User's Manual

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本機能は指紋画像の特徴情報を認証に利用するものです。このため、
指紋の特徴情報が少ないお客様の場合は、指紋認証機能が利用できな
いことがあります。
指紋の登録には同じ指で3回以上の読み取りが必要です。異なる指で
登録を行わないでください。
認証性能(正しく指をスライドさせた際に指紋が認証される性能)は
お客様の使用状況により異なります。指が濡れていたり汗をかいてい
たり、手が乾燥しているなど、指の状態によっては、指紋の登録が困
難になったり、認証性能が低下することがあります。その場合、手を
洗う、手を拭く、認証する指を変えるなど、お客様の指の状態に合わ
せて対処することで、認証性能が改善されることがあります。
指紋の登録認証の際は、第1関節をセンサー中央に合わせ、センサー
と平行になるように指を押し当てながら指紋センサーの領域を通過
するまで下方向へスライドさせます。登録時と認証時の指の位置の違
いによる認証失敗を防ぐためには、機と同じ方向に指を置いてスラ
イドさせてください。
スライドが速すぎたり遅すぎたりすると、正常に認識できないことが
あります。
親指は指紋の渦の中心がずれたりゆがんだりして、登録や認証が困難
な場合があります。できるだけ指紋の渦の中心が指紋センサーの中心
を通過するようにスライドさせてください。
指紋が正常に読み取れなかったときは、警告メッセージが表示されま
す。
指紋センサーに指を置いたまま指紋の登録・認証を開始すると、起動
できない場合があります。指を離して操作をやり直してください。
デスクトップパソコンなどアースを必要とする機器と本機を
microUSBケーブル(市販品)で接続するときは、必ず機器のアース
が接続されていることを確認してください。アースが接続されていな
い状態で接続している間は、指紋認証できない場合があります。本機
を機器から取り外して指紋認証を行ってください。
指紋認証技術は完全な本人認証・照合を保証するものではありませ
ん。当社では本製品を使用されたこと、または使用できなかったこと
によって生じるいかなる損害に関しても、一切責任を負いかねますの
であらかじめご了承ください
指紋センサー表面のシート部は防水性を維持するための保護膜です。
はがしたり、ペン先など鋭利なものでつついたりしないでください。
指紋センサー表面は防水性を有していますが、指紋センサー表面や操
作する指先に水滴や汚れが付着した場合は誤動作の原因となります。
柔らかい布で水滴・汚れを取り除いてご使用ください。また、水分に
より指先がふやけた場合でも、誤動作の原因となる場合があります。
ぶつけたり、強い衝撃を与えたりしないでください。故障および破損
の原因となることがあります。また、センサー表面をひっかいたり、
先の尖ったものでつついたりしないでください。
爪やストラップの金具など硬いものを押し付けると、指紋センサー表
面に傷が付くことがあります
泥などで指紋センサー表面が汚れたり、表面に傷が付いたりすると、
故障および破損の原因となることがあります。
指紋認証利用時のご注意
指紋センサー利用時のご注意