User's Manual
80 Series V
ユーザーズ・マニュアル
32
MIN MAX
記録モード
MIN MAX モードでは、最小と最大の入力値が記録され
ます。入力が、記録されている最小値より低く、または、
記録されている最大値より高くなると、本器はビープ音を
発し、新しい値を記録します。間欠的な読みを記録、現場
を離れている間に最大値を記録、または被試験装置を操作
しており本器を見ることができない場合に読みを記録す
るときなどに、このモードを利用できます。MIN MAX モー
ドは、MIN MAX モードが起動されてから取られた全ての
読みの平均を算出することもできます。MIN MAX モード
を使用するには、表 7 の機能を参照してください。
応答時間は、新しい値が記録されるために、入力が留まっ
ていなければならない時間の長さです。応答時間が短いほ
ど、短い事象が記録できますが、確度は下がります。応答
時間を変更すると、それまで記録されていたすべての読み
の値が消去されます。83 は 100 ミリ秒の応答時間、87 は
100 ミリ秒および 250 μs (ピーク) の応答時間を持ちます。
250 µs 応答時間は、画面上では「p」と表示され
ます。
100 ミリ秒の応答時間は、電源のサージや突入電流を記録
したり、間欠的障害を見つけたりする際に最適です。
100 ms で表示される真の平均値 (AVG) は、記録を開始し
てから取得したすべての読み取り値の数学的積分です (過
負荷は破棄されます)。平均の読みは、不安定な入力を平
均化したり、電力消費を計算したり、回路が活性状態であ
る時間率を推計したりする際に便利です。
Min Max は、100 ms より長く続く信号の極値を記録し
ます。
ピークは、250 µs より長く続く信号の極値を記録します。
スムーズ機能 (パワー・アップ・オプションの
み)
入力信号が急激に変わる場合は、「スムーズ」機能を使っ
て、ディスプレイでより安定した読み取り値を表示でき
ます。
スムーズ機能を使用するには、次の手順に従います。
1. 本器の電源を入れる際
C を押します。C
を離すまで、「5___」が表示されます。
2. スムーズ機能のアイコン (g) がディスプレイの
左側に表示され、スムーズ機能がオンになっている
ことを示します。










