User's Manual

測定方法
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デューティー・サイクルの測定
デューティー・サイクル (またはデューティー・ファク
ター) とは、信号が 1 サイクルの間にトリガー・レベル以
上あるいは以下にある時間の比率です (図 9)。デュー
ティー・サイクル・モードは、ロジック信号およびスイッ
チング信号のオンまたはオフの時間測定用に最適です。
子燃料噴射装置やスイッチング電源などのシステムは、
なる幅のパルスによって制御されており、デューティー・
サイクルの測定によりチェックできます。
デューティー・サイクルを測定するには、周波数を測定す
るように本器をセットしてから、再度 Hz を押します。
周波数機能の場合と同様に、E を押すことで本器のカ
ウンターのスロープを変更できます。
5 V ロジック信号には DC 6 V レンジを使用し、 自動車用
12 V 開閉信号には DC 60 Vレンジを使用します。正
弦波には、多重トリガーを引き起こさないような最も低い
レンジを使用します (通常、歪みのない信号であれば、
選択された電圧レンジの最大 10 倍の振幅まで利用可能
です)。
デューティー・サイクルの読みが安定しない場合は、MIN
MAX を押して、それから AVG (平均) 表示に移動して
ください。
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9. デューティー・サイクル測定のコンポーネント