示されます。) これで基準 値が、後に続く測定で使う参照値 と し て 保 存 さ れ ま す 。 ADJUST REFERENCE ソフト・キー (F3) に より、基準値が調整できます (下 記のステップ 5 参照)。 RELATIVE 基 準 値 と 比 較 す る 電 圧 を 測 定し ます。 図 18.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 基準値の調節 基準値を調節するには、次の手順に従います。 5 F3 Adjust Reference メニューを表示 します。 6 調節する桁を選択します。 7 桁を調節します。完了するまでス テップ 6 と 7 を繰り返します。 8 40 ENTER 新しい基準値を入力します。
第2章 レコーダー機能の使い方 本章について 本章では、本器の記録機能について、手順を追って説明 します。メニューの使い方および基本的な操作方法をわ かりやすい例を使って説明します。 レコーダー機能メイン・メニューを開く まず、スコープ・モードとメーター・モードのうち、どち らで測定を行うかを選択します。次に、レコーダー機能 メイン・メニューからレコーダー機能を選択します。メイ ン・メニューを開くには、次の手順に従います。 1 RECORDER RECORDERメイン・メニューを開き ます (図 19 を参照)。 図 19.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 長時間にわたるプロット測定 TrendPlot 機能の開始 (TrendPlot™) TrendPlot を開始するには、次の手順に従います。 TrendPlot 機能を使用して、スコープあるいはメーター測 定 (読み値) を時間の関数としてグラフ化します。 1 注記 Trendplot Scope と Trendplot Meter の操作手順 は同一であるため、次のセクションでは Scope Trendplot のみを説明します。 2 スコープあるいはメーターの自動測定を行うに は、第 1 章を参照してください。読み値がプ ロットされます。 RECORDER RECORDER メイン・メニューを開 きます。 Trend Plot を反転表示にします。 3 4 ENTER TrendPlot 記録を開始します。 本器は測定値のデジタルの読み値を連続的に記録し、こ れらの読み値をグラフ化します。TrendPlot では、紙に チャートを記録するチャート・レコーダーと同様に右から 左へ
レコーダー機能の使い方 長時間にわたるプロット測定 (TrendPlot™) 注記 TrendPlot を使用して 2 つの読み値を同時にグラ フ化する場合、画面はそれぞれ 4 目盛りの表示 領域を持つ 2 つの表示領域に分割されます。 TrendPlot を使用して 3 つまたは 4 つの読み値を 同時にグラフ化する場合、画面はそれぞれ 2 目 盛りの表示領域を持つ 3 つまたは 4 つの表示領 域に分割されます。 5 F1 2 RECORDER を STOP 状態にし、レ コーダー機能を一時停止します。 6 F1 RECORDER を RUN 状態にし、再起 動します。 注記 本器のTrendPlot は、測定に関連したカーソ ルでは実行できません。代替方法として、 FlukeView® ScopeMeter® ソフトウェアを使 用できます。 図 20.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 記録したデータの表示 レコーダー・オプションの変更 標準表示 (NORMAL)、では、最新の 12 目盛り分だけが表 示され、それ以前の記録はメモリーに保存されます。 画面の右下のステータスラインは時間を示します。現在 の時刻 (Time of Day) または測定開始からの経過時間 (From Start) のどちらかを選択して表示することができま す。 VIEW ALL はメモリー上のすべてのデータを表示します。 7 F3 波形の全体像を表示します。 F3 を繰り返し押すと、標準表示 (NORMAL) と全表示 (VIEW ALL) が交互に切り替わります。 前の手順 6 から引き続き、次の手順に従って、基準時間 を変更します。 7 RECORDER OPTIONS メニューを開 F2 きます。 記録用メモリーが一杯になると、過渡現象の情報を失う ことなく、すべてのデータが自動的に半分のサイズに圧 縮されます。これで、記録用メモリーの残り半分が再び 記録用として使用できるようになり
レコーダー機能の使い方 長時間メモリーによるスコープ波形の記録 (Scope Record) 2 長時間メモリーによるスコープ波形の記録 (Scope Record) SCOPE RECORD 機能は、1 つまたは 2 つの長い波形を記録 するロール式記録モードです。本機能は、各種の動作制 御信号の波形や UPS (無停電電源装置) の電源立上げ時の イベントなどを監視するのに使用されます。記録中に過 渡現象をすばやく捕捉でき、長時間メモリーによって 1 日以上の記録をとることができます。本機能は多くの DSO のロール式記録モードに類似していますが、より一 層充実した長時間メモリーおよび機能を備えています。 Scope Record 機能の開始 入力 A と入力 B 波形を記録する場合の例を示します。 1 2 入力 A と入力 B を入力します。 RECORDER RECORDER メイン・メニューを開 きます。 RECORDER メイン・メニューで、 3 ENTER Scope Record を反転表示にし て、記録を開始します。 図 21.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 記録したデータの表示 標準表示モードでは、時間の経過とともに画面の左端か ら押し出されたデータは長時間メモリーに保存されま す。 メモリーが一杯になると、メモリー上のデータの最 初のサンプルから順次消去され、記録が続けられます。 全表示モードでは、メモリー上の全データが画面に表示 されます。 4 F3 (記録されている全デー タの表示) と NORMAL 表示を交互 に切り替えます。 Single Sweep モードにおける Scope Record 機能 の使い方 Single Sweep 機能を使用すると、長時間メモリーが一杯 になった場合に記録を自動的に停止させることができ ます。 前節の手順 3 から引き続き、次の操作を続けます。 4 F1 5 F2 記録を停止して OPTIONS… ソフ トキーのロックを解除します。 VIEW ALL RECORDER OPTIONS メニューを開 きます。 カーソル機能とズーム機能で、記録された波形を解析で きます。第 3 章 「リプレイ、ズ
レコーダー機能の使い方 長時間メモリーによるスコープ波形の記録 (Scope Record) トリガーを使ったスコープ記録の開始と停止 6 2 RECORDER OPTIONS メニューを開 F2 きます。 障害を起こす電気イベントを記録するには、トリガー信 号で記録を開始または停止すると良い場合があります。 Start on trigger を使って記録を開始します。記録は、長 時間メモリーがいっぱいになると停止します。 Stop on trigger を使って記録を停止します。 7 Stop when untriggered を使ってすべての表示モードで 1 ディビジョン内で次のトリガーがかかるまで、記録を継 続します。 ENTER 型番 190-xx4 では、トリガー・ソースとして選択された BNC 入力上の信号はトリガーを実行しなければなりませ ん。 型番 190-xx2 では、バナナ・ジャック入力に印加される 信号 (EXT TRIGGER (in)) はトリガを実行しなければなりま せん。トリガー・ソースは自動的に Ext.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル ENTER 任意のトリガ・スロープ (Slope:) を選択し、Level: に移行し ます。 ENTER 0.12 V または 1.2 V トリガー・レ ベルを選択し、すべてのレコー ダー・オプションを承諾します。 9 10 11 トリガー信号を赤と黒の外部トリガ・バナナ入 力に印加します。 記録中は、サンプルは連続して長時間メモリーに保存さ れます。画面上には最後に記録された 12 つの分割の波形 が表示されます。メモリー全体の内容を表示するには、 View All (すべてを表示) を使用します。 注記 Single Shot トリガー機能に関するより詳しい説 明は、第 4 章「波形のトリガー」を参照してく ださい。 48 図 22.
第3章 リプレイ、ズーム、カーソル機能の使い方 本章について 100 件の最新スコープ画面の再表示 本章では、カーソル、ズーム、およびリプレイ分析機能に ついて説明します。これらの機能は、Scope、TrendPlot、 あるいは Scope Record の主機能において 1 つまたは複数 機能で利用することができます。 スコープ・モードでは、最新の 100 件までの画面が自動的に 保存されています。HOLD キー、あるいはREPLAYキーを押す と、メモリーの内容が固定されます。REPLAYメニューの機 能を使用して、保存された画面を 1 画面ずつ古いものにさ かのぼって表示し、分析したい画面を見つけます。この機能 により、HOLD キーを押さなかった場合でも、過去に捕捉し た信号を表示させることができます。 また、複数の分析機能を組み合わせて使用することも可能 です。これらの機能を使った典型的な応用例として は、次の様なものがあります。 • まず最初に、リプレイを使用して最後の画面を再表示 し、特定の画面を見つけます。 • ズームを使用して調べたい信号を拡大します。 • 最後に、カ
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 手順を追った再表示 次の手順に従って、保存したスコープ画面を 1 画面ずつ 表 示します。 1 REPLAY スコープ・モードから REPLAY メニ ューを開きます。 波形がフリーズされていて、 REPLAY が画面の上部に表示され ることを確認します(図 23 を参 照)。 2 F1 1 つ前の画面に戻ります。 3 F2 次の画面に進みます。 波形表示領域の下に、画面番号および対応する時間情報と ともに再生バーが次のように表示されます。 図 23.
リプレイ、ズーム、カーソル機能の使い方 100 件の最新スコープ画面の再表示 連続再表示 リプレイ機能の終了 ビデオ・テープを再生する様に、保存された画面を連続的 に再表示することも可能です。 次の手順に従って連続的に再表示します。 1 REPLAY スコープ・モードから、REPLAY メ ニューを開きます。 波形がフリーズされていることを 観察し、REPLAY が画面の上部に表 示されます。 2 F3 3 さかのぼった順序の状態から保 存された画面を連続して表示し ます。 4 F4 REPLAY 機能を終了します。 100 回までの断続現象の自動捕捉 本器をトリガー・モードで使用する場合には、トリガーさ れた画面を 100 画面まで捕捉します。 これにより、パルス・トリガーを使用して断続的なグリッ チ、あるいは UPS (無停電電源装置) の電源の立ち上がり を 100 回までトリガーして捕捉することが可能になりま す。このように、パルス・トリガー機能は 100 件の間 欠 的 に生じるグリッチをトリガー・キャプチャーしたり、 UPS 起動を 100 回キャプチャーできます。 ト
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 波形の拡大 ZOOM 機能を使用して波形を拡大することにより、波形を より詳細に表示することが可能になります。 次の手順に従って波形を拡大します。 1 ZOOM ZOOM キー・ラベルを表示します。 波形の描写が停止して、 ZOOM が 画面上部に表示されるとともに、 波形が拡大されます。 2 3 波形を拡大 (時間目盛りを短く) あるいは縮小 (時間目盛りを長く) します。 スクロール。位置表示バーが、波 形全体のどの部分が拡大されてい るかを示します。 ヒント キー・ラベルが画面の下部に表示されていない場 合でも、矢印キーを使用して拡大/縮小することが できます。s TIME ns キーを用いて、ズーム・ イ ン/アウトできます。 52 図 24.
リプレイ、ズーム、カーソル機能の使い方 カーソルを使用した測定 カーソルを使用した測定 カーソルを使用すると、波形の正確なデジタル測定ができ ます。この機能は、現在捕捉中の波形、記録された波形、 および保存された波形に対して適用できます。 3 注記 キー・ラベルが画面下部に表示されていない場合 でも、矢印キーを使用できます。これにより、全 画面表示中でも両方のカーソルを制御することが できます。 水平カーソルの使用 次の手順に従ってカーソルを使用して電圧を測定します。 1 CURSOR 2 F1 3 F2 6 が反転表示状態になるまで押 します。水平カーソルが 2 つ表 示 されることを確認します。 上側のカーソルを反転表示状態に します。 上側のカーソルを画面上の希望の 位置まで動かします。 4 5 スコープ・モードでカーソルの キー・ラベルを表示します。 F2 下側のカーソルを反転表示状態に します。 図 25.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 垂直カーソルの使用 7 F2 カーソル間で波形セクションの mVs-mAs-mWs 測定や RMS 測定で時間測定にカーソルを使用するには(T、1 / T)、 次の手順に従います。 1 CURSOR 2 F1 3 F3 4 F4 5 6 54 F2 右側のカーソルを反転表示状態に します。 スコープ・モードで、カーソルの キー・ラベルを表示させます。 が反転表示状態になるまで押 します。垂直カーソルが 2 つ表 示 されることを確認します。マー カ ー (—) は、カーソルが波形をわ たっ ていくときに通る点を示します。 サンプルの時間測定を行うには、T を選択します。 マーカーを配置する波形を選 択します。A、B、C、D または M(演 算)。 左側のカーソルを反転表示状態に します。 左側のカーソルを波形上の希望の 位置まで動かします。 図 26.
リプレイ、ズーム、カーソル機能の使い方 カーソルを使用した測定 注記 − mVs では、プローブ・タイプ「Voltage」 (電圧) を選択します。 − mAs では、プローブ・タイプ「Current」 (電流) を選択します。 − スペクトラム測定でのカーソルの使用 スペクトラムでカーソル測定を行うには、次の手順に従い ます。 1 mWs では、演算関数 x を選択します。一 方のチャネルでは「Voltage」を、他方の チャネルでは「Current」を選択します。 演算結果 (+ - x) の波形でカーソルを使用する 例えば、AxB 波形のカーソル測定では、入力 A 測定が (ミ リ) ボルトと入力 B 測定が (ミリ) アンペアの場合、 読み値 は ワットで示されます。 3 2 CURSOR スペクトラム測定から、カーソル のキー・ラベルを表示します。 カーソルを移動して、画面の上部 に表示される読み取り値を確認し ます。 その他の測定、例えば A+B、A-B、AxB のカーソル測定で は、入力 A と入力 B の測定単位が異なる場合、読み値は 表 示されません。 55
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 立ち上がり時間の測定 立ち上がり時間を測定するには、次の手順に従います。 1 CURSOR 2 F1 3 F4 4 F3 56 F2 波形の高さの 0%に下方のカーソ ルを移動します。マーカーは 10% に示されています。 読み値は、波形振幅の 10%から 90%までの立ち上がり時 間を示しています。 押して、 (立ち上がり時間) を反 転表示状態にします。2 つの水平 カーソルが表示されることに注目 してください。 複数の波形では、必要な波形、A、 B、C、D または M(演算機能がア クティブである場合)を選択し ます。 MANUAL または AUTO (自動的 に手順 5 から 7 を実行) を選択し ます。 波形の高さの 100%に上方のカー ソルを移動します。マーカーは 90%に示されています。 5 6 スコープ・モードから、カーソルの キー・ラベルを表示します。 7 もう 1 つのカーソルを反転表示状 態にします。 図 27.
第4章 波形のトリガー 本章について • 本章では、本器のトリガー機能に関して説明します。ト リガーは、本器がいつ波形の表示を始めるかを指定しま す。完全な自動トリガーを使用することも、1 つあるい は複数の主トリガー機能を制御する (半自動トリガー) こ ともできます。さらに、特別な波形を捕捉するために専 用のトリガー機能を使用することもできます。 信号が不安定な場合、または非常に低い周波数の場 合、信号をより良く表示するためにトリガーのレベ ル、傾き、トリガー遅延を制御することができます (次の節を参照)。 • 専用のアプリケーションでは、4 つの手動トリガー機 能のいずれかを使用します。 次は典型的なトリガーの応用例です。 • Connect-and-View™ 機能を使用すると、完全な自動 トリガーが利用できます。また、ほとんどの波形を 瞬時に表示できます。 • エッジ・トリガー • ビデオ・トリガー • パルス幅トリガー • 外部トリガー (型番 190-xx2 のみ) 57
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル トリガー・レベルおよび傾きの設定 Connect-and-View™ 機能を使用すると、自動トリガー を 使用して複雑な未知の信号を表示できます。 本器が手動レンジの場合、次の手順に従ってください。 MANUAL AUTO 自動設定を実行します。AUTO が画 面の右上部に表示されます。 自動トリガーは、ほとんどの信号を安定して表示するこ とができます。 これで、トリガーのレベル、傾き、および遅れなどの基 本トリガーを制御できます。トリガー・レベルおよび傾き を手動で最適化するには、次の手順に従ってください。 1 2 TRIGGER F2 TRIGGER キー・ラベルを表示します。 選択した波形に、正、負、または正 か負の傾きのトリガーを実行し ます。 デュアル・スロープ・トリガー (X) 機能を使用すると、本器は正の スロープも負のスロープもトリ ガーします。 3 58 F3 矢印キーを有効にしてトリガー・レベ ルを手動で調節できるようにします。 図 28.
波形のトリガー 遅延トリガーと早期トリガーの使い方 遅延トリガーと早期トリガーの使い方 トリガーが検出される時刻よりも前の、あるいは後の波 形を表示することができます。初期設定では、早期トリ ガーの表示用に 2 目盛り分が割り当てられています (負 の遅延)。 4 有効なトリガー信号が検知されると、トリガー・キーが 点灯し、数値が入力されていないトリガー・パラメー ターが表示されます。 トリガーが検出されない場合には、トリガー変数は灰色 で表示されます。 次の手順に従って遅延トリガーを設定します。 5 MOVE 押し続けて遅延トリガーを調節し ます。 画面上のトリガー・アイコン が、新しいトリガー位置 に移動することを確認します。トリガー位置が左側に移 動して画面から外れると、トリガー・アイコンが に変 わり、遅延トリガーを選択していることを示します。 逆にトリガー・アイコンが画面右側に移動した場合、早期 トリガー表示であることを示します。これにより、トリ ガー・イベント前の状況、またはトリガーの原因が確認 できます。 図 29.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 自動トリガーのオプション トリガー・メニューで、自動トリガー設定を次の手順に 従って変更することがきます (第 1 章の「Connect-andView™ を使った未知信号の表示」を参照)。 1 TRIGGER TRIGGER キー・ラベルを表示します。 自動トリガーの周波数レンジを > 15 Hz に設定すると、 Connect-and-View™ 機能の反応が速くなります。これは、 低周波数成分を分析しないようになるためです。しかし、 15 Hz 未満の周波数を測定する場合には、自動トリガーに 対して低周波成分を分析するように設定する必要があり ます。 4 ENTER 注記 TRIGGER キー・ラベルは、最後に使用したトリガー 機能によって異なる場合があります。 2 TRIGGER OPTIONS F4 メニューを開き ます。 3 AUTOMATIC TRIGGER ENTER 60 きます。 メニューを開 > 1 HZ を選択して測定画面に戻り ます。
波形のトリガー エッジ・トリガー 4 エッジ・トリガー 信号が不安定、または非常に低い周波数の場合、完全に 手動で制御を行うようにエッジ・トリガーを使用します。 次の手順に従って、入力 A の波形の立上がりエッジでト リガーを実行します。 1 TRIGGER TRIGGER キー・ラベルを表示しま す。 2 On Trigger を選択すると、波形を表示するためにトリ ガーが必要です。有効なトリガーが実行された時にだけ 画面を更新したい場合に、このモードを使用します。 Single Shot を選択すると、トリガーの待ち状態になりま す。トリガーを受け取ると波形が表示され、本器は保留 (HOLD) 状態になります。 TRIGGER OPTIONS メニューを開き F4 Free Run が選択されている場合、テスト・ツールは、ト リガーが存在しない場合でも、画面を更新します。画面 には、波形が常に表示されます。 ます。 通常は Free Run モードを使用してください。 4 ENTER Trigger Filter を Off に設定します。 5 3 TRIGGER ON ED
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル ノイズの多い波形に対するトリガー トリガー・フィルターを使用すると、ノイズの多い波形 でトリガーしたときに画面のジッターを軽減できます。 前例の手順 3 から引き続いて次の手順に従います。 4 ENTER 5 ENTER On Trigger を 選 択 し 、 Trigger Filter に移動します。 Noise Reject または HF Reject を On に設定します。これは、背 の高いトリガー・アイコン に よって示されます。 Noise Reject がオンの場合、トリガー・ギャップは大き くなります。 トリガーの待ち状態であることを示す MANUAL という文字 が画面上部に表示されます。トリガーを受け取ると直ち に波形が表示され、本器は保留 (HOLD) 状態になります。 画面上部の HOLD という文字は本器が保留状態であること を示します。 図 30 に示されている様な画面が表示されます。 5 HOLD RUN 新しく単発捕捉を実行するために本 器をトリガーの待ち状態にし
波形のトリガー エッジ・トリガー N サイクル・トリガー機能 N サイクル・トリガー機能を使用すると、サンプルの n サ イクル・バースト波形の安定した表示を作成することがで きます。 選択したトリガー・スロープに従う方向で波形がトリガ ー・レベルと N 回交差したときに、次のトリガーが生成さ れ ます。 7 サイクル数 N を設定します。 8 トリガー・レベルを調節します。 4 N サイクル(N = 2)トリガーと N サイクル・トリガーな しの波形は、図 31に表示されています。 N サイクル・トリガー機能を選択するには、61 ページの手 順 3 から再度操作を続行します。 4 ENTER 5 ENTER On Trigger または Single Shot を選択し、Trigger Filter に移行 します。 Trigger Filter On または Off を設 定します。 NCycle を On に設定します。 6 ENTER 画面下のキー・ラベルが変わり、N サイクル・トリガー設 定の選択が可能になります。 図 31.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 外部波形のトリガー (型番 190-xx2) 画面下のキー・ラベルによって、2 種類の外部トリガー・ レベル (0.12 V、1.2 V) が選択可能なことが分かります。 外部信号をトリガーにして、入力 A,B の波形を表示した い場合、外部波形のトリガーが使用できます。外部波形 のトリガーは、自動トリガー、エッジトリガーの、どち らでも使用できます。 1 信号を赤と黒の 4 mm バナナ・ジャック入力に 印加します。 ここでは、トリガー・オン・エッジの例を示します。外 部信号をトリガー・ソースとして選択するには次の手順 に従います。 2 3 64 TRIGGER F1 トリガー (On Edges) キー・ラベ ルを表示します。 Ext (外部) エッジ・トリガーを選 択します。 4 F3 Ext LEVEL ラベルの 1.
波形のトリガー ビデオ信号のトリガー 4 ビデオ信号のトリガー ビデオ信号でトリガーを実行するには、はじめに測定し ようとするビデオ信号の規格を選択します。 1 2 ビデオ信号を入力 A (赤) から入力します。 TRIGGER TRIGGER キー・ラベルを表示し ます。 3 TRIGGER OPTIONS F4 メニューを表示 します。 図 32.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル ビデオ・フレームのトリガー ビデオ・ラインのトリガー FIELD 1 または FIELD 2 によって、フレームの前半部分 (奇数) あるいは後半部分 (偶数) のいずれかでトリガーを 実行するかを選択します。次の手順に従って、フレーム の後半部分でトリガーをします。 ALL LINES によってすべてのライン同期パルス (水平同 期) に対してトリガーを実行します。 7 F1 FIELD 2 を選択します。 偶数フィールドの信号部分を表示します。 8 F2 ALL LINES を選択します。 1 つのラインの信号が表示されます。水平同期パルスに対 してトリガーが実行されると、直ちに画面が更新され、 次のライン信号が表示されます。 ライン番号を指定して、特定のビデオ・ラインをより詳細 に表示することができます。例えば、ビデオ・ライン 123 を測定するには、手順 6 から引き続いて次の手順に従い ます。 9 10 F3 ビデオ・ラインの選択を有効にし ます。 123 を選択します。
波形のトリガー パルスのトリガー パルスのトリガー ENTER 正パルスのアイコンを選択し、 Condition に移行します。 ENTER
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル ヒント トリガーされた画面はすべて再表示メモリ-に 保存されます。例えば、グリッチに対してトリ ガーを設定した場合には、 100 個のグリッチを 時 間 ス タ ン プ と と も に 捕 捉することが可能で す。REPLAY キーで保存したすべてのグリッチ を 表示することができます。 損失パルスの発見 次の例は、正パルスの列で損失パルスを発見する方法に ついて説明します。通常、2 つのパルスに 100 ms の間隔 があるとします。この時間間隔が 200 ms では、1 回パル スが損失しています。このような損失パルスをトリガー するには、約 150 ms よりも 大きな間隔をトリガーする ように設定します。この設定を行うには、 次の手順に従います。 1 TRIGGER TRIGGER キー・ラベルを表示しま す。 2 TRIGGER OPTIONS F4 メニューを開き ます。 図 33. 狭いグリッチのトリガー 3 ENTER 68 Pulse Width on A...
波形のトリガー パルスのトリガー 4 次の手順に従って、パルス幅を 110 ms に設定します。 7 4 ENTER 5 ENTER 正パルス間でトリガーを実行する ために正パルスのアイコンを選択 し、Condition に移行します。 8 F1 矢印キーを有効にして、パルス幅 を調節できるようにします。 110 ms を選択します。 >t を 選 択 し 、 Update に 移 行 し ます。 On Trigger を選択します。 6 ENTER パルス間でトリガーを実行することができるようになり ます。パルス条件を設定するトリガー・メニューが画面下 部に表示されていることを確認します。 図 34.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 70
第5章 メモリーおよび PC の使い方 本章について 各ポートは入力端子から完全に絶縁され、使用しない時 には埃防止カバーで覆われています。 本章では、3 つの主モード (スコープ、メータ-、レコー ダー) における本器の全般的な機能について手順を追って 説明します。本章の終わりでは、コンピューターの通信 について説明します。 USB ポートの使用 次のように、本器には USB ポートが 2 つあります。 • データ記憶装置としての外付け Flash メモリードライ ブを接続する USB ホスト・ポート (USB-スティック) • PCからのリモートコントロール制御やデータ転送の ために、本器のPCへ接続するためのミニUSB-B ® ポート (80 ページの「FlukeView の使用」を参照し てください)。 図 35.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル データの保存および呼び出し 次の操作を実行できます。 • 画面および設定をメモリーに保存できます。保存し た画面およびセットアップをメモリーから呼び出せ ます。テスト・ツールは、30 件の画面とセットアッ プ・メモリー、10 件の記録およびセットアップ・メ モリー、9 件の画面画像メモリーを備えています。 データは不揮発性の Flash メモリーに保存されます。 • 表 1 も参照してください。 • 最高 256 の画面とセットアップを USB メモリー・デ バイスに保存したり、メモリーから呼び出したりし ます。 • 保存される画面およびセットアップに、任意の名前 を付けます。 • 後から画面や記録を呼び出し、画像を分析できま す。 • セットアップを呼び出し、呼び出された操作構成で 測定を続行できます。 注記 データは不揮発性の Flash メモリーに保存され ます。 72 バッテリーが取り外され、BC190 電源アダプター から電力が供給されていない場合、保存されてい ない機器の
メモリーおよび PC の使い方 データの保存および呼び出し − 保存されたデータを表示するファイル・リストで は、次の記号が使われています。 セットアップ + 1 画面 5 関連セットアップを含めた画面の保存 例えば、スコープ・モードで、画面およびセットアップ を保存するには、次の手順に従います。 1 セットアップ + リプレイ画面/レコード・デ ータ SAVE SAVE キー・ラベルを表示します。 この時点で画面はフリーズします。 セットアップ + トレンドプロット・データ 2 F1 SAVE メニューを開きます。 画面の画像 (imagexxx.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 3 F1 ターゲット・メモリーINT (内蔵メ モリー) または USB (USB デバイ ス) を選択します。 4 ENTER Screen+Setup を選択し、SAVE AS メニューを開きます。 USB を選択した場合は、SAVE メ ニューが更新されます。 下の例では、Save As: デフォルト 名+シリアル番号、および OK SAVE はすでに選択されています。 この画面 + セットアップの名前を 変更する、またはデフォルト名を 変更する方法は、下記の「名前の 編集」を参照してください。 5 CSV 形式で、USB にデータを保存 できます。保存された .
メモリーおよび PC の使い方 データの保存および呼び出し 空メモリーがない場合 8 空いているメモリー位置がない場合は、最も古いデータ ・セットを上書きするかどうかを尋ねるメッセージが表 示されます。次の手順のうち、いずれかを行います。 最も古いデータ・セットを上書きしない場合は、 - F3 を押してから、1 つまたは複数のメモリー を 削除してから、保存します。 最も古いデータ・セットを上書きする場合は、 - F4 を押します。 F1 6 F2 9 ENTER EDIT NAME メニューを開きます。 文字を入力する位置まで移動し ます。 F3 7 ENTER 次の文字を選び、ENTER を押すと 変更が確定します。 完了するまで、手順 6 と 7 を繰り 返します。 OK SAVE を反転表示にし、変更後 の名前て画面を保存します。 本器によって生成されたデフォルト名を変更するには、 手順 8 から次の手順に進みます。 9 ENTER ENTER 画面 + セットアップの名前を任意のものに変更するに は、手順 4 から引き続き、次の手順を行います。 5 名前を
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 画面を .bmp 形式 (印刷画面) で保存する 関連セットアップを含んた画面の削除 画面をビットマップ (.bmp) で保存するには、次の手順に 従います。 画面および関連セットアップを削除するには、次の手順 に従います。 1 2 SAVE F3 SAVE キー・ラベルを表示します。 次の場所に画面を保存します。 − − 1 SAVE 2 F4 USB デバイスが接続されてい ない場合は、内蔵メモリー (INT) 3 F1 USB デバイスが接続されてい る場合は、USB デバイス 4 ファイルは固定名 (IMAGE) とシリアル番号 (例:IMAGE004.
メモリーおよび PC の使い方 データの保存および呼び出し 関連セットアップを含めて画面を呼び出す 画面およびセットアップを呼び出すには、次の手順に従 います。 1 SAVE SAVE キー・ラベルを表示します。 5 実測波形と比較するための基準波形として画面を呼び出 す方法については、第 1 章「波形の比較」を参照してく たさい。 セットアップの呼び出し セットアップを呼び出すには、次の手順に従います。 1 SAVE キー・ラベルを表示します。 2 F2 RECALL メニューを開きます。 3 F1 ソース、内蔵メモリー (INT)、USB デ バイスのうちから選択します。 2 F2 RECALL メニューを開きます。 DATA を反転表示にします。 3 F1 選択を承認し、ファイル名フィール ドに移動します。 ソース、内蔵メモリー (INT)、USB デバイスのうちから選択します。 4 4 5 ENTER 呼び出すファイルを選択します。 6 7 ENTER 選択された画面 + セットアップを呼 び出します。 画面に呼び出された波形と HOLD が表
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 注記: VIEW モードでは、保存された「レコード + セッ 保存された画面の表示 保存された画面を表示しながらメモリーをスクロールす るには、次の手順に従います。 1 SAVE SAVE キー・ラベルを表示します。 2 F2 RECALL メニューを開きます。 3 F1 ソース、内蔵メモリー (INT)、USB デ バイスのうちから選択します。 4 ENTER 6 F2 9 78 画面を表示し、ビューワーを開き ます。 保存されているすべての画面をスク ロールします。 7 8 ファイル名フィールトに移動します。 1 つのファイルを反転表示にします。 5 F3 F4 トアップ」のリプレイ画面は表示できません。 ここでは、そのとき保存が実行されているもの だけが表示されます。すべてのリプレイ画面を 呼び出すには、RECALL オプションを用いてそ れをメモリーから呼び出します。 保存された画面とセットアップ・ファイルの名前の 変更 保存されたファイルの名前を変更するに
メモリーおよび PC の使い方 データの保存および呼び出し 7 8 ENTER メニューを開きます。 3 F1 文字を入力する位置まて移動し ます。 F2 F3 別の文字を選択します。 9 ENTER 10 RENAME 5 ENTER 保存された画面とセットアップ・ファイルのコピー と移動 ファイルをコピー・移動するには、次の手順に従います。 1 2 SAVE F4 SAVE 選択を承認し、ファイル名フィー ルドに移動します。 コピーまたは移動するファイルを 選択します。 6 ファイルをコピーして、内蔵メモリーから USB デバイス に移動したり、USB デバイスから内蔵メモリーに移動し たりできます。 ソース、内蔵メモリー (INT)、USB デバイスのうちから選択します。 もう一方のメモリーが移動先にな ります。 ファイルをコピーするには COPY を 反転表示にし、移動 (コピーして移 動元のファイルは削除する)するに は MOVE を反転表示にします。 4 完了するまで、手順 8 と 9 を繰り返 します。 名前を承認し、RENAME メニューに 戻り
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル FlukeView®の使用 FlukeView® ソフトウェアを使用すると、波形データと画面 のビットマップを PC やノートブック・コンピューターに ダウンロードして、高度な処理を行うことができます。 本器用のUSBドライバーと、機能限定版の ® FlukeView Demoバージョンが、本器に同梱されている CD-ROMに収録されています。 図 36.
第 6 章 ヒント 本章について 標準アクセサリーの使い方 本章では、本器を最高の状態で使用していただくための 情報やヒントについて説明します。 電圧プローブ、テスト・リード、および種々のクリップ類 などの標準アクセサリーの使い方を図で示します。 81
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル A 図 37. グランド・スプリングを使用した高周波電圧 プローブの接続方法 警告 感電や火災を避けるために、アースとの電位差 が 30 Vrms を超える場合には、グランド・スプ リングを接続しないでください。 図 38. フック式クリップおよびアース用アリゲーター・ クリップを使用した電子機器向けの接続方法 警告 感電を避けるために、フック式クリップを使用 しない場合は、プローブ・チップに絶縁スリー ブ (図 1.
ヒント 独立絶縁された入力部の使い方 独立絶縁された入力部の使い方 独立して浮遊している絶縁入力部を使用して、お互いに 独立した信号を測定することができます。 独立した絶縁入力部は、基準点やアースが共通の入力部 と比べて、安全性と測定能力に優れています。 独立して浮遊している絶縁入力部を使用した測定 本器は、独立して浮遊している絶縁入力部を備えていま す。各入力セクション (A、B、C、D – A、B、メーター入 力) には、独自の入力信号と基準入力部が備わっています。 各入力部の基準入力部は、他の入力部の基準入力部から 電気的に絶縁されています。この絶縁入力機構により、 本器はあたかも 4 台の独立した測定器のように機能し、 幅広く使用することができます。次に、独立した絶縁入 力部の利点について説明します。 • 独立した浮遊信号の同時測定が可能です。 • 複数のアース接地 (common) が互いに直接接続され ていないため、複数の信号を測定する場合の短絡事 故の危険性を著しく減少させることができ、より高 い安全性が得られます。 • 複数のアース接地があるシステムで測定を行う場合、 誘起される
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 警告 A B C D 感電を避けるために、基準 (アース) リードを使 用する場合は、絶縁されたものまたはフック・ クリップ (図 1、アイテム e) を使用してください。 基準リードに印加する電圧は、プローブ・チッ プ近くのアース・リングにも存在します (図 40 を参照)。これにより、複数のプローブの基準入 力部同士が誤って接触するのも防ぐことができ ます。また、プローブの露出による回路の短絡 も防止できます。 図 39. プローブ、機器、および周辺部間の寄生容量 注記 図 39、41、43 に示すような容量は、信号のリン ギングを引き起こす可能性があります。リンギ ングは、プローブ・ケーブルの周りにフェライ ト・ビーズを組み込むことによって制限できま す。 84 図 40.
ヒント 独立絶縁された入力部の使い方 6 図 42. 基準リードの正しい接続方法 図 41.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 立掛けスタンドの使い方 本器には立掛けスタンドか付属されており、テーブル上 に置いて使用する場合に、見やすい角度で立てておくこ とができます。図 44 に典型的な立掛けスタンドの使い方 を示します。 図 43. 基準リードの誤った接続方法 基準リード D が拾ったノイズか、寄生容量によってアナ ログ入力増幅器に伝達する場合があります。 図 44.
ヒント Kensington®ロック Kensington®ロック ® 本 器 に は 、 Kensington ロ ッ ク に 適 合 す る セ キ ュ リ ティー・スロットかあります (図 44 参照)。 6 ハンドストラップの装着 本器には、吊り下げストラップか付いています。下の図 はストラップの正しい取り付け方を示しています。 ロック可能なケーブルをケンジントン・セキュリ ティー・スロットに使用すると、本器の盗難を防ぐことが できます。ロック可能なケーブルは、コンピューターのア クセサリー販売店などで購入できます。 図 45.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 本器のリセット方法 キー・ラベルおよひメニューを隠す方法 本器を工場出荷時の初期設定状態に戻すには次の手順に従 います。 メニューあるいはキー・ラベルはいつでも隠すことができ ます。 本器の電源を切ります。 1 2 USER 押し続けます。 一旦押してから離します。 3 本器の電源かオンになりビーフ音が 2 回鳴り、リセット か無事完了したことを示します。 4 88 USER 離します。 CLEAR キー・ラベルを隠します。もう一度押すと キー・ラベルが表示されます (トクル機能)。 メニューが閉じます。 メニューあるいはキー・ラベルを表示するには、黄色のメ ニュー・キー (例えば SCOPE キー) を押します。 メニューは F4 ソフトキー CLOSE を使用じても閉 じることができます。
ヒント 表示言語の変更 6 表示言語の変更 コントラストおよび輝度の調節 本器を使用している時、画面下部にメッセージが表示さ れる場合があります。これらのメッセージを表示する言 語を選択することができます。次の例では、英語または フランス語が選択できる型番の製品を使用しています。 表示言語を英語からフランス語に変更するには、次の手 順に従います。 次の手順に従って、コントラストおよび輝度を調節します。 1 2 USER F2 1 2 USER キー・ラベルを表示します。 USER F4 USER キー・ラベルを表示します。 矢印キーを有効にして、コントラ ストおよび輝度を手動て調節でき るようにします。 3 コントラストを調節します。 4 バックライトを調節します。 LANGUAGE SELECTメニューを開き ます。 注記 調節したコントラストや輝度は、新たに調節し直 すまで有効です。 FRENCH を反転表示状態にします。 3 4 ENTER 表示言語としてフランス語を有効 にします。 注記 テスト・ツールで使用可能な言語は、この例とは 異なる場合があ
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 日付と時刻の変更 本器には日時を表示する時計か付属しています。例えば、 日付を 2013 年 4 月 19 日に変更するには、次の手順に従 います。 1 USER 4 ENTER 04 を選択して、Day: に移行します。 5 ENTER USER キー・ラベルを表示します。 6 2 USER OPTIONS メニューを開きます。 F1 ENTER ENTER DATE ADJUST メニューを開きます。 ENTER 90 19 を選択して、Format: に移行し ます。 DD/MM/YY を選択して、新しい日付 7 3 2013 を選択して、Month: に移行 します。 を確定します。 時刻は Time Adjust… メニューを開いて変更することが できます (手順 2 および 3)。
ヒント バッテリーの節電方法 6 バッテリーの節電方法 電源オフ・タイマーの設定 バッテリーで稼動している場合、本器は自動的に電源を 切断して、消費電力を抑えるように設定されています。 30 分以上どのキーも押さずにいた場合、この機能が自動 的に作動します。 初期設定では、電源オフ時間は 30 分です。電源オフ時間 を 5 分に設定するには、次の手順に従います。 自動電源オフ機能は TrendPlot あるいはスコープ記録モー ドでは機能しませんが、バックライトは暗くなります。 バッテリーの残量が少なくなっても記録は継続され、メ モリ-は安全に保持されます。 自動電源オフ機能を使用せずにバッテリーの電源を節約 するには、表示の AUTO-off オプションを使用できます。 表示は、指定時間 (30 秒または 5 分) が過ぎるとオフにな ります。 1 2 USER USER キー・ラベルを表示します。 USER OPTIONS メニューを開きます。 F1 3 BATTERY SAVE OPTIONS メニューを ENTER 開きます。 ENTER Instrument A
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 表示 AUTO-off タイマーの設定 表示を再びオンにするには、次の手順に従います。 初期設定では、表示 AUTO-off タイマーは無効になってい ます (表示自動オフが設定されていない状態)。次の手順に 従って、表示 AUTO-off タイマーを 30 秒または 5 分に設 定することができます。 • 任意のキーを押します。表示が再度見えるようにな り、表示の自動オフ・タイマーが再び開始されます。 時間が経過すると、表示がオフになります。 • 電源アダプターを接続すると、AUTO-off タイマーは 無効になります。 1 2 USER USER キー・ラベルを表示します。 USER OPTIONS メニューを開きま F1 す。 BATTERY SAVE OPTIONS メニューを 3 ENTER 開きます。 ENTER Display Auto-OFF で 30 Seconds または 5 Minutes を選択します。 4 選択した時間が経過すると、表示がオフになり
ヒント 自動設定オプションの変更 自動設定オプションの変更 (自動設定) キーを押した場合の自動設定の 応答は、次の手順に従って選択できます。 4 ENTER AUTO-MANUAL 1 USER USER キー・ラベルを表示します。 6 1 Hz and up を選択し、Input Coupling: に移行します。 (自動設定) キーを押すと、DC 結合または変 化無しを選択できます。 AUTO-MANUAL Unchanged を選択します。 5 ENTER 2 USER OPTIONS メニューを開きます。 F1 (自動設定) キーを押すと、キー・グリッ チ・キャプチャーは On または変化無しを選択できます。 AUTO-MANUAL Unchanged を選択します。 6 ENTER AUTO SET ADJUST メニメニューを 3 ENTER 開きます。 注記 周波数レンジを > 15 Hz に設定している場合、本器は低 周波信号成分を分析しないため、Connect-and-View 機能 はよりすばやく反応します。しかし、15 Hz より低い周波
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 94
第7章 保守 本章について クリーニング 本章では、ユーザーによって行うことのできる基本的な 保守作業について説明します。サービス、分解、修理、 および校正などの詳細情報に関しては、Service Manual (英 語 版 サ ー ビ ス ・ マ ニ ュ ア ル ) を参照してください。 (www.fluke.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル バッテリーの充電 製品発送時には、Li-ion バッテリーは充電されていない場 合があるため、使用する前に必ず本器の電源をオフにし て、約 5 時間充電してください。 本器がバッテリーで稼動している場合には、画面上部の バッテリー表示にバッテリーの残量が表示されます。 。バッテ バッテリー記号は、次の通りです が表示されると、残り作動時間 リー表示に次の記号 は通常の状態で 約 5 分です。101 ページの「バッテリー 情報の表示」も参照してください。 バッテリーの充電および本器に通電する場合は、図 46 に 示されているように電源アダプターを接続します。本器の 電源をオフにして充電すると、より短い時間で充電できま す。 注意 充電中のバッテリーの過熱を避けるため、仕様 で規定されている温度を超える環境では充電し ないでください。 注記 例えば、業務時間外などで長時間充電器を接続 したままにしておいても、本器が損傷を受ける ことはありません。自動的にトリクル充電状態 になります。 96 図 46.
保守 バッテリー・パックの交換 7 バッテリー・パックの交換 警告 交換には Fluke BP290 (190-xx4 用には不適) ま たは BP291 のみを使用してください。 アダプターから電源が供給されていない場合、本器のメ モリーに保存されるデータを維持するには、30 秒以内に バッテリーを交換しなければなりません。データの損失 を防ぐため、バッテリーを取り外す前に、次のいずれか の措置を講じます。 − − テスト・ツールの不揮発性 Flash メモリー、コン ピューター、または USB にデータを保存します。 電源アダプターを接続します。 バッテリー・パックを交換するには、次の手順に従います。 1. すべてのプローブやテスト・リードを取り外します。 図 47. 電池収納部カバーのロック解除 2. スタンドを取り外すか、本器に付けたまま畳みます。 3. 電池収納部カバーのロックを解除します (図 47)。 4. 電池収納部カバーを持ち上げて取り外します (図 48)。 5. バッテリーの端を持ち上げ、取り出します (図 49)。 6.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 図 48. 電池収納部カバーの取り外し 98 図 49.
保守 電圧プローブの校正 電圧プローブの校正 仕様を損なわないように、電圧プローブを調節して最適 な周波数応答を得る必要があります。10 対 1 プローブお よび 100 対 1 プローブの校正は、高周波調整および直流 校正からなります。プローブの校正は、入力チャネル用 プローブに適合します。 4 F3 PROBE ON A メニューを開きます。 5 F1 PROBE CAL… を選択します。 7 次の例では、10 対 1 電圧プローブの校正方法を説明し ます。 A 1 2 INPUT A キー・ラベルを表示します。 PROBE ON A メニューを開きます。 F3 適切なプローブ・タイプがすでに選 択されている (黄色の影部分) 場合 は、手順 5 に進んでください。 3 ENTER Probe Type: Voltage および Attenuation: 10:1 を選択します。 図 50.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 10 対 1 プローブ校正の開始を確認するメッセージが表示 されます。 6 F4 プローブ校正を開始します。 プローブの接続方法を示すメッセージが表示されます。 図 50 に示すように、赤い 10 対 1 電圧プローブを入力 A とプローブ構成基準信号に接続します。 完全な方形波が表示されるまで、 プローブの外装内のトリマねじを 調節します。 7 トリマねじの調節方法は、プロー ブの取扱い方法の説明を参照して ください。 8 100 F4 引き続いて直流校正を実行しま す。自動直流校正は、10 対 1 電圧 プローブに対してだけ行うことが できます。 本器は自動的にプローブの校正を行います。校正中はプ ローブに触れないでください。直流校正が正常に完了す るとメッセージが表示されます。 9 F4 前の画面に戻ります。 入力 B の 10 対 1 電圧プローブ (青) 、入力 C の 10 対 1 電圧プローブ (グレー)、入力 D の 10 対 1 電圧プローブ (緑) で同様の手順を繰り
保守 バージョンと校正情報の表示 7 バージョンと校正情報の表示 バッテリー情報の表示 バージョン番号および校正実行日を表示することができ ます。 バッテリー情報の画面には、バッテリーの残量とシリア ル番号に関する情報が表示されます。 1 USER USER キー・ラベルを表示します。 前項の手順 2 から、次の操作を行います。 3 F1 BATTERY INFORMATION メニューを開 きます。 2 F3 VERSION & CALIBRATION 画面を開き ます。 4 3 F4 画面を閉じます。 画面には、製品番号 、ソフトウェアのバージョン 、シリ アル番号、校正 番号と最新の校正日、インストールされ ている (ソフトウェアの) オプションが表示されます。 F4 前の画面に戻ります。 「レベル」は、利用可能なバッテリー容量を、現在の最大 バッテリー容量の割合 (%) で示したものです。 「残り時間」は、残っている稼動時間 (推定) を示します。 本器の仕様 (第 8 章参照) は、1 年周期の校正を基にして います。 再校正は、資格のある技術者が
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 部品とアクセサリー 次の表は各種テスト・ツールの交換部品およびオプション・アクセサリーの一覧です。オプション・アクセサリーの詳細に ついては、www.fluke.
保守 部品とアクセサリー 7 交換部品(続き) 項目 注文コード 電圧プローブ・セットは、(赤または青またはグレーまたは緑) VPS410-II-R (赤) 本セットには次の部品が付属しています (個別には入手できません)。 • 10 対 1 電圧プローブ、500 MHz (赤、青、グレー、緑) • フック式クリッププローブ・チップ用 (黒) • アース・リードミニ・アリゲーター・クリップ付き (黒) • アース・スプリングプローブ・チップ用 (黒) • 絶縁スリーブ (黒) • プローブ・チップ - BNC アダプター VPS410-II-B (青) VPS510-II-G (グレー) VPS510-II-V (緑) 各製品を確認するには、2 ページの図 1 を参照してください。 電圧/CAT 定格については、VPS410 取扱説明書を参照してください。 103
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 交換部品(続き) 交換用電圧プローブ・セット VPS410 および VPS410-II RS400 本セットには次の部品が付属しています (個別には入手できません)。 • プローブ・チップ用フック式クリップ (黒) 1 • ミニ・アリゲーター・クリップ付きアース・リード (黒) 1 • プローブ・チップ用アース・スプリング (黒) 2 • プローブ・チップ用絶縁スリーブ (黒) 2 各製品を確認するには、2 ページの図 1 を参照してください。 電圧/CAT 定格については、VPS410 取扱説明書を参照してください。 BNC 50 Ω (1) 終端器 (2 ピース・セット、黒) TRM50 リチウムイオン・バッテリー (26 Wh、型番 190-xx4 には不適) BP290 リチウムイオン・バッテリー (52 Wh) BP291 ハンドストラップ 946769 104
保守 部品とアクセサリー 7 オプションの付属品 (続き) 項目 注文コード 電圧プローブ・セットは、Fluke 190-50x テスト・ツールで使用するよう 設計されています。 VPS510-R (赤) 本セットには次の部品が付属しています (個別には入手できません)。 • 10:1 電圧プローブ、500 MHz (赤、青、グレー、緑) • フック式クリッププローブ・チップ用 (黒) • アース・リードミニ・アリゲーター・クリップ付き (黒) • アース・スプリングプローブ・チップ用 (黒) • 絶縁スリーブ (黒) • プローブ・チップ - BNC アダプター 交換用電圧プローブ・セット VPS510 VPS510-B (青) VPS510-G (グレー) VPS510-V (緑) RS500 本セットには次の部品が付属しています (個別には入手できません)。 • プローブ・チップ用フック式クリップ (黒) 1 • ミニ・アリゲーター・クリップ付きアース・リード (黒) 1 • プローブ・チップ用アース・スプリング (黒) 2 • プローブ・チップ用絶縁スリーブ (黒) 2 • プローブ
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル オプションの付属品 (別売品) 項目 注文コード プローブ・アクセサリー拡張セット – VPS410, VPS410-II AS400 本セットには次の部品が付属しています (個別には入手できません)。 • プローブ・チップ用工業用アリゲーター・クリップ (黒) 1 • プローブ・チップ用 2 mm テスト・プローブ (黒) 1 • プローブ・チップ用 4 mm テスト・プローブ (黒) 1 • バナナ・ジャック用工業用アリゲーター・クリップ (黒) 1 • 4 mm バナナ・ジャック付きアース・リード (黒) 1 ソフトウェアおよびキャリング・ケース一式 SCC290 このセットには次の部品が付属されています。 • FlukeView デモバージョンをフル稼働バージョンに転換する FlukeView ソフトウェア有効化キー • ハード・キャリング・ケース C290 Windows® 用FlukeView® ScopeMeter® ソフトウェア (フルバージョン) SW90W ハード・キャリング
保守 部品とアクセサリー 7 オプションの付属品 (別売品) (続き) 吊り下げフック。本器をキャビネットのドアや仕切りに掛けるために使用 します。 HH290 50 オーム同軸ケーブル・セット。安全設計の絶縁 BNC コネクター付き 1.5 m ケーブル 3 本 (赤 1、グレー1、黒 1) が付属されています。 PM9091 50 オーム同軸ケーブル・セット。安全設計の絶縁 BNC コネクター付き 0.5 m ケーブル 3 本 (赤 1、グレー1、黒 1) が付属されています。 PM9092 安全設計の BNC T ピース、オス BNC~デュアル・メス BNC (完全絶縁)。 PM9093 BNC 50 Ω (1) 終端器 (2 セット、黒) TRM50 10 : 1 電圧プローブ、200 MHz (赤、青)、2.5 m VPS212-R (赤)、VPS212-G (グレー) 1 : 1 電圧プローブ、30 MHz、1.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル トラブルシューティング • 起動後数秒で本器の電源が切れる場合 • • • バ ッ テ リ ーが空の可能性があります。画面右上の バッテリー表示を確認してください。 は、バッテ リーが空になっており、充電の必要があることを示 しています。BC190 電源アダプターを接続してくだ さい。 本器が作動せず、「表示 auto off」タイマーが有効な 場合は、第 6 章の「表示 AUTO-off タイマーの設定」 を参照してください。画面をオンにするには、任意 のキーを押す (「表示 AUTO-off タイマー」が起動し ます) か、電源アダプターを接続します。 電源オフ・タイマーが有効になっています。第 6 章の 「電源オフ・タイマーの設定」を参照してください。 本器の電源がオフにならない場合 入力操作を受け付けず、本器の電源がオフにならない場 合、次の操作を行います。 • • • 本器の電源が入っていることを確認してください。 • 本器と PC 間をつなぐインターフェース・ケーブルが しっか
保守 トラブルシューティング 7 バッテリーで作動する Fluke アクセサリーが機能し ない場合 • バッテリー駆動の Fluke のアクセサリーを使用する 場合、使用前に必ず Fluke マルチメーターでアクセ サリーのバッテリー状態をチェックするか、指定さ れている手順に従ってください。 109
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 110
第8章 仕様 はじめに 性能特性 Fluke は、数値で示している特性を許容誤差範囲内で保証 ® します。許容誤差のない数値は、同一ScopeMeter テス ト・ツールのレンジの公称値を表わしています。 本器は、電源投入後、30 分および 2 回の完全なデータ取 得に対して指定されている確度に適合しています。仕様 は、1 年周期の校正を基にしています。 環境データ 安全性 本器は、EN/IEC 61010-1、EN/IEC 61010-2-030、EN/IEC 61010-31、測定、コントロール、研究用の電気器具に対 す る 安 全 要 求 事 項 (Safety Requirements for Electrical Equipment for Measurement, Control, and Laboratory Use) に従って設計およびテストが行われています。 本マニュアルには、安全に操作し、本器を安全な状態に 保つため各種の情報と警告が記載されています。ここに 指定された方法以外で本器を使用した場合は、安全保護 機能が損なわれる恐れがあります。 本マニュアルに記載されている環境データ
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル オシロスコープ 絶縁された入力 A、B、C、D (垂直) チャネル数 Fluke 190-xx2 .................................................... 2 (A, B) Fluke 190-xx4 .............................................. 4 (A,B,C,D) 帯域幅、DC 結合 FLUKE 190-50x .................................. 500 MHz (-3 dB) FLUKE 190-2xx.................................... 200 MHz (-3 dB) FLUKE 190-1xx.................................... 100 MHz (-3 dB) FLUKE 190-062 .....................................
仕様 オシロスコープ FLUKE 190-102, -104: 5 ns~4 µs /div (全チャネル) ............ (1.25 GS/s まで) 10 µs~120 s/div ..................................... 125 MS/s FLUKE 190-062: 10 ns~4 µs /div (全チャネル) .......... (625 MS/s まで) 10 µs~120 s/div .......................................... 125 MS/s 8 グリッチ検出 4 µs〜120 s/div........... 最短 8 ns までのグリッチを表示 波形表示 ........................................................ A、B、C、D、 演算 (+、-、x、X-Y モード、スペクトラム) 標準、平均、残像、基準 タイム・ベース確度 ......................... ±(100 ppm + 0.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル トリガーおよび遅延 エッジ・トリガー トリガー・モード ...................................... 自動、エッジ、 ビデオ、パルス幅、N 周期 外部 (190-xx2) 画面更新...................自動更新、トリガーごと、単発捕捉 入力源 ................................A、B、C、D、EXT (190-xx2) 傾き ............................................................. 正、負、二重 トリガー遅延 ....................................... +1200 目盛りまで トリガー・レベル制御範囲 ....................................... ±4 div 早期トリガー表示 ...............................................
仕様 オシロスコープ 8 ビデオ・トリガー 連続自動設定 標準... PAL、PAL+、NTSC、SECAM、インタレースなし 自動レンジ減衰器とタイム・ベース、自動入力選択による 自動 Connect-and-View ™トリガー。 モード ............................................. ライン、ライン選択、 フィールド 1 またはフィールド 2 入力源 ............................................................................ A 極性........................................................................ 正、負 感度................................................ 0.7 目盛り同期レベル パルス幅トリガー 画面更新 ....................................トリガーごと、単発捕捉 トリガー条件 ............
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 自動スコープ測定 読み値の確度は、18 °C~28 °C の条件下で ± (読み値の % + カウント) です。18 °C 以下または 28 °C 以上の条件 下では、1 °C ごとに 0.1 x (明記された確度) を加えてくだ さい。10 対 1 プローブ使用時の電圧測定に対しては、 129 ページの「10 対 1 プローブ」を参照してください。 最低 1.5 周期の波形が画面上に表示されている必要があり ます。 一般 入力 ................................................................ A、B、C、D DC コモン・モード除去 (CMRR) ........................... > 100 dB AC コモン・モード除去 (50、60 または 400 Hz)........ > 60 dB DC 電圧 (VDC) 最大電圧 10 対 1 プローブ使用時 .................................
仕様 自動スコープ測定 AC または DC 結合、高周波数: 60 Hz~20 kHz ....................... ±(2.5 % + 15 カウント) 20 kHz~1 MHz ......................... ±(5 % + 20 カウント) 1 MHz~25 MHz ...................... ±(10 % + 20 カウント) より高い周波数に対しては、本器の周波数帯域の減衰 が確度に影響します。 確度、190-xx4 DC 結合: DC~60 Hz .................................±(3 % +10 カウント) 8 AC+DC 電圧 (真の実効値) 最大電圧 10 対 1 プローブ使用時 ...................................... 1000 V 直接 (1 対 1) ......................................................... 300 V 最大分解能 10 対 1 プローブ使用時 ....................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル アンペア (AMP) フルスケールの読み値 ................................ 999 カウント オプションの電流プローブまたは電流シャントを使用 確度 1 Hz~全帯域幅 ...........................±(0.5 % + 2 カウント) (4 s/div~10 ns/div、10 波形が画面上に表示されている 場合。) 測定範囲 .......................... VDC、VAC、VAC+DC と同じ プローブ感度 ................. 100 μV/A、1 mV/A、10 mV/A、 100 mV/A、400 mV/A、 1 V/A、10 V/A、100 V/A デューティ-・サイクル (DUTY) 確度 ................................. VDC、VAC、VAC+DC と同じ (電流プローブまたは電流シャント確度を加えてくだ さい。) レンジ ................
仕様 自動スコープ測定 8 V/Hz 位相 (A、B、C、D) 目的.................................可変 AC モーター速度ドライブ レンジ ..................................................... -180 ~ +180 度 の基本周波数で割った Vpwm 測定値 (Vpwm を参照) を表示すること。 確度........................................................... %Vrms + %Hz 分解能 ....................................................................... 1 度 注記 確度 0.1 Hz~1 MHz ...................................................... ±2 度 1 MHz~10 MHz ....................................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル Fluke 190-xx4 用のメーター測定 Fluke 190-xx2 用のメーター測定 上述のように、大きな画面エリアを利用して、スコープ 波形情報を最小化することで、一度に 4 回の自動スコー プ測定が表示できます。この仕様については、上記の 「自 動スコープ測定」を参照してください。 すべての測定の確度は、18 °C ~28 °C の間で、± (読み値 の% + カウント数) 以内となっています。 18 °C 以下または 28 °C 以上では、1 °C ごとに 0.1x (仕様 確度) を加えてください。 メーター入力 (バナナ・ジャック) 入力結合.......................................................................DC 周波数 応答 ...................................... DC ~10 kHz (-3 dB) 入力インピーダンス ...........
仕様 Fluke 190-xx2 用のメーター測定 抵抗 (Ω) 温度 (TEMP) レンジ ................................... 500.0 Ω, 5.000 kΩ, 50.00 kΩ, 500.0 kΩ, 5.000 MΩ, 30.00 MΩ オプションの温度プローブ使用 フル・スケールの読み 500 Ω~5 MΩ ............................................ 5000 カウント 30 MΩ ....................................................... 3000 カウント 確度.................................................. ±(0.6 % + 6 カウント) 8 レンジ .................................................. -40.0~+100.0 °C -100.0~+250.0 °C -100.0~+500.
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル AC+DC 電圧 (真の RMS) レンジ ........ 500.0 mV、5.000 V、50.00 V、500.0 V、1100 V フル・スケールの読み................................ 5000 カウント 確度 DC~60 Hz .................................... ±(1 % +10 カウント) 60 Hz~1 kHz ............................. ±(2.5 % +15 カウント) より高い周波数に対しては、本器の入力の周波数ロー ル・オフが確度に影響します。 すべての確度は、波形の振幅がフル・スケールに対して 5 % よりも大きい場合に有効となります。 電流 (AMP) レコーダー TrendPlot (メータ-またはスコープ) 長時間に渡ってメータ-またはスコープ測定の最小値と 最大値をグラフ表示するチャート・レコーダー 測定速度................................
仕様 ズーム、リプレイ、カーソル 捕捉モード ..........................................................単発掃引 連続ロール トリガーによる開始・停止 時間基準 ............................... 記録開始からの時間、時刻 ズーム、リプレイ、カーソル ズーム ズームには、全記録の表示から個々のサンプルの詳細表 示まであります。 リプレイ 最大 100 個の 4 系統入力スコープ画面の表示 再生モード ..................... 手順を追った再生、連続再表示 8 カーソル測定 カーソル・モード ................................... 1 x 垂直カーソル 2 x 垂直カーソル 2 x 水平カーソル (スコープ・モード) マーカー ............................. 交差する点への自動マーカー 測定 .........................................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 充電式 Li-ion バッテリー(型番 BP 290、BP291): Life Time (容量の 80% 以上) ............... 充電/放電 300 回 その他 ディスプレイ 表示範囲 ................................................ 126.8 x 88.4 mm 分解能 ................................................ 320 x 240 ピクセル バックライト .................................... LED (温度補正付き) 2 明るさ ......................... 電源アダプター使用時: 200 cd/m バッテリー使用時: 90 cd/m2 充電中の 許容環境温度:................................................ 0 ~ 40 °C 自動電源オフ時間 (バッテリー節約): .....
仕様 その他 8 内蔵メモリー(190-xx2/190-xx4) インターフェース・ポート スコープのメモリー数 .................................................. 30 各メモリ-は 2 または 4 波形と対応する設定の保持が可能 本器には 2 つの USB ポートがあります。これらのポート は、浮遊測定回路から完全に独立しています。 レコーダーのメモリー数 ..............................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 環境 放射およびイミュニティ環境................ EN/IEC61326-1 (携帯機器) 環境 ..................................... MIL-PRF-28800F、クラス 2 保護等級............................................ IP51, ref: IEC60529 温度 作動時: バッテリー装着 ............................................ 0~40 °C バッテリー装着なし ..................................... 0~50 °C 保管時 ........................................................ -20~+60 °C 標準 湿度(最大相対湿度) 作動時: 0~10 °C ...............................................
仕様 標準 8 最大浮遊電圧 安全性 次の規格に適合するように設計されています。1000 V Measurement Category III 600 V Measurement Category IV (付属の 10:1 のプローブで):適合基準: • • • EN/IEC 61010-1 汚染度 2 EN/IEC61010-2-030 IEC61010-031 FLUKE 190-xxx、(直接または VPS410 使用時) 任意の端子からアースまで .................... 1000 V CAT III 600 V CAT IV 任意の端子間 .......................................... 1000 V CAT III 600 V CAT IV FLUKE 190-xxx + VPS510 任意の端子からアースまで ...................... 300 V CAT III 任意の端子間 ............................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル MAX. INPUT VOLTAGE (Vrms) VOLTAGE (Vrms) CAT IV 500 200 200 100 100 50 50 20 30 20 10 10 5 5 2 2 1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 5 10 20 50 100 FREQUENCY (MHz) 図 51. 最大入力電圧と周波数 128 CAT III 1000 500 1 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1 2 5 10 20 50 100 200 FREQUENCY (kHz) 図 52.
仕様 10 対 1 プローブ VPS410 8 10 対 1 プローブ VPS410 確度 本器で調整されたプローブの確度: DC~20 kHz ........................................................... ±1 % 20 kHz~1 MHz ...................................................... ±2 % 1 MHz~25 MHz .....................................................
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 電磁イミュニティ 標準のアクセサリーを含む Fluke 190 Series II は、下の表に加え、EN-61326-1 に準拠しています。 スコープ・モード (10 ms/div: VPS410 電圧プローブを短絡させた条件での波形妨害 (表 3 )。 表 3. (E = 3V/m) 周波数 障害なし 障害 < フルスケールの 10 % 障害 > フルスケールの 10 % 80 MHz~450 MHz ≥ 500 mV/d 100、200 mV/div 2、5、10、20、50 mV/div 450 MHz~1 GHz すべての他のレンジ 1.4 GHz〜2 GHz すべての他のレンジ 2 GHz ~ 2.
付録 付録 題目 ページ A USB ドライバーのインストール .............................................................................. A-1 B バッテリー・パック MSDS ......................................................................................
付録 A USB ドライバーのインストール はじめに Fluke 190 シリーズII ScopeMeter® には、コンピューター と接続するためにUSBインターフェース (コネクター: USB ミニBタイプ) が付いています。本器と通信するため には、ドライバーをコンピューターにインストールしな ければなりません。本書では、Windows XPコンピュータ ーにドライバーをインストールする方法を説明します。 他のバージョンのコンピューターへも類似の方法でイン ストールできます。 Windows XP 、 Vista 、 Win 7 用 の ド ラ イ バ ー は 、 Windows Driver Distribution Center で取り扱っており、 インターネットに接続しているコンピューターで自動的 にダウンロードできます。 ドライバーは、Windows Logo Verification (ロゴ承認) を受 け、Microsoft Windows Hardware Compatibility Publisher の署名を受けています。これは Win 7 へのインストール の要件です。 注記
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル USB ドライバーのインストール USB ドライバーをインストールするには、次の手順に従います。 1 Fluke 190 シリーズ II 機器(本器)をPCに接続します。コン ピューターと本器が両方とも起動している場合、USBケーブル は差し込んだり、抜いたりできます(ホット・スワップ)。電源 は切る必要がありません。 Fluke 190 シリーズ II用のドライバーがインストールされてい なくても、Windowsは検出された「新しいハードウェア」を示 し、新しいハードウェアのインストール・ウィザードが開き ます。 PC設 定 に よ り異 な り ま す が 、 Windows がWindows Update Webサイトで最新バージョンを検索する許可を求めてくること があります。インターネットに接続している場合は、「はい (Yes)」を選択して「次へ (Next)」をクリックすることをお勧 め し ま す 。 CD-ROM ま た は ハ ー ド ・ ド ラ イ ブ か ら ド ラ イ バーをインストール
付録 USB ドライバーのインストール 2 A 次のウィンドウで「次へ (Next)」をクリックすると、ソフト ウェアが自動的にインストールされます。 Windows が イ ン タ ー ネ ッ ト を 介 し て 、 Windows Driver Distribution Centerからドライバーを自動的にダウンロードし ます。インターネットに接続されていない場合、ScopeMeter® に付属されているCD-ROMからドライバーを読み込む必要があ ります。 3 画面の指示に従ってください。 終了したら「Finish」をクリックすると、ドライバー・インス トールの最初のステップが完了します。 A-3
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 4 最初のステップが完了したら、New Hardware Wizard が再び開始 され、シリアル・ポート・ドライバーがインストールされます。 「次へ (Next)」をクリックすると、ソフトウェアが自動的にイン ストールされます。 Windows が イ ン タ ー ネ ッ ト を 介 し て 、 Windows Driver Distribution Centerからドライバーを自動的にダウンロードしま す。インターネットに接続されていない場合、ScopeMeter® に付 属されてい る CD-ROMからドライバーを読み込む必要があり ます。 5 画面の指示に従ってください。 終了したら「終了 (Finish)」をクリックすると、ドライバー・イ ンストールの最後のステップが完了します。 これで、ScopeMeter® を FlukeView® ソフトウェア SW90W のバ ージョン V5.
付録 USB ドライバーのインストール 6 A ドライバーが正しく読み込まれたかどうかを確認するには、 ScopeMeter® 190 シリーズ II をコンピューターに接続し、デバ イス・マネージャーを開きます。(お使いのバージョンの Windows でデバイス・マネージャーを開く方法については、 コンピューターのヘルプ・ファイルを参照してください。) デバイス・マネージャーで、「+」の符号をクリックして、ユニ バーサル・シリアル・バス・コントローラーを展開します。 「Fluke 190 ScopeMeter®」が一覧に入っていることを確認して ください。 デバイス・マネージャーで、「+」の符号をクリックして、 「ポート (COM および LPT)」および「ユニバーサル・シリア ル・バス・コントローラー」を展開します。「Fluke USB Serial Port COM(5)」が一覧に入っていることを確認してください。 ※COM ポート番号は異なっている場合もあり、Windows に よって自動的に割り当てられます。 A-5
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル 注記 A-6 1) アプリケーション・ソフトウェアは、Windows の自動設定とは異なるポート番号を要求する場合がありま す 。 ( 例 : Com 1 ~ 4 の 範 囲 ) こ の よ う な 場 合 、 COM ポ ー ト 番 号 は 手 動 で 変 更 で き ま す 。 異なる COM ポート番号を手動で割り当てるには、「Fluke USB Serial Port COM(5)」を右クリックし、 プロパティーを選択します。プロパティー・メニューで、ポート設定タブを選択し、「Advanced…」をク リックしてポート番号を変更します。 2) 場合によっては、PC にインストールされているほかのアプリケーションが新しく作られたポートに自動 的に割り当てられてしまうことがあります。このような状況では、だいたいの場合、Fluke 190 シリーズ II ScopeMeter の USB ケーブルを取り外し、もう一度差し込むだけで問題は解決します。
付録 バッテリー・パック MSDS B 付録 B バッテリー・パック MSDS Li-ION バッテリー・パック バッテリーの化学性物質安全性データ・シート (MSDS)、 あるいは適合情報については、Fluke までお問い合わせ ください。 B-1
ScopeMeter® Test Tool 190 Series II ユーザーズ・マニュアル B-2