User Manual

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SHAPE
の調節と接続について
1 – バランス
信号ソースのバランス接続ができるXLRプラグは、標準配線方式を用います。
1番ピン = グランド(シールド)
2番ピン = ホット(同相の信号)
3番ピン = コールド(逆相の信号)
この入力はバランスのソースの感度に対応する+4dBuの感度を有します。
2 – アンバランス
信号ソースのアンバランス接続ができるRCA プラグは、通常「コールド(3番ピン)」を「グランド(1番ピン)」
につなぎます。この接続は一般的にケーブル上で行います。この入力はアンバランスのソースの感度に対応する-10
dBVの感度を有します。アンバランス入力の感度はバランス入力より12 dB高いです。
3 - HPF
ハイパスフィルタスイッチにより、12 dB/オクターブのハイパスフィルタのオン・オフが可能になります。ステレ
オ構成(2.0)で使用する場合には、スイッチをFR(フルレンジ:ハイパスフィルタを無効にする)に設定するこ
とをお勧めします。Shape 40 はFRと80 Hzの2ポジションスイッチを搭載しています。Shape 50 65 Twin
はFR、45、60、90 Hz の4ポジションスイッチを搭載しています。1つ以上のサブウーファーを備えたシステム
として使用する場合、またはリスニングルームが低周波数を増加させがちな場合は、45、60、80 (Shape 40)
または 90 Hz への設定をお勧めします。
4 - ON/OFF
ON/OFFスイッチで内蔵アンプの電源をオンまたはオフにします。ポジションをOFFからON に切り替えると、ス
ピーカーは「スタンバイ」モードになります。「スタンバイ」モードを無効にするには、音声信号をスピーカーに
送れば、スピーカーが信号を検知して自動的に「スタンバイ」から「オン」に移行します。
5 - LFシェルビング
LFシェルビング・ポテンショメータは250 Hz以下の音量補正をオンまたはオフにします。リスニングルームの音響
がこの周波数帯を自然に減衰させる場合は+2 または +3 dB、音響的に特に問題のない場合は0、スピーカーが壁際
や部屋の角に設置されている場合は-2、-4 または -6 dBに設定することをお勧めします。
取扱説明書
6- LMF EQ
LMF EQ・ポテンショメータは160 Hzの中心周波
数、Q値は1の音量補正をオンまたはオフにします。ス
ピーカーが机やコンソールおよび反射を引き起こす台の
上に設置されている場合は、-1、-2 または-3dBに設
定することをお勧めします。
7 - HFシェルビング
HFシェルビング・ポテンショメータは4.5 kHz以上の
音量補正をオンまたはオフにします。リスニングルーム
の音響がこの周波数帯を自然に減衰させる場合(音が響
かない環境)は+2 dB、音響的に特に問題のない場合は
0、リスニングルームの音響がこの周波数帯を自然に増
加させる場合(音が響く環境)は-2または -3 dBに設定
することをお勧めします。